発表資料ダウンロード[PDF:16795KB]

1
アンダーパス技術協会
「アンダーパス技術協会」は、2006年6月に複数
の協会を統一し、実績ある施工技術の開発と普
及を目指す協会として、設立しました。
会員数は54社(2016.10現在)
正会員45社、賛助会員9社
「アンダーパス技術協会」では、4つの基本工法
と、複数の支援工法を基に、様々な施工条件に
対し、[単独技術]または[組合せ技術]等に
より最適な施工技術を提案します。
2
施工技術
・フロンテジャッキング(FJ)工法
・アール・アンド・シー(R&C)工法
NETIS登録 KT-040015-A
・ESA工法
・SFT工法
NETIS登録 KT-050068 -A
箱形ルーフ開削設置工法
凍上防止対策工法 (寒冷地対応)
3
各工法の開発経過と施工件数
地域
施工法
開始年次
1970
国内 F J 工 法
〃 ESA工法
〃 R&C工法
〃 SFT工法
海外 F J 工 法
〃 R&C工法
〃 ESA工法
〃 SFT工法
2016.10調査
1980
施工件数
1990
2000
2010
1967
1980
1984
2005
1986
1988
1994
施工件数 合計
625件
39件
397件
20件
204件
58件
14件
2012
6件
1,363件
4
R&C工法 roof & culvert method





箱形ルーフ(R)とボックスカルバート(C)を
組合せて、地下構造物を設置する非開削工
法です。
函体外形位置に合わせ、事前に箱形ルーフ
を配置します。
箱形ルーフで防護された内側の地盤を掘削
し、箱形ルーフを押し出しながら、函体を推
進またはけん引します。
低土被り施工を特徴としています。
箱形ルーフは回収し、再利用する
ため、仮設材の埋め殺しが少ない
施工法です。
5
R&C工法の施工順序
函体2分割、推進方式の一例
6
1. 仮土留杭の設置工
2. 横断部地盤改良工(必要により)
3. 立坑掘削工
立坑掘削工
軌道側仮土留
7
4. 反力壁・発進台築造工
5. 箱形ルーフ推進(同時にFCプレート設置)工
FCプレート
箱形ルーフ推進工
箱形ルーフ推進完了
8
6. 刃口・スカート組立、函体築造工
←スカート
組立
刃口 →
刃口 →
9
7. 元押し推進設備準備工
元押し推進設備準備工
元押し推進設備
10
8. 刃口貫入工
9. 第1函体推進、推進に伴い箱形ルーフ押し出し撤去工
刃口貫入工・切羽掘削工
箱形ルーフ撤去工
11
10. 第1函体所定位置到達後、第2函体築造工
11. 推進設備一部段取り替え工
12. 第1・2函体推進掘削工、推進に伴い箱形ルーフ押し出し撤去工
中押し設備
12
13. 推進完了工
14. 推進設備撤去工
15. 函体緊張工
16. 目地防水工
17. 函体外周裏込注入工
推進完了
13
SFT工法 s
f
t





