金融市場ウィークリー 2016 年 11 月 25 日号 [経済・金融市場動向] ◆ 金融市場見通し・内外経済指標 株高、米金利上昇、ドル高といったトランプトレー ドの流れが続くも、相場過熱への警戒感は高まり易 い。米経済指標は利上げ観測をサポートする内容に [トピックス] ◆ 金融市場の変調と再燃する新興国不安 米大統領選後のドル高進行によって、新興国通貨の 下落が続いている。米国経済のドル高耐性ならびに 新興国不安が先行きに対する懸念材料となっている ◆ トランプ・ショックとメキシコ トランプ次期米大統領の強硬な通商・移民政策が実 現した場合、経常赤字拡大・資本流入不安定化によ りペソ安が加速し、景気が下押しされる懸念がある ✣[目次]✣ 今週の注目チャート ···················································· 1 Ⅰ.経済・金融市場動向 ················································ 3 金融市場見通し·································································· 3 金融市場レビュー ································································ 4 内外経済指標の解説と予測 ························································ 5 Ⅱ.トピックス ························································ 8 金融市場の変調と再燃する新興国不安 ·············································· 8 トランプ・ショックとメキシコ ···················································· 9 Ⅲ.参考資料 ························································· 11 今週・来週の主要経済指標 ······················································· 11 月次・四半期のスケジュール ····················································· 13 今週の金融市場の動き ··························································· 16 最新リポート一覧 ······························································· 17 〰〰 マーケット時流潮流 〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰 トランプ・ショックは何度もやってくる 調査本部本部長代理 長谷川克之 米国の株高、長期金利高、ドル高のトランプ相場が続いている。時間的には瞬く間に終わってしま ったが、トランプ氏の勝利判明直後のドル安、株安の動きをトランプ・ショックの第一幕とすれば、 トランプ相場という形での第二幕の時間帯が 2 週間にわたって続いている。 財政・金融政策のポリシーミックスの枠組みが財政拡張方向に大きく転換しつつあることに鑑みれ ば、長い目で見れば、「パラダイムシフト」、「ゲームチェンジャー」とも言われるような歴史的な変 革期にあるという時代認識も必要だろう。債券市場からの資金流出という形での「グレートローテー ション」が進行している可能性もある。 しかし、一本調子でトランプ相場が続く保証は必ずしもなく、新たなトランプ・ショックの第三幕 が近づいている可能性もある。懸念すべきは世界的な長期金利の上昇とドル高の副作用としての、米 国経済への重石と新興国・欧州周縁国の経済・金融市場への打撃である。幸い、足元の米経済指標は 底堅さを保っているが、ドル高が企業のマインドや業績の重荷になるのは時間の問題だろう。次期政 権での財政拡張による追い風を受ける前に目先はドル高の逆風が強く吹くことになる。 新興国株式の下落幅は 2013 年 5 月のいわゆるバーナンキ・ショック(バーナンキ議長(当時)に よる量的緩和削減示唆に伴う世界的な金融市場混乱)にも匹敵するものであり、新興国市場からの資 本流出が進んでいるようだ。トランプ氏の保護主義的な政策スタンスは海外の米国需要へのフリーラ イドを戒めるものでもあり、米国の世界経済に対するけん引力が従来よりも弱まる可能性もある。 米金利上昇がイタリアやスペインなどの南欧諸国、周縁諸国での長期金利上昇をじゃっ起しており、 欧州不安再燃の温床ともなっている。来月初のイタリア国民投票、欧州系金融機関の経営不安もくす ぶっている。新興国不安・欧州不安を誘発・増幅する形でのトランプショック第三幕が心配だ。 〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰 金融市場ウィークリー(2016 年 11 月 25 日号) ~今週の注目チャート~ 【 イタリアの 10 年国債利回り 】 憲法改正を問う国民投票を控え、イタリアの 10 年国債利回りが上昇 (%) 2.5 2.0 1.5 1.0 0.5 15/7 15/8 15/9 15/10 15/11 15/12 16/1 16/2 16/3 16/4 16/5 16/6 16/7 16/8 16/9 16/10 16/11 (年/月) (資料)Bloomberg より、みずほ総合研究所作成 【解説】イタリアの 10 年国債利回りが 2015 年 7 月以来の水準まで上昇している。その背景には、イタリア の憲法改正を問う国民投票(12/4)を控えた市場の警戒感の高まりがある。レンツィ首相が国民投票で憲法 改正が否決されれば辞任すると公言するなか、世論調査では反対が賛成をやや上回っている。国民投票を理 由に DBRS 社によるイタリアの格付け見直しが延期されるなど影響が広がっており、結果が注目される。 【 TOPIX 業種別指数の騰落率上位 5 業種と下位 5 業種(11 月 17 日→11 月 24 日) 】 輸出業種が高い一方、金融は上昇ペース一服。ディフェンシブ業種の上昇は限定的 TOPIX 上 位 5 業 種 11/24と11/17の終値比較 鉄鋼 11/17と11/10の終値比較 輸送用機器 不動産業 海運業 小売業 銀行業 食料品 下 位 5 業 種 化学 電気・ガス 医薬品 ▲ 4.0 ▲ 2.0 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 (資料)NEEDS-Financial QUEST、Bloombergより、みずほ総合研究所作成 14.0 (%) 【解説】日本株は米大統領選挙後の上昇基調が今週も続いたが、円安進行を好感し鉄鋼や輸送用機器が引き 続き上昇率が高い。一方、日米欧の金利上昇等を背景に大統領選挙直後 1 週間で大幅に上昇していた銀行株 は、足元で上昇ペースが一服している。また、食料品や電気・ガスといったディフェンシブ業種は、債券の 代替とされる側面もある中、金利上昇を受けて投資妙味が薄れており、出遅れた状況が続いている。 