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開会挨拶
金谷年展 (レジリエンスジャパン推進協議会 事務局長)
本日は、300名の定員ということですが400名近い皆様にご参加いただきまして有難うご
ざいます。是非、非常に新しくて重要なテーマの議論ですので最後まで聴いていただけれ
ばと思います。
さて、昨年の7月30日私共レジリエンスジャパン推進協議会が発足し、今日で満1歳の誕
生日を迎えることができました。昨年の6月に国土強靭化基本計画が出来上がり、その中
で協議会等民間の英知も結集してこの国土強靭化を進めてゆくことになりました。そこで、
レジリエンスジャパン推進協議会を発足することとなり、NTTの三浦会長を代表理事とし
て、39名の理事、68の様々な幹事団体の方々にも参加いただき、現在の会員数は正会員、
一般会員、自治体あわせて約3,000となっています。推進協議会として、様々な活動をし
ておりますが、その中でも特に、ワーキンググループを立ち上げて活動して参りました。
これまで14のワーキンググループが立ち上がって、一部のワーキングからの提言をとりま
とめ、今年5月に政府の内閣官房・国土強靭化推進室、山谷大臣、赤沢副大臣、自民党・
国土強靭化総合調査会に提出させていただきました。その結果、6月に総理を本部長とす
る国土強靭化推進本部で決定されました国土強靭化アクションプラン2015に、私共の協議
会のワーキンググループからの提言の多くを反映していただきました。これも関係者の皆
様のお蔭と大変感謝しております。
特にその中に、交通・物流ワーキンググループがございます。本日は、その座長を務め
ていただいております大石先生がご講演もされますが、そのワーキングで提言させていた
だいたのが、本日の「路面下空洞化問題」でございます。これまで政府として、正式に取
り上げていなかったこの問題を今回取り上げていただくきっかけとなりました。一般には
まだまだ知られていない課題がたくさんございますので、しっかりと今日は議論していき
たいと思っております。
また、今年3月に推進協議会として、第1回ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化
大賞)を開催いたしました。そのアワードには、古屋圭司さんと二階俊博さんの特別顧問
賞がありますが、古屋圭司(初代国土強靱化担当大臣)賞を今日講演いただきますジオ・
サーチさんが受賞されました。受賞された先進的な技術についても今日皆さんに知ってい
ただき、路面下空洞化問題と同時に日本の持つノウハウやテクノロジーについても議論を
深めていきたいと思っております。本日は、赤沢副大臣、古屋初代国土強靭化担当大臣に
もご参加していただき、また第一線の先生方にもご講演いただきます。最後まで皆さん
ゆっくりと聞いていっていただければと思います。ご参加、本当に有難うございます。
開会挨拶 金谷年展
レジリエンスジャパン推進協議会 事務局長