第 4 章 商業・サービス業 ●商業・サービス機能の維持及び充実 商業・サービス業は、地域生活や地域経済を支える重要な社会基 盤であり、また商店街等は地域住民の暮らしを支える多様なコミュ ニティ機能を担っています。 しかしながら、郊外型商業施設の進出、インターネット販売の台 頭による消費行動の多様化等によって、地域の商業者・サービス業 者を取り巻く環境は厳しさを増しており、中でも、卸売・小売業の 事業所数及び従業者数、年間商品販売額は、ピーク時から比較する と依然として低調に推移しています。 商業・サービス業は、県全体の雇用の大部分を支えていることか ら、その生産性と付加価値を高めていくことが必要であり、今後は、 まちづくりと一体となった商業・サービス機能の維持・充実のほか EC事業(インターネット販売)の促進やインバウンド需要の取り 込み、新たなビジネスモデルの創出など、生産性を高める取組を行 うことが必要です。 ●「宮崎版DMO」の構築 人口減少が進む本県において、観光客による交流人口を増やすこ とで「外貨」を稼ぎ、地域経済の活性化につなげることが重要です が、県内の延べ宿泊者数、観光消費額は九州で下位となっており、 本県の観光振興における大きな課題となっています。 このため、今後は、 (公財)みやざき観光コンベンション協会を核 としながら、県、市町村、観光事業者等と連携し、PDCAサイク ルに基づいた「観光地経営」の視点で観光地域づくりを進める「宮 崎版DMO」を構築し、本県観光関係機関等において、マーケティ ング手法を取り入れた戦略性の高い施策を展開できる体制整備や、 その担い手となる人材を育成することが必要です。 第1章 社会動態 Ⅰ 第3章 海外展開 第2章 産業構造 第4章 商業・サービス業 卸売・小売業の概況 1 卸売・小売業が県内総生産に占める割合 対家計民間非営利生産者 農業 1,041(2.9%) 1,287 政府サービス生産者 (3.4%) 平成 25 年度の名目県内総生産は 3 サービス業 兆 6,060 億円であるが、そのうち、 卸売・小売業は 3,967 億円で全体の 11.1%を占めている。 ※県内総生産は輸入品に課される税・関税、総資 本形成に係る消費税が加算控除されているため 合計は 3 兆,6,060 億円とは一致しない。 林業 103(0.3%) 水産業 191(0.5%) 合計 3 兆 5,751 億円(※) 4,428(12.4%) 7,824 (21.9%) 情報通信業 1,261 (3.5%) 鉱業 29(0.1%) 5,039 (14.1%) 1,368 (3.8%) 製造業 3,967 (11.1%) 卸売・小売業 運輸業 4,251(11.9%) 不動産業 建設業 3,118 (8.7%) 627 電気・ガス・ (1.8%) 水道業 1,217(3.4%) 金融業 出典:県統計調査課 「平成25年度宮崎県県民計算」 農林漁業 2 卸売・小売業が県内事業所に占める割合 合計 53,269 事業所 「平成 26 年経済センサス」における 5,451 (10.2%) 総事業所数は 53,269 事業所である 4,611 (8.7%) 1,611 (3.0%) が、そのうち、「卸売、小売業」は 14,093 事業所で全体の 26.5%を占 7,657 (14.4%) めている。なお、第 3 次産業で最も 事業所が多いのは「卸売、小売業」 で、次いで、「宿泊業、飲食サービ ス業」の 7,657 事業所、「生活関連サ ービス業、娯楽業」の 5,451 事業所 である。 (単位:億円) 鉱業,採石業,砂利採取業 482 (0.9%) 3,548 1,085 (6.7%) (20.3%) 16 (0.03%) 5,436(10.2%) 建設業 製造業 電気・ガス・熱供給・水道業 情報通信業 運輸業,郵便業 卸売業,小売業 3,186(6.0%) 1,929 (3.6%) 14,093 (26.5%) 1,980 (3.7%) 325 (0.6%) 886 (1.7%) (単位:事業所) 金融業,保険業 不動産業,物品賃貸業 44 (0.1%) 学術研究,専門・技術サービス業 929 (1.7%) 宿泊業,飲食サービス業 生活関連サービス業,娯楽業 教育,学習支援業 医療,福祉 出典:「平成 26 年経済センサス・基礎調査」 複合サービス事業 サービス業(他に分類されないもの) 3 卸売・小売業における開業率・廃業率 卸売・小売業における、「平成 24 年 経済センサス・活動調査」の調査時 点(平成 24 年 2 月 1 日)で存在した 事業所数と、「平成 26 年経済センサ (%) 35.0 25.0 い。 12.6 11.6 12.3 開業率(%) 繊維・ 衣服等卸売業 維・衣服等卸売業」が 30.1 と最も高 16.0 ※詳細は「統計表 P55」を参照。 - 30 - 機械器具小売業 0.0 16.7 12.2 飲食料品小売業 右図のような結果となった。 14.8 織物・ 衣服・ 身の回り品小 売業 5.0 15.1 機械器具卸売業 比較したところ、開業率・廃業率は 19.2 14.4 建築材料,鉱物・ 金属材料 等卸売業 年 7 月 1 日)で存在した事業所数を 10.0 17.0 17.5 飲食料品卸売業 15.0 16.7 と最も高く、廃業率では、「繊 20.6 20.0 ス・基礎調査」の調査時点(平成 26 開業率では、「機械器具卸売業」が 廃業率(%) 30.1 30.0 出典:「平成24年経済センサス・活動調査」 「平成26年経済センサス・基礎調査」 第1章 社会動態 Ⅰ 第3章 海外展開 第2章 産業構造 第4章 商業・サービス業 卸売・小売業の概況 4 事業所 (ア)事業所数の推移 (事業所) 24,000 23,253 23,000 平成 26 年における卸売・小売業 22,000 の事業所数は 14,093 事業所とな 21,000 っており、昭和 57 年をピークに 20,000 減少傾向が続いている。 19,000 特にバブル経済崩壊直後の平成 3 18,000 年から平成 9 年にかけては大きく 17,000 減少した。 