1 金融市場ウィークリー(2016 年 11 月 25 日号) 【 円先物相場とドル円相場 】 投機筋による円買い持ち高が縮小 (円/ ドル) 95 (兆円) 1.0 通貨先物・円ネットポジション(投機筋)(右目盛) ドル円相場 円買い 持ち高 0.8 100 0.6 105 0.4 110 0.2 115 0.0 120 ▲ 0.2 ▲ 0.4 125 16/1 16/3 16/5 16/7 16/9 16/11 (年/月) 円売り 持ち高 (資料)Bloomberg より、みずほ総合研究所作成 【解説】シカゴIMM通貨先物相場では、投機筋による円の買い持ち高が縮小している。米大統領選後に米 財政支出拡大への期待が高まったことが、ドルの先高観に繋がっているとみられる。また新興国の景況感が 持ち直してきており、投資家のリスクセンチメントが改善していることも、円買い持ち高縮小の背景にある ようだ。円買い持ち高はいまだ解消されておらず、もう一段円安ドル高が進む余地はありそうだ。 【 人民元相場の推移 】 2008 年以来の通貨安が進む人民元 (2016/4/1=100) 101 人民元相場(対ドルレート) 100 CFETS人民元指数(名目実効レート) 99 98 人民元高 97 96 95 94 93 16/4 16/5 16/6 16/7 16/8 16/9 16/10 16/11 (年/月) 人民元安 (資料)中国外国為替取引システム(CFETS)、Bloomberg より、みずほ総合研究所作成 【解説】人民元相場(対ドルレート)は 1 ドル=6.91 元まで元安ドル高が進み、2008 年 6 月以来の安値をつ けた。その一方で他の通貨もドルに対する減価が続いており、名目実効レートで見れば顕著な人民元安は進 んでいない。10 月の中国の外貨準備の減少についても、ドル以外の通貨建て資産がドル建てで目減りした影 響が大きいが、中国経済の減速が進む中では、資金流出懸念は払しょくされておらず引き続き留意が必要だ。 2 金融市場ウィークリー(2016 年 11 月 25 日号) Ⅰ.経済・金融市場動向 ~金融市場見通し~ トランプトレードの流れ 来週にかけても、引き続きトランプ米次期大統領による拡張型財政政策 は続くも、相場過熱には警 を材料とした株高、米金利上昇、ドル高といった流れが続くと予想される。 戒観も ただし、米大統領選以降、すでに2週間各相場ともほぼ一方向に動いてきた ことから、それぞれの市場で相場の過熱感が高まっている。週末に米11月 の雇用統計(12/2)やイタリア国民投票(12/4)などの重要イベントを控 え、利益確定売りが出やすいことには留意が必要であろう。 米景気指標は利上げ観測 米国ではインフレ期待の高まりから利上げ観測が強まっている。12月の の高まりをサポートする 利上げはほ100%織り込まれているほか、来年も3回程度利上げがあるので 内容に はないかとの見方も出ている。来週にかけての米経済指標も概ねこうした 見方をサポートするような良好な結果が予想される。注目指標は、11月の カンファレンスボード消費者信頼感指数(11/29)、10月のコアPCEデフ レーター(11/30)、11月の製造業ISM指数(12/1)などである。また、 今晩のブラックフライデー(感謝祭翌日の金曜日)から本格的に年末商戦 がスタートする。全米小売業協会によれば、今年のクリスマス商戦は昨年 を上回る伸びが予想されており、景気回復期待を強める材料となりそうで ある。 OPEC 総会も注目材料 来週はウィーンで開かれるOPEC総会(11/30)も注目材料である。事前予 想通り減産が合意されれば、原油価格が上値を試す展開が予想され、イン フレ期待を高める材料がまた一つ増えることになろう。 米株は高水準を維持も上 来週も株高、金利上昇、ドル高がメインシナリオである。ただし、特に 昇余地は限定的、ドル高地 株価については、日米とも予想PERでみて割高感が強まっているほか、 合いが続くも上値は重い 短期のテクニカル指標が総じて相場過熱を示唆していることから、週末に と予想 かけて上値が重くなる展開を予想する。為替は対円、対ユーロともドル高 を見込むが、相対的には円の下落ペースが速く、円は対ユーロでも円安基 調が続こう。日本の長期金利は10年国債利回りの動きは限定的だが、超長 期債利回りには引き続き上昇圧力が掛かりそうである。 (武内浩二) 【 来週の予想 】 内外金利 内外株式 為 替 項目 USD LIBOR 3カ月(%) 米10年国債(%) 円 TIBOR 3カ月(%) 10年国債(%) ダウ平均(ドル) NASDAQ総合指数(ポイント) 日経平均(円) TOPIX(ポイント) 円/ドル ドル/ユーロ 円/ユーロ 3 予想レンジ 0.900 2.00 0.03 0.00 18,700 5,250 17,800 1,430 112.5 1.030 117.0 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 0.950 2.50 0.07 0.10 19,400 5,500 18,800 1,530 116.5 1.070 123.0 金融市場ウィークリー(2016 年 11 月 25 日号) ~金融市場レビュー~ <内外金利動向> 先週末以降の米 10 年国債利回りは 2.3%前後での推移が続いた。10 月の 米 10 年 国 債 利 回 り は 米耐久財受注(11/23)では機械関連投資の下げ止まりが示唆されたほか、 2.3% 前後での 推移が 継 同日発表の 11 月のミシガン大消費者信頼感指数(確報値)では、調査担当 続。日本では超長期を中 者がトランプ氏の勝利に対する消費者の反応は良好と指摘している。最近 心に全体的に金利が上昇 発表された米経済指標は総じて良好な結果であり、米 10 年国債利回りは高 水準での推移が続いている。欧州の 10 年国債利回りをみると、ドイツでは 上昇が一服する一方、フランスやイタリアでは小幅な上昇が続いた。日本 の 10 年国債利回りはプラス圏での推移が続いている。米金利上昇の影響も あり、超長期を中心に全体的に金利が上昇している。 <内外株式動向> (坂中弥生) 先週末以降米株式相場は、上昇した。トランプ次期大統領が掲げている 日米株ともに米景気の改 減税や歳出拡大政策が成長を押し上げるとの観測から上昇基調が続き、週 善期待を背景に堅調な推 初に主要 3 株価指数がそろって過去最高値を更新した。予想を大幅に上回 移、日本株は円安も上昇 った 10 月の米耐久財受注も景気回復期待を高め、ダウ平均株価は 1 万 9000 要因に ドルを突破した。ただし、週半ば以降は休日を控えドル高への警戒感も意 識される中、上値は重かった。日本株は上昇した。円安・ドル高が進んだ ことを好材料に、輸出業種を中心に日本企業の業績改善期待が高まった。 日経平均株価は上昇基調を維持し、1 月以来となる 1 万 8000 円台を回復し、 週末には一時年初来高値を上回る展開となった。 <為替動向> (小池睦子) 今週 のドル円相場は円安ドル高地合い。福島県沖地震(11/22)発生直後 良好な米景気指標を背景 にやや円高になる場面もみられたが、地震の影響が限定的であったことか にドル高が進展 ら円安に戻す展開となった。週半ばには 10 月の米耐久財受注が底堅く推移 したことから、円安ドル高が進展した。また 11 月のミシガン大消費者信頼 感指数が速報値から上方修正され、大統領選後のマインド低下がみられな かったことも、ドル高のサポート材料となった。ユーロドル相場は良好な 米景気指標を受けた米長期金利の上昇とともに、ドル高ユーロ安が進展し た。11 月の FOMC 議事録(11/23)が早期利上げを示唆する内容となったこ とも、ドル高材料として働いた。 <新興・資源国動向> (有田賢太郎) 新興国株は先週、米大統領選後の反発に一部で一服感が出始めていたが、 株は反発、通貨安もペー 先進国株の上昇が続くなかで今週は再び値を上げている。