週刊株式アウトルック

2016 年 11 月 25 日号
週刊株式アウトルック
来週の見通しと投資ポイント
CONTENTS
1. 日本株式 .............................................................................................. 1
2. 注目テーマ① 自社株買いで ROE 向上を目指す日本企業 ....................... 2
3. 注目テーマ② 二極化する資源価格と関連銘柄 ....................................... 3
4. 注目テーマ③ リスクオン姿勢が強まる中での銘柄選別 ............................. 4
5. ドル円相場 ............................................................................................ 5
6. 米国株式 .............................................................................................. 5
7. 投資部門別売買動向 ............................................................................. 6
8. 個人投資家の買付動向 ......................................................................... 7
9. 週間個別銘柄騰落状況(東証 1 部) ........................................................ 7
10. チャート分析 .......................................................................................... 8
11. 来週・再来週の主なスケジュール............................................................. 9
投資情報部
2016 年 11 月 25 日(金)
週刊株式アウトルック
1.日本株式
横山 敦史
【日経平均の推移と来週の見通し】
20,000
(円)
(兆円)
<来週の予想レンジ:17,800~18,800円>
12
11
19,000
18,800円
10
18,000
9
17,800円
日経平均(左軸)
75日移動平均(左軸)
8
17,000
7
16,000
6
5
25日移動平均(左軸)
15,000
4
14,000
3
2
13,000
1
東証一部売買代金(右軸)
12,000
6/7
2016年
6/27
7/15
8/5
8/26
9/15
10/7
10/28
11/18
12/9
0
(月/日)
注:予想はSMBC日興証券
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
日経平均は年初来高値を窺う展開

良好な米国経済指標の発表や積極的な財政政策への期待などから、米金利が上昇。ドル円も1ドル=112
円台と円安が進行し、日経平均は1月4日に付けた年初来高値(18,450円)を窺う展開となった。
FOMCやクリスマス休暇前に一服感出やすい

来週は、週末に11月分米雇用統計の発表を控え、様子見ムードが漂いやすい。また、12月13~14日開催の
FOMC(米連邦公開市場委員会)やクリスマス休暇など、目先は海外投資家がいったん手仕舞いやすいイ
ベント・時間帯が続く。短期筋を中心とした利益確定売りの勢いが強まると考えられ、日経平均は
17,800~18,800円のレンジ推移を予想する。

中長期的には、世界的な財政政策期待やインフレ期待の高まりから、景気敏感株やインフレ関連株などが
選好されやすいという見方に変わりはない。一方、上記のような海外要因で円安進行が一服するような場面
では、バリューや利回りを重視した銘柄が選好される可能性があろう。
今年のNISA枠は今年のうちに

今年も残すところ1ヵ月あまり。今年のNISA(少額投資非課税制度)の非課税枠が余っている方も多いので
はないか。今後の株価上昇局面に備え、有効に非課税制度を利用しておきたい。
1
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
2016 年 11 月 25 日(金)
週刊株式アウトルック
2.注目テーマ① 自社株買いでROE向上を目指す日本企業
図表1. 自社株式取得枠と延べ件数の推移
(兆円)

コーポレートガバナンス・コード(企業統治の説明
責任を果たし企業価値向上を図ること)やスチュ
ワードシップ・コード(機関投資家が企業価値向
上を促すこと)等の導入に伴い、日本企業は今
まで以上に効率的な経営戦略が求められている。
そのため、企業の収益性を図る上でROE(自己
資本利益率=当期純利益÷自己資本×100)が
注目されるようになり、ROEの向上に寄与する自
社株買いが投資家にとって有益な材料となって
いる。2014年以降こうした傾向が強まり、自社株
買いの取得枠と延べ件数は着実に増加している
(図表1)。企業価値向上のために企業が動き出
していることがわかるだろう。

その一方で、企業業績の拡大に伴い利益剰余
金は増加傾向にあること(図表2)から、一部では
内部留保に課税すべきとの声が出ている。そう
いった背景も踏まえると、引き続き手元資金の有
効活用、ひいては積極的な自社株買いによる
ROE向上を目指した経営戦略を企業が求められ
る可能性は高い。銘柄選別にあたって“自社株
買い”が重要キーワードの一つになると考えてい
る。

