1.米国電気事業 特質 多様な米国電気事業

3
多様な米国電気事業
事業形態別販売電力量(2015年)
電気事業者数(2015年)
6% 0%
9%
1.米国電気事業
19%
特質
26%
事業者総数
事業者総数
3377
3377
23%
48%
総販売電力量
総販売電力量
4.05兆KWh
4.05兆KWh
59%
10% 0%
私営
連邦営
協同組合営
地方公営
マーケッター
私営
連邦営
協同組合営
地方公営
マーケッター
2
燃料別発電電力量(2001~2015)
地域別発電ミックス(2015)
(1,000MWh)
2,000,000
風力
4%
石炭
そ
他
水力3%
3%
原子
力
24%
1,500,000
ガス
1,000,000
原子力
風力 PV
6%
2%そ 他
5%
石炭
36%
ガス
30%
500,000
水力
21%
原子力
8%
石炭
26%
そ 他
風力
1%
11%
石炭
原子力
25%
10%
ガス
32%
ガス
53%
0
東部系統
2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015
石炭
石油
ガス
原子力
水力
風力
PV
太陽熱
地熱
西部系統
テキサス系統
バイオマス
出所:DOE/EIA資料から作成
出所:http://www.eia.gov/electricity/monthly/update/archive/october2016/から作成
4
5
6
7
RTO・ISO地域 燃料別発電設備及び発電電力量
新規発電設備(1950年~2015年)
設備
電力量
出所:FERC, Common Metrics Report, Docket No:AD14-15-000, August 2016
8
9
最近 新規発電設備 ガスか再エネ み
再生可能エネルギー 導入状況
(MW)
45
40
35
30
25
20
15
10
5
0
30,000
25,000
20,000
15,000
10,000
5,000
0
2009
石炭
2010
ガス
2011
原子力
石油
出所:https://www.ferc.gov/legal/staff-reports.asp?new=sc2から作成
注:2016年 1月~9月
2012
水力
2013
風力
バイオマス
2014
地熱
2015
太陽
そ
2016
(単位)Quad
1949
1951
1953
1955
1957
1959
1961
1963
1965
1967
1969
1971
1973
1975
1977
1979
1981
1983
1985
1987
1989
1991
1993
1995
1997
1999
2001
2003
2005
2007
2009
2011
2013
2015
35,000
他
石炭
出所:DOE/EIA
天然ガス
石油
原子力
再生可能エネルギー
10
11
再生可能エネルギーミックス(2015年)
太陽及び風力発電 推移
2000
1800
1600
1400
1200
1000
800
600
400
200
0
(億KWh)
太陽
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
出所:DOE/EIA, Electric Power Annual各号から作成
出所:DOE/EIA, Energy Brief, May 2016
12
13
発電ミックスに占める風力発電
州別ソーラ―発電トップ10(2014年)
ランク
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
出所:http://www.eia.gov/todayinenergy/detail.php?id=28512
風力
州
カリフォルニア
アリゾナ
ニュージャージー
ノースカロライナ
ネバダ
マサチューセッツ
ハワイ
コロラド
ニューヨーク
テキサス
設備容量(MW) 発電量(100万kWh)
9,977 (13.2%)
9,891(5.0%)
2,069(7.4%)
3,101(2.8%)
1,451(7.5%)
677(1.0%)
953(3.1%)
922(0.7%)
789(7.5%)
1,028(2.8%)
751(5.7%)
419(1.3%)
447(16.7%)
48(0.5%)
398(2.6%)
268(0.5%)
397(1.0%)
76(0.1%)
330(0.3%)
304(0.1%)
14
三大系統と北米信頼度協会地域(NERC)
15
需給調整組織(Balancing Authority)
東部系統
西部系統
テキサス系
統(ERCOT)
16
RTO・ISO
2.電気事業再編
総括
17
18
19
米国電力市場を理解するため イロハ
規制緩和 ドライバー
• 小規模な事業者が多く自由化される以前から市場が存在
• 料金
• 様々な協調組織(パワープール)が古くから存在
• 1935年公益事業持ち株会社法により電力会社
営業 原則1州内
に限定
• 私営電力会社が主たるプレーヤー。再編時に 各州1社体制等メガ
電力会社設立待望論も。
• 電気事業規制 基本的に連邦と州 二本建てだが、州 権限が強
い。
• 制度改革 イニシャティブ 主要州から始まるケースが多い
ワシントンDCがアメリカか?カリフォルニア ??
内々格差
• 航空、通信等他産業で 先例
• 発電技術 進歩
• マイクロ・マネージメントと呼 れた厳しい州規制がもた
らした弊害
• 新保守主義 時代
20
電力自由化小史
1992年
•1992年エネルギー政策法発効
•発電(卸)市場 自由化
•FERC託送命令権限 強化
1997年
1996年
1999年
2002年
2005年
• ロードアイランド州で産業需要家
に限定した小売自由化を実施
•FERC Order 888
•送電線 開放
•FERC Order 2000
•地域送電機関(RTO)設立 推奨
1998年
•FERC標準市場設計(SMD)を発表
•北東部 市場設計を全米に適用しようとしたが2005年に審議打ち切り
•・2005年エネルギー政策法発効
•公益事業持ち株会社法(PUHCA)廃止
•電力信頼度機関(ERO)を設置
2000年~
2001年
• カリフォルニアとマサチューセッツ
州で小売自由化
• カリフォルニア電力危機
• エンロン 経営破綻
21
自由化州と規制州
22
供給予備率 推移
23
RTO・ISO地域 供給予備率(2010年~2014年)
計画値
実績
全米平均
出所:FERC, Common Metrics Report, Docket No:AD14-15-000, August 2016, P.34.
出所:www.ncac-usaee.org/pdfs/2015_05BorensteinBushnell.pdf
24
25
PJMリアルタイム市場 平均LMP 推移
発電用燃料価格 推移
$/MMBTU
80 $/MWh
10.00
9.00
8.00
7.00
6.00
5.00
4.00
3.00
2.00
1.00
0.00
2004
70
60
50
40
30
20
10
0
2006
1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015
平均LMP
負荷加重平均LMP
2008
石炭
出所:DOE/EIA
注:2016年 データ
同年8月
電気事業者用価格
2010
ガス
2012
2014
2016
26
システムラムダ(2010~2014)
27
卸電力価格(一日前市場 ピーク用スポット価格)
FERC, State of the Markets Report, March 13, 2016
出所:FERC, Common Metrics Report, Docket No:AD14-15-000, August 2016
28
卸電力コスト 構成
出所:FERC, Common Metrics Report, Docket No:AD14-15-000, August 2016
29
平均小売販売単価(1998年)
30
自由化州と規制州 住宅用電気料金 推移(1990~2014)
31
自由化州と規制州 住宅用電気料金 推移
出所:http://www.eia.gov/electricity/data.cfmから作成
32
家庭部門における供給事業者変更率(2014年)
33
テキサス州 供給事業者数と商品数(家庭用)
34
市場諸力 効果:自由化後 原子力稼働率
100
90
(%)
ご清聴ありがとうございました。
80
70
60
[email protected]
50
40
30
35