トップメッセージ 優良な営業資産の着実な積み上げにより、 四半期純利益は2期連続で過去最高を更新しました。 代表取締役 社長執行役員 瀬川 大介 当第2四半期連結累計期間におけるわが国経 1,448億円と7期連続の増収、営業利益はリース・ 済は、個人消費の持ち直しや経済対策を下支え 割賦事業が順調に伸長したことにより、前年同期 に、力強さは欠きながらも緩やかな回復基調を維 比5.3%増加の88億円と過去最高となりました。 持しています。ただし、円高や海外経済の減速、 イ 四半期純利益は、前年同期比9.6%増加し60億円 ンバウンド消費の落ち込みなどを背景に、企業収 と第2四半期において過去最高を更新しました。 益下振れへの警戒感は根強く、不透明な状況が なお、中間配当金につきましては、1株当たり 2.5円増配の30円とさせていただきました。通期 続いております。 このような経済環境のなか、当社は引き続きベ では60円と、22期連続の増配※を予定しておりま ンダー営業を軸として、収益性を重視した優良資 す。株主の皆様には、引き続きご支援を賜ります 産の増大と新しい成長領域の構築を図りました。 よう、心からお願い申し上げます。 総取扱高は前年同期並みの1,825億円となりま したが、営業資産残高は前期末に比べ114億円増 ※2000年3月期の株式分割による実質増配を含みます 「親会社株主に帰属する四半期純利益」および「親会社株主に帰 加し、7,639億円となりました。 属する当期純利益」をそれぞれ「四半期純利益」、「当期純利益」と その結果、売上高は前年同期比6.3%増加の ■売上高・四半期純利益 表記しています。 ■配当金( 年間配当金) (■売上高/■四半期純利益) (億円) 1,500 1,448 1,363 1,284 (億円) 150 60.0 (予想) (円) 60 55.0 50.0 1,000 51 54 60 500 15.5 27.5 30 27.5 16.3 30.0 (予想) (予想) 50 0 0 2014/9 2015/9 2016/9 10 中間配当金 22.5 3 配当性向 15.4 100 (%) 20 期末配当金 27.5 30.0 2016/3 2017/3 0 0 2015/3 RL I - nfo 世界的な景気減退の流れを受けて今年2月、 億円上回る2,850億円を見込んでおります。 マイナス金利政策がスタートしました。 当期純利益については前期にすでに中計目標 市場金利の低下により当社の資金調達費用 を前倒しで達成しましたが、当期はそれを上回 も下落傾向にはあるものの、そのメリットの享 る115億円を予想しております。 受はすでに限定的なものとなっております。 目標の達成に向けて、中計スタート時に策 一方で、行き所を失った一部の資金は金融機 定した 「事業」 「プロセス」 「 人財」 の3つの改革 関に滞留し、 リース会社を含めた金融機関同 を着実に進めております。 「 事業」 については 士の競争が激化しているため、営業面では厳 医療・介護分野や環境関連分野、金融サービ しさが増しております。 スなどの新規事業が育ってきております。 「プ そのような環境のなか、当社では量のみを ロセス」 についてはコーポレートガバナンス体 追うことなく、質の良い営業資産を着実に積 制の整備や組織の再編など、事業環境に応じ み上げていくことで、強固な財務体質を維持 た体制の変革を進めてきております。また 「人 しております。現在のところ、日本における物 財」 については、人事制度の改革やダイバーシ 価上昇や景気回復の実感はなく、金利が低い ティの推進など、社員が働きやすい労働環境 状態はしばらくの間継続すると見込まれます でやりがいをもって仕事ができる仕組みを構 が、機動的な財務戦略と堅実な営業方針を 築してきております。 遂行することで、企業価値の向上に努めてま これらの取り組みにより、本中計の目標を確 いります。 実に達成し、次期中計でさらに成長していくた 40 特集② 度になりますが、売上高については目標を50 特集① 和政策は一定の成果をあげたものの、昨今の 教えて! リコ ーリ ース 当期は中期経営計画 (以下、中計) の最終年 連結業績のご報告 日銀による2013年からの異次元の金融緩 リコーリース 年の歩み 中期経営計画の進捗について トップメッセージ マイナス金利の影響について めの基盤が整いつつあります。 ひろば I R ■連結業績予想 2016年3月期 (単位:億円) 2017年3月期(予想) (実績) 2,850 3.3 営業利益 169 173 2.1 当期純利益 110 115 4.1 トピックス 2,758 売上高 C S R 前期比(%) 会社情報・ 株主情報 業績予想は、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものです。 実際の業績は、今後さまざまな要因により、 これらの業績予想とは異 なる場合があることをご承知おきください。 4
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