下落基調が続く スダウン。ただし、先行 新興国通貨も、下落ペースは総じて鈍化している。ただし、インド、韓国、 きは依然不透明 フィリピン、トルコ、メキシコなど、株、通貨ともに米大統領選後の落ち 込みが続いている国も多い。インドでは高額紙幣の廃止問題、また韓国で は大統領の弾劾問題も足元の売り圧力を助長している。先週のメキシコに 続いて今週はトルコが 2014 年 1 月以来となる利上げを実施したが、トルコ リラの下落は収まっていない。マレーシアでは一部に景気刺激の利下げ観 測もあったが、通貨安が進行する中で政策金利が据え置かれた。 (井上淳) 4 金融市場ウィークリー(2016 年 11 月 25 日号) ~内外経済指標の解説と予測~ <国 内> 生産・投資活動は緩やかに 持ち直し 今週発表の指標は、生産・投資活動が緩やかに持ち直していることを確 認する内容となった。9月の全産業活動指数(11/21)は、前月比+0.2%と 4カ月連続で上昇した。第3次産業活動がマイナスとなる一方、建設業活動、 鉱工業生産がプラスに寄与した。7~9月期でみると、建設業活動、鉱工業 生産、第3次産業活動すべてがプラス寄与となっている。 輸出は足元横ばいとなる 10月の貿易統計(11/21)をみると、輸出数量指数(みずほ総研による季 も、当面持ち直していく見 節調整値)は前月比▲0.2%(9月同+1.5%)とほぼ横ばいであった。アジ 通し ア向けの輸出が回復した一方、米国向けが弱含んだ。もっとも、先行指標 である台湾の電子部品・出荷在庫バランスは世界的なITサイクルの改善 等を背景に上昇傾向にあり、輸出は当面持ち直していく見通しである。 全国コアCPIはマイナ ス幅が縮小 10月の全国コアCPI(11/25)は前年比▲0.4%(9月同▲0.5%)とマ イナス幅が縮小した。エネルギー価格や家庭用耐久財のマイナス幅が縮小 した。一方、11月都区部コアCPIは同▲0.4%と前月から変わらずであっ た。今後、エネルギー価格の緩やかな持ち直しなどを背景に、コアCPI のマイナス幅は縮小していく見込みである。 来週は消費関連指標や鉱工業生産指数などが発表される。 消費関連指標はマイナス 幅が縮小 10月の消費関連指標は、実質消費支出(二人以上の世帯、11/29)が前年 比▲0.7%、小売業販売額(11/29)が同▲0.5%と予想する。生鮮食品価格 の上昇が実質消費の下押し圧力となるが、消費者マインドは改善傾向にあ ることなどから、いずれの指標もマイナス幅が縮小する見通しである。 鉱工業生産は小幅ながら も 3 カ月ぶりに低下 10月の鉱工業生産指数(11/30)は、前月比▲0.5%(9月同+0.6%)と 予測する。輸送機械工業や電子部品・デバイス工業の増産基調が続く一方、 輸出の減少によりはん用・生産用・業務用機械工業が弱含むことで、鉱工 業生産は小幅ながらも3カ月ぶりに低下したと予想する。 【 消費関連指標 】 (大野晴香) 【 鉱工業生産指数 】 (前年比、%) (前月比、%) 6 5 小売業販売額 4 予測値 4 予測値 3 2 2 1 0 0 ▲1 ▲ 2 ▲2 ▲ 4 ▲3 実質消費支出 ▲4 ▲ 6 15/04 15/10 16/04 16/10 ▲5 (年/月) ▲6 (注)2016年10月の値は、みずほ総合研究所による予測値。 (資料)総務省「家計調査」、経済産業省「商業動態統計」より、 みずほ総合研究所作成 15/01 15/04 15/07 15/10 16/01 16/04 16/07 16/10 (年/月) (注)2016年10月の値はみずほ総合研究所による予測値。 (資料)経済産業省「鉱工業指数」より、みずほ総合研究所作成 5 金融市場ウィ~クリ~(2016 年 11 月 25 日号) <海 外(米国)> コア資本財出荷は、機械 10 月の耐久財統計(11/23)では、コア資本財の出荷額が 3 カ月連続で増 関連投資の下げ止まりを 加し、機械関連投資の下げ止まりを示唆する結果となった。受注額も小幅 示唆 ながら 2 カ月ぶりに増加した。 中古住宅の在庫不足に緩 和の兆し 10 月の住宅販売件数は、新築住宅(11/23)が減少する一方で、住宅販売 の大部分を占める中古住宅(11/22)が増加した。全米不動産協会は、在庫 不足の影響で夏場に販売が抑制された分、ペントアップディマンドが生じ たと指摘した。賃金の上昇や住宅ローン金利の低さが、家計の住宅購買意 欲を支えている模様である。 トランプ氏勝利に対する 11 月のミシガン大消費者信頼感指数の確報値(11/23)は、速報値から上 方修正された。同指数の水準は 2016 年 5 月以来の高さである。ミシガン大 消費者の見方は楽観的 学は、トランプ氏の勝利に対する消費者の反応は楽観的であると指摘した。 消費者の期待が持続するかどうかは、実効性のある経済政策を打ち出せる かにかかっており、就任後の最初の 100 日間が重要であると述べた。また、 5 年先の期待インフレ率は+2.6%と、速報値から下方修正された。 7~9 月期の成長率は小幅 な上方改訂を予想 来週発表の 7~9 月期の実質GDP成長率(11/29)は前期比年率+3.1% と、構築物投資等の上振れに伴い速報値から上方改訂される見通しである。 10 月のコアPCE上昇率 月次の経済指標では、10 月のコアPCEデフレーター上昇率(11/30)が は緩やかに加速し、11 月 前月比+0.1%になると予想する。前年比では+1.8%と前月(同+1.7%) の消費者、製造業マイン から加速するだろう。11 月のカンファレンスボード消費者信頼感指数 ドは改善する見通し。11 (11/29)、11 月の製造業ISM指数(12/1)は前月から上昇する見通しで 月の雇用統計では、堅調 ある。11 月の雇用統計(12/2)については、堅調なペースでの雇用拡大を なペースでの雇用拡大を 予想する。今年の年末商戦の売上高は昨年を上回る伸びが見込まれており 予想 (全米小売業協会による)、年末商戦向けの雇用が増加する可能性がある。 11 月のリッチモンド連銀サービス業調査では、前月悪化していた小売業の (風間春香) 雇用指数が持ち直した。 【 住宅販売 】 (年率、千件) 700 660 【 消費者マインド 】 (年率、千件) 105 5,800 中古住宅 販売件数(右目盛) 100 5,600 95 620 5,400 580 5,200 540 5,000 80 500 4,800 75 4,600 70 4,400 65 460 新築住宅販売件数 420 380 14/10 15/4 15/10 16/4 カンファレンスボード 消費者信頼感指数 (1985年=100) 90 85 ミシガン大学 消費者信頼感指数 (1966年Q1=100) 60 13/11 14/05 14/11 15/05 15/11 16/05 16/11 4,200 16/10 (年/月) (年/月) (注)11 月のカンファレンスボードはみずほ総合研究所予測値。 (資料)ミシガン大、カンファレンスボードより、みずほ総合研究所 作成 (資料)米国商務省、全米不動産協会より、みずほ総合研究所作成 6 金融市場ウィークリー(2016 年 11 月 25 日号) <海 外(欧州)> フランス共和党予備選で フランス共和党の第 1 回予備選(11/20)では、フィヨン元首相(得票率 は予想外にフィヨン元首 は 44.1%)が事前予想を上回る支持を獲得し、ジュペ元首相(同 28.6%) 相が躍進 やサルコジ元大統領(同 20.7%)に大きな差をつけた。決選投票(11/27) にはフィヨン元首相とジュペ元首相が進み、そこでの勝者が大統領選にお ける共和党候補者となる。