施設の管理運営に関する基本協定書(案)(PDF:259KB)

沖縄県大型MICE施設
の管理運営に関する基本協定書(案)
平成 28 年 11 月 18 日
沖縄県
目
第1章
総
第1条
次
則
(趣旨)···························································· 1
第1条の2 (年度協定)························································ 1
第2条
(指定管理者の指定の意義) ·········································· 1
第3条
(公共性の尊重)···················································· 1
第4条
(業務の意義)······················································ 1
第5条
(信義誠実の原則) ·················································· 2
第6条
(用語の定義)······················································ 2
第7条
(施設の概要)······················································ 2
第8条
(指定期間)························································ 2
第9条
(他業の禁止)······················································ 2
第2章
本業務の範囲と実施条件
第10条
(本業務の範囲)···················································· 2
第11条
(甲が行う一般的業務の範囲) ········································ 3
第12条
(業務実施条件)···················································· 3
第13条
(業務範囲及び業務実施条件の変更) ·································· 3
第3章
本業務の実施
第14条
(本業務の実施)···················································· 3
第15条
(モニタリング等の実施) ············································ 3
第16条
(利用規程の作成) ·················································· 3
第17条
(利用許可等の行政手続) ············································ 4
第18条
(開業準備)························································ 4
第19条
(第三者による実施) ················································ 4
第20条
(管理物件の修繕等) ················································ 4
第21条
(緊急時の対応)···················································· 4
第22条
(緊急事態等の予防対策) ············································ 5
第23条
(情報管理)························································ 5
第24条
(労働者の安全の確保等) ············································ 5
第25条
(暴力団の利用の排除) ·············································· 5
第26条
(暴力団員からの不当介入に対する通報及び報告の義務) ················ 6
第4章
管理物品の扱い
第27条
第5章
(甲による管理物品の貸与等) ········································ 6
業務実施に係る甲の確認事項
第28条
(業務計画書)······················································ 6
第28条の2(年度業務計画書) ················································· 7
第29条
(業務記録)························································ 7
第30条
(業務報告)························································ 7
第31条
(事業報告書)······················································ 7
第32条
(甲による業務実施状況の確認) ······································ 8
第33条
(甲による業務の改善要求) ·········································· 8
第34条
(監査)···························································· 8
第6章
指定管理料及び利用料金
第35条
(指定管理料の支払い等) ············································ 9
第36条
(指定管理料の変更) ················································ 9
第37条
(利用料金収入の取扱い) ············································ 9
第38条
(利用料金の減免) ·················································· 9
第39条
(利用料金の決定及び見直し) ········································ 9
第40条
(施設の利用不能等による利用料金収入の減少) ······················· 10
第7章
損害賠償及び不可抗力
第41条
(損害賠償等)····················································· 10
第42条
(施設利用者等への賠償) ··········································· 10
第43条
(保険)··························································· 10
第44条