R&C工法の改良工法です。
箱形ルーフと函体をまとめて推進します。
函体推進中に切羽での掘削を行わない、非開
削の地下構造部の施工法です。
矩形函体の外形位置に合わせ箱
形ルーフを4方向配置し、この箱
形ルーフ材と函体とを接続して、ま
とめて押込みます。
到達側へ押出した箱形ルーフとル
ーフで包み込まれた状態の土砂を
、明かり部で処理します。箱形ル
ーフは回収し、再利用します。
14
SFT工法の施工順序
函体けん引方式の一例
15
1. 仮土留杭の設置工
2. 横断部地盤改良工
(必要により)
仮土留め工
3. 立坑掘削工
4. 反力体盛土工
反力体盛土工
16
5. 箱形ルーフ推進工
(同時にFCプレート設置))
箱形ルーフ推進工
6. 発進台築造工
7. 函体接続工組立・函体築造工
箱形ルーフ推進完了
17
8. 函体けん引設備準備工
9. 函体接続工
10. FCプレート定着工設置工
函体けん引設備
函体接続工
18
11. 函体けん引工(箱形ルーフと土砂を一体化として押出す)
函体けん引工
19
12. 函体けん引完了
13. 箱形ルーフ撤去工
14. 土砂搬出工
箱形ルーフ撤去工
土砂搬出工
20
15. けん引設備撤去工
16. 函体外周裏込注入工
21
実績と特徴
22
工法別実績
2016.10 調べ
FJ工法, 625
SFT工法,
20
FJ工法
ESA工法
R&C工法
SFT工法
R&C工法,
397
ESA工法,
39
国内 1,081 件
23
交差箇所の実績
2016.10 調べ
鉄道
81.2%
河川
その他
専用道路
一般道路
鉄道
一般道路
10.0%
専用道路
6.7%
その他
1.6%
河川
0.6%
国内 1,081 件
24
(%)
構造物の土被り実績
2016.10 調べ
30
FJ+ESA
(664 件)
R&C+SFT (417 件)
25 最少 FL-0.0 m
R&C工法
20
15
10
最大 GL-14.2 m
FJ工法
パイプルーフ無し
5
0
土被り
(道路GL-)
(鉄道FL-)
国内 1,081件
25
施工延長 実績
件数
2016.10 調べ
300
FJ工法
ESA工法
R&C工法
SFT工法
250
200
( 625 件 )
( 39 件 )
( 397 件 )
( 20 件 )
150
100
最長 280 m
ESA工法
50
0
10m未満
10-20
20-30
30-40
施工延長
40-50
50-60
60m以上
国内 1,081 件
26
函体断面積 実績
件数
2016.10 調べ
350
FJ工法
ESA工法
R&C工法
SFT工法
300
250
( 625 件 )
( 39 件 )
( 397 件 )
( 20 件 )
200
R&C工法
最大 806 m2
150
100
50
0
20m2未満
20~40
40~60
60~80
80~100
函体断面積 (m2)
100~120
120~140
140m2以上
国内 1,081 件
27
SFT工法施工実績 (国内)
件名
規模(m)
2006
2016.10 現在
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015
1
東電富津・水路
5.2×5.2×13.5
2
東電富津・ダクト
5.6×5.6×18.7
3
宮崎・南日向
18.5×6.9×14.0
4
北陸線・呉羽
2.0×2.2×16.5
5
東名・横浜
3.6×3.4×48.0
6
日豊線・苅田
8.2×5.3×25.0
7
予讃線・石手
9.8×6.7×21.0
8
日豊線・日向
25.0×7.7× 8.5
9
函館線・野幌
5.3×3.8×12.6
10
鹿児島・川内
17.2×8.8×14.5
11
福岡・福間
16.4×7.6×13.0
12
予讃線・市坪
34.0×8.0× 9.0
13
予讃線・平松
12.0×7.9×8.0
14
島原鉄道・諫早
3.1×2.5×10.0
15
大江戸線・牛込柳町
3.0×3.3×19.0
16
長野電鉄桐原
24.4×7.7×11.6
17
桶狭間勅使線
15.0×7.2×30.0
施工中
18
東北・豊地
6.0×6.5×53.2
施工中
19
愛知・茶屋川
5.1×3.4×24.1
施工中
20
東名・静岡東
9.3×7.3×43.0
施工中
国内
海外
2016
2017
20件
6件
28
ありがとうございました
アンダーパス技術協会
29
①上段、水平部施工
③側面、鉛直部施工
②下段、水平部施工
④側面、鉛直部施工
SFT工法 日豊線 財光寺~南日向間「南日向架道橋」
箱形ルーフ推進工
30
②
①
③
SFT工法 日豊線 財光寺~南日向間「南日向架道橋」
箱形ルーフ押し出し状況
31
上段ルーフ管吊上げ、撤去
土砂掘削、排土
土砂掘削、排土
撤去完了
32
SFT工法 日豊線 財光寺~南日向間「南日向架道橋」
平成19年度土木学会西部支部・技術賞 (JR九州受賞)
33
SFT工法 横浜市東名高速道路横断工事 歩行者トンネル
幅3.625m×高さ3.55m×長さ48.0m (横断距離41.7m)
34
ストーンサークル
R&C+ESA工法 北海道縦貫自動車道路 森工事
幅14.18m×高さ7.37m×長さ16.98m 土被りGL-2.5m
35