そこで、TOPIX採用銘柄(変則決算除く)のうち、
予想ROEが2%pt改善した場合、改善後のROE
が8%以上になる銘柄を対象に、(1)2%pt改善す
るために必要な自社株買いの目標株数の普通
株(自己株除く)に占める割合が5%以上20%以
下、(2)直近実績自己資本比率が35%以上、か
つネットキャッシュ(現預金+有価証券-有利子
負債)がプラス、(3)自社株買いの直近決議が
2014年以降発表(ただし2016年発表の企業は除
く)、との条件を満たす銘柄の時価総額上位10
社を順に並べた(図表3)。ここに挙げた銘柄は、
市場が有効な手元資金の活用を促す中で、
ROEを意識し前向きに自社株買いを行ってきた
企業だと言えよう。そうした企業は今後、よりROE
を改善させるために自社株買いを行う可能性が
あると考えられるため、株式市場で評価が高まろ
う。
(件数)
10
1,200
取得枠(左軸)
9
延べ件数(右軸)
8
1,000
7
800
6
5
600
4
400
3
2
200
1
0
西尾 浩一郎 / 長谷川 景子
0
00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 (年)
注: 対象はTOPIX採用銘柄、データは11月22日時点
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成。
図表2. 利益剰余金の推移
240
(兆円)
(兆円)
30
当期利益(右軸)
220
25
200
20
利益剰余金(左軸)
180
15
160
10
140
5
120
0
100
-5
07/3期08/3期09/3期10/3期11/3期12/3期13/3期14/3期15/3期16/3期
注: 対象はTOPIX採用3月期決算銘柄
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
図表3. 今後、積極的な自社株買いが期待できる銘柄
株数
銘柄
予想決 予想 自社株買い
自社株買い 11月22日
銘柄略称
比率※
算期 ROE(%) 目標株数
直近決議日 終値(円)
コード
(%)
6273
2017/03
9.51
5,049,665
7.5 2014/05/15
6645 オムロン 2017/03
9.54
17,133,369
8.0 2015/10/27
4,240.0
9766 コナミ HD 2017/03
2433 博報堂DY 2017/03
9.10
9.53
10,083,901
36,396,082
7.5 2015/12/03
9.8 2014/05/09
3,925.0
1,319.0
4684
SMC
31,480.0
オービック 2017/03
13.09
4,466,409
5.0 2015/04/23
4,965.0
6460 セガサミーHD 2017/03
6268 ナブテスコ 2016/12
9.91
11.51
30,776,747
7,129,451
13.1 2015/02/12
5.8 2015/05/28
1,653.0
2,887.0
4739
2017/03
10.89
9,234,007
8.0 2014/11/06
3,010.0
丸一管 2017/03
日化薬 2017/03
6.52
6.82
15,326,920
31,143,356
18.5 2015/11/09
18.0 2015/11/05
3,545.0
1,334.0
5463
4272
CTC
注: (※)株数比率=自社株買い目標株数÷普通株式数(自己株除く)
ネットキャッシュ、総資産、自己資本(自己資本比率及び予想ROEの
算出に用いる)の直近実績は、通期と中間期が対象。予想は東洋経
済予想でスクリーニングに用いたデータは11月22日時点。
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
2
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
2016 年 11 月 25 日(金)
週刊株式アウトルック
3.注目テーマ② 二極化する資源価格と関連銘柄
図表1. 主な資源価格の推移

11月8日の米大統領選でトランプ氏が勝利したこ
とを受け、商品市況の動きが二極化。金が軟調、
原油は方向感のない展開となる一方、銅や鉄鉱
石、原料炭(製鉄で使用する石炭)などの価格は
騰勢を強めており、各商品の需給構造の違いが
明暗を分けている(図表1)。

金と原油はドルの代替資産としての投資需要が
一定程度ある。トランプ氏が掲げる拡張的な財
政政策への思惑などから、米金利とドルが上昇
しており、それが投資資金の流出につながって
いる。原油については米景気の拡大による実需
の回復が下支えとなるものの、トランプ次期政権
下では規制緩和による石油産業の生産増加も
予想され、当面はボックス圏で推移するとみられ
る。

一方、銅や鉄鉱石、原料炭の価格は中国の公
共投資や不動産投資の回復に加え(図表2)、ト
ランプ氏が掲げる高速道路や港湾、橋梁などイ
ンフラ投資への期待が支援材料となっており、当
面は高止まりする可能性があろう。なお、原料炭
の価格上昇は一時的な供給障害等に起因する
面もあるが、その解消には数ヵ月程度要しよう。