16,000 21,830 21,616 21,664 21,773 20,634 19,677 18,768 19,217 18,546 18,603 18,271 16,795 17,293 15,674 15,000 14,380 14,093 14,000 S45 S47 S49 S51 S54 S57 S60 S63 H3 H6 H9 H11 H14 H16 H19 H24 H26 (年) 出典:「宮崎県事業所・企業統計調査(~H18)」 「経済センサス(H21~)」 (イ)業種別事業所数 平成 26 年における業種別事業所 数は、卸売業では「農畜産物・水 (事業所) 400 250 200 次いで「食料・飲料」、「建築材料」 150 58 65 32 他に分類されない 医薬品・化粧品等 紙・ 紙製品 家具・ 建具・じゅう器等 その他の機械器具 電気機械器具 自動車 産業機械器具 再生資源 非鉄金属 (事業所) 〈 小 売 業 〉 1,129 1,200 85 6 鉄鋼製品 化学製品 石油・ 鉱物 建築材料 農畜産物・水産物 食料・ 飲料 身の回り品 「燃料」が多くなっている。 繊維品( 衣服,身の回り品除) で「医薬品・化粧品」、「自動車」、 11 3 141 108 39 32 28 23 衣服 - が 1,129 事業所と最も多く、次い 出典:「H26 宮崎県商業統計調査」 経済センサスと統計の取り方が異なる ため、卸売業と小売業の事業所数合 計(卸売 2,285+小売 8,714=10,999)は、 前グラフの事業所数(14,093)と一致し ない。次の(ウ)のグラフについても同様。 142 96 100 50 225 189 各種商品 小売業では、「その他の飲食料品」 〈 卸 売 業 〉 274 300 産物」が 371 事業所と最も多く、 の順となっている。 371 357 350 1,000 600 441 100 86 10 7 369 427 337 214 188 125 115 85 484 86 218 176 126 346 264 207 192 22 46 その他の無店舗 自動販売機による 通信販売・ 訪問販売 他に分類されない 写真機・ 時計・ 眼鏡 スポーツ用品・ がん具・ 娯楽用品・ 楽器 書籍・ 文房具 燃料 農耕用品 医薬品・ 化粧品 じゅう器 家具・ 建具・ 畳 機械器具( 自動車・ 自転車除) 自転車 自動車 その他の飲食料品 菓子・ パン 酒 鮮魚 食肉 野菜・ 果実 各種食料品 その他の織物・ 衣服・身の回り品 靴・ 履物 婦人・ 子供服 男子服 呉服・ 服地・ 寝具 その他の各種商品( 人未満) 従業者 50 百貨店,総合スーパー - 760 613 400 200 795 746 800 - 31 - 第1章 社会動態 Ⅰ 第3章 海外展開 第2章 産業構造 第4章 商業・サービス業 卸売・小売業の概況 (ウ)地域別事業所数 (事業所) 4,000 平成 26 年における地域別事業所 数は、「宮崎・東諸県」が 3,826 事 業所と最も多く、次いで「北諸 H24 3,826 H26 3,500 3,000 2,500 県」、「延岡」の順となっている。 2,000 「日向・東臼杵地域」を除いた全て 1,500 の地域で、平成 26 年の事業所数 1,000 が前回調査時(平成 24 年)を下回 500 846 1,890 860 840 778 982 978 1,085 1,317 1,316 1,042 289 286 西臼杵 - 32 - 延岡 出典:「宮崎県商業統計調査」 日向・ 東臼杵 西都・ 児湯 西諸県 北諸県 南那珂 - 1,996 宮崎・ 東諸県 っている。 3,908 第1章 社会動態 Ⅰ 第3章 海外展開 第2章 産業構造 第4章 商業・サービス業 卸売・小売業の概況 5 従業者 (ア)従業者数の推移 (人) 110,000 105,000 平成 26 年における卸売・小売業の 100,000 従業者数は、96,569 人となってお 95,000 り、平成 11 年をピークに減少傾向 90,000 が続いていたが、平成 26 年に再び 85,000 増加に転じた。 80,000 97,948 104,008 102,125 101,842 100,767 100,583 96,569 98,082 98,527 95,939 93,089 90,174 91,238 82,902 76,505 73,431 75,000 70,000 69,534 65,000 S45 S47 S49 S51 S54 S57 S60 S63 H3 H6 H9 H11 H14 H16 H19 H24 H26 (年) 出典:「宮崎県商業統計調査(~H19)」 「経済センサス(H24~)」 (イ)業種別従業者数 (人) 4,500 4,233 〈 卸 売 業 〉 4,000 平成 26 年における業種別従業者数 3,500 は、卸売業では「農畜産物・水産物」 3,000 が 4,233 人と最も多く、次いで「食 料・飲料」、「建築材料」の順となっ ている。 3,023 2,500 2,075 2,000 1,000 267 244 1,485 1,089 503 358 167 18 他に分類されない 紙・ 紙製品 家具・建具・じゅう器等 医薬品・化粧品等 その他の機械器具 電気機械器具 産業機械器具 自動車 再生資源 非鉄金属 鉄鋼製品 石油・ 鉱物 化学製品 建築材料 食料・ 飲料 が多くなっている。 農畜産物・水産物 料品」、「自動車」、「医薬品・化粧品」 身の回り品 - 繊維品( 衣服,身の回り品除) 9,526 人と最も多く、次いで「各種食 585 101 9 184 137 衣服 500 各種商品 小売業では、「その他の飲食料品」が 出典:「H26 宮崎県商業統計調査」 経済センサスと統計の取り方が異なる ため、卸売業と小売業の従業者数合計 (卸売 17,954+小売 56,320=74,274)は、 前グラフの事業所数(96,569)と一致し ない。次の(ウ)のグラフについても同様。 