PowerPoint プレゼンテーション

国立大学法人・京都工芸繊維大学・応用生物学系主催
昆虫先端研究推進拠点後援
第4回 KITライフサイエンスセミナー
「寄生虫のエネルギー代謝経路鍵酵素の構造と
創薬リード化合物の設計」
演者
原田繁春
京都工芸繊維大学大学院・工芸科学研究科
応用生物学系・構造生物学研究分野・教授
日時
1月10日(火)17:00 – 18:00
会場
京都工芸繊維大学
対象
教員,学生,一般の方
1号館1階0111号室
寄生虫は酸素濃度が異なる生活環を経て卵から成虫になる。
その過程で、酸素濃度に応じてエネルギー代謝経路を変化さ
せ、ATP合成を行っている。なかでも、宿主内の低酸素環境
下で作動する低酸素エネルギー代謝経路は、宿主の好気的エ
ネルギー代謝と異なるので抗寄生虫薬の格好の標的になる。
本セミナーでは、回虫フマル酸還元酵素を創薬標的とし、酵
素の立体構造に基づいた阻害剤設計(Structure based drug
design)について紹介する。回虫を線虫類のモデル生物とし
て見出した阻害剤は、哺乳類の類縁酵素をほとんど阻害しな
いだけでなく、フィラリア、アニサキス、捻転胃虫など、
様々な線虫類に対しても幅広く効果を示す抗線虫薬リード化
合物であることが明らかになった。
連絡先 国立大学法人・京都工芸繊維大学・応用生物学系
🏣606-8585 京都市左京区松ケ崎御所海道町
Tel. 075-724-7799、e-mail. [email protected]
事前登録無用
参加費無料