(法令の変更時の対応) ············································· 10
第45条
(不可抗力発生時の対応) ··········································· 11
第46条
(不可抗力によって発生した費用等の負担) ··························· 11
第47条
(不可抗力による一部の業務実施の免除) ····························· 11
第8章
指定期間の満了
第48条
(業務の引継ぎ等) ················································· 11
第49条
(原状復帰義務)··················································· 12
第50条
(管理物品の引継ぎ等) ············································· 12
第51条
(利用料金収入の経過措置) ········································· 12
第9章
指定期間満了以前の指定の取消し
第52条
(事業継続が困難になった場合の取扱い) ····························· 12
第53条
(甲による指定の取消し) ··········································· 13
第54条
(乙による指定の取消しの申出) ····································· 14
第55条
(不可抗力による指定の取消し) ····································· 14
第56条
(指定期間終了時の取扱い) ········································· 14
第 10 章 その他
第57条
(権利・義務の譲渡の禁止) ········································· 15
第58条
(公租公課の負担) ················································· 15
第59条
(運営協議会の設置) ··············································· 15
第60条
(自主収益事業)··················································· 15
第61条
(目的外使用許可) ················································· 15
第62条
(本業務の実施に係る指定管理者の口座) ····························· 15
第63条
(許認可、届出等) ················································· 16
第64条
(乙の誓約)······················································· 16
第65条
(請求、通知等の様式その他) ······································· 16
第66条
(協定の変更)····················································· 17
第67条
(解釈)··························································· 17
第68条
(疑義についての協議) ············································· 17
第69条
(裁判管轄)······················································· 17
別紙1
年度協定 ····························································· 18
別紙2
用語の定義 ··························································· 20
別紙3
管理物件 ····························································· 21
別紙4
業務の評価 ··························································· 22
別紙5
指定管理料の改定 ····················································· 24
別紙6
乙が加入する保険 ····················································· 26
沖縄県大型MICE施設の管理運営に関する基本協定書
沖縄県(以下「甲」という。)と[●](以下「乙」という。)は、次のとおり、沖縄県大型MI
CE施設(沖縄県西原町宇東崎 22 番 1 号ほか)(以下「本施設」という。)の管理運営に係る
基本協定(以下「本協定」という。)を締結する。
第1章
総
則
(趣旨)
第1条
本協定は、沖縄県大型MICE施設の設置及び管理に関する条例(平成●年沖
縄県条例第●号)(以下「条例」という。)第●条の規定により甲が指定管理者に指
定した乙が行う本施設の管理に関し、必要な事項を定めるものとする。
(年度協定)
第1条の 2 年度協定は、本施設の管理業務の各年度の業務内容及び実施の対価として支払
われる指定管理料に関する事項を定めるものとする。
2
甲と乙は各年度の開始までに年度協定を締結するものとし、年度協定の書式は
別紙1に定めるとおりとする。
(指定管理者の指定の意義)
第2条
甲及び乙は、本施設の管理に関して甲が乙を指定管理者として指定することの
意義は、乙の能力を活用し、本施設の効果的かつ効率的な管理運営を行うことに
より、条例第1条に規定する本施設の設置目的を達成することにあることを確認
する。
(公共性の尊重)
第3条
乙は、本施設の設置目的、指定管理者の指定の意義及び指定管理者が行う本施
設の管理業務(以下「本業務」という。)の実施にあたって求められる公共性を
十分に理解し、その趣旨を尊重するものとする。
2
乙は、第1項の趣旨に鑑み、本業務の実施にあたって関連団体や他の団体、又
は地域と連携するものとする。
(業務の意義)
第4条
乙は、本施設の設置目的を達成するため、本業務を実施するにあたり、次の事
項を遵守するものとする。
(1) 施設利用者に対する公正かつ公平な取扱い
(2) 施設利用者の意見や要望を反映したサービスの質の向上
(3) 施設利用者の立場に配慮した利便性の向上
- 1 -
(4) 施設の効用を最大限に発揮した効果的・効率的な運営
(信義誠実の原則)
第5条
甲及び乙は、互いに協力し信義を重んじ、対等な関係に立って本協定を誠実に
履行しなければならない。
(用語の定義)
第6条
本協定で用いる用語の定義は、別紙2のとおりとする。
(施設の概要)
第7条
本業務の対象となる物件(以下「管理物件」という。)は、管理施設と管理物
品からなる。管理施設及び管理物品の内容は、別紙3のとおりとする。