1,159 1,044 697 576 1,500 (人) 10,000 9,526 9,116 〈 小 売 業 〉 9,000 8,000 7,000 6,000 4,692 5,000 3,802 4,000 3,000 2,000 1,000 1,994 1,781 1,140 769 448 308 493 886 276 35 355 2,356 608 170 335 1,287 1,398 800 182 639 98 その他の無店舗 自動販売機による 通信販売・ 訪問販売 他に分類されない 写真機・ 時計・眼鏡 スポーツ用品・ がん具・ 娯楽用品・ 楽器 書籍・ 文房具 燃料 農耕用品 医薬品・ 化粧品 じゅう器 家具・ 建具・ 畳 機械器具( 自動車・ 自転車除) 自転車 自動車 その他の飲食料品 菓子・ パン 酒 鮮魚 食肉 野菜・ 果実 各種食料品 その他の織物・衣服・ 身の回り品 靴・ 履物 婦人・ 子供服 男子服 呉服・ 服地・ 寝具 その他の各種商品( 人未満) 従業者 50 百貨店,総合スーパー - 2,263 4,324 3,118 3,121 - 33 - 第1章 社会動態 Ⅰ 第3章 海外展開 第2章 産業構造 第4章 商業・サービス業 卸売・小売業の概況 (ウ)地域別従業者数 31,417 30,943 (人) 平成 26 年における地域別従業者数 30,000 は、「宮崎・東諸県」の人数が最も多く、 25,000 H24 H26 全体の約 4 割を占めており、次いで 「北諸県」、「延岡」の順になっている。 20,000 いずれの地域においても、平成 26 年 15,000 の人数が、前回調査時(平成 24 年)を 10,000 上回っている。 12,565 8,074 7,682 6,089 4,723 5,305 4,980 5,533 4,480 4,048 4,046 5,000 1,262 1,224 西臼杵 延岡 日向・ 東臼杵 西都・ 児湯 西諸県 北諸県 南那珂 宮崎・ 東諸県 0 13,356 出典:「宮崎県商業統計調査」 (エ)従業者規模別事業所数 平成 26 年における卸売・小売業の事 (事業所) 5,000 業所数は、従業員数「2 人以下」の事業 所が最も多く、全体の約 4 割を占めて 4,000 おり、次いで「3~4 人」、「5~9 人」の 3,500 H26 3,000 査では、従業員数 5 人~99 人の各区 分で前回調査時(平成 24 年)より増加 H24 4,546 4,500 順となっている。また、平成 26 年調 4,884 2,521 2,376 2,145 2,223 2,500 しているものの、4 人以下及び 100 人 2,000 以上では減少している。 1,500 1,061 1,129 1,000 287 365 195 211 500 112 120 35 29 0 2人以下 3~4人 5~9人 10~19人 20~29人 30~49人 50~99人 100人以上 出典:「宮崎県商業統計調査」 - 34 - 第1章 社会動態 Ⅰ 第3章 海外展開 第2章 産業構造 第4章 商業・サービス業 卸売・小売業の概況 6 年間商品販売額 (ア)年間商品販売額の推移 本県の年間商品販売額は、平成 3 年をピークに減少傾向が続い (億円) 35,000 31,962 30,000 25,554 25,000 26,965 26,904 25,864 22,443 21,761 20,000 24,048 21,447 16,464 15,000 11,581 10,000 5,000 30,229 30,541 ていたが、平成 26 年に再び増加 した。 30,371 7,652 4,756 3,679 0 S45 S47 S49 S51 S54 S57 S60 S63 H3 H6 H9 H11 H14 H16 H19 H24 H26 (年) 出典:「宮崎県商業統計調査」 (イ)業種別年間商品販売額 平成 26 年における業種別年間 商品販売額は、卸売業では「農畜 産物・水産物」が 472,718 百万円 と最も多く、次いで「食料・飲 料」、「建築材料」の順となってい る。 472,718 〈 卸 売 業 〉 450,000 400,000 350,000 300,000 250,000 165,593 127,152 200,000 108,093 97,779 88,601 55,106 58,824 22,534 34,575 9,722 33,677 30,950 12,592 5,741 2,912 150,000 100,000 4,994 2,852 50,000 2,601 223 他に分類されない 紙・紙製品 医薬品・化粧品等 家具・建具・じゅう器等 その他の機械器具 電気機械器具 135,718 134,534 140,000 自動車 〈 小 売 業 〉 168,799 (百万円) 160,000 産業機械器具 再生資源 非鉄金属 鉄鋼製品 石油・ 鉱物 化学製品 建築材料 食料・ 飲料 農畜産物・ 水産物 出典:「H26 宮崎県商業統計調査」 身の回り品 車」、「燃料」が多くなっている。 衣服 いで「その他の飲食料品」、「自動 繊維品(衣服,身の回り品除) 0 168,799 百万円と最も多く、次 各種商品 小売業では、「各種食料品」が (百万円) 500,000 134,043 120,000 100,000 75,657 80,000 60,000 40,000 20,000 28,781 13,673 13,915 8,794 3,019 2,569 8,012 9,609 7,582 1,939 5,378 1,071 7,861 2,353 42,432 36,915 12,717 19,176 6,926 2,831 2,877 その他の無店舗 自動販売機による 通信販売・ 訪問販売 他に分類されない 写真機・ 時計・ 眼鏡 スポーツ用品・ がん具・ 娯楽用品・ 楽器 書籍・ 文房具 燃料 農耕用品 医薬品・ 化粧品 じゅう器 家具・ 建具・ 畳 機械器具( 自動車・自転車除) 自転車 自動車 その他の飲食料品 菓子・ パン 酒 鮮魚 食肉 野菜・ 果実 各種食料品 その他の織物・ 衣服・ 身の回り品 靴・ 履物 婦人・ 子供服 男子服 呉服・ 服地・ 寝具 その他の各種商品(従業者 50 人未満) 百貨店,総合スーパー 0 53,367 45,740 81,227 - 35 - 第1章 社会動態 Ⅰ 第3章 海外展開 第2章 産業構造 第4章 商業・サービス業 卸売・小売業の概況 (ウ)地域別年間商品販売額 (百万円) 1,400,000 平成 26 年における地域別年間商品販 売額は、「宮崎・東諸県」の販売額が最 1,200,000 も多く、県内販売額の約半数を占めて 1,000,000 おり、次いで「北諸県」、「延岡」の順に 800,000 なっている。