2016年10月

在トリニダード・トバゴ日本国大使館管轄9か国の動き
(2016年10月)
2016年11月
1
トリニダード・トバゴ(TT)
(1)内政
ア 20 日,ローリー首相が地方選挙を 11 月 28 日に実施し,候補者氏名日を 11 月 7
日とする旨発表した。地方選挙の実施は,2013 年 10 月以来 3 年ぶり。
31 日,ローリー首相が内閣改造を発表した。
イ
(2)経済・開発協力
20 日,油田労働者労働組合(OWTU)主導の下,国営石油企業ペトロトリン雇用者
の安全が守られていない現状に対する抗議活動として,従業員約 5,000 人が職務放棄
を実施し,同社の陸・海上・製油作業全般が停止された。
(3)外交
11 日から 13 日にかけて,第 12 回米州国防大臣会合(CDMA)を主催,カーター米国
防長官を含む 34 か国の閣僚が出席した。
(4)その他
デヤルシン保健大臣は,これまでのジカウィルス感染者数は 704 人,うち 451 人が
妊婦であると公表するとともに,9 月にジカウィルスに感染した母親から小頭症の乳児
が誕生したと公表した。
2
ガイアナ
(1)内政
特に大きな動きは見られなかった。
(2)経済・開発協力
1 日,グリーニッジ外務大臣及び駐ガイアナ中国大使は,ガイアナ国内で活動して
ア
いる中国企業に対して,現地の法律を順守するよう要請した。
23 日,金融活動作業部会(FATF)のマネーロンダリング及びテロ資金準拠監視対
イ
象国からガイアナが除外された。
(3)外交
24 日から 26 日にかけて,グレンジャー大統領及びグリーニッジ外務大臣がチリを
ア
訪問し,バチェレ大統領及びムニョス外務大臣と会談した。
18 日から 19 日にかけて,グリーニッジ外務大臣がウズベキスタンを訪問し,第
イ
43 回イスラム諸国機構外相会合に出席した。
1
3
スリナム
(1)内政
特に目立った動きは見られなかった。
(2)経済・開発協力
政府は,イスラム開発銀行(IsDB)が保健分野に対する 1,000 万米ドルの支援を承
認した旨発表した。
(3)外交
ア バドレイシン外務大臣がウズベキスタンを訪問し,18 日~19 日に開催された
第 43 回イスラム諸国機構外相会合に出席した。
イ スリナムと中国の外交樹立 40 周年記念行事の一環として,20 日より初の中国映画
祭が開催された。
ウ バドレイシン外務大臣が韓国を訪問し,24 日~28 日に開催された第 6 回韓国・カ
リブ・パートナーシップ・ハイレベル・フォーラムに出席した。
4
東カリブ(OECS)諸国(アンティグア・バーブーダ,ドミニカ国,グレナダ,セント・
クリストファー・ネーヴィス,セントルシア,セントビンセント及びグレナディーン諸
島)
(1)内政
グレナダ政府は,10 月 27 日に予定されていた憲法改正にかかる国民投票を 11 月 24
日に延期すると発表した。
(2)経済・開発協力
9 月末に発生したハリケーン「マシュー」に関する被害報告及び被害を受けた各国
ア
に対する支援表明の報道が相次いだ。
IMF は,OECS 地域経済は,投資による市民権プログラムによる収入,観光客数
イ
の増加,石油価格安,政府の財政管理改善により,回復に勢いがついていると一定
の評価を下した。
(3)外交
ア 第 1 週にワシントン D.C.で開催された 2016 年世銀・IMF 関連総会,2016 年英連
邦金融大臣会合に,セントクリストファー・ネーヴィスからハリス首相,セントル
シアからシャスネ首相及びレイモンド財務省付大臣が出席した。
イ 第 1 週から第 2 週にかけて,ブラウン首相がア首連を訪問し,ムハンマド・アブ
ダビ皇太子と会談したほか,投資関連会合に出席した。
(4)その他
ア
セントクリストファー・ネーヴィス保健省は,ネーヴィス島において初のジカウ
ィルス感染事例が確認されたと発表した。セントルシア保健省は,これまでに 4 件
のギラン・バレー症候群の発症事例が確認されると同時に,現在 39 人の妊婦が同ウ
2
ィルスに感染していると発表した。
27 日,グレナダ保健省は,全国の保育園や幼稚園で手足口病が流行しており,こ
イ
れまでに 12 件の感染事例が確認されたと発表した。
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