身近な犯罪の発生状況

身 近 な 犯 罪 の 発 生 状 況
事 件 種 別
発
生
状
況
(平成28年10月末現在)
と
防
犯
対
策
強盗
金 融 機関 や コン ビニエン スストアなどの 店舗や道路上など におい
て、金品を無理やり奪い取る犯罪をいいます。
県内では、本年10月末現在で23件(前年同期比-2件)と前年
と比較して減少しています。
本年は、前橋、前橋東、高崎、藤岡、伊勢崎、太田、大泉、館林、
桐生警察署管内で発生しています。
深夜営業の飲食店やコンビニエンスストアなどの店舗は、強盗事件
の被害に遭うケースが高い傾向にあります。
レジスターの現金は必要最小限とし、従業員の複数勤務や防犯カメ
ラの整備・動作確認などを推進してください。
強制わいせつ
暴行または脅迫してわいせつ行為をする犯罪で、被害者が13歳未
満の場合は暴行・脅迫行為の有無を問いません。
県内では、本年10月末現在で39件(前年同期比+4件)と前年
と比較して増加しています。
徒歩はもちろん自転車であっても、夜間の 1 人での外出は控えまし
ょう。
また、外出する場合も人通りのある明るい場所を通行したり、でき
るかぎり複数で行動するようにしてください。
特殊詐欺
電話や郵便物等を使って、面識のない人から現金等を騙し取る犯罪
をいいます。
オレオレ詐欺がその代表的なものですが、オレオレ詐欺以外にも、
未公開株やギャンブル必勝法の情報提供などを名目として、現金を騙
し取る手口がありますので、不審な電話や訪問を受けた際には、まず、
警察に相談してください。
県内では、本年10月末現在で170件(前年同期比+7件)と前
年と比較して増加しており、その被害額は約4億5,914万円とな
っています。
本年10月中は、前橋、前橋東、高崎、藤岡、伊勢崎、太田、館林、
桐生、渋川警察署管内で被害が発生しています。
特殊詐欺の中でもオレオレ詐欺の発生が多く、本年10月末現在で、
85件(前年同期比+20件)と前年と比較して増加しています。
また、県内各所において、オレオレ詐欺と思われる予兆電話が掛か
ってきておりますので、在宅することの多い高齢の方はもとより、家
族全員で合い言葉を決めるなどして、被害防止対策を図ってください。
空き巣
家人等が不在の隙をねらい、住宅の屋内に侵入して金品を盗む手口
を空き巣といいます。
県内では、本年10月末現在で361件(前年同期比-122件)
と前年と比較して減少していますが、侵入窃盗のうち約31%を占め
ています。
10月中は、高崎、藤岡警察署管内で多く発生しています。
鍵を掛け忘れたような無締まり箇所から侵入されているケースも見
られますので、出掛ける際は戸締まりを確認して、防犯ガラスや補助
錠、個人住宅用の防犯カメラの設置などの防犯対策をとりましょう。
忍込み
夜間、家人等の就寝時に住宅内に侵入し、金品等を盗む手口を忍込
みといいます。
県内では、本年10月末現在で194件(前年同期比+32件)と
前年と比較して増加していますが、家人が物音で気付けば、強盗事件
にも発展しかねない極めて危険な窃盗犯罪です。
10月中は、高崎警察署管内で多く発生しています。
就寝前は、必ず家の戸締まりをしてください。
特に、浴室やトイレの窓等の戸締まりは念入りに確認してください。
事務所荒し
会社や工場などの事務所に侵入し、金品を盗む手口を事務所荒しと
いいます。
県内では、本年10月末現在で121件(前年同期比-30件)と
前年と比較して減少しています。
10月中は、高崎警察署管内で多く発生しています。
被害の多くは、窓ガラス等を破られて侵入されていますので、セン
サーライトや防犯カメラなどの防犯機器の設置や警備会社への委託警
備、また、日頃から多額の現金は無人になる事務所に保管しないなど
の対策をしてください。
出店荒し
閉店時間帯の店舗に侵入し、金品を盗む手口を出店荒しといいます。
県内では、本年10月末現在で127件(前年同期比-100件)
と前年と比較して減少しています。
10月中は、前橋、高崎警察署管内で多く発生しています。
センサーライトや防犯カメラなどの防犯機器を活用した対策をして
ください。
また、鍵が掛かっていない箇所からの侵入も発生していますので、
閉店時は確実に戸締まりを確認してください。
自動車盗
県内では、本年10月末現在で204件(前年同期比-6件)と前
年と比較して減少しています。
10月中は、伊勢崎、太田警察署管内で多く発生しています。
被害車両の約29%は、キーを付けたままで盗難に遭っています。
コ ン ビニ に 寄っ てちょっ とした買い物を するときなどの短 時間で
も、車から離れる際には必ずキーを抜きましょう。
また、盗難防止装置(イモビライザー)やハンドルロック器具など
の防犯対策が被害防止に有効です。
オートバイ盗
県内では、本年10月末現在で129件(前年同期比-147件)
と前年と比較して減少しています。
10月中は、太田警察署管内で多く発生しています。
被害車両の約26%は、キーを付けたままで盗難に遭っています。
ハンドルロックやU字ロックなどの補助錠で2重ロックをすること
が被害防止に有効です。
自転車盗
県内では、本年10月末現在で1,571件(前年同期比-329
件)と前年と比較して減少しています。
10月中は、高崎、伊勢崎、太田警察署管内で多く発生しています。
被害に遭った自転車のうち約73%が無施錠でした。
自転車を駐輪するときは、短時間でも必ず施錠をしましょう。また、
チェーンロックなどの補助錠で2重ロックすることが被害防止に有効
です。
万が一、被害に遭ったときのため、必ず防犯登録をしましょう。
車上ねらい
自動車等の積荷や車内の金品を盗む手口を車上ねらいといいます。
県内では、本年10月末現在で716件(前年同期比-216件)
と前年と比較して減少しています。
10月中は、高崎、伊勢崎、太田警察署管内で多く発生しています。
被害に遭った車両のうち約57%が無施錠です。
犯人は、車内に置かれたままのバッグなどが見えれば、貴重品や現
金があるものと考え、ドアを壊したりガラスを割ったりして盗みます。
短い時間であっても、車を離れるときには必ず施錠し、車内には何
も置かないようにしましょう。
万引き
店舗において店員の隙をみて商品を盗む手口を万引きといいます。
県内では、本年10月末現在で1,529件(前年同期比-279
件)と前年と比較して減少しています。
犯人は、幅広い年齢層に亘っているのが特徴で、気持ちの中に「た
かが万引き」という意識があるように思われます。
犯罪が起きにくい社会をつくるためにも、「万引きは犯罪である」
という意識付けを社会全体でしていかなければなりません。
万引き犯人を捕まえたときは、必ず警察に通報してください。
放置すると万引きできる店として狙われてしまいます。
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数値は暫定値です。表中の「増加」「減少」は、前年同期と対比した場合です。
表中に示した警察署名は、多発している警察署を例示したもので、それ以外の警察署
管内でも発生がない訳ではありません。