飯田市図書館コンピュータシステム更新事業プロポーザル実施要領

飯田市図書館コンピュータシステム更新事業プロポーザル実施要領
飯田市立中央図書館
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事業概要
(1)概要
飯田市では、平成 23 年 7 月から使用している図書館コンピュータシステムの更新を行う。
なお、当該コンピュータシステムについては、松川町、高森町、豊丘村とネットワークを結び(以
下、「南信州図書館ネットワーク」という。)それぞれの図書館が所蔵する図書等の資料情報を共有
し、共同利用を行ってきたものである。
(2)事業目的
業務の効率化、住民サービスの向上及び南信州図書館ネットワーク参加市町村共同利用における
円滑な運用のための図書館コンピュータシステム更新を実施することを目的とする。
(3)事業期間
構築期間 契約締結日から平成 29 年 6 月 30 日まで
運用期間 平成 29 年 7 月 1 日から平成 34 年 6 月 30 日まで
(4)履行場所
飯田市立中央図書館、鼎図書館、上郷図書館
(5)提案上限額
50,000 千円(消費税を含む)
・この金額には、書誌データ・利用者データの抽出費用及び移行費用は含まない。
・本提案事業は各年度予算もしくは債務負担行為等が飯田市議会において議決されたことにより事業
執行となるものである。
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プロポーザルの概要
(1)名称
図書館コンピュータシステム更新事業
(2)業務内容
図書館コンピュータシステム(別表1)の構築及び必要なソフトウェア、サーバとその周辺機器
及び飯田市立図書館が使用するハードウェアの導入、飯田市立図書館ホームページの構築並びにこ
れらに係る作業等を行うものとする。
①図書館コンピュータシステムの構築
他町村図書館が南信州図書館ネットワークに参加可能なシステムを構築する。
現在参加の松川町、高森町、豊丘村及び参加が想定される喬木村に設置する機器とのネットワーク
接続により、支障なく運用を行うことができるシステムを構築する。
ア システム構築に必要なハードウェアの導入、設置及び設定・調整
イ 各業務システムの設計・構築、パッケージ適合、設定等
ウ カスタマイズ部分のプログラム開発・設計・設定等
エ 南信州図書館ネットワーク参加市町村で共同利用するためのネットワークの構築
②飯田市立図書館が使用するハードウェアの導入、設置及び設定・調整並びにソフトウェアの導入及
び設定
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③データ移行
既存システムからの書誌データ及び利用者データの抽出・統合・新システムへの導入
④システム及び機器の運用・保守
⑤飯田市立図書館ホームページの構築
(3)担当部署
〒395-0034 飯田市追手町2丁目 677-3 番地
飯田市立中央図書館 担当:ビジネス支援係 中平、樋本 情報サービス係 瀧本
電子メール:[email protected]
(4)参加資格
本プロポーザルへ参加できる者は、下記の条件をすべて満たすものとする。
①飯田市入札参加資格者名簿に登録されている者、または入札参加申請の受付期間中に名簿登録を
行い、当市の承認を得た者であること。
②地方自治法施行令(昭和 22 年政令第 16 号)第 167 条の4の規定のいずれにも該当しない者であ
ること。
③ 会社更生法(平成 14 年法律第 154 号)の規定による更生手続開始の申立て及び民事再生法(平
成 11 年法律第 225 号)の規定による再生手続開始の申立てがなされていない者(会社更生
法の規定による更生計画認可または民事再生法の規定による再生計画認可の決定を受けている者
を除く)であること。
④国税、県税、当市税を滞納していないこと。
⑤当市の入札参加停止措置要領に基づく入札参加停止期間中でないこと。
⑥飯田市暴力団排除条例第2条第2号に規定する暴力団員又は同条例第6条第1項に規定する暴力
団関係者ではなく、飯田市入札参加資格者に係る指名停止要綱の別表第3に掲げる措置要件に該
当しないこと。
(5)スケジュール
スケジュールについては下記のとおりとする。
事業者選定スケジュール
内容
日程
企画提案募集開始
平成 28 年 11 月 24 日(木)
参加表明書提出締切
平成 28 年 12 月 6 日(火)17 時必着
質問書提出締切
平成 28 年 12 月 10 日(土)
質問回答
平成 28 年 12 月 16 日(金)
企画提案書提出締切
平成 28 年 12 月 21 日(水)17 時必着
第1次審査結果発表
平成 29 年1月 6 日(金)
プレゼンテーション・デモンストレーショ
平成 29 年1月 17 日(火)
ン審査
優先交渉権者決定(予定)
平成 29 年 1 月下旬
契約締結(予定)
平成 29 年 2 月上旬
※プレゼンテーション・デモンストレーション審査は、第 1 次審査通過事業者を対象とし、
詳細は第一次審査通過事業者に別途説明を行う。企画提案を行う事業者は上記日程に対
応すること。
※上記スケジュールは予定であり変更する場合もある。その場合は事前に連絡を行う。
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(6)参加申込みの手続き
本プロポーザルへ参加を希望する者は、次により参加表明書等を提出すること。
①提出書類
以下の書類を各1部提出すること
様式1 参加表明書
様式2 会社概要書
様式3 機密保持誓約書
様式4 図書館コンピュータシステム導入及び移行実績報告書
②提出期限 平成 28 年 12 月 6 日(火)17 時必着
③提出場所 2.