日本株については、原材料費の上昇により鉄鋼
メーカーに下押し圧力がかかりやすい一方、商
社は各社まちまち、非鉄には総じて追い風となろ
う(図表3)。商社は原油価格の動向に注意が必
要だが、三菱商は原料炭、三井物は鉄鉱石の
比率が高く、相対的に恩恵を受けやすいとみら
れる。非鉄金属は銅以外の金属も含め全般的に
価格が上昇しており、銅やアルミを主力事業とす
る三菱マ、銅や亜鉛等を手がけるDOWAと三井
金、銅やニッケル等の比率が高い住友鉱などが
恩恵を受けよう。DOWAは家電などから金属を取
り出すリサイクル事業も強く、同事業の収益拡大
も期待できる。一方、住友鉱は金鉱山を保有し
ており、金価格の下落により利益が一定程度相
殺されるとみられる。
(2016/10/1=100)
150
11/8米大統領選
140
原料炭
130
鉄鉱石
120
110
金
100
銅
90
原油
80
10/1
10/8
10/15
10/22
10/29
11/5
11/12
母良田 剛 / 武田 泰典
11/19 (月/日)
注: 鉄鉱石は鉄分62%、中国青島港受け渡し価格、原料炭は豪州の
輸出価格、原油はWTI先物、金はNY先物、銅はLME先物価格
出所: BloombergよりSMBC日興証券作成
図表2. 中国の民間不動産投資伸び率
(前年比、%)
25
20
15
10
5
0
-5
-10
14/1
14/7
15/1
15/7
16/1
16/7 (年/月)
注: 2月は1-2月累計
出所: CEIC、国家統計局よりSMBC日興証券作成
図表3. 主な資源関連銘柄
コード
銘柄
略称
11月24日 時価総額
終値(円) (億円)
5706 三井金
257.0
1,473
5711 三菱マ
3,440.0
4,523
5713 住友鉱
1,573.5
9,152
5714 DOWA
876.0
2,715
8031 三井物
1,540.5
27,675
8058 三菱商
2,440.0
38,798
概要
非鉄金属大手。建材や自動車等向けの亜
鉛、自動車やスマートフォン向けの銅、電池
等向けの鉛、金、銀の精錬などを手がける。
非鉄金属首位。銅やアルミ、セメントなどが
柱。米国にセメントと生コンクリートの工場を
有しており、米インフラ投資の恩恵にも期待。
非鉄金属大手で、銅、ニッケル、金などが強
い。国内唯一の大規模金山である菱刈金山
を持つ。
銅・亜鉛・レアメタル等の製錬を中心に、環
境・リサイクルや金属加工も手がける。金属
価格の上昇はリサイクル事業にも追い風。
鉄鉱石と原油は保有する持分生産権益規模
で総合商社断トツ。鉄鉱石世界トップのブラ
ジル・ヴァーレにも出資(持分法適用会社)。
事業基盤の厚さは商社断トツ。資源ではBH
Pビリトンと共同で手掛ける豪州の原料炭事
業が世界最大級。
出所: QUICK、各社資料、東洋経済などよりSMBC日興証券作成
3
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2016 年 11 月 25 日(金)
週刊株式アウトルック
4.注目テーマ③ リスクオン姿勢が強まる中での銘柄選別
図表1. 日米10年国債利回りの推移
(%)
0.3

トランプ氏が次期大統領に決定して以降、米主
要3株価指数が揃って史上最高値を更新するな
ど、株式市場にはリスクオンムードが高まってい
る。日本においても、トランプ次期大統領への政
策期待などから円安が進行し、日経平均は
18,000円台を回復した。投資部門別売買動向を
みると、外国人投資家が2週ぶりに大幅な買い越
しに転じており、株式への資金流入が加速しつ
つある。そうした中、米大統領選(日本時間11月
9日)通過後、24日までに日経平均は既に2,100
円近く上昇していることもあり、短期的な過熱感
を意識する向きもあろう。実際、足元で東証1部
騰落レシオ(25日)は買われ過ぎの節目である
120%を超えている。しかし、株価が大きく上昇す
る局面では値上がり銘柄数が増加するため、騰
落レシオが過熱感を示しながらも株価は上昇す
ることがある。東証1部の新高値銘柄数が連日
100銘柄を超えていることからも地合いの強さを
確認でき、勢いが強まっていると捉えるべきであ
ろう。

一方、日米の金利は大統領選挙後、一段と上昇
している(図表1)。金利上昇局面では投資家は
高いコストを払って株式投資をすることになるた
め、より成長性が高い銘柄や資本効率の高い銘
柄が選好されると考えられる。引き続き、投資家
心理は良好で、リスクオンの地合いが続くと考え
られることから、クオリティの高い銘柄を中心に日
本株を手掛けたい。