また、「西諸県」を除く地 600,000 域においては、平成 26 年の販売額が 374,407 400,000 400,985 191,033 124,206 135,792 171,612 101,789 94,263 102,222 118,184 25,615 18,830 85,581 71,721 200,000 西臼杵 - 36 - 延岡 出典:「宮崎県商業統計調査」 日向・ 東臼杵 西都・ 児湯 西諸県 北諸県 南那珂 宮崎・ 東諸県 0 H26 1,185,957 前回調査時(平成 24 年)を上回ってい る。 H24 1,347,277 第1章 社会動態 Ⅱ 第3章 海外展開 第2章 産業構造 第4章 商業・サービス業 サービス業の概況 平成 25 年度の名目県内総生産は 3 兆 6,060 億円(※)であるが、その うち、サービス業は 7,824 億円で 電気・ガス・ 水道業 627 3,967 卸売・小売業 (1.8%) (11.1%) 合計 3 兆 5,751 億円(※) 水産業 1 サービス業が県内総生産に占める割合 191(0.5%) 林業 103(0.3%) 農業 1,287 (3.4%) 鉱業 29(0.1%) 建設業 3,118 (8.7%) 製造業 5,039 (14.1%) 金融業 1,217(3.4%) 不動産業 4,251 (11.9%) 全体の 21.9%を占めており、ウエ イトが最も高くなっている。 1,041 (2.9%) 7,824 (21.9%) 対家計民間 非営利生産者 ※県内総生産は輸入品に課される税・関税、総資 本形成に係る消費税が加算控除されているため 合計は 3 兆,6,060 億円とは一致しない。 運輸業 1,368 (3.8%) サービス業 1,261 (3.5%) 情報通信業 4,428 (12.4%) 政府サービス生産者 (単位:億円) 出典:県統計調査課 「平成25年度宮崎県県民計算」 2 サービス業が県内事業所に占める割合 農林漁業 44 (0.1%) 3,186 (6.0%) 「平成 26 年経済センサス」におけ 325(0.6%) 建設業 る総事業所数は 53,269 事業所で あるが、そのうち、そのうち、「学 術研究、専門・技術サービス業」 929(1.7%) は 1,929 事業所、「宿泊業、飲食 サービス業」は 7,657 事業所、「生 3,548(6.7%) 5,451 事業所、「教育、学習支援業」 事業所、「複合サービス事業」は 5,436(10.2%) 14,093 (26.5%) 1,980 (3.7%) 電気・ガス・熱供給・水道業 情報通信業 運輸業,郵便業 卸売業,小売業 4,611 (8.7%) 活関連サービス業、娯楽業」は 製造業 886(1.7%) 1,085 (20.3%) 16 (0.03%) は 1,611、「医療、福祉」は 4,611 鉱業,採石業,砂利採取業 合計 53,269 事業所 7,657 (14.4%) 5,451 (10.2%) 金融業,保険業 不動産業,物品賃貸業 学術研究,専門・技術サービス業 1,929 (3.6%) 482 (0.9%) 生活関連サービス業,娯楽業 1,611 (3.0%) 482 事業所、「サービス業(他に分 宿泊業,飲食サービス業 (単位:事業所) 教育,学習支援業 医療,福祉 類されないもの)」は 3,548 事業所 複合サービス事業 出典:「平成 26 年経済センサス・基礎調査」 となっており、7 つの合計 25,289 サービス業(他に分類されないもの) 事業所で全体の 47.5%を占めて いる。 3 事業所 (事業所) 25,500 (ア)事業所数の推移 平成 26 年 7 月 1 日現在のサービ 25,319 25,289 25,056 25,000 24,786 24,500 24,519 ス業の事業所数は 25,289 事業所 となっており、平成 18 年をピー クに平成 24 年まで減少傾向であ ったが、平成 26 年に増加した。 24,000 23,500 23,000 22,639 22,500 22,384 22,000 H8 H13 - 37 - H16 H18 H21 H24 H26 出典:「宮崎県事業所・企業統計調査(~H18)」 「経済センサス(H21~)」 (年) 第1章 社会動態 Ⅱ 第3章 海外展開 第2章 産業構造 第4章 商業・サービス業 サービス業の概況 (イ)業種別事業所数 (事業所) 9,000 平成 26 年における業種別事業所数 8,000 は、「宿泊業、飲食サービス業」が最 7,000 も多く、次いで「生活関連サービス 6,000 業、娯楽業」、「医療、福祉」の順と なっている。 平成 26 年は、平成 24 年に比べ「生 活関連サービス業、娯楽業」及び「サ H24 7,657 7,538 5,507 H26 5,451 4,611 5,000 3,986 3,000 1,929 1,874 1,611 2,000 1,557 サービス業 他(に分類されないもの ) 複合サービス事業 医療、福祉 教育、学習支援業 生活関連サービス業、娯楽業 宿泊業、飲食サービス業 学術研究、専門 技・術サービス業 0 を除いた業種で増加している。 482 472 1,000 ービス業(他に分類されないもの)」 3,548 3,585 4,000 出典:「H26 経済センサス・基礎調査」 (ウ)地域別事業所数 (事業所) 12,000 平成 26 年における地域別事業所数 は、「宮崎・東諸県」が最も多く、全 体の約 4 割を占めており、 次いで「北 10,000 H24 9,880 H26 9,252 8,000 諸県」、「延岡」の順となっている。 平成 26 年は「宮崎・東諸県」及び 「北諸県」、「日向・東臼杵」で平 成 24 年に比べ増加した。 