平成28年12月5日 聖カタリナ学園高等学校 進 学 課 Go For the Gold(第11号) ~栄光を目指して~ 第1・2学年用 大学・短大の推薦入試がほぼ終了し、センター試験(1月14・15日) 、一般入試へとシ フトしていきます。3年生にとっては、進路を決定するとても大切な時期が続いていきます。 卒業後の進路を決めていくには4つのポイントがあります。まずはそれらのポイントを確 認しておきましょう。 志望校選びの4ポイント ポイント1 興味・適性・能力が志望校選びの3大要素 ポイント2 学んでみたい学問・なりたい職業を考える ポイント3 学校の特徴を調べ、総合的に検討する ポイント4 自分の学力・受験勉強を客観的に検証し、保護者や先生と相談 しながら志望校を決定する これらのポイントを押さえながら、卒業後の進路を絞り込んでいき、「なりたい自分」や 「やりたい自分」を具体化していきます。 Go For the Gold(第11号)は、卒業後の進路特集です。大学・短大・専門学校、就職・・・ どんな違いがあるのでしょう。 上級学校の種類(ベネッセ進路サポート 「進路探しムック」より) 4年制大学 ※4年制大学に進学した高卒者の割合 ※社会に出る標準的な年齢 22 歳 ※卒業後の標準的な初任給 20.7 万円 50.9% 4年制大学は、専門知識の修得や、その分野の研究を深めることができる教育機関です。高卒者 の約5割が進学する最もポピュラーなルートになっています。大学生活の中心はなんといっても学 問ですが、それに加えてサークルやボランティアなど課外活動に取り組むこともできます。 大学には、考古学からクローン技術に至るまで実に幅広い研究分野があります。ただし、大学で は自分の専攻した分野だけを学ぶのではありません。1・2年次には専門分野を深める下地となる 基礎知識や語学、専門分野以外の教養に重点が置かれ、3・4年次には各自の専門分野を中心に学 んでいくカリキュラムとなっています。大学は幅広い知識・教養と専門の分野の知識の両方を身に つける場であると言ってよいでしょう。 短期大学 ※短期大学に進学した高卒者の割合 5.9% ※社会に出る標準的な年齢 20 歳 ※卒業後の標準的な初任給 17.4 万円 短大の教育期間は専門学校とほぼ同じですが、専門学校はどちらかと言うと技能の修得に重点を 置いているのに対して、短大は学問的・教養的な部分を重視している場合が多くなっています。し かし、大学で4年間かけて学ぶ内容を2年間で学ぶため、学問を深めたり、極めたりするにはあま り向いていません。また、一般教養と専門分野の両方を学び、しかも就職活動も同時に行わなけれ ばならないため、2年次はかなり多忙になります。 短大は資格取得のための教育が充実しています。特に、教育系・医療・福祉系・生活科学系の分 野でその傾向が強くなっています。保育士や栄養士など将来の目標がはっきりしている人はその仕 事に必要な資格が短大で取得できるか調べてみると良いでしょう。 専門学校 ※専門大学に進学した高卒者の割合 15.8% ※社会に出る標準的な年齢 20 歳 ※卒業後の標準的な初任給 16.5 万円 実社会ですぐに役立つ技能の育成を中心に授業が行われます。学べる内容は幅広く、コンピュー タや医療技術、美容・メイクの技術に至るまで、実に多くの分野に及んでいます。 専門学校では、仕事ですぐに役立つ技能の育成を中心に授業が行われるため、幅広い知識や教養 という面では大学に劣ってしまいます。したがって、広い知識や教養を基に仕事を進めることが求 められる職種では大学卒の人材の方が歓迎されます。 就 職 ※就職した高卒者の割合 15.8% ※社会に出る標準的な年齢 18 歳 ※卒業後の標準的な初任給 16.3 万円 商業高校や工業高校、農業高校などの専門学科で学び、専門技能を身につけている人はこのルー トに進む場合が多くなりますが、全高卒者に占める高卒就職者の割合は 20%未満と少数派になりま す。その背景には、より高度な知識や技能を持った人材を採用したいという企業側の思いがあり、 専門学科の生徒の中にも知識や技能を身につけるため大学や専門学校への進学する生徒が増えてい ます。 就職するということは、「社会人」として自立した生活を送ることです。仕事には責任が伴うこと はもちろん、これまでの学生生活とは全く異なる環境で、世代や立場の違う様々な人々と仕事を進 めていくことになります。そのため、高校生活の中で「礼儀作法」や「身だしなみ」といった社会 人としての基本を身につけることが必要となります。また、就職先を考えるうえでは、自分がどの ような仕事(業種・職種)に向いているのかを知ることが必要になります。
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