図表3はTOPIX採用銘柄(変則決算除く)のうち、
(1)来期予想が営業増益かつROE8%以上、(2)
今 期 予 想 PER30倍 以 下 、(3)対 TOPIXのβ値
1.4以上(β値:市場との連動性を示す指標で、
β値が1.5の場合、TOPIXが10%上昇すると15%
上昇する)、との条件を満たす時価総額上位10
銘柄(予想はQUICKコンセンサス予想、予想社
数3社以上)。ここに挙げた銘柄は、株式市場で
リスクオンの姿勢が強まる中で有望視されると考
える。
(%) 2.5
米国10年債利回り(右軸)
0.2
2.0
0.1
1.5
0.0
‐0.1
1.0
‐0.2
日本10年債利回り(左軸)
0.5
‐0.3
‐0.4
2016/01
2016/03
2016/05
2016/07
0.0
2016/11 (年/月)
2016/09
出所: BloombergよりSMBC日興証券作成
図表2. ROEが8%を超えると、株価水準が切り上がる
2.2
西尾 浩一郎 / 長谷川 景子
(12ヵ月先予想PBR、倍)
2.0
1.8
1.6
1.4
1.2
1.0
0.8
0.6
3.0
4.0
5.0
6.0
7.0
8.0
9.0
10.0
11.0
(12ヵ月先予想ROE、%)
注: 2004年2月以降のTOPIXベースの予想ROE及びPBRをプロット。予
想はIBES予想
出所: DatastreamよりSMBC日興証券作成
図表3. 来期営業増益が見込まれる高ROE・高ベータ銘柄
株式
コード
銘柄略称
予想
決算期
予想
営業利益 増益率
(百万円)
予想
ROE
(%)
対TOPIX 11月22日
終値
β値
(円)
(36ヵ月)
6501 日 立
2018/03
606,194
9.0%
8.92
1.48
608.8
6752 パナソニック
2018/03
351,213
19.3%
9.43
1.61
1,035.0
8591 オリックス
2018/03
351,589
6.9%
11.13
1.45
1,758.5
6702 富士通
2018/03
164,482
34.5%
12.60
1.44
653.8
4188 三菱ケミHD
2018/03
262,143
8.3%
10.75
1.63
724.0
7261 マツダ
2018/03
169,785
11.0%
11.34
2.15
1,746.0
6645 オムロン
2018/03
59,413
10.6%
10.03
1.56
4,240.0
6724 エプソン
2018/03
79,700
21.2%
11.10
1.44
2,227.0
7272 ヤマハ 発
2017/12
117,400
10.3%
14.14
1.88
2,533.0
4204 積水化
2018/03
99,702
4.7%
11.23
1.41
1,700.0
注: 予想は11月22日時点のQUICKコンセンサス予想
出所:QUICKよりSMBC日興証券作成
4
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2016 年 11 月 25 日(金)
週刊株式アウトルック
5.ドル円相場
龍 翔太
【ドル円相場の推移と来週の見通し】
(円/ドル)
<来週の予想レンジ:110.50~116.00円>
116

この1週間は、米経済指標の良好な結果
や米金利上昇を材料にドル買いが進行。
25日午前10時現在、113円台後半で推移
している。

ドル円は、上昇ピッチの速さから短期的に
は一旦調整の可能性をみておきたいところ
だが、来週は注目イベントが目白押し。30
日にOPEC(石油輸出国機構)総会、12月
1日に米ISM製造業景況指数、2日には米
雇用統計を控えている。ドルの上昇圧力が
強いだけに、これらの結果次第では調整
の前に一段高となる展開も想定される。

その際、次の上値メドとして意識されるのは
115円台半ばとなろう。この水準にはチャー
ト分析上のフシ目が集中している。

短期的にはやや波乱含みながらも先行き
ドル高円安基調との見方に変更はなく、中
期的には強気姿勢で臨みたい。
116.00円
115
114
113
112
111
110
110.50円
109
108
107
106
105
104
103
102
101
100
99
98
6/1 6/17
2016年
7/5
7/21
8/8
8/24
9/9
9/27 10/13 10/31 11/16
(月/日)
出所: BloombergよりSMBC日興証券作成
6.米国株式
田中 浩介
【景気循環に対応するセクター選別の概念図】
好景気
回復期
好況期
資本財
素材
⼀般消費財

今週は、OPEC(石油輸出国機構)総会を
意識した原油高や、良好な米経済指標を
受け、NYダウが史上最高値を更新した。

左の図表は、景気の循環と、各局面で選
好される傾向にある業種を概念図として示
したものである。図で示すように、景気は
「好況期⇒後退期⇒不況期⇒回復期⇒好
況期・・・」と循環するとされている。足元で
は、トランプ新政権下での景気加速や、先
行きのインフレ、利上げによる金利上昇観
測が強まっており、資本財や素材といった
景気循環系(景気回復、好況期時に業績
改善が見込まれる)の業種の株価が指数
全体をアウトパフォームする傾向にある。

大統領選後の株価上昇ピッチが急だった
だけに、目先は一定のスピード調整が入る
可能性があるが、業種別でみると、景気循
環系業種の中期的な堅調地合いが続く展
開が想定されよう。
情報技術
⾦融
⾦利低下
⾦利上昇
ヘルスケア
⽣活必需品
公共事業
電気通信
不況期
エネルギー
不景気
後退期
注:S&P500構成業種
出所:SMBC日興証券作成
5
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2016 年 11 月 25 日(金)
週刊株式アウトルック
7.投資部門別売買動向
長谷川 景子
月次投資部門別売買動向(ETF・REIT)