6,000 3,976 4,000 4,106 2,151 2,145 1,730 2,146 2,086 1,712 1,773 1,768 2,000 3,093 3,076 458 456 西臼杵 延岡 日向・ 東臼杵 西都・ 児湯 西諸県 北諸県 南那珂 宮崎・ 東諸県 0 出典:「H26 経済センサス・基礎調査」 4 従業者 (人) (ア)従業者数の推移 平成 26 年におけるサービス業の従 業者数は 203,671 人となっており、 平成 16 年から増加傾向となってい る。 210,000 203,671 205,000 200,000 195,948 195,000 190,000 189,448 185,000 180,000 175,000 174,600 174,305 170,000 165,827 165,000 162,664 160,000 H8 H13 H16 H18 H21 H24 出典:「H26 経済センサス・基礎調査」 - 38 - H26 (年) 第1章 社会動態 Ⅱ 第3章 海外展開 第2章 産業構造 第4章 商業・サービス業 サービス業の概況 (イ)業種別従業者数 平成 26 年における業種別従業者数 (人) 90,000 60,000 で「宿泊業、飲食サービス業」、「生 50,000 活関連サービス業、娯楽業」の順と 40,000 なっている。 30,000 出典:「H26 経済センサス・基礎調査」 サービス業 他(に分類されないもの ) 複合サービス事業 医療、福祉 90,000 は、「宮崎・東諸県」が最も多く、全 80,000 体の約 46%を占めており、次いで 70,000 「北諸県」、「延岡」の順となってい 60,000 た。 6,462 5,842 教育、学習支援業 平成 26 年における地域別従業者数 杵」以外で平成 24 年に比べ増加し 11,883 11,572 (人) 100,000 平成 26 年は「西諸県」及び「西臼 31,059 30,390 生活関連サービス業、娯楽業 比べ増加した。 8,818 宿泊業、飲食サービス業 0 「複合サービス事業」で平成 24 年に る。 21,991 21,596 8,544 H26 43,386 学術研究、専門 技・術サービス業 技術サービス業」及び「医療、福祉」、 (ウ)地域別従業者数 44,800 20,000 10,000 H24 71,829 70,000 は、「医療、福祉」が最も多く、次い 平成 26 年は、「学術研究、専門・ 81,447 80,000 93,191 89,174 H24 H26 50,000 40,000 32,107 34,717 30,000 20,000 11,060 10,833 10,000 2,712 2,578 西臼杵 延岡 日向・ 東臼杵 西都・ 児湯 西諸県 北諸県 南那珂 宮崎・ 東諸県 0 22,451 13,832 13,934 22,123 12,019 13,472 13,508 11,908 出典:「H26 経済センサス・基礎調査」 (エ)従業者規模別事業所数 平成 26 年におけるサービス業の事 業所数は、従業員数 4 人以下の事業 所が最も多く全体の約 65%を占め (人) 18,000 16,381 15,979 16,000 H24 14,000 H26 12,000 ており、次いで「5~9 人」、「10~19 10,000 人」の順となっている。また平成 26 8,000 年は、平成 24 年に比べ「出向・派 6,000 遣従業者のみ」の区分を除き、全て 4,000 の区分で増加している。 2,000 4,190 4,316 0 4人以下 5~9人 - 39 - 2,482 2,351 857 877 545 612 358 346 189 172 79 74 10~19人 20~29人 30~49人 50~99人 100人以上 出向・派遣 従業者の 出典:「H26 経済センサス・基礎調査」 み 第1章 社会動態 Ⅲ 第3章 海外展開 第2章 産業構造 第4章 商業・サービス業 商業・サービス業関連データ 1 県内主要商店街空き店舗調査結果 (%) 30 県平均 平成 27 年度の県内主要商店街の空き店 25 25.5 舗率は、県平均で 21.8%となっており、 全国平均より高位で推移している。 22.2 20 21.8 19.8 15 15.1 14.62 10 13.17 10.82 8.98 全国平均 7.31 5 0 H15 18 21 24 27 (年度) 出典:(全国平均)「中小企業庁商店街実態調査」、(県平均)「県商工政策課調べ」 2 大規模小売店舗立地法に基づく新設届出件数 宮崎県 県/(件) 大規模小売店舗立地法に基づく店舗新 20 設の届出件数(1,000 ㎡以上の店舗が対 18 象)は平成 27 年度で 8 件となっており、 16 ドラッグストアやディスカウントスト 14 アが多くなっている。全国的にも、届 12 出件数は減少傾向に転じている。 10 738 620 703 全国 全国/(件) 800 669 15 700 571 12 11 600 500 9 400 8 8 300 6 200 4 100 2 0 0 平成 23 24 25 26 出典:「経済産業省ホームページ」、「県商工政策課調べ」 - 40 - 27 (年度) 第1章 社会動態 Ⅳ 第3章 海外展開 第2章 産業構造 第4章 商業・サービス業 観光の概要 (千人回) 1 観光入込客数の推移(県内外別) 県外観光客数 16,000 県外観光客数をみると平成 8 年をピー 県内観光客数 14,000 クに減少傾向が続いている。観光客全 12,000 体においても、平成 22 年の口蹄疫や、 平成 23 年の鳥インフルエンザ、新燃岳 10,000 の噴火、さらに東日本大震災による旅 8,000 行需要の低迷など、非常に厳しい状況 6,000 にあったが、平成 24 年からは回復傾向 4,000 となっている。なお、平成 26 年は台風 2,000 や大雨の影響もあり、平成 25 年と比べ 0 減少している。 元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 22 23 24 25 26 (年) ※統計に関する調査手法がH22年に変更となったため、以前との単純比較はできない。 出典:~H22年 宮崎県観光動向調査 H22年~ 宮崎県観光入込客統計調査 ※詳細は「統計表 P60」を参照。 