一方、サルコジ元大統領は政界引退を表明した。 ドイツでは、メルケル首相が、4 期連続での首相を目指して来年総選挙に ドイツ・メルケル首相は 出馬するとの考えを明らかにした(11/20)。難民に対して寛容な政策が有 次期選挙に出馬表明 権者の反発を招き、メルケル首相が属するCDU(キリスト教民主同盟) の支持率が低下傾向にある中、党内からも同首相に対する批判が強まって いる。しかしながら、メルケル首相に代わる人物がおらず、12 月のCDU 党大会で正式に首相候補として承認されると思われる。 英国では財政健全化路線 英国では、秋季財政報告(11/23)において、ハモンド財務相が今後の財 が修正され、インフラ投 政政策を説明した。この中では、景気見通しが引き下げられる中、2019 年 資が拡大することに 度に均衡財政を目指すという従来の方針は撤回され、インフラ投資などを 中心に歳出を拡大し、景気の下支えを図るとの方針が示された。 11 月のユーロ圏合成PMI(11/23)は 54.1 と景気判断の節目となる 50 ユーロ圏企業マインドは を超え、PMIの 10・11 月平均(53.7)は 7~9 月平均(52.9)を上回っ 改善が続く た。発表元の Markit 社によると、輸出受注の改善などがPMI上昇に影響 したという。対英関係に絡んだ不確実性が重石となり、低成長が続くとい う全体観は従来通りだが、7~9 月期と比べ、10~12 月期のユーロ圏GDP 成長率は小幅に加速する可能性がある。 今週末以降は、独仏の消 今週末以降は、7~9 月期の英GDP(2 次推計値、11/25)や 10 月のド 費統計のほかユーロ圏景 イツ・フランスの消費関連統計(11/30)のほか、11 月のユーロ圏インフレ 気調査などが注目点 率(11/30)、11 月の欧州委員会景気調査(11/29)などが発表される。景 気調査では、製造業の投資計画などが注目される。 【 共和党予備選にかかる事前調査と結果 】 (松本惇) 【 ユーロ圏・主要国合成PMI 】 (Pt) 50 45 40 56 (%) 事前の世論調査 55 予備選の結果 54 35 53 30 25 拡 52 張 ← 20 15 51 景 気 50 10 → 5 縮 49 小 2014/10 0 ジュペ 元首相 サルコジ 元大統領 フィヨン 元首相 15/10 ユーロ圏 (注) 世論調査の調査時期は 11/10~17。 (資料) 仏共和党、ifop より、みずほ総合研究所作成 ドイツ 16/10 (年/月) フランス (資料) Markit より、みずほ総合研究所作成 7 金融市場ウィークリー(2016 年 11 月 25 日号) Ⅱ.トピックス ~金融市場の変調と再燃する新興国不安~ 米大統領選のトランプ氏 新興国市場は、注目の米大統領選が大方の予想を覆すトランプ氏の勝利 勝利を受け、株安・通貨安 で幕を閉じると、その直後から大荒れの展開となっている。トランプノミ が進む新興国市場 クス(景気浮揚策など)への期待を背景に、米国株が上昇したことから新 興国株でも一旦はトランプラリー(反発)が見られたが、上昇が続く先進 国株とは対照的に、大統領選挙後の落ち込みが続いている国も多い。影響 は為替市場でも見られる。米国の金融政策について 12 月の利上げが確実視 される中、トランプノミクスによるインフレ期待の高まりや米国株の上昇 が米利上げの追い風要因となり、足元でドル高圧力が高まっている。為替 市場ではドル高・他通貨安が続いており、一旦は小康状態となっていた新 興国通貨安も再び鮮明になりつつある。通商・移民問題などでトランプ氏 から強硬な発言が相次いだメキシコで通貨ペソが急落したのをはじめ、新 興国通貨は軒並み対ドルレートの減価が進んでいる。 米国のドル高耐性と新興 国の資金流出に留意 一方、米国の株高・債券安(金利上昇)は、これまでの株高・債券高(低 金利)という金融相場的な状況から通常の状態への回帰と見ることもでき る。それはトランプ政権の誕生で、金融政策に集中していた市場の関心が、 財政政策に大きくシフトしたことを物語っている。新興国経済の減速によ ってけん引役を失いつつあった世界経済にとっては、米国経済の浮揚は朗 報であるが、米国で減税や財政出動の効果が出てくるのは早くても 2017 年 半ば以降になると見られる。それまでの間、期待先行で進むドル高に米国 経済が耐えられるか、あるいはそもそも経済政策が実際にはどの程度の規 模になるかという点で浮揚効果自体の不確実性もある。同時に、資金流出 や民間債務の増加に直面する新興国にとっては、進行中の通貨安が再び新 興国不安につながりねない。ファンダメンタルズが依然ぜい弱な新興国経 済の動向に再び留意しなければならない状況となっている。 (井上淳) 【 図表 新興国市場の概況 】 (2015/10/1=100) 115 (2015/10/1=100) 94 新興国株 (MSCIエマージング株価指数、左目盛) 98 105 100 102 95 104 90 名目実効ドルレート (対新興国通貨、右逆目盛) 85 15/10 106 ドル高) ←→新興国通貨安 ( 100 新興国通貨高 ( ドル安) 96 110 108 15/12 16/2 16/4 16/6 16/8 16/10 (年/月) (注)名目実効ドルレート(対新興国通貨)はFRBの公表値。ただし、直近値は、みずほ総合研究所。 (資料)FRB、Bloomberg より、みずほ総合研究所作成 8 金融市場ウィークリー(2016 年 11 月 25 日号) ~トランプ・ショックとメキシコ~ トランプ氏勝利を受け、 トリプル安が進行 米大統領選挙で、強硬な通商・移民政策を主張してきたトランプ氏(図 表 1)が勝利したことを受け、メキシコの為替・株式・債券市場はトリプル 安に見舞われている。米大統領選挙後、ペソ/ドルレートは一時史上最安値 となる 21 ペソ/ドル台に下落した(図表 2)。 メキシコ政府・中銀は、トランプ氏勝利は「メキシコ経済にハリケーン 級の衝撃を与えうる(カルステンス中銀総裁)」として警戒してきた。選 挙後最初の政策対応として 、メキシコ中銀は 11 月 17 日の金融政策決定会 合(定例)で追加利上げを決定した(政策金利 4.75%→5.25%)。中銀は、 ペソ安による国内物価への波及を監視するとしており、12 月 13・14 日の米 FOMC(連邦公開市場委員会)後に開催される次回会合(12 月 15 日)でも、 追加利上げが実施される可能性がある。 強硬な通商政策は、メキシ コのみならず米国にも打 撃 メキシコ政府・中銀が身構える「ハリケーン級」の衝撃は、具体的にど のような形で現れるのだろうか。 トランプ氏の通商政策は、「就任初日に北米自由貿易協定(NAFTA)の再 交渉もしくは脱退を表明」、「メキシコへの移転企業からの輸入品に 35% 課税」といった強硬な内容だ。NAFTA がメキシコに与えた恩恵は大きい。1994 年の NAFTA 発効後、メキシコの輸出は 7.2 倍(1993 年対 2015 年)に拡大し、 同期間の米国(同 3.6 倍)、カナダ(同 2.8 倍)を大きく上回る。メキシ コの輸出の 84%、輸入の 50%は NAFTA 域内で取引され、域内貿易収支は 1,227 億ドルの黒字(2015 年)を計上、域外の赤字をカバーする構図とな っている。一方、米国は貿易相手国が多様化しており、輸出入の NAFTA 依 存度が相対的に低いほか、域内貿易収支は 735 億ドルの赤字となっている。 