12月号 南アルプス市では、南アルプスハーモニープラン(第2次南アルプス市男女共同参画基本計画)に 基づき、男女共同参画社会の実現をめざして活動しています。男女共同参画に関するお知らせを 毎月掲載します。12月号では「防災・減災」をテーマに「男女共同参画」について考えてみましょう。 男女共同参画の視点からの防災・減災 • 東日本大震災の教訓として、男女のニーズの違いや多様な生活者の視点に配慮した 防災・減災対 策、地域住民の自助・共助・公助の重要性が指摘されました。 • 災害時においても、性別や年齢、国籍、障害等に関わらず、一人ひとりの人権が守られ、安心し て生活できることが重要です。そのためには、平時から多様な視点で防災・減災について考え備 えておく必要があります。 東日本大震災で浮き彫りとなった問題・被災者の声 避難所の運営のほとんどは男性。 女性の声が届きにくかった。 1日3回、何百食の調理を女性が担当。 負担が大きいとの声。 仮設トイレは和式のため、 高齢者が使いづらい。 ストレスを抱え込み酒におぼれて しまう男性が増えた。 周囲への遠慮や避難所の環境が整っていないため、障害者や介護者、 乳幼児がいる家庭で車での避難を余儀なくされた方がいた。 ☆こんな視点で備えましょう☆ ※家庭でできること 特定の人だけに負担がかからないように、 男女が共同して作業したり、交代制を取るなど の工夫が大切です。 ○個人や家庭のニーズに合わせ て備蓄しましょう。 ○日頃から地域の活動や防災訓 練に積極的に参加しましょう。 ※地域でできること 普段から、性別や年代、国籍などに 関わらず、みんなで支え合う 地域づくりが大切だね。 平日の昼間に地域にいるのは多くが 女性や高齢者。 防災訓練では女性は調理担当ばかりだけど、 他の訓練もやっておくと良いんじゃないかしら。 ○防災訓練をしたり計画を作るときは、 男性、女性、年代、国籍など、多様な 視点を取り入れましょう。 ○女性用品、子ども用品、介護用品など 多様な生活者のニーズを踏まえて備蓄 しましょう。 南アルプス市でも地域防災のために頑張っている方がいます! • 山梨県の「地域における男女共同参画実践活動支援事業」の一環として、平成26,27年度に、 藤田・浅原地区の3名の女性が「地域みんなで防災意識向上を目指す!」取り組みを行いました。 男性・女性を問わず、特に若い世代に対して地域防災の大切さを伝えることを意識して活動しました。 若草南小学校の協力を得て、児童と保護者を対象 として災害図上訓練(DIG)を登校班ごとに実施。 児童や保護者が地域の防災を共に考える機会とな りました。 手書きでつくる防災マップづくりや、女性の視点で考える 防災をテーマとした出前講座を地域で3回実施。 市社会福祉大会で防災に関する寸劇を披露。 女性消防団員(今諏訪地区) ハーモニープラン推進員(男女 共同参画推進員)が訪問して インタビューした時の様子です。 【参考】内閣府「男女共同参画の視点による震災対応状況調査」 宮城県「男女共同参画・多様な視点みんなで備える防災・減災のてびき」 【発行】南アルプス市役所みんなでまちづくり推進課 電話 055-282-6493 FAX 055-282-6449
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