2
乙は、善良なる管理者の注意を持って管理物件を管理しなければならない。
(指定期間)
第8条
2
指定期間は、平成●年●月●日から平成 44 年3月 31 日までとする。
本業務に係る会計年度は、毎年4月1日(ただし初年度は●月●日)から翌年
3月 31 日までとする。
(他業の禁止)
第9条
乙は、次条第1項各号に掲げる業務及びこれに付随する業務以外の業務を行っ
てはならない。ただし、事前に甲の承諾を得た場合はこの限りではない。
第2章
本業務の範囲と実施条件
(本業務の範囲)
第 10 条
条例第4条に規定する本業務の範囲は、次のとおりとする。
(1)
本施設の設置の目的を達成するために甲が必要と認める事業の実施に関す
る業務
(2)
利用の許可に関する業務、利用の許可の取消し等に関する業務、原状回復
命令に関する業務その他の利用の許可に関する業務
(3)
利用料金の収受に関する業務、利用料金の減免に関する業務、利用料金の
返還に関する業務その他の利用料金の収受に関する業務
(4)
本施設の施設及び附属設備の維持及び修繕に関する業務
(5)
前各号に掲げるもののほか、本施設の管理運営に関して甲が必要と認める
業務
2
前項各号に掲げる業務の細目は、要求水準書等に定めるとおりとする。
- 2 -
(甲が行う一般的業務の範囲)
第 11 条
甲の業務は、指定管理事業を実施するにあたって必要となる業務とする。その
細目は、条例、本協定、入札説明書等に定めるとおりとする。
(業務実施条件)
第 12 条
乙が本業務を実施するにあたって満たさなければならない条件は、条例、本協
定、要求水準書等に示すとおりである。
(業務範囲及び業務実施条件の変更)
第 13 条
甲または乙は、必要と認める場合は、相手方に対する通知をもって第 10 条で
定めた本業務の範囲及び第 12 条で定めた業務実施条件の変更を求めることがで
きる。
2
甲または乙は、前項の通知を受けた場合は、協議に応じなければならない。
3
業務範囲または業務実施条件の変更及びそれに伴う指定管理料の変更等につい
ては、前項の協議において決定するものとする。
第3章
本業務の実施
(本業務の実施)
第 14 条
乙は、関係法令、条例、本協定及び年度協定のほか、要求水準書等及び計画書
に従って本業務を実施するものとする。
2
乙が本業務を実施するに当たり、前項の規程、文書等の間に矛盾がある場合
は、前項に規定する順にその解釈が優先するものとする。
(モニタリング等の実施)
第 15 条
乙は、本業務に関し、利用者等の意見や要望を把握するため、定期的にアン
ケート調査等のモニタリング等を実施し、その後の管理運営業務に当該意見等を
反映させ、利用者等サービスの水準を確保するよう努めるものとする。
2
乙は、前項により実施したモニタリング等の結果について、甲に報告するもの
とする。
(利用規程の作成)
第 16 条
乙は、要求水準書等及び計画書に従って、施設の利用に関する規程を作成する
ものとする。
- 3 -
(利用許可等の行政手続)
第 17 条
乙は、沖縄県行政手続条例(平成 7 年条例第 28 号)の規定に基づき、利用許可
等の本業務に関する手続きを行うものとする。
(開業準備)
第 18 条
乙は、指定開始日に先立ち、本業務の実施に必要な資格者及び人材を確保し、
必要な研修等を行わなければならない。
(第三者による実施)
第 19 条
2
乙は本業務の全てを一括して第三者に委託し、又は請け負わせてはならない。
乙は、事前に甲の承諾を得た場合を除いて、本業務の一部を第三者に委託し、
又は請け負わせてはならない。ただし、本業務の軽微な部分を委託し又は請け負
わせようとするときは、甲に対して予め通知をすれば足りる。
3
乙が本業務の一部を第三者に実施させる場合は、すべて乙の責任において行う
ものとし、本業務に関して、乙が使用する第三者の責めに帰すべき事由により生
じた損害及び増加費用については、すべて乙が負担するものとする。
(管理物件の修繕等)
第 20 条
別紙3に示す管理物件のうち、管理施設の改築、増築、移設については、甲の
責任において実施するものとする。
2
管理物件の修繕については、乙が自己の費用と責任において実施するものとす
る。
3
乙が、自己の責任において、計画書に記載のない模様替え若しくは本施設に重
大な影響を及ぼす修繕を行う場合、事前に甲に対してその内容その他必要な事項
を通知し、かつ、甲の事前の承認を得なければならない。
4
第 1 項及び第 2 項に定めるもののほか、本施設の管理上必要な修繕に関する特
別な事情が生じたときは、甲乙協議のうえ、実施するものとする。
(緊急時の対応)
第 21 条
乙は、緊急事態等の発生に対応できるよう、緊急事態等時に必要かつ十分な資
機材等の用意を行うものとする。
2
乙は、消防法(昭和 23 年法律第 186 号)及びその他関係法令に基づき緊急事
態等を想定した危機管理体制の整備及び危機管理マニュアルを作成し、甲に提出
するものとする。
3
乙は、消防署等関係機関からの危機管理マニュアル改善の助言や指導があった
場合は、直ちに改善し、改善後のマニュアルを、甲に提出するものとする。
4
指定期間中、緊急事態等が発生した場合、乙は危機管理マニュアルに従い、速
- 4 -
やかに必要な措置を講じるとともに、甲を含む関係者に対して緊急事態発生の通
報しなければならない。
5
事故等が発生した場合、乙は甲と協力して事故等の原因調査に当たるものとす
る。
6
乙は、災害時等に甲が緊急に避難場所として管理物件を使用する必要があると
きは、甲の指示により、優先して避難者等を受け入れることとする。
(緊急事態等の予防対策)
第 22 条
乙は、危険及び破損箇所の早期発見に努め、発見した場合は、迅速に適切な措
置をするものとする。乙は、甲に対し、措置後速やかに措置内容を報告するもの
とする。
2
乙は、緊急事態等を想定した訓練を定期的に行い、危機管理マニュアルを点検
整備することとする。
(情報管理)
第 23 条
乙又は本業務の全部又は一部に従事する者は、本業務の実施によって知り得た
秘密及び甲の行政事務等で一般に公開されていない事項を外部へ漏らし、又は他
の目的に使用してはならない。指定期間が満了し、若しくは指定を取り消された
後においても同様とする。
2
乙は、個人情報の保護に関する法律(平成 15 年5月 30 日法律第 57 号)及び
沖縄県個人情報保護条例(平成 17 年条例第2号)の規定に基づき、本業務の実
施に関して知り得た個人情報の漏洩、滅失及びき損等の事故の防止その他の個人
情報の適正な管理のために必要な措置を講じなければならない。
(労働者の安全の確保等)
第 24 条
乙は、労働安全衛生法(昭和 47 年法律第 57 号)及びその他関係法令に従っ
て、本業務を実施するため管理施設において就労する労働者の安全と健康に配慮
し、快適な職場環境の形成を推進するほか、作業行動の安全を図って、労働災害
の発生を防止するものとする。
2
乙は、雇用した労働者に対して、労働基準法(昭和 22 年法律第 49 号)及び最
低賃金法(昭和 34 年法律第 137 号)等労働関係法令等に定める労働条件、最低
賃金等を確保するものとする。
(暴力団の利用の排除)
第 25 条
乙は本施設の利用許可に関して、暴力団員による不当な行為の防止等に関する