2016年10月のETFは、海外投資家が772億円の買い越しとなった。一方、個人は▲780億円の売り越しとなっ
た。

2016年10月のJ-REITは、海外投資家が▲285億円の売り越しに転じた。一方、金融機関は▲1億円と小幅な
がら2ヵ月連続の売り越しとなった。
【日経平均株価とETFの主な投資部門別売買動向の推移】
5,000
(億円)
(円)
22,000
日経平均株価(右軸)
4,000
20,000
3,000
2,000
18,000
1,000
0
16,000
▲ 1,000
14,000
▲ 2,000
▲ 3,000
金融機関(左軸)
海外投資家(左軸)
個人(左軸)
▲ 4,000
▲ 5,000
14/8
14/11
15/2
15/5
12,000
15/8
15/11
16/2
16/5
16/8
10,000
16/11 (年/月)
注: 売買動向は2014年8月から2016年10月まで、株価は2016年11月24日までのデータ
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
【東証REIT指数とJ-REITの主な投資部門別売買動向の推移】
1,500
(億円)
(pt)
2,000
東証REIT指数( 右軸)
1,900
1,000
1,800
500
1,700
0
1,600
▲ 500
▲ 1,000
14/8
金融機関(左軸)
海外投資家(左軸)
投資信託(左軸)
14/11
15/2
15/5
1,500
15/8
15/11
注: 売買動向は2014年8月から2016年10月まで、指数は2016年11月24日までのデータ
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
6
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
16/2
16/5
16/8
1,400
16/11 (年/月)
2016 年 11 月 25 日(金)
週刊株式アウトルック
8.個人投資家の買付動向
髙山 裕介
【買付代金上位10銘柄(11/18~11/24、銘柄コード順)】
コード
銘柄名
市場
業種
11/17終値 11/24終値
(円)
(円)
騰落率
(%)
1321
225投信
東証
ETF
18,300.0
18,780.0
2.6
1357
日経ダブ
東証
ETF
2,300.0
2,186.0
-5.0
1570
日経レバ
東証
ETF
12,670.0
13,340.0
5.3
2914
J T
東証1部
食料品
3,802.0
3,894.0
2.4
4565
そーせい
マザーズ
医薬品
15,610.0
14,480.0
-7.2
7203
トヨタ
東証1部
輸送用機器
6,151.0
6,588.0
7.1
7974
任天堂
東証1部
その他製品
26,050.0
27,635.0
6.1
8306
三菱UFJ
東証1部
銀行
673.2
677.0
0.6
8316
三井住友
東証1部
銀行
4,133.0
4,251.0
2.9
8411
みずほ
東証1部
銀行
197.9
201.2
1.7

引き続き、株価の変動が大きいとみる投資
家が多く、ブル型・ベア型のETFが買付け
上位にランクイン。

そーせい(4565)は17/3期上期営業損益が
黒字転換したことから、個人投資家の物色
が根強い様子。

円相場の急落を背景に輸出株の代表であ
るトヨタ(7203)に見直し買いの動き。

任天堂(7974)は、携帯型ゲーム機向けの
ポケモン最新作の初回出荷が世界で
1,000万本を突破し、業績拡大期待が高ま
った様子。
注: 弊社のリテール部門での国内上場銘柄の買付手口を集計。ただし、取引所外
取引およびブロックトレードのみデータから除外して集計
出所:QUICKよりSMBC日興証券作成
9.週間個別銘柄騰落状況(東証1部)
髙山 裕介
【値上がり率上位10銘柄(11/18~11/24)】
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
コード
銘柄名
9633
2372
7271
7248
7312
3673
1722
8518
3660
7408
テアトル
アイロムG
安 永
カルソカンセ
タカタ
ブロドリーフ
MISAWA
アジア投資
アイスタイル
ジャムコ
業種
サービス
サービス
輸送用機器
輸送用機器
輸送用機器
情報・通信
建設
証券商品先物
情報・通信
輸送用機器
11/17終値
(円)
126.0
1,091.0
527.0
1,297.0
416.0
996.0
861.0
349.0
649.0
1,977.0
11/24 終値 値上がり率
(% )
(円)
211.0
67.5
1,575.0
44.4
727.0
38.0
1,750.0
34.9
541.0
30.0
1,268.0
27.3
1,061.0
23.2
424.0
21.5
783.0
20.6
2,354.0
19.1
【値下がり率上位10銘柄(11/18~11/24)】
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
コード
銘柄名
7818
7575
6630
8070
4523
9766
3676
2170
1773
9380
トランザクショ
日本ライフL
ヤーマン
東京産
エーザイ
コナミ HD
HUG
LINK&M
YT L
東海運
業種
その他製品
卸売
電気機器
卸売
医薬品
情報・通信
情報・通信
サービス
建設
倉庫運輸関連
11/17終値
(円)
2,142.0
5,700.0
4,440.0
531.0
7,064.0
4,185.0
1,739.0
399.0
48.0
513.0
11/24 終値 値下がり率
(% )
(円)
1,844.0
-13.9
5,150.0
-9.6
4,025.0
-9.3
492.0
-7.3
6,562.0
-7.1
3,905.0
-6.7
1,628.0
-6.4
374.0
-6.3
45.0
-6.3
481.0
-6.2
注: 対象は東証1部銘柄
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
7
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。