NAFTA 見直し等により相互に関税が引き上げられることになれば、米墨間 の主要貿易品目である自動車・同部品、電気・電子機器・部品をはじめ、 広範な業種で輸出減少や輸入コストの増大が懸念され、米墨双方に悪影響 が及ぶ。また、メキシコから米国への最大の輸出品目である自動車につい ては、関税引き上げによる打撃を最も強く受けることになるのは、北米向 け輸出の 54.6%を占める米系メーカーだ。 【 図表1 メキシコに関するトランプ氏の政策 】 既存通商協定の再交渉 【 図表2 ペソ/ドルレート・政策金利 】 22 就任初日に北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉もしくは脱退を表明 多国間協定に反対、二国間協定を目指す (ペソ/ドル) (%) 21 ペソ/ドル 20 政策金利(右目盛) 5.5 5.0 19 就任初日に環太平洋パートナーシップ(TPP)協定からの撤退を表明 高関税政策の利用 メキシコへの移転企業からの輸入品に35%課税 WTO協定違反と見なされた場合にはWTO脱退も辞さず 18 4.5 17 4.0 16 3.5 15 不法移民対策 3.0 14 米墨国境に壁を建設。建設費用(50~100億ドル)はメキシコが負担、 応じなければ在米メキシコ人移民から本国への送金禁止 2.5 13 12 犯罪歴のある不法移民(200~300万人)の強制送還 6.0 2015 15 16 2.0 (年) (資料)Bloomberg より、みずほ総合研究所作成 (資料)トランプ氏の演説等より、みずほ総合研究所作成 9 金融市場ウィークリー(2016 年 11 月 25 日号) 不法移民対策はメキシコ トランプ氏は、移民対策でも不法移民の強制送還や、米墨国境の壁建設 の個人消費に打撃、米国に 等の強硬策を主張してきた。米国内の不法移民(1,110 万人)の 52%をメ も副作用 キシコ系が占めており、規制強化の影響を受けやすい。 選挙後、トランプ氏は強制送還の対象について、犯罪歴のある 200~300 万人に限定する等、トーンダウンする兆しがみられるが、国境の壁建設方 針は選挙後も維持されている。メキシコの移民送金受取額は、2015 年時点 で約 250 億ドル(GDP比 2.2%)規模に達しており(図表 3)、殆どが米 国からの送金とみられる。不法移民の強制送還や、壁建設による移民の制 限、壁建設の資金負担に応じなかった場合の送金停止等の措置は、個人消 費、特に送金への依存度が高いとされる低所得層への打撃が大きい。 強硬な移民政策は、米国への副作用も無視できない。不法移民は米労働 力人口の 5%を占めており、特に農業(労働力人口比 17%)、建設(同 13%)、 娯楽・宿泊サービス(同 9%)等の業種で重要な役割を担っている 。不法 移民を排除する施策は、労働需給のひっ迫による労働コスト上昇圧力につ ながり、建設労働者が不足すればトランプ氏の推進するインフラ投資に水 を差す要因となりうる。 ペソ安と緊縮策の発動が もたらす悪循環 トランプ氏の強硬な通商・移民政策が実現した場合、拡大傾向にあるメ キシコの経常赤字(2015 年GDP比 2.9%)は一段と悪化する可能性が高 い(図表 4)。関税引き上げにより貿易収支の赤字が拡大し、移民送金減少 により移転収支の黒字が縮小するとみられるためだ。一方で、先行き不透 明感から直接投資を中心に資本流入は不安定化する可能性があり、一段と ペソ相場を押し下げる圧力となる。通貨防衛のために、金融・財政緊縮措 置の発動を余儀なくされれば、景気が下押しされる悪循環から抜け出せな くなるリスクがある。 強硬な政策が見送られることになれば、ペソ相場は反発する余地が大き い。また、大規模なインフラ投資や減税等の国内政策によって米国の景気 拡大が加速するのであれば、メキシコは大きな恩恵をうける可能性がある。 しかし、景気拡大が米金利の急上昇を伴えば、メキシコからの資金流出圧 力は強まる。現時点では、先行き不透明感が強く、上振れリスクを織り込 むのは時期尚早といえそうだ。 【 図表3 メキシコの移民送金受取額 】 (億ドル) 300 移民送金額 移民送金(GDP比、右目盛) (西川珠子) 【 図表4 メキシコの経常収支 】 (億ドル) 400 (%) 3.0 財収支 所得収支 経常収支 300 250 2.5 200 2.0 150 1.5 100 1.0 50 0.5 0 0.0 サービス収支 移転収支 200 100 0 ▲ 100 ▲ 200 ▲ 300 ▲ 400 ▲ 500 95 1995 2000 00 05 10 15 ▲ 600 2000 00 (年) 02 04 06 08 10 12 14 (年) (資料)メキシコ中銀より、みずほ総合研究所作成 (資料)メキシコ中銀より、みずほ総合研究所作成 10 金融市場ウィークリー(2016 年 11 月 25 日号) Ⅲ.参考資料 今週の主要経済指標 日 付 11/21(月) 日 経 済 指 標 等 貿易統計(10月) 今回実績 通関収支 原数値 前年比 輸出 前年比 輸入 前年比 前回実績 予想 +4,962億円 +373.5% ▲10.3% ▲16.5% +6,100億円 R +4,976億円 +482.1% ▲8.5% ▲6.9% ▲16.1% ▲16.3% 全産業活動指数(9月) 前月比 +0.2% 0.0% 米 2年国債入札:最高利回り 1.085%、 平均利回り 1.050%、 入札倍率 2.73倍 11/22(火) 米 中古住宅販売件数(10月) 年率 560万件 544万件 R +0.2% 549万件 5年国債入札:最高利回り 1.760%、 平均利回り 1.710%、 入札倍率 2.44倍 11/23(水) 日 勤労感謝の日(日本休場) 米 新築住宅販売件数(10月) 耐久財受注(10月) 年率 56.3万件 59.0万件 R 57.4万件 前月比 +4.8% +1.7% R +0.4% 91.6 11月速報 91.6 ミシガン大消費者信頼感指数(11月確報) 93.8 FOMC議事録(11/1・2) 7年国債入札:最高利回り 2.215%、 平均利回り 2.170%、 入札倍率 2.68倍 失業保険新規申請件数(~11/19) 251千人 馬 金融政策決定会合 欧 ユーロ圏合成PMI(11月速報) 11/24(木) 米 感謝祭(米国休場) 独 ifo景況感指数(11月) 11/25(金) 日 消費者物価(10月全国) [除・生鮮食品] 消費者物価(11月東京都区部) [除・生鮮食品] 前年比 前年比 前年比 前年比 250千人 R 233千人 54.1 53.3 53.3 110.4 110.5 R 110.4 +0.1% ▲0.4% +0.5% ▲0.4% 0.0% ▲0.4% +0.2% ▲0.4% ▲0.5% ▲0.5% +0.1% ▲0.4% 40年利付国債入札:最高利回り 0.725%、 入札倍率 2.98倍 内閣府月例経済報告(11月) 予想:情報ベンダー(Bloomberg、Reuters 等)の取りまとめた予想コンセンサス。米国の経済指標は特に断りのない限り季調値。R は改定値。 