火球観測部門報告 No.268 The Report of Fireball Observation 火球観測担当幹事 司馬 康生 ( Shiba ,Yasuo) 2016年9月は台風の襲来などで全国的に晴れ間が少な く、観測も少なかった。火球掲示板には9月24日17時42 -43分 (JST)頃 、 北 海道 中部 に 出現 し た 火 球 の 情 報 が 多 数報告された。青空の中に出現し、かなり大きなもの だったようだ。詳しい経路や隕石落下の可能性につい てはわからない。 《表1の追加事項》 1. オリンパスOM-D E-10 14-42mmf3.5-5.6ⅡR+フィッ シュアイコンバータ(FCON-P)装着 、撮影時は14mm 。 4. シ ャ ッ タ ー 20秒 開 放 中 に 出 現 、 シ ャ ッ タ ー が 閉 じ た 後 も更 に 明る くなり な がら 東の方 向 (林の陰 )に 消えた。 5. 車 を 運 転 中 に 目 撃 、 ド ラ イ ブ レ コ ー ダ ー に も 映 っ て い た。 わ ずか に燃 え カス の よ うに 残る ひと すじ 痕が10秒ぐらいで消えた。 6. 最後は家の陰に入って見えなくなった。 7. 経 路 は 水 平 。 火 の よ う な 玉 で 火 の 粉 の よ う な も の が直線的に散っていた。 9. UFOCaptureに よる 自動観 測 、前 半:南 西 カメ ラ、 後半:北向きカメラ 《表1の項目》 時刻:世界時(UT)=日本時(JST)-9[h], 黄経:太陽黄経(Eq:2000. 0), 継続:継続時間[秒], 方法:観測方法(V: 眼視,P:写真,TV:動 画), 経度緯度は、日本測地系2000 (JGD2000≒世界測地系)によ る。痕:痕の継続時間または Train:痕有,Tail:尾有, -は痕無, 音:-は音無, 速:速度(vR:非常に速,R:速,rRやや速,M:中速,rS: やや遅,S:遅,vS非常に遅, 数値=角速度[deg/s]) 《アルゼンチンで30トンの隕鉄発見》 アルゼンチン・チャコ州にあるカンポ・デル・シエ ロ 地 域 で 、 30ト ン に 近 い と 推 定 さ れ る 隕 鉄 が 発 見 さ れ た。これは、これまで回収された隕石では世界で2番目 の 重 量 で あ る 。 こ の 地 域 で は 約 4000年 前 に 隕 鉄 雨 が 落 下したと推定され、これまでも多数の隕鉄が発見され ている。 出展:http://news.livedoor.com/article/detail/12023351/ など
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