日経平均は11/18~11/24の間、2.6%上昇。

テアトル(9633):
11/12に配給開始の劇場用アニメ「この世
界の片隅に」の好調な出足を材料視。

カルソカンセ(7248):
日産が同社の保有株をKKRに売却すると
正式発表し、TOB価格にさや寄せ。

MISAWA(1722):
トヨタホームが同社の子会社化を発表、シ
ナジー効果を期待する動き。

エーザイ(4523):
米製薬大手が開発中のアルツハイマー型
認知症治療薬の製品化を断念、類似の薬
を開発中の同社にも連想売り。

コナミHD(9766):
新アプリ配信開始で材料出尽くしの売り。
2016 年 11 月 25 日(金)
週刊株式アウトルック
10.チャート分析
石田 卓也
【日経平均高値更新後の推移】

【ドル円のRSI】

日経平均は11月22日に216営業日ぶりの高値を
付けた。1990年以降で216営業日以上空けて、高
値を更新した事例は7回あり、平均すると高値更
新後の100営業日で10%近く上昇している。
120
高値更新日を100として指数化
115
110
105
ドル円相場のRSIをみると、約1年半ぶりに「買われ
過ぎ」の水準となっている。過去にRSIが同水準と
なった場合はその後もドル円相場が上昇すること
が多く、上昇時のサインとも取れよう。
(円)
130
200
120
175
2016/11/22
110
過去7回の平均
100
ドル円(左軸)
150
125
90
100
ドル円のRSI(右軸)
100
80
95
(%)
75
70
90
50
60
85
25
50
80
-100
-75
-50
-25
0
25
50
75
100
(営業日)
出所:QUICKよりSMBC日興証券作成
40
12/11
13/5
13/11
14/5
14/11
15/5
15/11
16/5
0
16/11
(年/月)
出所:BloombergよりSMBC日興証券作成
【日本株市場関連データ(11/24時点)】
指数
日経平均株価
25日移動平均
75日移動平均
200日移動平均
11/24
前週末比 前週末比
(%)
(円)
終値(円)
18,333.41
366.00
2.04
17,442.22
移動平均
16,958.01
乖離率
16,625.83
指数
TOPIX
11/24
前週末比 前週末比
(%)
終値(円,pt) (円,pt)
1,459.96
31.50
2.21
JPX日経400
13,105.50
286.17
2.23
8.11
東証2部指数
4,824.08
61.01
1.28
10.27
東証マザーズ指数
924.11
5.65
0.62
5.10
売買高(東証1部、万株、①)
236,753
日経JASDAQ平均
2,644.08
19.08
0.73
25日移動平均
221,907
東証REIT指数
1,742.83
6.64
0.38
売買代金(東証1部、億円、②)
26,183
東証1部予想配当利回り(%)
25日移動平均
24,149
東証1部予想PER(倍)
売買単価(円、②/①)
1105.92
2.02
16.34
東証1部PBR(倍)
1.27
東証REIT指数予想分配金利回り(%)
3.74
 移動平均かい離率やその他のテクニカル指標など
【テクニカル指標】
から、短期的には過熱感が意識される。
騰落レシオ(東証1部、25日)
[単位:%]
判定
135.85
買われ過ぎ
サイコロジカル(TOPIX)
91.67
買われ過ぎ
ストキャスティクス(TOPIX)
RSI(TOPIX)
98.45
買われ過ぎ
―
67.67
注:予想は東証1部配当利回り及び東証1部予想PERは日経予想、東証REIT指数予想分配金利回りはQUICK予想。配当・分配金利回りは加重平均。
テクニカル指標は一般的に、騰落レシオ:120%以上が買われ過ぎ、70%以下が売られ過ぎ、サイコロジカル:75%以上が買われ過ぎ、25%以下が売
られ過ぎ、ストキャスティクス:75%以上が買われ過ぎ、25%以下が売られ過ぎ、RSI:75%以上が買われ過ぎ、25%以下が売られ過ぎと判断される
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
8
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
2016 年 11 月 25 日(金)
週刊株式アウトルック
11.来週・再来週の主なスケジュール
山方 大輝

来週、国内では鉱工業生産指数のほか、法人企業統計が発表予定。鉱工業生産に関しては、夏場のスマー
トフォン特需の増加以降、けん引役が見当たらないため、次の材料待ちといったところだろう。