日:日本、米:米国、欧:欧州、英:英国、独:ドイツ、中:中国、韓:韓国、印:インド、尼:インドネシア、 泰:タイ、比:フィリピン、伯:ブラジル、馬:マレーシア 11 金融市場ウィークリー(2016 年 11 月 25 日号) 来週の主要経済指標 経 済 指 標 等 日 付 11/29(火) 日 完全失業率(10月) 予 想 有効求人倍率(10月) 前 回 前々回 [3.0%] 3.0% 3.1% [1.38倍] 1.38倍 1.37倍 実質消費支出[二人以上の全世帯](10月) 前年比 [▲0.7%] ▲2.1% ▲4.6% 百貨店・スーパー販売額[既存店](10月速報) 小売業販売額(10月速報) 前年比 前年比 [▲2.1%] [▲0.5%] ▲3.2% ▲1.7% ▲3.6% ▲2.1% [101.0] 98.6 103.5 [+3.1%] +2.9% 4~6月期 +1.4% 前年比 5.2% 5.1% 5.0% 前月比 [▲0.5%] +0.6% +1.3% 季調済年率 [96.8万戸] 98.4万戸 95.6万戸 個人所得(10月) 消費支出(10月) コアPCEデフレータ(10月) 前月比 前月比 前年比 [+0.4%] [+0.5%] [+1.8%] +0.3% +0.5% +1.7% +0.2% ▲0.1% +1.7% 中古住宅販売仮契約指数(10月) 前月比 +0.2% +1.5% ▲2.5% 前年比 N.A. +0.5% +0.4% 前年比 前年比 N.A. N.A. 4~6月期 ▲10.0% +3.1% 1~3月期 ▲9.3% +4.3% 51.0 51.2 50.4 非製造業PMI(11月) N.A. 54.0 53.7 財新製造業PMI(11月) 50.8 51.2 50.1 米 製造業ISM指数(11月) [53.0] 51.9 51.5 [255千人] 251千人 233千人 [+4.9%] [+185千人] [+0.2%] 4.9% +161千人 +0.4% 5.0% +191千人 +0.3% 2年利付国債入札 米 カンファレンスボード消費者信頼感指数(11月) GDP(7~9月期暫定) 前期比年率 S&P/コアロジックCS住宅価格指数[20都市](9月) 11/30(水) 日 鉱工業生産(10月速報) 新設住宅着工戸数(10月) 米 ベージュブック(地区連銀経済報告) 伯 金融政策決定会合(29・30日) 欧 ユーロ圏消費者物価(11月速報) OPEC総会(ウィーン) 12/1(木) 日 法人企業統計(7~9月期) 経常利益[全産業] 設備投資[全産業](ソフトウェア除く) 10年利付国債入札 中 製造業PMI(11月) 失業保険新規申請件数(~11/26) 12/2(金) 米 雇用統計(11月) 失業率 非農業部門雇用者数 時間当たり賃金(全従業員ベース) 前月差 前月比 予想:[ ]はみずほ総合研究所予想、それ以外はコンセンサス(Bloomberg 等)。予定は変更になる可能性があります。 日:日本、米:米国、欧:欧州、英:英国、独:ドイツ、中:中国、韓:韓国、印:インド、尼:インドネシア、 泰:タイ、比:フィリピン、伯:ブラジル、馬:マレーシア 12 金融市場ウィークリー(2016 年 11 月 25 日号) 11 月のスケジュール 国 1 内 米 国 他 1 米 製造業ISM指数(10 月) 2 日銀金融政策決定会合(10/31・11/1) 日銀総裁定例記者会見 日銀「経済・物価情勢の展望」(基本的見解) 新車販売台数(10 月) 消費動向調査(10 月) 2 米 FOMC(1・2 日) 3 文化の日(日本休場) 3 英 英中銀金融政策委員会(2・3 日) 労働生産性(7~9 月期暫定) 米 非製造業ISM指数(10 月), 製造業新規受注(9 月) 米 雇用統計(10 月),貿易収支(9 月) 4 4 5 5 6 6 7 8 9 日銀金融政策決定会合議事要旨(9/20・21 分) 毎月勤労統計(9 月速報) 景気動向指数(9 月速報),10 年利付国債入札 景気ウォッチャー調査(10 月),国際収支(9 月速報) 7 8 9 米 大統領選挙,3 年国債入札 米 10 年国債入札 10 機械受注統計(9 月),マネーストック(10 月速報) 日銀金融政策決定会合における主な意見(10/31・11/1 分),30 年利付国債入札 11 企業物価指数(10 月) 第 3 次産業活動指数(9 月) 12 10 米 連邦財政収支(10 月) 30 年国債入札 13 13 14 GDP(7~9 月期 1 次速報),設備稼働率(9 月) 14 11 米 ベテランズデー(祝日) ミシガン大学消費者信頼感指数(11 月速報) 12 15 5 年利付国債入札 15 米 小売売上高(10 月) ニューヨーク連銀製造業業況指数(11 月) 16 16 米 鉱工業生産・設備稼働率(10 月) ネット対米証券投資(9 月),PPI(10 月) 17 20 年利付国債入札 17 米 イエレンFRB議長講演(ワシントン D.C.) 住宅着工・許可件数(10 月) フィラデルフィア連銀製造業業況指数(11 月) CPI(10 月) 18 中曽日銀副総裁講演(東大・日銀共催コンファランス) 18 米 景気先行指数(10 月) 19 19 20 20 21 貿易統計(10 月),全産業活動指数(9 月) 21 米 2 年国債入札 22 22 米 中古住宅販売件数(10 月),5 年国債入札 23 勤労感謝の日(日本休場) 23 米 FOMC 議事録(11/1・2) ,耐久財受注(10 月) 新築住宅販売件数(10 月) ,7 年国債入札 ミシガン大学消費者信頼感指数(11 月確報) 24 独 ifo景況感指数(11 月) 米 感謝祭(米国休場) 25 24 25 消費者物価(10 月全国・11 月都区部) 内閣府月例経済報告(11 月),40 年利付国債入札 26 26 27 27 28 28 29 商業動態統計(10 月速報),労働力調査(10 月) 家計調査(10 月) ,2 年利付国債入札 29 米 GDP(7~9 月期暫定) ,企業収益(7~9 月期暫定) S&P/コアロジックCS住宅価格指数(20 都市・9 月) カンファレンスボード消費者信頼感指数(11 月) 30 米 個人所得・消費支出(10 月),シカゴPMI指数(11 月) ベージュブック(地区連銀経済報告) OPEC総会(ウィーン) 30 鉱工業生産(10 月速報) 住宅着工統計(10 月) *印は期日未定、網掛け部分は休場を示す〔予定は変更の可能性があります〕 日:日本、米:米国、欧:欧州、英:英国、独:ドイツ 13 金融市場ウィークリー(2016 年 11 月 25 日号) 12 月のスケジュール 国 1 内 法人企業統計調査(7~9 月期),新車販売台数(11 月) 10 年利付国債入札 米 国 他 1 米 製造業ISM指数(11 月) 2 2 米 雇用統計(11 月) 3 3 4 4 伊 憲法改正を問う国民投票 5 消費動向調査(11 月) 5 米 非製造業ISM指数(11 月) 6 毎月勤労統計(10 月速報) 6 米 貿易収支(10 月),労働生産性(7~9 月期改訂) 製造業新規受注(10 月) 7 岩田日銀副総裁挨拶(長崎県金融経済懇談会) 景気動向指数(10 月速報) GDP(7~9 月期 2 次速報) 景気ウォッチャー調査(11 月),国際収支(10 月速報) 30 年利付国債入札 マネーストック(11 月速報) 法人企業景気予測調査(10~12 月期) 7 8 9 8 欧 ECB政策理事会 9 米 ミシガン大学消費者信頼感指数(12 月速報) 10 10 11 11 12 機械受注統計(10 月) 企業物価指数(11 月) 第 3 次産業活動指数(10 月) 13 5 年利付国債入札 12 米 連邦財政収支(11 月) 3 年国債入札,10 年国債入札 14 日銀短観(12 月調査) 設備稼働率(10 月) 15 20 年利付国債入札 16 14 米 FOMC(13・14 日),小売売上高(11 月) 鉱工業生産・設備稼働率(11 月),PPI(11 月) 15 英 英中銀金融政策委員会(14・15 日) 米 経常収支(7~9 月期) フィラデルフィア連銀製造業業況指数(12 月) ネット対米証券投資(10 月),CPI(11 月) ニューヨーク連銀製造業業況指数(12 