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公開研究会のお知らせ
新教育運動期における都市計画と子どもの遊び環境
―アメリカ・ドイツ・イギリスの大都市圏における試み―
報告者四名(神戸「新教育」研究会メンバー)は、日本学術振興会の科学研究費助成事業として、「新教育運
動期における都市計画と学校の遊び環境の公共性に関する比較社会史的研究」
(平成 26 年度―平成 28 年度)
を遂行してきました。そこで、このたび、下記の日程で、その研究成果の公開発表会を開催することにいたし
ました。ぜひご参加くださるようにお願いいたします。参加無料で、事前予約は必
要ありません。
日時:2016 年 11 月 23 日(水、勤労感謝の日) 13 時 30 分から 16 時 45 分
場所:芝蘭会館別館 研修室 (〒606-8302)京都市左京区吉田牛の宮町 11-1
http://www.shirankai.or.jp/index.html
趣旨
本研究会は、1997 年に発足して以来、約 20 年にわたって、19-20 世紀転換期における新教育運動の展開
を、アメリカ、イギリス、ドイツにおける事例をとりあげて、具体的に解明してきました。3 年前の発表会で
は、「アジール」をテーマにしましたが、今回はその発展として、子どもの遊びと都市計画に焦点をあてまし
た。19 世紀末からの工業化と都市化の進展に伴い、多くの大都市では、子どもの生活環境が急激に悪化し、
都市の美化と子どもの保護が喫緊の課題となっていました。都市計画はその課題への対応として始まったと
みることができます。子どもに遊び環境を保障することは、新教育が主張した自由の具体化といえますが、
拡大を続ける大都市の中で、いかにして子どもの遊び環境が存在しえたのでしょうか。また、教育を目的と
した学校のなかで、遊び環境を保障することが可能だったのでしょうか。そして、遊び環境の保障は現実に
どのような教育機能をもったのでしょうか。このような問題を議論していきたいと思います。
<プログラム>
司会:山名淳(京都大学)
13:30-13:40 開会あいさつと趣旨説明
13:40-14:10 第一報告 山名淳(京都大学)
アジール研究の概要
14:10-14:40 第二報告 宮本健市郎(関西学院大学)
アメリカにおける遊び場運動の出現と変質:児童福祉から市民性教育へ
(休憩 14:40-14:50)
14:50-15:20 第三報告 山﨑洋子(福山平成大学・武庫川女子大学)
イギリスにおける「子どもの遊び」
、「遊び場環境」の変化:1810s-1930s を対象に
15:20-15:50 第四報告 渡邊隆信(神戸大学)
(休憩 15:50-16:00)
16:00-16:45
全体討論
お問い合わせ先:
関西学院大学教育学部 宮本健市郎研究室(〒662-0827 兵庫県西宮市岡田山
[email protected]
phone & fax 0798-52-4403
7-54)