鹿児島県、熊本県、青森県 報道各社御中 ← 同時発表 環境省広報室 鹿児島県の死亡・保護野鳥における高病原性鳥インフルエンザウイルス確定検査 陽性および青森県の死亡野鳥におけるA型鳥インフルエンザウイルス簡易検査 陽性、茨城県の死亡野鳥におけるA型鳥インフルエンザウイルス遺伝子検査陽性 について (H28.12.2 18:00) 現時点での検査状況等について、以下のとおりお知らせします。 簡易検 査 遺伝 子検 査 確定検査 監視重点区 域指定状況 11/25 回収 陽性 11/28 陽性 12/2 高病原 性鳥インフルエ ンザウイルス (H5N6亜型) と判明 12/2指定 ナベヅル 11/26 保護(死 亡) 陰性 11/27 陽性 12/2 高病原 性鳥インフルエ ンザウイルス (H5N6亜型) と判明 12/2指定 青森市 ノスリ 12/1回 収 陽性 確定検査機関で 検査中 12/2指定 水戸市 オオハク チョウ 11/29 回収 陰性 確定検査機関で 検査中 12/2指定 番号 都道府 県 場所 種名 38 鹿児島 県 出水市 ナベヅル 39 鹿児島 県 出水市 40 青森県 41 茨城県 回収日 12/2 陽性 (太枠内下線が今回の情報です。) 【案件 No.38~39 について】 ・鹿児島県出水市において回収・保護された 2 羽のナベヅル(No.38 につい ては 11 月 25 日に回収、No.39 については 11 月 26 日に保護)について、 確定検査を鹿児島大学において実施したところ、12 月2日に高病原性鳥イン フルエンザウイルス(H5N6亜型)が検出されました。 【案件 No.40 について】 ・12 月2日、青森県青森市で回収されたノスリ 1 羽で A 型鳥インフルエン ザウイルスの簡易検査を実施したところ、陽性反応が出ました。高病原性鳥イ ンフルエンザの確定検査はこれから北海道大学で実施予定です。確定検査には 1 週間程度かかります。検査の結果、陰性となる可能性もありますが、前倒し の対応として、回収地点の周辺 10 ㎞圏内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥 の監視を強化します。確定検査の結果、高病原性鳥インフルエンザウイルスが 検出されない場合は、監視は解除されます。 ※ 現時点では、簡易検査により陽性が確認されたものであり、病性は未確定、 高病原性鳥インフルエンザの発生が確認されたわけではありません。 ※ 確定検査の結果、陰性となることもあります。 ※ 現在、青森県青森市の家きんにおける高病原性鳥インフルエンザの発生に伴 い、青森市に野鳥緊急調査チームを派遣して野鳥調査を実施しているところで す(12月1日(木)~5日(月))。本件については高病原性鳥インフルエン ザ確定前ですが、地点が近接していることから、合わせて調査を実施し、また、 野鳥緊急調査チームの調査期間を6日(火)までに延長いたします。 【案件 No.41 について】 ・11 月 29 日、茨城県水戸市で回収されたオオハクチョウ 1 羽で遺伝子検査 を実施したところ、A 型鳥インフルエンザウイルス陽性反応が出ました。確定 検査はこれから鳥取大学で実施する予定です。確定検査には 1 週間程度かかり ます。検査の結果、陰性となる可能性もありますが、前倒しの対応として、回 収地点の周辺 10 ㎞圏内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥の監視を強化しま す。確定検査の結果、高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されない場合 は、監視は解除されます。 ※ 現時点では、簡易検査により陽性が確認されたものであり、病性は未確定、 高病原性鳥インフルエンザの発生が確認されたわけではありません。 ※ 確定検査の結果、陰性となることもあります。 【案件 No.36 について】 新潟県阿賀野市の死亡野鳥(12 月1日遺伝子検査陽性、現在確定検査中)にお ける緊急調査チームの派遣について、本来緊急調査チームは高病原性鳥インフル エンザが確定してから派遣するところ、新潟県で家きんにおける高病原性鳥イン フルエンザウイルスの複数発生の状況を受けて、確定検査の結果を待たず派遣の ための日程調整に着手しています。日程が確定いたしましたら報道発表でお知ら せいたします。なお、環境省は 12 月2日より、回収地点である瓢湖に職員を派 遣し、関係機関と連携して野鳥の監視を強化しています。 