月) 16 米 住宅着工・許可件数(11 月) 17 17 18 18 19 貿易統計(11 月),資金循環統計(7~9 月期速報) 19 独 ifo景況感指数(12 月) 20 日銀金融政策決定会合(19・20 日) 日銀総裁定例記者会見 21 全産業活動指数(10 月) 20 22 24 22 米 耐久財受注(11 月),個人所得・消費支出(11 月) 企業収益(7~9 月期改訂),GDP(7~9 月期確定) 景気先行指数(11 月) 23 米 新築住宅販売件数(11 月) ミシガン大学消費者信頼感指数(12 月確報) 24 25 25 26 日銀金融政策決定会合議事要旨(10/31・11/1 分) 26 27 消費者物価(11 月全国・12 月都区部) 住宅着工統計(11 月),労働力調査(11 月) 家計調査(11 月),2 年利付国債入札 28 鉱工業生産(11 月速報) 商業動態統計(11 月速報) 29 日銀金融政策決定会合における主な意見(12/19・20 分) 30 27 米 S&P/コアロジックCS住宅価格指数(20 都市・10 月) カンファレンスボード消費者信頼感指数(12 月) 2 年国債入札 28 米 5 年国債入札 31 31 23 天皇誕生日(日本休場) 13 米 30 年国債入札 21 米 中古住宅販売件数(11 月) クリスマス(米国休場) 29 米 7 年国債入札 30 米 シカゴPMI指数(12 月) *印は期日未定、網掛け部分は休場を示す〔予定は変更の可能性があります〕 日:日本、米:米国、欧:欧州、英:英国、独:ドイツ、伊:イタリア 14 金融市場ウィークリー(2016 年 11 月 25 日号) 四半期スケジュール 1月 日 本 5 6 11 12 13 16 17 19 23 24 25 27 30 31 米 国 3 4 5 6 10 11 12 13 17 18 19 20 24 25 26 27 30 2月 新車販売台数(12 月) 10 年利付国債入札 毎月勤労統計(11 月速報) 景気動向指数(11 月速報) 30 年利付国債入札 国際収支(11 月速報) 景気ウォッチャー調査(12 月) マネーストック(12 月速報) 第 3 次産業活動指数(11 月) 企業物価指数(12 月) 機械受注統計(11 月) 設備稼働率(11 月) 20 年利付国債入札 5 年利付国債入札 全産業活動指数(11 月) 40 年利付国債入札 貿易統計(12 月) 消費者物価(12 月全国・1 月都区部) 商業動態統計(12 月速報) 2 年利付国債入札 鉱工業生産(12 月速報) 日銀金融政策決定会合(30・31 日) 日銀総裁定例記者会見 日銀「経済・物価情勢の展望」(基本的見解) 労働力調査(12 月) 家計調査(12 月) 2 製造業ISM指数(12 月) FOMC 議事録(12/13・14) 非製造業ISM指数(12 月) 貿易収支(11 月) 3 年国債入札 10 年国債入札 30 年国債入札 連邦財政収支(12 月) 小売売上高(12 月) ミシガン大学消費者信頼感指数(1 月速報) ニューヨーク連銀製造業業況指数(1 月) 鉱工業生産・設備稼働率(12 月) ベージュブック(地区連銀経済報告) 住宅着工・許可件数(12 月) フィラデルフィア連銀製造業業況指数(1 月) 新大統領就任式 中古住宅販売件数(12 月) 2 年国債入札 5 年国債入札 7 年国債入札 新築住宅販売件数(12 月) GDP(10~12 月期速報) 個人所得・消費支出(12 月) 1 6 7 8 9 10 13 14 20 21 23 28 3 7 8 9 10 15 16 21 22 23 22 24 28 3月 消費動向調査(1 月) 10 年利付国債入札 毎月勤労統計(12 月速報) 景気動向指数(12 月速報) 10 年物価連動国債入札 国際収支(12 月速報) 景気ウォッチャー調査(1 月) 機械受注統計(12 月) マネーストック(1 月速報) 30 年利付国債入札 第 3 次産業活動指数(12 月) 企業物価指数(1 月) GDP(10~12 月期 1 次速報) 設備稼働率(12 月) 5 年利付国債入札 貿易統計(1 月) 全産業活動指数(12 月) 20 年利付国債入札 商業動態統計(1 月速報) 鉱工業生産(1 月速報) 2 年利付国債入札 1 3 8 9 10 13 15 16 17 22 29 31 FOMC(31・1 日) 製造業ISM指数(1 月) 非製造業ISM指数(1 月) 貿易収支(12 月) 3 年国債入札 10 年国債入札 30 年国債入札 連邦財政収支(1 月) ミシガン大学消費者信頼感指数(2 月速報) 小売売上高(1 月) 鉱工業生産・設備稼働率(1 月) ニューヨーク連銀製造業業況指数(2 月) 住宅着工・許可件数(1 月) フィラデルフィア連銀製造業業況指数(2 月) 2 年国債入札 中古住宅販売件数(1 月) 5 年国債入札 7 年国債入札 FOMC 議事録(1/31・2/1) 新築住宅販売件数(1 月) GDP(10~12 月期暫定) 1 3 7 8 9 10 15 16 17 21 22 23 27 28 29 30 31 欧 州 19 ECB政策理事会 2 英中銀金融政策委員会(1・2 日) 法人企業統計調査(10~12 月期) 消費者物価(1 月全国・2 月都区部) 消費動向調査(2 月) 家計調査(1 月) GDP(10~12 月期 2 次速報) 景気ウォッチャー調査(2 月) 国際収支(1 月速報) マネーストック(2 月速報) 法人企業景気予測調査(1~3 月期) 企業物価指数(2 月) 第 3 次産業活動指数(1 月) 設備稼働率(1 月) 日銀金融政策決定会合(15・16 日) 日銀総裁定例記者会見 資金循環統計(10~12 月期速報) 全産業活動指数(1 月) 貿易統計(2 月) 商業動態統計(2 月速報) 消費者物価(2 月全国・3 月都区部) 鉱工業生産(2 月速報) 労働力調査(2 月) 家計調査(2 月) 製造業ISM指数(2 月) 個人所得・消費支出(1 月) ベージュブック(地区連銀経済報告) 非製造業ISM指数(2 月) 貿易収支(1 月) 3 年国債入札 10 年国債入札 30 年国債入札 連邦財政収支(2 月) FOMC(14・15 日) 小売売上高(2 月) ニューヨーク連銀製造業業況指数(3 月) 住宅着工・許可件数(2 月) フィラデルフィア連銀製造業業況指数(3 月) 鉱工業生産・設備稼働率(2 月) ミシガン大学消費者信頼感指数(3 月速報) 経常収支(10~12 月期) 中古住宅販売件数(2 月) 新築住宅販売件数(2 月) 2 年国債入札 5 年国債入札 7 年国債入札 GDP(10~12 月期確定) 企業収益(10~12 月期) 個人所得・消費支出(2 月) 9 ECB政策理事会 16 英中銀金融政策委員会(15・16 日) *印は期日未定を示す〔予定は変更の可能性があります〕 15 金融市場ウィークリー(2016 年 11 月 25 日号) 今週の金融市場の動き [海外金利] 11/17 ドルLIBOR 3M(%) ユーロドル金先(Dec17) 11/18 11/21 11/22 11/23 11/24 0.91122 0.91622 0.91983 0.92483 0.93011 98.655 98.620 98.615 98.635 98.595 米国債(10年、%) 2.303 2.355 2.315 2.312 2.350 スワップ金利(10年、%) 2.149 2.203 2.148 2.133 2.172 11/25 0.93706 前週末比 