法律(平成3年法律第 77 号。以下「暴力団対策法」という。)第2条第2号に
規定する暴力団(以下「暴力団」という。)の活動に利用される疑いのある場合
- 5 -
には、甲と協議の上、適切に事務を処理しなければならない。
(暴力団員からの不当介入に対する通報及び報告の義務)
第 26 条
乙は、管理業務の実施に当たって、暴力団員(暴力団対策法第2条第6号に規
定する暴力団員をいう。以下同じ。)による不当若しくは違法な要求又は本協定
の適正な履行を妨げる妨害を受けたときは、その旨を甲に報告するとともに、所
轄の警察署に届け出なければならない。
第4章
管理物品の扱い
(甲による管理物品の貸与等)
第 27 条
甲は、別紙3に示す管理物品を、指定期間中無償で乙に貸与する。
2
乙は、指定期間中、管理物品を常に良好な状態に保つものとする。
3
管理物品が経年劣化等により本業務実施の用に供することができなくなった場
合、甲は、乙との協議により、必要に応じて当該管理物品を購入又は調達するも
のとする。
4
乙は、故意又は過失により管理物品を毀損滅失したときは、甲との協議によ
り、必要に応じて甲に対しこれを弁償又は当該管理物品と同等の機能及び価値を
有する物品を購入又は調達しなければならない。
5
乙は、第1項に定めるもののほか、甲との協議により、物品を購入又は調達
し、本業務等実施のために供することができるものとする。
6
乙は、管理物品が経年劣化等により廃棄する必要が生じた場合は、甲に報告し
指示を仰ぐものとする。
7
乙は、毎年度終了後 30 日以内に、年度末時点の管理物品の一覧表を作成し甲
に提出しなければならない。
8
第4項及び第5項の規定により乙が購入又は調達した物品の所有権は、甲に帰
属するものとする。但し、第 60 条の規定により実施する自主事業のために乙が
購入又は調達した物品の所有権は、乙に帰属するものとする。
第5章
業務実施に係る甲の確認事項
(業務計画書)
第 28 条
乙は、指定開始日の6か月前までに、次に掲げる内容を記載した業務計画書及
び業務計画書に付随する書類を甲に届け出て、業務開始までに県の承諾を得なけ
ればならない。
(1) 運営業務
ア
運営業務基本方針
- 6 -
イ
実施体制
ウ
収入増・経費節減への取り組み方針
(2) 維持管理業務
ア
維持管理業務基本方針
イ
実施体制
(年度業務計画書)
第 28 条の 2 乙は、毎年度、年度開始の 30 日前までに次に掲げる内容を記載した年度業務
計画書に、本業務に関する収支計画書を添付して、甲の承諾を得なければならな
い。
(1) 前条各号に掲げる内容
(2) その他、甲が指定する事項
2
甲及び乙は、年度業務計画書を変更しようとするときは、甲と乙の協議により
決定するものとする。
(業務記録)
第 29 条
乙は、日常・定期的に行う業務に加え、施設の利用状況、事故・苦情等の内容
と対応、料金の収納状況等について、業務記録を作成するものとする。
(業務報告)
第 30 条
乙は、次に掲げる第1号から第5号について、毎月 10 日までに、前月の状況
を甲に報告するものとする。ただし、第6号については随時とする。
(1) 利用状況
(2) 減免許可状況
(3) 時間外使用許可状況
(4) 維持管理業務状況
(5) 収支状況
(6) その他甲が求める書類
(事業報告書)
第 31 条
乙は、当該年度の本業務に関し、次の各号に示す事項を記載した「半期業務報
告書」を年度上半期の翌月 10 日までに、また、年度終了後 30 日以内に、「年度
業務報告書」及び帰属する団体の直近の財務諸表を提出しなければならない。
(1) 本業務の実施状況に関する事項
(2) 本業務に係る収支状況
(3) 本施設の利用状況に関する事項
(4) 前3号に掲げるもののほか、甲が必要と認める事項
- 7 -
2
乙は、甲が第 53 条乃至第 55 条に基づいて年度途中において乙に対する指定管
理者の指定を取り消した場合には、指定が取り消された日から 30 日以内に当該
年度の当該日までの間の事業報告書を提出しなければならない。
(甲による業務実施状況の確認)
第 32 条
甲は前条により乙が提出した事業報告書の内容について別紙4の方法により、
定期評価を行うものとする。
2
甲は、年度業務計画書及び要求水準書等に適合した本業務の遂行を確保するた
め、別紙4の方法により、本業務の各業務につき随時評価を行うものとする。
3
甲は、第1項における確認のほか、乙による業務実施状況等を確認することを
目的として、随時、管理物件へ立ち入ることができる。また、甲は、乙に対して
本施設の本業務について、随時その説明を求め、あわせて甲が必要とする書類の
提出を請求することができる。また、本業務の実施状況を甲は自ら立会いの上確
認することができる。
4
乙は、前項に規定する管理運営状況その他についての説明及び甲の行う確認作
業に最大限の協力を行わなければならない。
5
乙は、何らかの事由で本業務に関し、仕様及び水準を満たしていない状況が生
じ、かつ、これを指定管理者自らが認識した場合、その理由及び状況並びに対応
方針等を直ちに甲に対して報告・説明をしなければならない。
6
甲は、必要に応じて、本施設について施設利用者へのヒアリングを行うことが
できる。
7
甲は、説明要求及び説明の実施、立会いの実施を理由として、本施設の維持管
理及び運営業務の全部又は一部に支障等がおきた場合についても、乙との関係に
おいて何らの責任を負うものではない。
(甲による業務の改善要求)
第 33 条
前条による確認の結果、乙による本業務の遂行が計画書及び要求水準書等の仕
様・水準を満たさないと甲が判断した場合には、甲は、別紙4にしたがって、乙
に対して業務の改善を要求するものとする。
2
乙は、前項に定める改善要求を受けた場合は、速やかにそれに応じなければな
らない。
(監査)
第 34 条
乙は、地方自治法第 199 条第7項、第 252 条の 37 第4項、第 252 条の 42 第1
項及び沖縄県外部監査契約に基づく監査に関する条例(平成 11 年沖縄条例第2
号)に基づき、本業務に係る出納関連の事務について、監査委員、包括外部監査
- 8 -
人、個別外部監査人による監査の要求がある場合、応じなければならない。
第6章
指定管理料及び利用料金
(指定管理料の支払い等)
第 35 条
2
甲は、本業務実施の対価として、乙に対して指定管理料を支払う。
甲が乙に対して支払う指定管理料は約 12 年間で○○円以内とし、各年度の指
定管理料については、別途年度協定書に定めるものとする。ただし、各年度の指
定管理料については、必要に応じて別紙5第2項による改定を行う。
3
本協定に従い乙が実施する業務の実施により生じる収益(第 37 条の利用料金
収入を含む。)は乙に帰属するが、乙は、その収益の一部を別紙5第3項に基づ
き甲に納付するものとする。
(指定管理料の変更)
第 36 条
甲又は乙は、前条第2項で規定する指定管理料の額を変更すべき特別な事情が
生じた場合には、相手方に対して通知をもって指定管理料の変更を申し出ること
ができるものとする。
2
甲又は乙は、前項の申出を受けた場合は、協議に応じなければならない。
3
変更の要否や変更金額等にいては、前項の協議により決定するものとする。
(利用料金収入の取扱い)
第 37 条
乙は、本施設に係る利用料金を当該乙の収入として、収受することができる。