【ご参考:秋田県飼育施設の案件(No.2、No.3、No.9、No.10、No.34)関連】 秋田県の飼育施設で飼育され、生存している動物(タンチョウ 1 羽、ニホンイヌワシ 1 羽、マナヅル 1 羽、ワオキツネザル 2 頭)について、簡易検査を実施しすべて陰性で したが、同施設内で続発している状況を踏まえ、確定検査を実施したところ、12/2 に すべて陰性と確定いたしました。なお、No.10、No.34 と同室で飼育され、23 日に殺 処分されたシロフクロウについては検査中です。 (秋田県:同内容について発表済) なお、野鳥サーベイランスにおける全国の対応レベルについては、国内複数箇 所発生時の「対応レベル3」にすでに引き上げております。 【参考:No. 38~39 の案件について】 1 主な経緯等 (1)保護・死亡野鳥の確認地点 鹿児島県出水市 (2)経緯 ・ナベヅル1羽の死亡個体を回収(No. 38:11月25日)同1羽の衰弱個 体を保護(No. 39:11月26日、その後死亡) ・12月2日、鹿児島大学での確定検査の結果、高病原性鳥インフルエンザ ウイルス(H5N6亜型)と判明。 ・12月2日、回収等地点の周辺10Km圏内を野鳥監視重点区域に指定。 ・野鳥緊急調査チームを11月22日(火)~25日(金)現地に派遣し、 鳥類の生息状況調査、死亡野鳥調査、飼育施設における採水等を実施済。 2 今後の対応 (1) 野鳥監視重点区域において、野鳥の監視を一層強化。 (2) 全国での対応レベルは、すでに対応レベル3として監視を強化しており、 引き続き監視を強化。 (3)「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル」 (http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/manual/pref _0809.html に掲載)に準じて適切に対応。 【参考:No. 40 の案件について】 1 主な経緯等 (1)死亡野鳥の確認地点 青森県青森市 (2)経緯 ・ノスリ1羽の死亡個体を回収(12月1日) ・簡易検査(12月2日)の結果、A型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応 が出たと報告があった。 ・12月2日、回収等地点の周辺10Km 圏内を野鳥監視重点区域に指定。 ・ 北海道大学において確定検査を実施予定。 2 今後の対応 (1)野鳥監視重点区域において、野鳥の監視を一層強化。 (2) 全国での対応レベルは、すでに対応レベル3として監視を強化しており、 引き続き監視を強化。 (3)「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル」 (http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/manual/pref _0809.html に掲載)に準じて適切に対応。 【参考:No. 41 の案件について】 1 主な経緯等 (1)死亡野鳥の確認地点 茨城県水戸市 (2)経緯 ・オオハクチョウ1羽の死亡個体を回収(11月29日) ・茨城県で遺伝子検査を行ったところ、12月2日、A型鳥インフルエンザウ イルスの陽性反応が出たと報告があった。 ・12月2日、回収等地点の周辺10Km 圏内を野鳥監視重点区域に指定。 ・ 鳥取大学において確定検査を実施予定。 2 今後の対応 (1)野鳥監視重点区域において、野鳥の監視を一層強化。 (2) 全国での対応レベルは、すでに対応レベル3として監視を強化しており、 引き続き監視を強化。 (3)「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル」 (http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/manual/pref _0809.html に掲載)に準じて適切に対応。 【留意事項】 ・ 鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥との濃密な接触等の特殊な場合 を除いて、通常では人には感染しないと考えられています。日常生活にお いては、鳥の排泄物等に触れた後には手洗いとうがいをしていただければ、 過度に心配する必要はありませんので、冷静な行動をお願いします。 ・ 周辺地域のみならず国民の皆様におかれては、「野鳥との接し方につい て」 (http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/manual/20101204.pdf) に十分留意されるようお願いします。 【取材について】 ・ 現場での取材は、ウイルスの拡散や感染を防ぐ観点から、厳に慎むようお 願いします。 ※ 環境省はホームページで高病原性鳥インフルエンザに関する様々な情報を 提供しています。(http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/) 平成28年12 月2日(金) 自然環境局野生生物課鳥獣保護管理室 直 通:03-5521-8285 代 表:03-3581-3351 企 画 官:東岡 礼治 (内線6475) 鳥獣専門官:根上 泰子(内線6676) 【参考】 今シーズンの鳥インフルエンザ検査状況等(平成 28 年 12 月2日 18:00 現在) 監視重点区 番号 都道府 場所 種名 回収日 簡易検 遺伝 確定検査 域指定状況 県 査 子検 査 1 北海道 標津郡 中標津 町 オオハク チョウ 11/7回 収 陰性 11/14 陽性 11/21 鳥インフルエンザ ウイルス(H6N2 亜型)と判明 *高病原性ではな い 11/14 指定 11/21 12 時解除 2 秋田県 秋田市 コクチョ ウ(飼育 下) 11/15 死 亡 陽性 実施し ない 11/15 指定 3 秋田県 秋田市 コクチョ ウ(飼育 下) 11/17死 亡 陽性 実施し ない 4 鹿児島 県 出水市 環境試料 (ねぐら の水) 11/14 採取 5 鹿児島 県 出水市 ナベヅル 11/18 回収 陰性 11/19 陽性 6 鹿児島 県 出水市 ナベヅル 11/19 回収 陰性 11/19 陽性 7 鳥取県 鳥取市 コガモ糞 便 11/15 採取 8 鳥取県 鳥取市 オナガガモ 糞便 11/6 採取 9 秋田県 秋田市 コクチョ ウ(飼育 下) 11/17死 亡(殺処 分) 陰性 10 秋田県 秋田市 シロフク ロウ(飼育 下) 11/23 死 亡 陽性 11 岩手県 盛岡市 オオハク チョウ 11/23 死 亡 陽性 12 鹿児島 県 出水市 ナベヅル 11/20 保護 陰性 11/21 高病 原性鳥インフル エンザウイルス (H5N6亜型) と判明 11/21 高病 原性鳥インフル エンザウイルス (H5N6亜型) と判明 11/18 高病 原性鳥インフル エンザウイルス (H5N6亜型) と判明 11/22 高病 原性鳥インフル エンザウイルス (H5N6亜型) と判明 11/24 高病 原性鳥インフル エンザウイルス (H5N6亜型) と判明 11/21 高病 原性鳥インフル エンザウイルス (H5N6亜型) と判明 11/21 高病 原性鳥インフル エンザウイルス (H5N6亜型) と判明 11/28 高病原 性鳥インフルエ ンザウイルス (H5N6亜型) と判明 11/30 高病 原性鳥インフル エンザウイルス (H5N6亜型) と判明 11/28 高病原 性鳥インフルエ ンザウイルス (H5N6亜型) と判明 11/24 高病 原性鳥インフル 11/21 陽性 11/21 陽性 11/15指定 11/18 指 定 11/19 指 定 11/19 指 定 11/21 指 定 11/21 指 定 11/15指定 11/15指定 11/23 指定 11/24 指定 13 鹿児島 県 出水市 ナベヅル 11/20 保護 陰性 11/21 陽性 14 鹿児島 県 出水市 ナベヅル 11/21 回収 陰性 11/22 陽性 15 宮城県 登米市 マガン 11/21 回収 陰性 11/24 陽性 16 鳥取県 米子市 コハクチ ョウ 11/20 回収 陰性 11/25 陽性 17 鳥取県 米子市 コハクチ ョウ 11/20 保護 陰性 11/25 陽性 18 鹿児島 県 出水市 ナベヅル 11/21 回収 陰性 11/23 陽性 19 鹿児島 県 出水市 ナベヅル 11/22 保護(死 亡) 陰性 11/24 陽性 20 鹿児島 県 出水市 ナベヅル 11/23 回収 陰性 11/24 陽性 21 鹿児島 県 出水市 ヒドリガ モ 11/23 保護(死 亡) 陰性 11/24 陰性 22 鹿児島 県 出水市 ヒドリガ モ 11/23 回収 陰性 11/24 陽性 23 鹿児島 県 出水市 カモ類糞 便 11/20 採取 24 鳥取県 鳥取市 ヒドリガ モ/ヨシガ モ糞便 11/18 採取 25 北海道 苫小牧 市 ハヤブサ 11/24 回 収 陰性 11/29 陽性 エンザウイルス (H5N6亜型) と判明 11/24 高病 原性鳥インフル エンザウイルス (H5N6亜型) と判明 11/24 高病 原性鳥インフル エンザウイルス (H5N6亜型) と判明 11/29 高病 原性鳥インフル エンザウイルス (H5N6亜型) と判明 11/30 高病 原性鳥インフル エンザウイルス (H5N6亜型) と判明 11/30 高病 原性鳥インフル エンザウイルス (H5N6亜型) と判明 11/28 高病原 性鳥インフルエ ンザウイルス (H5N6亜型) と判明 11/28 高 病 原 性鳥インフルエ ンザウイルス (H5N6亜型) と判明 11/28 高病原 性鳥インフルエ ンザウイルス (H5N6亜型) と判明 11/28 高 病 原 性鳥インフルエ ンザウイルス (H5N6亜型) と判明 11/28 高 病 原 性鳥インフルエ ンザウイルス (H5N6亜型) と判明 11/28 高病原 性鳥インフルエ ンザウイルス (H5N6亜型) と判明 11/28 高病 原性鳥インフル エンザウイルス (H5N6亜型) と判明 確定検査機関で 検査中 11/24 指定 11/24 指定 11/24 指定 11/25 指定 11/25 指定 11/28 指定 11/28 指定 11/28 指定 11/28 指定 11/28 指定 11/28 指定 11/21 指定 11/29 指定 26 青森県 鶴田町 オオハク チョウ 11/24 回 収 陰性 確定検査機関で 検査中 確定検査機関で 検査中 11/29 高病原 性鳥インフルエ ンザウイルス (H5N6亜型) と判明 11/29 高病原 性鳥インフルエ ンザウイルス (H5N6亜型) と判明 11/29 高病原 性鳥インフルエ ンザウイルス (H5N6亜型) と判明 11/29 高病原 性鳥インフルエ ンザウイルス (H5N6亜型) と判明 11/29 高病原 性鳥インフルエ ンザウイルス (H5N6亜型) と判明 11/29 高病 原性鳥インフル エンザウイルス (H5N6亜型) と判明 11/30 高病 原性鳥インフル エンザウイルス (H5N6亜型) と判明 12/1 高病原 性鳥インフルエ ンザウイルス (H5N6亜型) と判明 確定検査機関で 検査中 確定検査機関で 検査中 11/29 指定 27 宮城県 栗原市 マガン 11/26 回 収 陰性 28 鹿児島 県 出水市 オナガガ モ 11/22 回収 陽性 29 鹿児島 県 出水市 マナヅル 11/22 回収 陽性 11/24 陽性 30 鹿児島 県 出水市 ナベヅル 11/23 回収 陽性 11/26 陽性 31 鹿児島 県 出水市 ナベヅル 11/23 保護 陰性 11/25 陽性 32 鹿児島 県 出水市 ナベヅル 11/23 保護(死 亡) 陽性 11/26 陽性 33 鹿児島 県 出水市 ナベヅル 11/24 回収 陽性 11/26 陽性 34 秋田県 秋田市 シロフク ロウ(飼育 下) 11/23 死 亡 陰性 35 兵庫県 小野市 カモ類糞 便 11/14 採取 陽性 11/28 陽性 36 新潟県 阿賀野 市 コハクチ ョウ 11/27 回収 陰性 12/1 陽性 37 福島 福島市 オオハク チョウ 12/2 回収 陽性 38 鹿児島 県 出水市 ナベヅル 11/25 回収 陽性 11/28 陽性 12/2 高病原 性鳥インフルエ ンザウイルス (H5N6亜型) と判明 12/2指定 39 鹿児島 県 出水市 ナベヅル 11/26 保護(死 亡) 陰性 11/27 陽性 12/2 高病原 性鳥インフルエ ンザウイルス (H5N6亜型) と判明 12/2指定 40 青森県 青森市 ノスリ 12/1回 収 陽性 確定検査機関で 検査中 12/2指定 41 茨城県 水戸市 オオハク チョウ 11/29 回 収 陰性 確定検査機関で 検査中 12/2指定 11/29 陽性 11/29 陽性 11/24 陽性 12/2 陽性 11/29 指定 11/29 指定 11/29指定 11/29 指定 11/29 指定 11/29 指定 11/29 指定 11/15指定 12/1指定 12/1指定 12/2指定 ※グレー網掛けとなっている箇所は、野鳥監視重点区域を既に解除した事例です
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