2017年3月期第2四半期 決算説明会 2016年11月28日 (証券コード:4115) Copyright © 2016 Honshu Chemical Industry Co.,Ltd. 目 次 1.会社概要 2.2017年3月期第2四半期連結実績 3.2017年3月期連結業績通期見通し Copyright © 2016 Honshu Chemical Industry Co.,Ltd. -2- 1.会社概要 Copyright © 2016 Honshu Chemical Industry Co.,Ltd. -3- 本州化学工業の紹介 創業 1914(大正3)年11月 由良精工合資会社を設立 ※国内初のベンゼン精留装置を完成させ合成染料アニリンの製造を始める。 ※2014年に創業100年を迎える。 資本金 15億50万円 主要株主 三井物産株式会社(1953年資本参加) 三井化学株式会社(1968年資本参加) Hi-Bis (ザクセン・アンハルト州)) 事業所 本店 (東京都中央区) 和歌山工場/総合研究所 (和歌山県和歌山市) Copyright © 2016 Honshu Chemical Industry Co.,Ltd. ベンゼン精留装置 (近代化産業遺産認定2009年) -4- 本州化学工業のコア事業 コア事業 製品 クレゾール誘導品 2,3,6-TMP m-Cresol Purified BHT ビフェノール 電 子 材 料 特殊ビスフェノール Biphenol 主な用途 Vitamin E原料(飼料用) 農薬、電子材料 酸化防止剤 スーパーエンプラ樹脂(SEP)モノマー →液晶ポリマー(LCP) →ポリフェニルスルホン(PPSU) フォトレジスト用添加剤 TrisP-PA フォトレジスト用樹脂 2,3,5-TMP 等 (ノボラック樹脂) BisP-TMC Bis-Z BisOC-FL 等 Copyright © 2016 Honshu Chemical Industry Co.,Ltd. 特殊ポリカーボネート樹脂 特殊エポキシ樹脂 -5- 2017年3月期 2.第2四半期連結実績 Copyright © 2016 Honshu Chemical Industry Co.,Ltd. -6- 2017年3月期第2四半期 連結実績 〈単位:億円〉 2016年3月期 第2四半期 2017年3月期 第2四半期 売 上 高 97.5 80.0 ▲17.5 ▲18.0% 営業利益 12.2 7.4 ▲4.8 ▲39.1% 経常利益 12.1 7.2 ▲4.9 ▲40.5% 純 利 益 4.9 3.4 ▲1.5 ▲31.1% Copyright © 2016 Honshu Chemical Industry Co.,Ltd. -7- 対前年同期比 営業利益増減分析 【対前年同期比較】 (2016年3月期第2四半期 対 2017年3月期第2四半期) 12.2億円 ⇒ 7.4億円 ▲4.8億円 10 + 6.1 5 0 〈単位:億円〉 +3.7 ▲0.8 ▲ 8.9 ▲4.9 数量差 売価 為替 ▲4.8 △5 △ 10 Copyright © 2016 Honshu Chemical Industry Co.,Ltd. -8- 原料 在庫評価ほか 営業利益 四半期別営業利益推移(連結) <単位:億円> 15 12 31.3 17.5 12.5 11.7 9.5 9 6 6.5 7.4 6.5 5.2 5.0 3 0 19.8 2.6 3.3 2.7 5.0 2.4 2.3 0.4 1Q 2Q 3Q 4Q 2014年3月期 1Q 2Q 3Q 4Q 2015年3月期 Copyright © 2016 Honshu Chemical Industry Co.,Ltd. -9- 1Q 2Q 3Q 4Q 2016年3月期 1Q 2Q 3Q 4Q 2017年3月期 セグメント別事業概況<化学品部門> クレゾール誘導品は、需要は横ばいであるが競合相手の攻勢により競争激化。 販売数量は維持するも、市況下落に加え円高により売上、収益共に悪化。 ビフェノール事業は、PPSU向けは医療・航空機分野向けを中心として堅調に 推移したが、LCP向けはパソコン需要の減少が続き販売量はやや減少。 当期は、固定費削減によるコスト改善により減収増益となった。 売上高 5,000 4,000 4,035 営業利益 <百万円> 80 70 <百万円> 75 60 3,526 3,000 40 2,000 20 1,000 0 0 前期 当期 第2四半期 Copyright © 2016 Honshu Chemical Industry Co.,Ltd. -10- 前期 当期 第2四半期 セグメント別事業概況<化学品部門> ○クレゾール誘導品 <トリメチルフェノール> ・主用途のビタミンE需要は堅調であるが、中国メーカーの参入による 大幅な供給増により市況急落。 ・年初に発生した中国大手需要家での火災事故の影響で上期販売は大幅減。 <BHT> 多岐に亘る分野の酸化防止剤として販売は堅調に推移。 ○ビフェノール ビフェノールマーケットシェア <液晶ポリマー(LCP)向け> 主用途のパソコン向け需要が世界的に減少傾向を示すなか、 拡販努力により踏みとどまるも販売量は昨年同期比減少。 LCP <ポリフェニルスルホン(PPSU)向け> 医療、航空機分野向けなど幅広い需要は堅調に推移。 LCP向けの減販を補った。 