「北方領土返還要求中央アピール行動アピール行進」出発式における

「北方領土返還要求中央アピール行動アピール行進」出発式における
滝沢外務大臣政務官挨拶文
平成28年12月1日
本日御参集いただいている皆様におかれましては,日頃から北方四
島の返還に向けた環境整備,国民世論の啓発と結集のため,様々な活
動に御尽力いただき,心から感謝申し上げます。
本12月1日から遡ること71年前,第二次世界大戦終結後,当時
の安藤石典(あんどう いしすけ)根室町長がマッカーサー元帥に対し
北方領土返還を求める陳情を行いました。日本固有の領土である北方
領土の問題が今もなお未解決であり,日露間の平和条約が締結されて
いないことは誠に遺憾です。安倍内閣総理大臣からも常々申し上げて
いるとおり,御高齢となられている元島民の皆様の故郷である北方四
島の一日も早い返還実現に向けた思いを胸に取り組まなければならな
いと考えています。
北方領土問題については,昨年9月の岸田外務大臣の訪露で平和条
約締結交渉を再開し,本年4月の日露外相会談では,双方の歴史的な
解釈や法的な立場に違いはあるも,その上に立って,双方に受入れ可
能な解決策を作成していくことを確認しました。この結果を踏まえ,
5月及び9月に日露首脳会談が行われ,現在,両国首脳の指示の下,
外務省間において率直な議論が行われています。そして11月19日
には,ペルーAPEC首脳会議の際に両国首脳が再び会談し,近く行
われる予定のプーチン大統領訪日に向け,日露関係に更なる弾みが与
えられたところです。
政府としては,このような政治対話を積み重ねつつ,北方四島の帰
属の問題を解決し,ロシアとの平和条約を締結するとの一貫した方針
の下,一層精力的に腰を据えて交渉に取り組む決意です。
政府がロシアとの交渉を強力に進めていく上で,本日の行進のよう
に,根室管内の皆様が中心となって全国民に訴えかけることで,北方
領土返還要求が日本国民の総意であることを明確に示し続けることが
重要です。北方領土問題の解決に向け,引き続き力強い御支援と御協
力を賜りますよう改めてお願い申し上げ,私からの挨拶とさせていた
だきます。