2 観光入込客数(全国との比較) 本県は、平成 28 年 8 月 1 日時点で集計済の 39 都道府県のうち 30 位(14,466 千人回)となっている。 ※詳細は「統計表 P60」を参照。 (千人回) 520,000 420,000 320,000 220,000 120,000 20,000 18,000 県外 日帰り 16,000 14,466 県外 宿泊 14,000 12,000 県内 日帰り 10,000 県内 宿泊 8,000 6,000 集計中等 4,000 2,000 3 観光入込客数(九州各県との比較) (千人回) 30,000 県外日帰り 県外宿泊 25,000 県内日帰り 県内宿泊 九州各県での観光入込客をみると、集計 済の 5 県での比較で最下位となってい る。他県と比較して、県内客の割合が大 きいというのが本県の特徴と言える。 ※詳細は「統計表 P60」を参照。 20,000 15,000 10,000 集計中 5,000 長崎県 福岡県 宮崎県 鹿児島県 佐賀県 - 41 - 大分県 熊本県 0 出典:観光庁 「平成 26 年観光入込客統計調査」 大阪府 出典:観光庁 「平成 26 年観光入込客統計調査」 沖縄県 長崎県 福岡県 静岡県 福井県 千葉県 埼玉県 高知県 鳥取県 徳島県 和歌山県 岩手県 秋田県 富山県 島根県 岡山県 宮崎県 愛媛県 青森県 鹿児島県 香川県 山口県 石川県 佐賀県 大分県 滋賀県 山形県 奈良県 福島県 広島県 熊本県 群馬県 宮城県 山梨県 三重県 茨城県 長野県 岐阜県 新潟県 栃木県 北海道 京都府 兵庫県 神奈川県 愛知県 東京都 0 第1章 社会動態 Ⅳ 第3章 海外展開 第2章 産業構造 第4章 商業・サービス業 観光の概要 4 観光消費額の推移(県内外別) 県外観光客消費額 (億円) 1,600 県内観光客消費額 観光入込客数に連動しており、平成 8 年をピークに減少傾向が続いていた 1,400 が、平成 24 年からは、回復傾向となっ 1,200 ている。 1,000 800 ※詳細は「統計表 P61」を参照。 600 400 200 0 元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 22 23 24 25 26 (年) ※統計に関する調査手法がH22年に変更となったため、以前との単純比較はできない。 出典:~H22年 宮崎県観光動向調査 H22年~ 宮崎県観光入込客統計調査 5 観光消費額(全国との比較) 観光入込客数と同様に、集計済の 39 都道府県のうち本県は 30 位(1,502 億 8,200 万円)となっている。 (百万円) 5,200,000 ※詳細は「統計表 P61」を参照。 4,200,000 3,200,000 2,200,000 1,200,000 200,000 180,000 160,000 県外 日帰り 150,282 140,000 県外 宿泊 120,000 県内 日帰り 100,000 県内 宿泊 80,000 60,000 集計中等 40,000 20,000 大阪府 沖縄県 長崎県 福岡県 静岡県 福井県 千葉県 埼玉県 高知県 島根県 鳥取県 徳島県 愛媛県 奈良県 富山県 山口県 青森県 宮崎県 和歌山県 香川県 岩手県 岡山県 秋田県 滋賀県 広島県 山形県 大分県 茨城県 群馬県 鹿児島県 石川県 岐阜県 福島県 佐賀県 三重県 宮城県 新潟県 熊本県 山梨県 栃木県 京都府 長野県 兵庫県 愛知県 北海道 神奈川県 東京都 0 出典:観光庁 「平成 26 年観光入込客統計調査」 6 観光消費額(九州各県との比較) (百万円) 450,000 九州各県での観光消費額をみると、観光 400,000 県外日帰り 県外宿泊 入込客同様、集計済の5県での比較で最 350,000 県内日帰り 県内宿泊 下位となっている。 300,000 250,000 ※詳細は「統計表 P61」を参照。 200,000 150,000 集計中 100,000 50,000 長崎県 福岡県 宮崎県 大分県 鹿児島県 - 42 - 佐賀県 熊本県 0 出典:観光庁「平成 26 年観光入込客統計調査」 第1章 社会動態 Ⅴ 第3章 海外展開 第2章 産業構造 第4章 商業・サービス業 本県の観光客の現状 1 観光客の居住地 半数近くが県内であり、県外でみると、九州 では鹿児島県(18.8%)、福岡県(7.1%)、熊本 県(6.0%)の順に多く県外全体の半数以上を 占め、九州外では関東(7.1%)、近畿(4.4%)、 中国(1.6%)の順で多い。 沖縄県 0.2% 北海道 0.5% 国外 0.2% 東北 0.2% 長崎県 0.7% 四国 0.6% 佐賀県 1.1% 宮崎県 45.3% 熊本県 福岡県 6.0% 7.1% 中部 1.5% 関東 7.1% 鹿児島県 18.8% 中国 1.6% 大分県 4.7% 近畿 4.4% 2 宿泊旅行 1 回あたりの費用 宿泊費+交通費 (円) 60,000 総額 52,100 円 本県は九州、全国と比較して高くなってい るが、「現地小遣い」の額は小さくなってお 現地小遣い 総額 50,900 円 総額 49,200 円 50,000 15,100 16,200 16,400 37,000 34,700 32,800 宮崎県(9位) 九州ブロック 全国 り、「宿泊費+交通費」がその多くを占めて いる。 出典:宮崎県 「平成 26 年パラメータ調査」 40,000 30,000 20,000 10,000 0 出典:じゃらんリサーチセンター 「じゃらん宿泊旅行調査 2015」 3 観光客の年代別構成 県外観光客については 30 代(21.5%)、20 代 (19.5%)が多く、県内観光客については 30 19歳以下 20代 30代 40代 50代 60代 70代 80歳以上 合計 2.2% 17.3% 21.5% 16.5% 16.0% 17.1% 8.5% 0.8% 代(21.5%)、60 代(18.2%)が多い。 合計でみても、20 代、30 代、60 代の割合 が大きいが、40 代、50 代についても、あ 県外 2.2% 19.5% 21.5% 16.1% 17.0% 16.2% 6.9% 0.6% る程度の割合となっており、幅広い世代が 来県していることが分かる。 