(利用料金の減免)
第 38 条
乙は、本施設に係る利用料金を減額し、又は免除する規定を作成しなければな
らない。
2
乙は、前項の規定を作成若しくは変更した場合、甲の承認を得なければならな
い。
3
乙は、前項で承認された規定に基づき、利用料金を減額し、又は免除すること
ができる。
(利用料金の決定及び見直し)
第 39 条
利用料金は、乙が、条例に規定する利用料金の範囲内において定めるものとす
る。
2
乙は、前項の規定により利用料金を定めようとするときは、あらかじめ甲の承
認を受けなければならない。利用料金を変更しようとするときも同様とする。
- 9 -
(施設の利用不能等による利用料金収入の減少)
第 40 条
甲が行う修繕等により管理物件の全部又は一部が使用できなくなったと認めら
れた場合、乙は、使用できなくなった管理物件の範囲において本協定に定める義
務を免れるものとする。
2
甲は、前項による使用できなくなった管理物件について、乙に対し、予算の範
囲内において、利用料金の収入の減少予想額と管理に係る支出予想額の差額を支
払うものとする。
3
算定方法については、甲乙協議し、決定するものとする。
第7章
損害賠償及び不可抗力
(損害賠償等)
第 41 条
乙は、故意又は過失により管理物件を損傷し、又は滅失したときは、それに
よって生じた損害を甲に賠償しなければならない。ただし、甲が特別の事情があ
ると認めたときは、甲は、その全部又は一部を免除することができるものとす
る。
2
本施設で開催予定のイベントの遅延及び中止、イベント中の事故対応等から生
ずる損害及び追加費用について、甲は責任を負わない。ただし、甲の責めに帰す
べき事由によるものについては、その限りではない。
(施設利用者等への賠償)
第 42 条
本業務の実施において、施設利用者、来場者又は第三者に損害が生じた場合、
乙はその損害を賠償しなければならない。ただし、その損害が甲の責めに帰すべ
き事由又は甲乙双方の責めに帰すことができない事由による場合は、その限りで
はない。
2
甲は、乙の責めに帰すべき事由により発生した損害について施設利用者又は第
三者に対して賠償した場合は、乙に対して、賠償した金額及びその他賠償に伴い
発生した費用を求償することができるものとする。
(保険)
第 43 条
2
本業務の実施にあたり、甲は火災保険を付保しなければならない。
本業務の実施にあたり、乙が付保しなければならない保険は、別紙6のとおり
である。なお、乙はその他必要な保険を付保することができる。
(法令の変更時の対応)
第 44 条
第 10 条に定める本業務に直接関係する法令以外の法令及び民間の事業者一般
の利益にかかる税制度の法令の新設、変更により、本業務の実施につき乙に合理
- 10 -
的な増加費用又は損害が発生した場合は、当該増加費用又は損害は乙が負う。
2
乙に本業務に直接関係する法令変更で且つ当該増加費用又は損害の額が重大で
ある場合は、甲は乙と協議を行いその一部又は全部を負担することができる。
(不可抗力発生時の対応)
第 45 条
不可抗力が発生した場合、乙は、不可抗力の影響を早期に除去すべく早急に対
応措置をとり、不可抗力により発生する損害・損失及び増加費用を最小限にする
よう努力しなければならない。
(不可抗力によって発生した費用等の負担)
第 46 条
不可抗力の発生に起因して乙に損害・損失や増加費用が発生した場合は、乙は
その内容や程度の詳細を記載した書面をもって甲に通知するものとする。
2
甲は、前項の通知を受け取った場合は、損害状況の確認を行った上で甲と乙の
協議を行い、不可抗力の判定や費用負担等を決定するものとする。
3
不可抗力の発生に起因して乙に損害・損失や増加費用が発生した場合は、当該
費用については合理性の認められる範囲で甲が負担するものとする。ただし、台
風等による短期間の施設利用不能により発生した損害・損失を除く。なお、乙が
付保した保険によりてん補された金額相当分については、甲の負担に含まないも
のとする。
4
不可抗力の発生に起因して甲に損害・損失や増加費用が発生した場合は、当該
費用については甲が負担するものとする。
(不可抗力による一部の業務実施の免除)
第 47 条
前条第2項に定める協議の結果、不可抗力の発生により本業務の一部の実施が
できなくなったと認められた場合は、乙は不可抗力により影響を受ける限度にお
いて本協定に定める義務を免れるものとする。
2
乙が不可抗力により業務の一部を実施できなかった場合、甲は、乙との協議の
上、乙が当該業務を実施できなかったことにより免れた費用分を指定管理料から
減額することができるものとする。
3
乙は、前項の規程により指定管理料を減額された場合は、必要に応じて甲の請
求により指定管理料の全部又は一部を返還しなければならない。
第8章
指定期間の満了
(業務の引継ぎ等)
第 48 条
乙は、本協定の終了に際し、甲又は甲が指定するものに対し、要求水準書等に
従い、本業務の引継ぎ等を行わなければならない。
- 11 -
2
甲は、必要と認める場合には、本協定の終了に先立ち、乙に対して甲又は甲が
指定するものによる管理施設の視察を申し出ることができるものとする。
3
乙は、甲から前項の申出を受けた場合は、合理的な理由のある場合を除いてそ
の申出に応じなければならない。
(原状復帰義務)
第 49 条
乙は、本協定の終了までに、指定開始日の原状を基準として管理物件を原状に
回復し、甲に対して管理物件を空け渡さなければならない。原状回復のために負
担した費用は乙が負担するものとする。
2
前項の規定にかかわらず、甲が認めた場合には、乙は管理物件の原状回復は行
わずに、別途甲が定める状態で甲に対して管理物件を空け渡すことができるもの
とする。
(管理物品の引継ぎ等)
第 50 条
本協定の終了に際し、管理物品の引継ぎについては、次のとおりとする。
(1) 管理物品については、乙は、甲又は甲が指定する者に対して引き継がなけれ
ばならない。
(2) 前号以外の物品については、原則として乙が自己の責任で撤去・撤収するも
のとする。ただし、甲と乙の協議において両者が合意した場合、乙は、甲又
は甲が指定する者に対して引き継ぐことができるものとする。
(利用料金収入の経過措置)
第 51 条
指定管理終了(指定の取消しを含む。)前に許可した指定期間終了後に利用す
る会議等の施設利用料金のうち 30%については、乙が収納することとする。ただ
し、終了3ヶ月前以降に許可した指定期間終了後利用(引き続き2日以上利用す
る場合は、その最初の日を起算日とする。)の会議等の施設利用料金について
は、指定終了日の翌日より新たな指定管理者又は甲の収入とする。
第9章
指定期間満了以前の指定の取消し
(事業継続が困難になった場合の取扱い)
第 52 条
乙は、事業の継続が困難となった場合又はその恐れが生じた場合には、速やか
に甲に報告するものとする。
2
甲は、乙の責めに帰すべき事由により管理が困難になった場合又はその恐れが
生じた場合には、管理の業務又は経理の状況に関し報告を求め、実地について調
査し、又は必要な指示をすることができる。
- 12 -
(甲による指定の取消し)
第 53 条
甲は、乙が次の各号のいずれかに該当すると認めるときは、その指定を取り消
し、又は期間を定めて本業務の全部又は一部の停止を命ずることができるものと
する。
(1) 指定管理者の倒産又は指定管理者の財務状況が著しく悪化するなど指定管理
者による管理を継続することができないと認められる場合
(2) 社会的信用を損なうなど指定管理者としてふさわしくないと認められる場合
(3) 指定管理期間中に入札説明書「Ⅱ-4.入札参加者の資格等」の条件を満た
さなくなった場合(該当した場合)
(4) 乙が本協定内容を履行せず、又はこれらに違反した場合
(5) 暴力団であると認められるとき。
(6) 役員等(役員、代表者、理事等、その他経営又は運営に実質的に関与してい
る者をいう。以下「役員等」という。)が暴力団員であると認められると
き。
(7) 役員等が、業務に関し、暴力団員であることを知りながら当該者を使用し、
又は雇用していると認められるとき。
(8) 暴力団又は暴力団員がその経営又は運営に実質的に関与していると認められ
るとき。
(9) 役員等が、自己、その属する法人等(法人その他の団体をいう。)若しくは第
三者の利益を図り、又は第三者に損害を加えることを目的として、暴力団又
は暴力団員を利用していると認められるとき。
(10) 役員等が、いかなる名義をもってするかを問わず、暴力団又は暴力団員に対
して、金銭、物品その他財産上の利益を与え、又は便宜を供与する等直接的
又は積極的に暴力団の維持若しくは運営に協力し、又は関与していると認め
られるとき。
(11) 役員等が、業務に関し、暴力団又は暴力団員が経営又は運営に実質的に関与
していると認められる業者であることを知りながら、これを利用していると
認められるとき。
(12) 前各号に掲げるもののほか、役員等が暴力団又は暴力団員と社会的に非難さ
れるべき関係を有していると認められるとき。
(13) 第 26 条に規定する暴力団員からの不当介入に対する通報及び報告義務を履
行しなかったとき。
(14) その他、甲が必要と認める場合
2
甲は、前項に基づいて指定の取消しを行おうとする際には、事前にその旨を乙
に通知した上で、次の事項について乙と協議を行わなければならない。
(1) 指定取消しの要否
(2) 乙による改善策の提示と指定取り消しまでの猶予期間の設定
- 13 -
(3) その他必要な事項
3
第1項の規定による取消し、又は本業務の全部若しくは一部の停止によって、
甲に発生する損害・損失や増加費用は、乙がその賠償の責めを負うこととする。
4
第1項の規定による取消し、又は本業務の全部若しくは一部の停止によって、
乙に損害・損失や増加費用が発生しても、甲はその賠償の責めを負わない。
5
乙は、第1項の規定により指定を取り消され、又は期間を定めて本業務の全部
若しくは一部の停止を命じられたときは、甲の請求により指定管理料の全部又は
一部を返還しなければならない。
(乙による指定の取消しの申出)
第 54 条
乙は次のいずれかに該当する場合は、甲に対して指定の取消しを申し出ること
ができるものとする。
(1) 甲が本協定内容を履行せず、又はこれらに違反した場合
(2) 甲の責めに帰すべき事由により乙が損害又は損失を被った場合
(3) その他、乙が必要と認める場合
2
甲は、前項の申出を受けた場合、乙との協議を経てその処置を決定するものと
する。
(不可抗力による指定の取消し)
第 55 条
甲又は乙は、不可抗力の発生により、本業務の継続等が困難と判断した場合
は、相手方に対して指定取消しの協議を求めることができるものとする。
2
協議の結果、やむを得ないと判断された場合、甲は指定の取消しを行うものと
する。
3
前項における取消しによって乙に発生する損害・損失及び増加費用は、合理性
が認められる範囲で甲が負担することを原則として甲と乙の協議により決定する
ものとする。
4
乙は、第2項の規定により指定を取り消されたときは、甲の請求により指定管
理料の全部又は一部を返還しなければならない。
(指定期間終了時の取扱い)
第 56 条
第 48 条から第 51 条の規定は、第 53 条から第 55 条の規定により本協定が終了
した場合に、これを準用する。ただし、甲乙が合意した場合はこの限りではな
い。
- 14 -
第 10 章 その他
(権利・義務の譲渡の禁止)
第 57 条
乙は、本協定によって生ずる権利又は義務を第三者に譲渡し、又は継承させて
はならない。ただし、事前に甲の承諾を得た場合はこの限りではない。
(公租公課の負担)
第 58 条
本協定及びこれに基づき締結される合意に関連して生じる公租公課はすべて乙
の負担とする
(運営協議会の設置)
第 59 条
甲と乙は、本業務を円滑に実施するため、情報交換や業務の調整を図る運営協
議会を設置することができる。詳細については、別途作成する設置要綱にて定め
る。なお、設置要綱の内容については甲と乙の協議により決定するものとする。
2
甲と乙は協議の上、前項の運営協議会に、関連する企業、団体、外部有識者又
は市民等を参加させることができるものとする。
(自主収益事業)
第 60 条
乙は、本施設の設置目的に合致し、かつ本業務の実施を妨げない範囲において
提案書に従い、自己の責任により、自主収益事業を実施しなければならない。
2
乙は、自主収益事業を実施するに当たって、甲に対して業務計画書を提出し、
事前に甲の承諾を得なくてはならない。その際、甲と乙は必要に応じて協議を行
うものとする。
3
甲と乙は、自主収益事業を実施するに当たって、別途の自主収益事業の実施条
件等を定めることができるものとする。
(目的外使用許可)
第 61 条
乙は、自主事業として施設の一部をレストラン、自動販売機、公衆電話の設置
等で利用する場合は、行政財産の目的外使用許可の申請を行うものとする。な
お、甲は本施設内において携帯電話の基地局等、第三者からの申請による公益上
必要となる行政財産の目的外使用の許可を行うことができるものとする。
2
甲は、乙から申請を受けた場合は、関係法令等に基づき、審査等を行うものと
する。
(本業務の実施に係る指定管理者の口座)
第 62 条
乙は、本業務の実施に係る支出及び収入を適切に管理することを目的として、
本業務に固有の銀行口座を開設し、その適切な運用を図るものとする。
- 15 -
2
乙は、前項の銀行口座に第 60 条の規定に定める自主収益事業も含めることが
できるものとする。
(許認可、届出等)
第 63 条
本協定上の義務を履行するために必要な一切の許認可は、乙がその責任及び費
用負担において取得・維持し、また、必要な一切の届出についても指定管理者が
その責任及び費用負担において提出しなければならない。ただし甲の協力が必要
な場合は、甲は乙に協力するものとする。
2
乙は、前項の許認可等の申請を行った場合には、甲に報告を行う。
3
甲は、乙からの要請がある場合は、乙による許認可の取得、届出及びその維持
等に必要な資料の提供その他について協力する。
4
乙は、許認可取得、届出及びその維持(甲が行うものを除く。)の遅延により
増加費用又は損害が生じた場合、当該増加費用又は当該損害を負担する。ただ
し、不可抗力により遅延した場合は、第 45 条から第 47 条の規定に従う。
(乙の誓約)
第 64 条
乙は、甲に対して、次に掲げる事項の実施を約する。
(1) 本店を沖縄県内に置くこと
(2) 甲の承諾なしに新株を発行しないこと
(3) 甲の事前の承諾なしに、事業者の定款の変更、資本金額の減少、重要な資産
の譲渡、解散、合併、事業譲渡、会社分割、株式交換、株式移転又はその他