海外では、米国で消費者信頼感指数のほか、雇用統計が発表予定。今週は予想を上回る経済指標が相次
ぎ、為替は円安ドル高方向に動く反応を示した。こうした流れが続くのか統計の内容と為替の動きに注視した
い。
【来週の主なスケジュール】
発表日
国・ 地域
11月 28日 (月 )
ユーロ圏
英国
日本
11月 29日 (火 )
米国
ユーロ圏
日本
市場予想
10月
11月
10月
10月
10月
10月
-
11月
7-9月期
9月
-
11月
10月
-
10月
10月
10月
米国
11月 30日 (水 )
11月
11月
ユーロ圏
ブラジル
インド
-
日本
米国
ユーロ圏
12月 1日 (木 )
英国
中国
豪州
インドネシア
タイ
米国
12月 2日 (金 )
12月 3日 (土 )
12月4 日 (日 )
10月
豪州
ブラジル
南ア
日本
イタリア
オーストリア
-
11月
7-9月期
-
7-9月期
-
11月
7-9月期
11月
11月
10月
11月
11月
11月
11月
7-9月期
11月
11月
11月
11月
11月
10月
10月
-
-
-
-
マネーサプライM3(前年比)
全国住宅価格(前年比、発表日未定、~3日)
家計調査-実質消費支出(前年比)
有効求人倍率
失業率
小売業販売額(前年比)
スクエニHDから「ファイナルファンタジーⅩⅤ」世界同時発売
コンファレンスボード消費者信頼感指数
実質 GDP( 前期比年率、 改定値、 前回値は速報値)
S&P/ ケースシ ラー住宅価格指数( 前年比)
ダドリーNY連銀総裁が講演
経済信頼感指数
鉱工業生産指数( 前月比、 速報)
臨時国会会期末
中古住宅販売成約指数(前月比)
個人支出(前月比)
個人所得(前月比)
PCEコア ・ デフレータ
( 食品・ エ ネルギ ーを除く 個人消費デフレータ、 前年比)
ADP雇用統計( 前月比)
シカゴ購買部協会景況指数
地区連銀経済報告( ベージ ュ ブッ ク)
消費者物価指数( 速報、 前年比)
実 質 GDP( 前 期 比 )
政策金利
GDP(前年比)
OPEC総会( オーストリ ア ・ ウィーン)
新車販売台数(除く軽自動車、前年比)
設備投資( 法人企業統計、 金融・ 保険を除く 全産業、 ソフトウエ ア 除く 、 前年比)
自動車販売台数(年換算)
ISM製 造 業 景 況 指 数
失業率
製造業PMI(確報、前回値は速報値)
製造業PMI
製 造 業 PMI
非製造業PMI
民間設備投資(前期比)
消費者物価指数(前年比)
消費者物価指数(前年比)
民間部門雇用者数( 前月比)
非農業部門雇用者数( 前月比)
失業率
小売売上高(前月比)
鉱工業生産(前月比)
大手格付け会社S&Pが南アフリカの信用格付けを見直し
岸田外相、ロシア訪問
憲法改正の是非を問う国民投票
大統領選の決選投票やり 直し
-
-
-
-
-
-
-
101.2
3.0%
5.20%
前月・ 前期・ 前年
5.0%
4.6%
▲2.1%
1.38倍
3.0%
▲1.7%
-
98.6
2.9%
5.13%
-
-
-
-
0.2%
0.5%
0.4%
-
106.3
0.6%
1.7%
1.7%
16.0万 人
52.0
14.7万 人
50.6
-
1.5%
0.5%
0.3%
-
-
▲1.0%
13.75%
7.60%
-
0.4%
▲0.6%
14.00%
7.10%
-
-
-
1,770万台
52.1
-
-
-
51.0
-
-
-
-
17.0万 人
18.0万 人
4.9%
-
-
-
-
-
-
-
0.8%
3.1%
1,791万台
51.9
10.0%
53.7
54.3
51.2
54.0
▲5.4%
3.31%
0.34%
14.2万 人
16.1万 人
4.9%
0.6%
0.5%
-
-
-
-
注:発表日は現地時間。市場予想と実績は2016年11月24日12時時点のBloombergの値を表示。スケジュールは予告なしに変更されることがあります
出所: Bloombergおよび各種報道などよりSMBC日興証券作成
9
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
2016 年 11 月 25 日(金)
週刊株式アウトルック