県内 2.3% 14.7% 0% 21.5% 20% 16.9% 40% 14.8% 18.2% 60% 出典:宮崎県 「平成 26 年パラメータ調査」 - 43 - 80% 10.5% 1.1% 100% 第1章 社会動態 Ⅴ 第3章 海外展開 第2章 産業構造 第4章 商業・サービス業 本県の観光客の現状 4 県内・県外、日帰り・宿泊別割合 県内日帰り 県内宿泊 42.9% 2.4% 県外日帰り 県外宿泊 県内客は日帰りが多く、県外客は日帰り、宿 泊が同じ割合となっている。 全体では、日帰りが 7 割以上を占めている。 0% 20% 27.4% 40% 27.4% 60% 80% 100% 出典:宮崎県 「平成 26 年パラメータ調査」 5 リピーターの状況 初回 2回 3回 4回 5~9回 10回以上 全国、九州ブロックと比較すると初回を含 め、訪問回数の少ない観光客の割合が多く、 28.0% 全国平均 14.6% 11.2% 4.3% 15.7% 26.1% 特に 10 回以上の訪問経験があるコアなリピ ーターの割合が少ない。 31.7% 九州ブロック 34.8% 宮崎県 0% 20% 15.3% 10.6%3.5% 15.4% 23.5% 15.7% 7.5%2.8% 18.1% 40% 60% 21.0% 80% 100% 出典:じゃらんリサーチセンター 「じゃらん宿泊旅行調査 2015」 6 旅行者の満足度 「地元ならではのおいしい食べ物が多かった」や「魅力ある特産品や土産物が多かった」などが大きな満足度とされて おり、「魅力的な宿泊施設が多かった」や「子供や大人が楽しめるスポットや施設・体験が多かった」の項目は比較的 低い満足度となっている。また、平成 26 年の満足度は、ほとんどの項目で平成 25 年の満足度を下回っている。 100% ※詳細は「統計表 P62」を参照。 90% H25 80% H26 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 出典:じゃらんリサーチセンター 「じゃらん宿泊旅行調査 2015」 - 44 - 第1章 社会動態 Ⅴ 第3章 海外展開 第2章 産業構造 第4章 商業・サービス業 本県の観光客の現状 7 本県への旅行目的 本県は、全国や九州ブロックと比較して、「宿でのんびり過ごす」、「温泉や露天風呂」、「地元の美味しいものを食べ る」、「テーマパーク(遊園地、動物園、博物館など)」、「買い物、アウトレット」などを旅行目的とする観光客割合が 低いが、「名所、旧跡の観光」、「スポーツ観戦や芸能鑑賞(コンサート等)」、「アウトドア(海水浴、釣り、登山など)」、 「友人・親戚を訪ねる」などを旅行目的とする割合が高い。 ※詳細は「統計表 P62」を参照。 45% 40% 35% 30% 25% 20% 15% 10% 5% 0% テーマ スポーツ 地元の美 お祭りや アウトドア 各種体験 スキー、 その他ス 宿でのん 花見や紅 まちある ドライブ・ 友人・親 パーク(遊 買い物、 観戦や芸 温泉や露 味しいも 名所、旧 イベントへ (海水浴、 (手作り、 スノボ、マ ポーツ(ゴ びり過ご 葉など自 園地、動 アウトレッ 能鑑賞 き、都市 ツーリン 戚を訪ね の参加・ 釣り、登 果物狩り リンス ルフ、テニ 天風呂 のを食べ 跡の観光 す 然観賞 ト 散策 グ る 物園、博 (コンサー る 見物 山など) など) ポーツ スなど) 物館など) ト等) その他 宮崎 25.2 23.2 31 5.4 31.8 2.2 6.2 8.3 8.6 6.9 9.1 1.1 1.3 2.7 10 23.3 6.8 九州ブロック 30.6 39.5 41.9 6.9 26.2 11.5 11.8 6 5.4 3.5 17.5 1 0.7 1.3 6.4 16 5.2 全国平均 30.3 33.2 35.5 9.1 27.6 13.7 12.7 6.2 4.7 4.8 17.5 1.3 2.5 1.8 5.5 14.1 5.4 出典:じゃらんリサーチセンター「じゃらん宿泊旅行調査 2015」 8 本県を旅行先に選んだ理由 全国平均と比較すると、「魅力的な温泉があったから」や「交通の便が良かったから」が訪問動機となった宿泊旅行者 の割合が、本県は 10%以上少なくなっており、反対に、全国平均と比較して 10%以上多い項目はない。 ※詳細は「統計表 P62」を参照。 宮崎県 全国平均 特定の観光地・観 光スポットに興味 があったから なじみがあったか ら 家族や知人にす すめられた誘わ れたから 80% 60% 40% 20% 家族や親戚・知人 がいたから クチコミなどで評 判が良かったか ら テレビや雑誌など で話題になってい たから 0% 特定の観光地・観 光スポットに興味 があったから 魅力的な温泉が あったから なじみがあったか ら 家族や知人にす すめられた誘わ れたから 交通の便が良 かったから そこならではの 食、特産品に興 味があったから 特定のイベントや アクティビティに 興味があったから 良い宿・ホテルが あったから 80% 60% 40% 20% 家族や親戚・知人 がいたから クチコミなどで評 判が良かったか ら テレビや雑誌など で話題になってい たから 0% 魅力的な温泉が あったから 交通の便が良 かったから そこならではの 食、特産品に興 味があったから 特定のイベントや アクティビティに 興味があったから 良い宿・ホテルが あったから 出典:じゃらんリサーチセンター「じゃらん宿泊旅行調査 2015」 - 45 - 第1章 社会動態 Ⅵ 第3章 海外展開 第2章 産業構造 第4章 商業・サービス業 観光関連データ 1 延べ宿泊者数の推移 鳥インフルエンザ、新燃岳の噴火、東日本大震 災の影響などにより少ない宿泊者数となった平 県内 (千人泊) 4,000 3,500 県外 訪日 3,628 3,716 H24 H25 不詳 3,482 3,792 3,098 3,000 成 23 年からは回復傾向にあり、平成 27 年は過 去最高となった。 2,500 2,000 ※詳細は「統計表 P62」を参照。 