本州 PPSU 0% Copyright © 2016 Honshu Chemical Industry Co.,Ltd. -11- 他社 50% 100% セグメント別事業概況<機能材料部門> ○電子材料 前年度来の半導体・液晶ディスプレー(LCD)市場の低迷が継続するなか、 売上高は横ばいであったが、一時的な販売品目構成の変化により営業利益は 若干減少した。 ○特殊ビスフェノール(光学・電子部品用途向け) スマートフォン向けの光学レンズ・フィルムが、スマートフォン需要の成長鈍化や 樹脂メーカーのシェア移動により後退、成形材向け新規品の立上げも遅れたため、 売上高・営業利益はともに減少した。 売上高 2,500 2,000 2,328 営業利益 <百万円> 600 <百万円> 485 1,743 400 1,500 1,000 200 154 500 0 0 前期 当期 第2四半期 Copyright © 2016 Honshu Chemical Industry Co.,Ltd. -12- 前期 当期 第2四半期 セグメント別事業概況<工業材料部門> ○特殊ビスフェノール(自動車部品用途向け) 引続き需要は好調に推移したが、為替換算等により(円/ユーロ 135 → 113)、 売上高・営業利益ともに減少した。 ○受託品 受注数量・売上高ともにやや減少した。 売上高 4,000 3,000 営業利益 1,089 <百万円> 1,000 3,181 <百万円> 963 2,572 2,000 500 1,000 0 0 前期 当期 第2四半期 Copyright © 2016 Honshu Chemical Industry Co.,Ltd. -13- 前期 当期 第2四半期 連結貸借対照表 300 億円 258.4 254.5 258.4 254.5 250 61.0 負債・ その他 64.7 200 147.3 流動資産 151.2 借入金 32.9 56.5% → 57.2% 非支配株主 18.2 18.3 150 25.8 自己資本比率 D/Eレシオ 100 0.23 → 0.18 146.0 固定資産 50 111.1 103.2 2016/3 2016/9 資 本 145.7 0 資 産 Copyright © 2016 Honshu Chemical Industry Co.,Ltd. 2016/3 2016/9 負債・純資産 -14- 連結キャッシュフロー 〈単位:億円〉 2016年3月期 第2四半期 2017年3月期 第2四半期 営業活動 19.7 16.7 ▲2.9 投資活動 ▲2.5 ▲4.4 ▲1.9 フリーキャッシュフロー 17.1 12.2 ▲4.8 財務活動 ▲8.5 ▲6.6 1.8 換算差額 0.3 ▲1.3 ▲1.6 現預金増減 8.9 4.3 ▲4.6 Copyright © 2016 Honshu Chemical Industry Co.,Ltd. -15- 前年同期比 3. 2017年3月期連結業績 通期見通し Copyright © 2016 Honshu Chemical Industry Co.,Ltd. -16- 2017年3月期 連結業績通期見通し 〈単位:億円〉 2016年 3月期 売 上 2017年3月期 修正前 修正後 増減額 増減率 高 184.2 203.0 180.0 ▲23.0 ▲11.3% 営 業 利 益 19.8 27.0 16.5 ▲10.5 ▲38.9% 経 常 利 益 19.1 26.0 15.5 ▲10.5 ▲40.4% 益 7.5 13.5 7.0 ▲6.5 ▲48.1% 純 利 (業績予想修正 <業績予想修正理由> 2016年11月8日発表) ①クレゾール誘導品の競争激化および円高による販売価格の低迷 ②液晶ディスプレー(LCD)市場の在庫調整の影響による電子材料の販売減 ③電子部品・光学用途向けの特殊ビスフェノールの販売減 Copyright © 2016 Honshu Chemical Industry Co.,Ltd. -17- 諸 元 諸 元 為 替 原 料 (参考)変動による影響 年初 下期 変動額 損益への影響 ドル 125円 100円 1 円 ±1,300万円 ユーロ 130円 110円 1 円 ±1,100万円 ナフサ 45,000円 33,000円 1,000円 /㎘ /㎘ ベンゼン 90円 /㎏ Copyright © 2016 Honshu Chemical Industry Co.,Ltd. 70円 /㎏ -18- 1 円 ±2,000万円 ±500万円 セグメント別事業概況<化学品部門> ○クレゾール誘導品 < <トリメチルフェノール> 中国向け販売強化により、通期では当初見通しの販売数量を目指す。 <BHT> 需要は比較的堅調であるが、競争激化や円高等により販売減を予想。 <今後の対応として> 新規用途、新規需要家の開拓 <ターゲット分野> 得意技術・アルキルフェノールでの展開・・・酸化防止剤分野 ヘルスケア分野への足がかり・・・農薬、殺菌剤分野 国内外の既存需要家への確実な販売 原料メーカーである三井化学との更なる関係強化 生産効率化によるコストダウン Copyright © 2016 Honshu Chemical Industry Co.,Ltd. -19- セグメント別事業概況<化学品部門> ○ビフェノール < <液晶ポリマー(LCP)向け> パソコン需要の世界的な減少傾向が続くなか、拡販努力により通期では 昨年並みの販売数量を予想するが、当初見通しには届かない見込み。 <ポリフェニルスルホン(PPSU)向け> 需要は堅調であるが期待したほどの伸びは見込まれず、下期は需要が 一時的に停滞する見込み。通期では昨年並みの販売に止まる見込み。 ▲10.6% ▲7.3% ▲1.6% 2016年出荷台数前年対比7.3%減 ・Windows10の無償UGによる 買い替え周期の長期化 ・流通チャネルの在庫整理の動き 2017年出荷台数小幅減少、2018年安定化 出典 IDCレポート2016年6月 Copyright © 2016 Honshu Chemical Industry Co.,Ltd. -20- セグメント別事業概況<機能材料部門> ○電子材料 通期見通し < 下期に入り出荷持ち直すも、通期の売上高は当初見通しより微減、 営業利益は在庫減の影響で減少。 市場動向 【半導体】 海外大手企業の業績が回復するなど、次年度に向け緩やかな成長に期待。 【液晶ディスプレー】 半導体より遅れ気味。中国増設や有機EL代替が進展、パネル市況の 下降懸念あるも、当社製品需要への影響は僅少と見る。 出典:World Semiconductor Trade Statistics Copyright © 2016 Honshu Chemical Industry Co.,Ltd. -21- セグメント別事業概況<機能材料部門> ○特殊ビスフェノール(光学・電子部品用途向け) 通期見通し < 下期も光学レンズ分野の不調や成形材分野の新規立ち上げ遅れで、通期の売上高 ・営業利益ともに当初見通しより減少。 市場動向 虹彩認証等により、スマートフォン1台あたりのレンズ数が増加する。 更に自動運転車・産業機械のIoT普及でセンサー用レンズ向けの新規需要が発生。 より高解像度の次世代材料に注力していく。 米国IDC社数値を基に当社予測 2,500 スマホ出荷台数(左軸) 百万台 Sensingカメラ台数予測(右軸) 2,000 1,500 1,437 1,519 1,626 1,734 1,841 1,920 1,978 113 129 2,037 500 31 21 120 80 78 60 57 45 百万台 100 94 1,000 140 40 20 0 0 15 16 17 Copyright © 2016 Honshu Chemical Industry Co.,Ltd. 18 -22- 19 20 21 22 セグメント別事業概況<工業材料部門> ○特殊ビスフェノール(自動車部品用途向け) 通期見通し < 需要は引続き好調に推移、ハイビス社プラントは高稼働を維持するなか、 為替換算の影響により、通期の売上高・営業利益ともに当初見通しより 若干の減少。 市場動向 今後もGDPを上回る成長率。 Covestro社・三井物産との強固な連携関係の中で、技術革新が進む 自動車の変化が及ぼすインパクトに取り組んでいく。 Copyright © 2016 Honshu Chemical Industry Co.,Ltd. -23- 新規事業創出・新規製品上市 新規事業創出 ○ 市場・顧客志向に基づき、成長4市場に対し、非フェノール誘導品および 川下製品の開発を行い市場評価を継続する。 ○ 具体的には、SEPモノマー及びSEPオリゴマー・ワニスを開発し市場評価 を受ける。 ○ 対象SEPは特殊PI、特殊PC、PPSU、PES、PEEK樹脂等。 新規製品開発・上市 既存事業周辺製品として、既存顧客を中心に、フェノール誘導品および 非フェノール誘導品を開発・上市する。 《成長4市場》 モビリティ 自動車を主とした 輸送機向け材料 ライフサイエンス QOL向上材料、医療機器 材料、医薬品原料 環境・エネルギー エネルギー・省エネ機器 向け材料、環境負荷低減 材料 Copyright © 2016 Honshu Chemical Industry Co.,Ltd. -24- エレクトロニクス 半導体、FPD等電子機 器向けの構成・プロセ ス材料 配当実績と2017年3月期見込み 安定配当を継続的に実施 30 25 ( 当 配当性向 53.4 26 39.7 16 26 50 20 15 26 60 16 42.6 16 40 30 ) 円 配当 期末配当16円(予定) 10 24.0 18.3 18.6 20 5 10 0 0 2012/3 2013/3 Copyright © 2016 Honshu Chemical Industry Co.,Ltd. 2014/3 2015/3 2016/3 2017/3 ※2015/3月期は記念配当4円を含む -25- 配当性向(%) 配 中間配当10円 終 わ り ご清聴ありがとうございました。 Copyright © 2016 Honshu Chemical Industry Co.,Ltd. -26- <お問合せ先> 本州化学工業株式会社 人事総務部 E-mail:[email protected] 本資料における将来予想に関連する記述については、目標や予測に基づいており、確約や 保証を与えるものではありません。予想と異なる結果になることがある点を認識された上で ご利用下さい。 Copyright © 2016 Honshu Chemical Industry Co.,Ltd. -27-
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