0.02084 ▲ 0.025 休場 ▲ 0.005 ▲ 0.032 独国債(10年、%) 0.279 0.272 0.274 0.221 0.262 0.259 ▲ 0.013 英国債(10年、%) 1.410 1.455 1.426 1.362 1.449 1.436 ▲ 0.019 [内外株式] ダウ平均(㌦) S&P500指数 NASDAQ総合指数 日経平均(円) TOPIX(Pt.) 11/17 11/18 11/21 11/22 11/23 11/24 18,903.82 18,867.93 18,956.69 19,023.87 19,083.18 2,187.12 2,181.90 2,198.18 2,202.94 2,204.72 5,380.68 11/25 前週末比 215.25 休場 22.82 5,333.97 5,321.51 5,368.86 5,386.35 17,862.63 17,967.41 18,106.02 18,162.94 18,333.41 18,381.22 413.81 1,423.08 1,428.46 1,442.93 1,447.50 1,459.96 1,464.53 36.07 出来高(百万株) 2,370.13 2,541.07 2,070.74 1,960.91 2,367.54 2,492.78 ▲ 48.29 売買代金(億円) 24,285.02 27,241.05 22,867.85 21,727.97 26,183.09 27,225.26 ▲ 15.79 2,609.53 2,625.00 2,638.46 2,640.52 2,644.08 2,633.24 8.24 日経JASDAQ平均(円) 休場 59.17 [円金利] 11/17 TIBOR 3カ月(%) 11/18 11/21 11/22 11/23 11/24 11/25 前週末比 0.05600 0.05600 0.05600 0.05600 0.05600 0.05600 0.00000 ユーロ円金先(Dec16) 99.940 99.940 99.940 99.940 99.940 99.940 0.000 新発国債(10年、%) 0.005 0.030 0.020 0.030 0.030 0.030 0.000 長国先物(Dec16) 150.71 150.30 150.43 150.44 150.44 150.37 0.070 スワップ金利(5年、%) 0.046 0.078 0.068 0.069 0.074 0.097 0.019 休場 [為替] 11/17 円/$ 110.12 11/18 110.91 11/21 11/22 110.82 111.14 11/23 11/24 112.52 113.33 11/25 前週末比 113.39 2.48 $/EUR 1.0626 1.0588 1.0630 1.0627 1.0553 1.0554 1.0569 ▲ 0.0019 円/EUR 117.02 117.43 117.79 118.10 118.74 119.61 119.84 2.41 (注)前週末比は、海外などについては現時点での直近値と前週末値との比較。 東京市場の発行日表示値は終値もしくは 15:00 時点値。 米国 10 年債、米金利スワップ 10 年物は Bloomberg の終値。 日本株出来高・売買代金はそれぞれ東京証券取引所第一部出来高・売買代金。 TIBOR は全銀協発表のユーロ円 TIBOR 平均値。 新発 10 年国債は日本相互証券発表の気配値。 金利先物は東京金融取引所(TFX)のユーロ円 3 ヵ月金利先物。 独・英 10 年国債は Bloomberg の提示する終値。 為替は NY 時間終値(発行日のみ東京時間 15:00 時点、出所:Bloomberg) 。 16 金融市場ウィークリー(2016 年 11 月 25 日号) 最新リポート一覧 <みずほインサイト> 2016 年 11 月 21 日 トランプ・ショックとメキシコ~強硬な通商・移民政策が実現した場合の悪影響~ http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/us161121a.pdf 2016 年 11 月 21 日 ブロックチェーンがもたらす金融ビジネスの革新 http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/us161121.pdf 2016 年 11 月 18 日 トランプノミクスと持続的成長~財政の景気押し上げ効果は短命~ http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/us161118.pdf 2016 年 11 月 16 日 TPP 頓挫後のプラン B を考える~トランプ米新政権の TPP 脱退に備える~ http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/pl161116.pdf <内外経済見通し> 2016 年 11 月 15 日 2016・17 年度 内外経済見通し ~世界経済は緩やかに持ち直し、トランプは世界を変えるか~ http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/forecast/outlook_161115.pdf 2016 年 5 月 10 日 MIZUHO Research & Analysis no.1 特集 グローバル経済の中長期展望と日本産業の将来像~パラダイムシフトと日本の針路~ http://www.mizuho-fg.co.jp/company/activity/onethinktank/vol001/pdf/all.pdf 執筆担当者 ・市場調査部 武内浩二 野口雄裕 井上 淳 大塚理恵子 坂中弥生 03-3591-1244 03-3591-1249 03-3591-1197 03-3591-1420 03-3591-1242 [email protected] [email protected] [email protected] [email protected] [email protected] ・欧米調査部 小野 亮 吉田健一郎 松本 惇 風間春香 03-3591-1219 03-3591-1265 03-3591-1199 03-3591-1418 [email protected] [email protected] [email protected] [email protected] ・経済調査部 有田賢太郎 大野 晴香 上里 啓 高瀬美帆 03-3591-1419 03-3591-1243 03-3591-1284 03-3591-1416 [email protected] [email protected] [email protected] [email protected] 当レポートは情報提供のみを目的として作成されたものであり、商品の勧誘を目的としたものではありません。 本資料は、当社が信頼できると判断した各種データに基づき作成されておりますが、その正確性、確実性を保証 するものではありません。また、本資料に記載された内容は予告なしに変更されることもあります。 発行・編集/みずほ総合研究所 調査本部 〒100-0011 東京都千代田区内幸町 1-2-1 TEL.03-3591-1296 17 金融市場ウィークリー(2016 年 11 月 25 日号)
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