1,500 1,000 500 0 H23 H27 (年) H26 出典:観光庁 「平成 27 宿泊旅行統計調査」 2 延べ宿泊者数(全国との比較) 平成 27 年の本県における延べ宿泊者数は 3,792 千人泊であり、全国で 39 位となっている。 ※詳細は「統計表 P63」を参照。 (千人泊) 55,000 不詳 外国人 県外 県内 45,000 35,000 25,000 15,000 5,000 c 4,500 4,000 3,792 3,500 3,000 2,500 2,000 1,500 1,000 500 徳島県 奈良県 高知県 鳥取県 佐賀県 島根県 秋田県 愛媛県 宮崎県 富山県 香川県 福井県 埼玉県 和歌山県 山口県 青森県 岡山県 滋賀県 茨城県 山形県 岩手県 岐阜県 熊本県 大分県 鹿児島県 山梨県 長崎県 石川県 群馬県 広島県 三重県 新潟県 栃木県 宮城県 福島県 兵庫県 福岡県 愛知県 京都府 神奈川県 長野県 沖縄県 静岡県 千葉県 大阪府 北海道 東京都 0 出典:観光庁 「平成 27 年宿泊旅行統計調査」 3 延べ宿泊者数(九州各県との比較) (千人泊) 18,000 九州各県との比較をみると、本県は 7 県中 6 位 となっており、その割合については、比較的県 内宿泊者が高いことが分かる。 ※詳細は「統計表 P63」を参照。 不詳 15,000 訪日 県外 県内 12,000 9,000 6,000 3,000 出典:観光庁 「平成 27 年宿泊旅行統計調査」 佐賀県 宮崎県 熊本県 大分県 鹿児島県 長崎県 - 46 - 福岡県 0 第1章 社会動態 Ⅵ 第3章 海外展開 第2章 産業構造 第4章 商業・サービス業 観光関連データ 4 客室・定員稼働率 宮崎県客室稼働率 全国客室稼働率 80% 70% 全国と比較して、スポーツキャンプシーズン 70% 中である 2 月以外は客室稼働率、定員稼働率 60% のどちらも低くなっている。また、2 月におい 50% て、本県の客室稼働率は通年で 1 番高いもの 40% の、定員稼働率では 8 月より低くなっている。 30% 63% 59% 57% 57% 52% 59% 45% 37% 49% 44% 37% 36% 38% 26% 31% 20% 宮崎県定員稼働率 全国定員稼働率 10% 0% 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 出典:観光庁 「平成 27 年宿泊旅行統計調査」 5 宮崎空港利用者数の推移 (千人) 平成 24 年度以降は、東日本大震災などの影 響からの回復がみられ、特に東京線について 東京路線 1,600 1,400 は、SNAの「ソラシド」ブランドの定着、福 1,200 岡線については、ANAの運行再開(平成 24 1,000 年 3 月)やIBEXの就航(平成 24 年 7 月) 800 などにより大幅に増加している。 600 1,502 1,506 1,463 1,379 1,262 大阪路線 名古屋路線 福岡路線 691 607 538 601 558 441 370 400 208 200 317 472 493 180 175 182 167 H22 H23 0 H20 H21 H24 H25 H26 H27 (年度) 出典:「県総合交通課調べ」 6 スポーツキャンプ・合宿数の推移 団体数、延べ参加人数ともに、右肩上がりで伸びており、特に平成 27 年度は、ラグビー日本代表の長期合宿や読売 巨人軍の秋季キャンプ実施、学生の合宿増加により団体数、延べ参加人数、いずれも過去最高となった。 (団体) (人) 198,202 200,000 178,628 173,633 2,000 団体数(団体) 166,492 162,767 162,148 168,017 160,858 155,369 151,894 1,429 136,594 1,262 1,241 1,211 115,399 1,129 1,115 1,122 105,840 1,041 1,040 933 89,068 89,171 878 898 831 778 760 延べ参加人数(人) 1,500 1,000 90,671 698 150,000 100,000 51,379 500 50,000 280 0 H5 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 0 H27 (年度) 出典:「県観光推進課調べ」 - 47 - 第1章 社会動態 Ⅵ 第3章 海外展開 第2章 産業構造 第4章 商業・サービス業 観光関連データ 7 春季キャンプ観客数(各年1~3月) 口蹄疫、新燃岳の噴火などの影響を受けた平成 22 年、23 年は減少したが、そこから回復し、平 (千人) 1,200 979 1,000 877 成 28 年には、連続日本一を果たした福岡ソフト バンクホークスの歓迎パレードや「球春みやざ きベースボールゲームズ」、「Jリーグ・スカパ 785 800 599 600 528 561 628 611 ー!ニューイヤーカップ」の試合数増加などに より、過去最高の観客数となった。 563 432 481 531 400 200 0 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 (年) 出典:「県観光推進課調べ」 8 クルーズ船寄港回数・寄港実績 (回) 近年、東アジアにおけるクルーズ需要の伸びを 受け、全体的には増加傾向にあるものの、平成 35 32(※) 合計 30 23 年は東日本大震災、平成 25 年は尖閣諸島の領 有権問題等による影響で落ち込んだ。平成 26 年 25 の油津港改修により、平成 27 年以降はより大型 20 のクルーズ船が寄港するとともに、寄港回数も 油津港 20 宮崎港 細島港 15 11 増加している。 10 ※の数値は、平成 28 年 8 月 1 日現在の推計値である。 詳細は「統計表 P63」を参照 4 2 1 0 H22 9 10 9 7 5 3 1 H24 0 H25 8(※) 5 4 3 2 1 0 H23 9 3 出典:「県観光推進課調べ」 - 48 - 23(※) 1 0 H26 H27 1(※) H28 (年)
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