組織変更を行わないこと。
(4) 代表者、役員又は商号に変更があった場合、直ちに甲に通知すること。
(5) 甲の事前の承諾なしに、他の株式会社の株式を取得しないこと。
(6) 甲の事前の承諾なしし、他の合名会社、合資会社又は合同会社の社員となら
ないこと。
(請求、通知等の様式その他)
第 65 条
本協定に関する甲乙間の請求、通知、申出、報告、承諾及び解除は、本協定に
特別の定めがある場合を除き、書面により行わなければならない
2
本協定の履行に関して、甲乙間で用いる言語、通貨は、日本語、日本円とす
る。
3
本協定の履行に関して甲乙間で用いる単位は、本協定に特別の定めがある場合
を除き、日本の標準時及び計量法(平成4年法律第 51 号)の定めるところによ
る。
- 16 -
(協定の変更)
第 66 条
本業務に関し、本業務の前提条件や内容が変更したとき又は特別な事情が生じ
たときは、甲と乙の協議の上、本協定の規定を変更することができるものとす
る。
(解釈)
第 67 条
甲が本協定の規定に基づき書類の受領、通知又は立会いを行い、又は説明若し
くは報告を求めたことをもって、甲が乙の責任において行うべき業務の全部又は
一部について責任を負担するものと解釈してはならない。
(疑義についての協議)
第 68 条
本協定の各条項等の解釈について疑義を生じたとき又は本協定に特別の定めの
ない事項については、甲と乙の協議の上、これを定めるものとする。
(裁判管轄)
第 69 条
本契約に関する紛争は、那覇地方裁判所を第一審の管轄裁判所とする。
本協定を証するため、本書を2通作成し、甲、乙がそれぞれ記名押印の上、各1通を保
有する。
平成●年●月●日
甲
所在地
那覇市泉崎1丁目2番2号
名
沖縄県
称
代表者
知事
乙
所在地
[●]
名
[●]
称
代表者 [●]
- 17 -
翁長 雄志
別紙1 (第1条の2関係) 年度協定
平成●年度 沖縄県大型MICE施設
管理運営に関する年度協定書
沖縄県(以下「甲」という。)と[●](以下「乙」という。)とは、平成[●]年[●]月
[●]日に、沖縄県大型MICE施設(以下「本施設」という。)の管理に関して締結した
沖縄県大型MICE施設管理運営に関する基本協定書(以下「基本協定書」という。)に
基づき、本施設の管理運営に関する平成●年度の年度協定(以下「年度協定」という。)
を締結する。
(年度協定の目的)
第1条
年度協定は、本施設の管理業務(以下「本業務」という。)の各年度の業務内
容及び本業務の実施の対価として支払われる指定管理料を定めることを目的とす
るものである。
(平成●年度の業務内容)
第2条
甲及び乙は、平成●年度の業務内容は、基本協定書第 10 条、第 14 条から第 27
条、第 28 条及び第 28 条の2に基づく業務計画書に定めるとおりであることを確
認する。
(平成年度の指定管理料)
第3条
甲は、本業務の実施の対価として、指定管理料●円(うち取引に係る消費税及
び地方消費税として●円を含む。)を支払うものとする。
(注)「取引に係る消費税額及び地方消費税額」は、消費税法第 28 条第1項及
び第 29 条の規定並びに地方税法第 72 条の 82 及び第 72 条の 83 の規定に基づき
算出したもので、契約金額に 108 分の8を乗じて得た額。
2
甲は前項の指定管理料の支払いについては、乙の請求に基づき次に掲げる日
程、割合により行うものとする。
(1) 平成●年6月 15 日をめどに指定管理料の 50%以内
(2) 平成●年 10 月 17 日をめどに指定管理料の 40%以内
3
甲は第1項の指定管理料のうち、基本協定書第 31 条に規定する事業報告書の
提出があり、甲の検査を合格した後、乙の請求に基づき精算額の残額を支払うも
のとする。
(指定期間の満了について)
- 18 -
第4条
甲及び乙は、指定期間の満了にあたり、基本協定書第 48 条から第 51 条の定め
る業務内容を確認し、引継事務等に遺漏のないよう取り扱うものとする。
(疑義等の決定)
第5条
年度協定に定めのない事項については、基本協定書によるものとする。基本協
定書にも定めのない事項については、甲と乙の協議の上、これを定めるものとす
る。
本協定を証するため、本書を2通作成し、甲、乙がそれぞれ記名押印の上、各1通を保
有する。
平成●年●月●日
甲(地方公共団体)
所在地
那覇市泉崎1丁目2番2号
名
沖縄県
称
代表者
知事
翁長 雄志
乙(指定管理者)
所在地
[●]
名
称
[●]
代表者
[●]
- 19 -
別紙2
(第6条関係) 用語の定義
(1) 「入札説明書」とは、本事業の事業者募集の際に示した「入札説明書」及び関連する質
問回答のことをいう。
(2) 「計画書」とは、本協定第 28 条による「業務計画書」及び第 28 条の2による「年度業
務計画書」のことをいう。
(3) 「指定開始日」とは、条例に定める指定期間の開始日のことをいう。
(4) 「指定管理料」とは、甲が乙に対して支払う本業務の実施に関する対価のことをいう。
(5) 「要求水準書等」とは、入札説明書等の付属書類で、本業務の内容、水準等を示す「要
求水準書」及び関連する質問回答のことをいう。
(6) 「自主収益事業」とは、第 10 条及び第 14 条に規定した本業務以外の業務で、乙が自己
の責任において実施する業務のことをいう。
(7) 「提案書」とは、本事業の事業者の公募にあたり、乙が提出した「事業実施計画書」
のことをいう。
(8) 「年度協定」とは、本協定に基づき、甲と乙が指定期間中に毎年締結する協定のことを
いう。
(9) 「緊急事態等」とは、大規模な災害や騒乱の発生など、治安を維持するうえで急迫した
危険が存在する状態のことをいう。
(10) 「不可抗力」とは、天災(地震、津波、落雷、暴風雨、洪水、異常降雨、土砂崩壊
等)、人災(戦争、テロ、暴動等)及びその他甲及び乙の責めに帰すことのできない
事由のことをいう。なお、施設利用者数の増減は、不可抗力に含まないものとする。
は、天災(地震、津波、落雷、暴風雨、洪水、異常降雨、土砂崩壊等)、人災(戦争、
テロ、暴動等)及びその他甲及び乙の責めに帰すことのできない事由をいう。なお、
施設利用者数の増減は、不可抗力に含まないものとする。
(11) 「法令」とは、すべての法律、法規、条例及び正規の手続きを経て公布された行政機関
の規定のことをいう。
(12) 「利用料金」とは、条例第 15 条に定める施設等の利用に係る料金のことをいう。
(13) 「会議等」とは、本施設を利用して行われる会議、大会、展示会、イベント、コンサー
ト等のことをいう。
(14) 「施設利用者」とは、本施設で行われる会議等の主催者、来場者及び主催者等から委託
を受けた業者等のことをいう。
- 20 -
別紙3
(第7条、第 20 条、第 27 条関係) 管理物件
(1) 管理施設
(2) 管理物品
- 21 -
別紙4(第 32 条及び第 33 条関係) 業務の評価
1
業務評価の方法
甲及び乙は各々の費用負担において、指定期間中、本業務に対する下記の業務評価を
行う。
(1) 定期評価
甲は乙から事業報告書の提出があったときは、定期評価を行う。定期評価は、乙が作
成し提出する事業報告書の内容を確認し、乙の業務実施状況を確認する等の方法により
実施する。また、甲は必要に応じて施設巡回、業務の検分、乙に対する説明要求及び立