(3)に同じ
④提出方法 持参または郵送により提出
(7)仕様書等の交付
「要件定義書」「業務機能要求書」「機器仕様書」「ネットワーク構成要求書」「南信州図書館ネッ
トワーク参加町村
機器等構成要件書」「企画提案書記載項目」「選定評価基準書」を、上記(6)
の参加表明書等の提出後、電子メール(PDF 形式)にて交付する。
(8)質問及び回答
質問がある場合は、以下の対応とする。
提出書類 様式5 質問書
提出期限 平成 28 年 12 月 10 日(土)まで
提出方法 質問書は、エクセルファイルにて下記に電子メールで提出し、電話連絡等「2(3)
参照」で担当者に到着確認を行うこと。
提 出 先
電子メール:iida @nanshin-lib.jp(担当 中平、樋本、瀧本)
回 答 日
平成 28 年 12 月 16 日(金)にメールにて回答予定
(9)企画提案書等の提出
企画提案書及び価格提案書の様式は、上記(6)の参加表明書等の提出後、電子メール(PDF 形
式)にて交付する。
①提出書類
ア 企画提案書
・様式6 企画提案書
「要件定義書」及び「企画提案書記載項目」に示す内容を満たすよう作成、提出すること。
企画提案書は、
「様式6 企画提案書」を表紙とし、「企画提案書記載項目」に則して作成する
こと。
・任意様式 企画提案書
業務の効率化や利用者サービスの向上について有効な提案があれば示すこと。
イ 「業務機能要求書」回答
平成 29 年 7 月 1 日時点で実現が可能な機能について回答すること。
ウ 価格提案書
価格提案書は次の4種を用意すること。
なお、南信州図書館ネットワーク参加町村に設置する機器及びネットワーク接続に係る費用に
ついては、それぞれの自治体の負担による。
(ア) 価格提案書A(様式7・8)
・システム構築及び平成 34 年6月 30 日までの保守点検費用。既存システムからの書誌データ、利
用者データの抽出費用及び本システムへの移行費用は含まない。
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・提案上限額は、50,000 千円(消費税を含む)とする。
・内訳書(様式8)を添付すること。
(イ) 価格提案書B(様式9)
・既存システムからの書誌データ・利用者データの抽出費用及び本システムへの移行にかかる費用
見積もり。
・提案上限価格は(ア)とは別に、8,000 千円(消費税を含む)とする。
・このデータ移行業務については、本システム構築請負契約を行った事業者と後日別途随意契約を
行う。
(ウ) 価格提案書C(様式 10)
・契約終了時のデータ抽出費用見積もり。
・本事業の終了(運用期間終了)に際し、事業者には既存システム事業者として既存データの抽出
を委託する場合がある。それに係る費用を想定して記載すること。
・この費用は、提案上限価格には含まないが別途価格提案を行うこと。
(エ) 価格提案書D(様式 11)
・事業期間終了後の運用延長に係る費用見積もり。
・本事業の終了(運用期間終了)に際し、更に 1 年間運用を延長し事業期間を延長することも想定
している。運用期間を 1 年間延長する場合に必要な費用を想定して記載すること。
(オ)その他参考となる資料
その他参考となる資料がある場合は提出すること。
②提出部数
正本1部、複本 10 部、電子媒体 1 部
③提出期限 平成 28 年 12 月 21 日(水)17 時必着
④提出場所 2.