再来週、国内では経常収支や景気ウォッチャー調査が発表となる。米国大統領選挙後を加味した、景気の
先行き判断に明るさがみえるかに注目したい。

海外では、米国で耐久財受注やミシガン大学消費者信頼感指数などが発表予定。ミシガン大学消費者信頼
感指数に関しては、前回発表分が前月比で大きく上振れた。消費者マインドの回復基調の継続を確認でき
れば、米国経済にとってもポジティブな材料となろう。
【再来週の主なスケジュール】
発表日
国・ 地域
米国
12月 5日 (月 )
ユーロ圏
トルコ
メキシコ
日本
米国
12月 6日 (火 )
12月 7日 (水 )
ユーロ圏
豪州
フィリピン
ロシア
南ア
独
英国
豪州
インド
日本
12月 8日 (木 )
ユーロ圏
中国
豪州
メキシコ
日本
12月 9日 (金 )
米国
独
中国
ブラジル
12月 10日 (土 )
12月 11日 (日 )
中国
-
-
11月
10月
11月
11月
-
10月
10月
10月
10月
10月
7-9月期
-
11月
11月
7-9月期
10月
11月
7-9月期
-
-
10月
11月
11月
7-9月期
-
-
-
11月
11月
11月
10月
11月
ISM非製造業景況指数(総合)
小売売上高(前月比)
サービス業PMI(確報、前回値は速報値)
消費者物価指数(前年比)
石油鉱区の民間開放第1弾(ラウンドワン)第4次入札結果発表
毎月勤労統計-現金給与総額(前年比、速報)
耐久財受注( 前月比)
耐久財受注( 除輸送用機器、 前月比)
製造業受注(前月比)
貿易収支
実質 GDP( 前期比、 改定値、 前期値は速報値)
政策金利
消費者物価指数(前年比)
消費者物価指数(前年比、発表日未定、~7日)
実質GDP(前期比年率)
鉱工業生産(前月比)
ハリファックス住宅価格指数(前月比)
実 質 GDP( 前 期 比 )
政策金利 (リバースレポレート)
(レポレート)
経常収支( 季調済)
景気ウォッチャー調査-現状判断DI(季調済)
景気ウォッ チャー調査- 先行き判断DI( 季調済)
実質 GDP( 前期比年率、 2次速報、 前回値は速報値)
自民党税調が2017年度税制改正大綱決定
政策金利
ECB( 欧州中央銀行) 理事会
貿易収支
輸出( 前年比)
輸入( 前年比)
貿易収支
消費者物価指数(前年比)
法人企業景気予測調査
10-12月期
( 景況判断BSI- 大企業製造業、 前期比)
法人企業景気予測調査
10-12月期
( 景況判断BSI- 大企業全産業、 前期比)
メジャーSQ(特別清算指数)算出
-
12月
ミシ ガン大学消費者信頼感指数( 速報値)
10月
輸入(前月比)
10月
輸出(前月比)
10月
貿易収支
11月
消費者物価指数( 前年比)
11月
IPCA(拡大消費者物価指数、前年比)
11月
新規銀行融資( 発表日未定、 ~1 5 日)
11月
マネーサプライM2(前年比、発表日未定、~15日)
-
ノーベル賞授賞式
-
-
市場予想
前月・ 前期・ 前年
55.1
-
-
-
-
-
-
-
1.5%
▲391億ドル
-
1.50%
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
54.8
▲0.2%
54.1
7.16%
-
0.0%
4.8%
1.0%
0.3%
▲364億ドル
0.3%
1.50%
2.3%
6.1%
3.3%
▲1.8%
1.4%
0.5%
5.75%
6.25%
14,773億 円
49.3
51.4
2.2%
-
0.00%
-
490.6億 ド ル
▲7.3%
▲1.4%
▲12.27億豪ドル
3.1%
-
2.9%pt
-
1.9%pt
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
93.8
▲0.7%
▲1.2%
242億ユーロ
2.1%
7.87%
6,513億 元
11.6%
-
-
注:発表日は現地時間。市場予想と実績は2016年11月24日12時時点のBloombergの値を表示。スケジュールは予告なしに変更されることがあります
出所: Bloombergおよび各種報道などよりSMBC日興証券作成
10
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
2016 年 11 月 25 日(金)
週刊株式アウトルック
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弊社がご案内する商品等へのご投資には、各商品等に所定の手数料等をご負担いただく場合があります。例えば、店舗における国内
の金融商品取引所に上場する株式等(売買単位未満株式を除く。)の場合は約定代金に対して最大 1.242%(ただし、最低手数料 5,400
円)の委託手数料をお支払いいただきます。投資信託の場合は銘柄ごとに設定された各種手数料等(直接的費用として、最大 4.32%の
申込手数料、最大 4.5%の換金手数料又は信託財産留保額、間接的費用として、最大年率 5.61%の信託報酬(又は運用管理費用)及
びその他の費用等)をお支払いいただきます。債券、株式等を募集、売出し等又は相対取引により購入する場合は、購入対価のみをお
支払いいただきます(債券の場合、購入対価に別途、経過利息をお支払いいただく場合があります。)。また、外貨建ての商品の場合、
円貨と外貨を交換、又は異なる外貨間での交換をする際には外国為替市場の動向に応じて弊社が決定した為替レートによるものとしま
す。上記手数料等のうち、消費税が課せられるものについては、消費税分を含む料率又は金額を記載しております。
リスク等について
各商品等には株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等及び有価証券の発行者等の信用状況(財
務・経営状況を含む。)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)、又は元
本を超過する損失を生ずるおそれ(元本超過損リスク)があります。
なお、信用取引又はデリバティブ取引等(以下「デリバティブ取引等」といいます。)を行う場合は、デリバティブ取引等の額が当該デリバ
ティブ取引等についてお客様の差入れた委託保証金又は証拠金の額(以下「委託保証金等の額」といいます。)を上回る場合があると共
に、対象となる有価証券の価格又は指標等の変動により損失の額がお客様の差入れた委託保証金等の額を上回るおそれ(元本超過
損リスク)があります。
また、店頭デリバティブ取引については、弊社が表示する金融商品の売付けの価格と買付けの価格に差がある場合があります。
上記の手数料等及びリスク等は商品毎に異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面や目論見書又はお客様向け資料等をよ
くお読みください。なお、目論見書等のお問い合わせは弊社各部店までお願いいたします。
商 号 等 SMBC日興証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 2251 号
加入協会 日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商
品取引業協会
(2015/04/09 版)