会い等を行い、乙の業務実施状況を確認する。乙は甲の定期評価の実施につき甲に対し
て最大限の協力を行うものとする。
(2) 随時評価
甲は、指定期間中、必要に応じて随時評価を実施する。随時評価は、乙に事前に通知
した上で乙に説明を求め、又は本施設において本業務の状況を確認することができる。
乙は甲の随時評価の実施につき甲に対して最大限の協力を行うものとする。
(3) 甲による施設利用者ヒアリング等
甲は、必要に応じて施設利用者へのヒアリングを行うことができる。
2
仕様及び水準未達の場合の措置
(1) 改善要求
甲は、本業務が仕様・水準を満たしていないと確認した場合には、乙に改善勧告を行
う。
乙は、甲からの改善勧告に基づき、直ちに仕様・水準を満たしていない状態を一定期
間内に改善・復旧することを内容とする改善計画書を作成し、甲に提出する。甲は、乙
の提出した改善計画書について、仕様・水準を満たしていない状態の改善・復旧が一定
期間内にできる内容であると認めた場合には、直ちにこれを承認する。なお、甲は承認
にあたって改善計画書の変更を求めることがある。
(2) 再勧告
乙が改善計画書に示された一定期間内に業務の改善・復旧を実現することができな
かった場合、甲は再度改善勧告を行い、乙に改善計画書の再提出を要求する。乙が再提
出する改善計画書に示された一定期間内に業務を改善・復旧することができなかった場
合は、甲は乙と協議の上、担当者を変更させることができる。
(3) 指定の停止・取り消し
- 22 -
担当者の変更後も対象業務の改善が認められない場合、又は担当者の変更に応じない
場合は、指定を取り消し、又は期間を定めて本業務の全部又は一部の停止を命ずること
ができる。
- 23 -
別紙5(第 35 条関係) 指定管理料の改定
1
物価変動に伴う改定
国内及び県内における賃金水準や物価水準の変動により、指定管理料が不適当と
なったと認めた時は、甲又は乙は、相手方に対して対価の変更を請求することがで
き、相手方から請求があったときは、協議に応じなければならない。改定方法は、
次の指標及び計算式を元に計算を行う。
(1) 改定の条件と方法
・本協定に定めた指定管理料を基準額とし、(3)に示す業務毎の指標について改
定年度の物価変動を勘案して設定した改定率を乗じ、改定を行う日以降の指定管
理料に反映させる。なお、指定管理料への反映は、前回改定が行われた時と比べ
て1ポイント以上の変動が認められる場合に行う。
・改定率に小数点以下第四位未満の端数が生じた場合は、これを切り捨てるものと
する。
・(3)に示す各指標が廃止、改案された場合には、相互の協議を経て、甲が新た
に適切な指標を指定するものとする。
・物価変動の評価は毎年度実施するものとし、評価の基準日は各前年度の7月1日
とする。なお、改定のタイミングは一年に1回とする。
(2) 改定に用いる指標
改定にあたって使用する指標は次に示すとおりとする。指標について、提案があ
る場合は相互の協議を経て適切な指標を指定するものとする。
費用項目
指標
人件費
毎月勤労統計調査・賃金指数(厚生労働省)
・就業形態別・きまって支給する給与(調査全産業、一般
労働者 30 人以上)を使用
光熱水費
消費者物価指数(総務省統計局)
・都市階級・地方・大都市圏・都道府県庁所在市別におけ
る沖縄の値を使用
(4) 改定における計算式
平成 N 年における改定率の算出は、下記の計算式で行う。ただし、平成 X 年は前
回の改定年度とする。
改定率α=平成(N-1)年 7 月公表の指標/平成 X 年 7 月公表の指標
- 24 -
2
需要変動に伴う改定
本施設の需要が計画値を上回った場合には指定管理料の改定を行う。なお、収入
実績が計画値よりも増加した場合には定めた条件に応じて指定管理料を減額する一
方、収入実績が計画値よりも減少した場合には指定管理料の増額を行わないことを
想定している。
減額の算定式については、次の計算式を基に、提案書による提案を踏まえ決定す
る。なお、指定期間の初期と後期では想定需要の拡大に伴って収益構造が大きく変
化することが想定されるため、黒字転換時期等の想定に応じ、年度によって異なる
比率を使用することも認める。
改定額=各年度の収入の変動幅×(提案書で提案する比率)
各年度の収入の変動幅
=各年度の「料金等収入実績額」―各年度の「提案時の料金収入等見込額」
3
乙による業務実施の結果生じる収益の帰属
本協定に従い乙が実施する業務の実施により生じる収益は、原則としてその全額
が乙に帰属するものとするが、各年次の売上高営業利益のうち提案書に基づく比率
を甲に納付するものとする。なお、売上高営業利益によって異なる比率を使用する
ことも認める。
- 25 -
別紙6
(第 43 条関係) 乙が加入する保険
乙は、指定期間中、次の要件を満たす保険に加入しなければならない。なお、保険契約
は、1年ごとに更新するものでも可能とする(この場合、更新の都度保険証書の原本証明
付き写しを甲に提出する。)。
次に掲げる「付保の条件」は最小限度の条件であり、乙の判断に基づき更に付保範囲の広
い補償内容とすることを妨げるものではない。
1
施設所有者賠償責任保険(本施設)
(1) てん補限度額(補償額)
対人補償については、1人当たり 5,000 万円以上かつ1事故当たり 10 億円以
上とし、対物補償については、1事故当たり 2,000 万円以上とする。
(2) 補償する損害
本施設の所有、使用又は本業務遂行に伴う法律上の損害賠償責任を負担するこ
とによって被る損害とする。
(3) 免責金額
1,000 円以下とする。
(4) そ の 他
甲を追加被保者とすること。
2
昇降機賠償責任保険
(1) てん補限度額(補償額)
対人補償については、1人当たり 5,000 万円以上かつ1事故当たり3億円以上
とし、対物補償については、1事故当たり 1,000 万円以上とする。
(2) 補償する損害
本施設内の一般用エレベーター3台の使用又は本業務遂行に伴う法律上の損害
賠償責任を負担することによって被る損害とする。
(3) 免責金額
1,000 円以下とする。
(4) そ の 他
甲を追加被保者とすること。
3
受託者賠償保険
(1) てん補限度額(補償額)
対物補償については、1事故当たり 2,000 万円以上とする。
(2) 補償する損害
本施設を施設利用者が使用する際、施設利用者等の財物を保管・管理中に焼
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失、破損・紛失、盗難又は法律上の賠償責任を負担することによって被る損害と
する。
(3) 免責金額
5,000 円以下とする。
(4) そ の 他
甲を追加被保者とすること。
4
高所作業車自賠責任意保険
(1) てん補限度額(補償額)
対人補償
無制限
対物補償
無制限(対物全損修理費用付)
搭乗者傷害
1名あたり 5,000 万円
入院日額
15,000 円(入院7日間倍額特約付)
通院日額
10,000 円
人身傷害
無制限(被保険者搭乗中のみ)
(2) 補償する損害
高所作業車の所有、使用又は本業務遂行に伴う法律上の損害賠償責任を負担す
ることによって被る損害とする。
(3) 免責金額
0 円とする。
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