(3)に同じ
⑤提出方法 持参または郵送により提出
3 選定
(1)選定方法
優先交渉権者の選定は、企画提案書、業務機能要求書回答、価格提案書一式、プレゼンテーション・
デモンストレーションの内容について「飯田市図書館コンピュータシステム更新事業業務委託選定委
員会」(以下、「選定委員会」という。)において、「飯田市図書館コンピュータシステム更新事業業務
委託選定評価基準書」に基づき公平かつ客観的に評価を行い、最も優れた企画提案を行った事業者を
優先交渉権者として選定する。あわせて次点交渉権者も選定する。
(2)審査概要
概要は以下のとおり。
①第 1 次審査(書類審査)
企画提案書、業務機能要求書回答について評価を行い、上位3者程度を第1次審査通過者として
選定する。
②第2次審査
第1次審査通過者に対してプレゼンテーション・デモンストレーション及び価格提案書一式の評
価を行う。
③優先交渉権者及び次点交渉権者の決定
第1次審査と第2次審査の結果から評価点の合計が最も高い者を優先交渉権者とし、次に高い者
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を次点交渉権者とする。同点の場合は、企画提案書評価点が高い者を優先とする。
④受託事業者の決定
優先交渉権者は、提案及び契約の内容について当市と協議のうえ、当市の決定を受けることによ
り受託事業者となる。ただし、優先交渉権者と協議が調わない場合、当市は次点交渉権者と協議を
行うことがある。
⑤審査結果
選定結果は後日、書面により通知する。
⑥受託事業者
受託事業者は、当市と契約を締結し、受託業務を実施する。
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その他
(1) 参加表明書の提出以降に参加を辞退する場合は、書面により辞退届(任意様式)を提出すること。
(2) 各提案書の作成・提出、プレゼンテーション・デモンストレーション審査の参加等一切の経費は、
提案者の負担とする。また、提出書類等は返却しない。
(3) 提出書類の著作権の取り扱いについては、提出書類に含まれる著作物の著作権は提案者に帰属する。
なお提出書類は、企画提案選定を行う作業に必要な範囲において、複製を作成することがある。
(4) 参加者は、1つの提案しか行うことができない。
(5) 再委託事業者は、本事業への単独提案を行うことができない。
(6) 企画提案に関する提出書類の変更、差し替え又は再提出は認めない。ただし、当市が認めた場合は
この限りではない。
(7) 参加に関して使用する言語は日本語、単位は計量法(平成 4 年法律第 51 号)に定めるもの、通貨
単位は円、時刻は日本標準時とする。
(8) 次のいずれかに該当する企画提案は無効とする。
①参加者の記名及び押印を欠く場合
②誤字又は脱字等により不明確な記載が多い提案
③2通り以上の書類提出がなされた提案
④価格提案書の記載金額が提案上限額を超えた提案
(9) 次のいずれかに該当する行為をしたものは失格とする。
①企画提案に関わる書類に虚偽の記載をした場合
②参加表明書に記載された者以外の者が提案を行った場合
③その他実施要領等において示した条件等参加に関する条件に違反した場合
④選定委員会関係者と不正な接触等を行った場合
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別表 1
基本要件
本システムにおける基本要求事項を以下に示す。
1
主な機能要件
No.
項目
要件
1
ソフトウェア機能
・書誌情報・所蔵情報・利用者情報を共有でき、全資料の検索、予
約、貸出返却が確実に早く行えるシステムであること。
・南信州図書館ネットワーク参加各図書館(参加が想定される喬木
村を含む)の独自の運用規定(貸出冊数・期間・開館日開館時間・
予約制限など)が可能であること。
・WEBサーバがリアルタイム更新でき、予約処理がスムーズに行
えるシステムであること(携帯電話対応していること)
。
・利用者がインターネット及び利用者端末を使用して蔵書検索を簡
単な操作で行え、貸出状況・予約状況を確認し、予約及び予約のキ
ャンセル、パスワード登録及び変更、Eメールアドレス登録及び変
更が出来ること。
・資料区分間(図書、AV、逐刊)の横断検索が可能で、レスポン
スが良好なこと。
・資料の所蔵管理及び発注管理が各図書館ごとに行えること。
・TRCのTタイプMARC及びNDC10 版に対応し、自館データ
作成の操作性や拡張性が良好であること。
・南信州図書館ネットワーク参加各図書館(参加が想定される喬木
村を含む)の独自の資料区分を設定し、データベースを構築できる
こと。
・ハンディキャップ利用者用録音資料の書誌データ登録・多文化図
書登録が行えること
・各館間での在庫資料の相互予約入力・入力資料の帳票出力が可能
なこと。
・貸出時に貸出資料を明示した返却期限票を希望する利用者に出力
可能なこと。
・館内OPAC及びWEBOPACにて所蔵資料の配架場所表示を
棚単位で行い、表示の変更も容易なこと。
・ウイルス対策が充分に取られていること。
・移動図書館車で貸出、返却、蔵書検索、利用者検索、予約等の処
理がリアルタイムに行えること。
・蔵書点検は返却漏れや配架場所違いをチェックでき、期間の設定
ができること。
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ハードウェア機能
・150 万冊データと利用者データ 8 万人分が十分収納・活用できる
サーバを設置及び設定すること。
・システムで使用するサーバ、端末及び周辺機器は5年以上の運用
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に耐え得るものであること。
・サーバ機器類及び周辺機器並びに飯田市立図書館で使用する機器
等の性能及び構成については、「企画提案書」において詳細な仕様
等を明記すること。
・情報発信が安全に的確に素早く出来るWEBサーバとバックアッ
プが自動化できる機器を設置及び設定すること。
・飯田市立図書館各館の業務用端末、カウンター用端末、利用者用
端末、蔵書点検用携帯機器、プリンター及びネットワーク機器を設
置及び設定すること。
・災害や障害等が発生した場合でも、業務継続ができる提案を行う
こと。
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ネットワーク機能
・飯田市立中央図書館に業務用サーバ等を置き、回線はケーブルテ
レビの光回線または、南信州図書館ネットワーク参加各図書館が用
意する専用回線に対応すること。
・各館の図書館システムの処理スピードが良好であること。
・利用者使用のネットワークと図書館業務用ネットワークが別系列
で提案されていること。
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ホームページ構築
・飯田市ホームページの構築について提案を行うこと。検索システ
ムのリンク付けと管理支援が含まれていること。
・飯田市の地域情報を発信する機能についての提案を行うこと。
・調べもの対応機能について提案があれば行うこと。
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セキユリティー対策
・南信州図書館ネットワーク参加各自治体(参加が想定される喬木
村を含む)の個人情報保護条例及び情報セキユリティー基本方針に
準拠していること。また個人情報保護のためのセキュリティ対策に
は万全を期すこと。
・サーバは南信州図書館ネットワーク参加館の共同利用であるが、
それぞれの自治体のセキユリティーが保たれていること。
・WEBサーバ上に利用者情報を置かず、業務サーバ上でのみ管理
すること。
・業務用と利用者用のネットワークが別系列で、それぞれのセキユ
リティーが保たれていること。
・サーバ及びクライアント並びにネットワーク機器にウイルス対策
ソフトを導入していること。
・一般職員や管理者等の所属や役職、職務分掌によって、利用権限
設定できること。
・機器故障やシステムダウンを想定したデータバックアップを実施
できること。
・障害時の対応として、原因の特定と直前の状態への復旧を担保す
るため、業務ログの取得ができること。
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その他
・将来的に他町村図書館がネットワークに参入可能であること
・将来予測されるソフトウェアの拡張及び、各種環境変化への適応
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が可能であること。
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詳細要件
下記詳細要件は、参加表明書等の提出後、電子メール(PDF 形式)にて交付する。
・ソフトウェア要件
・機器詳細要件
「業務機能要求書」による。
「機器仕様書」による。
・機器ネットワーク構成要件
「ネットワーク構成要求書」による。
・その他要件 「南信州図書館ネットワーク参加町村 機器等構成要件」による。
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