2016年11月17日 高速・高精度な検査を実現する新開発3Dヘッドユニットを搭載 3D基板外観検査機 「RV-2-3D」を新発売 JUKIは、3D検査機能を搭載し、高速・高精度な検査を実現した基板外観検査機「RV-2-3D」を、RVシリーズのライン ナップとして、11月22日より国内外で発売します。 「RV-2-3D」は、電子部品を実装した「プリント基板」を検査するための装置です。近年、電子部品の極小化や基板の高 密度実装が進み、品質判定を行う検査装置も3D化のニーズが高まっています。当機はJUKI独自の3Dヘッドユニットを搭載 し、基板の検査品質を向上させるとともに、検査速度を従来機比34%向上させた製品です。 当機はプロジェクターを活用して縞模様の光を部品に投影し、その反射光をカメラで撮像し、光のズレから部品の高さ測定 をする位相シフト方式を採用しています。投影・撮像を行う新開発の3Dヘッドユニットに、プロジェクター(DLP方式)を4方向 に配置し、32パターンの縞模様の投影を実現することで、部品の高さ測定精度が向上し、高精度な3D検査を可能にしまし た。また、投影速度の高速化とともに、撮像データの取り込みや演算処理を行う画像処理ボードも高速化させたことにより、業 界トップクラスの検査タクト22㎠/秒を実現しました。 さらに、お客様の多様なニーズにお応えするオプションとして、UVコーティング検査も同時に行う「UV照明検査」をご用意しま した。また、ソフトウェアのオプションとして、検査データの複数ラインでの一元管理を可能にした「データシェア機能」、複数の検 査機をネットワークで接続し、リモート判定・SPC・リペアステーション・品質トレサビリティーを可能にする生産支援システム「TO PSS」など、豊富なオプションをラインナップしました。 JUKIは、基板外観検査装置を含めたSMTラインだけにとどまらず、お客様工場全体を対象にした装置やシステム化、ネッ トワーク化など、「JUKI Smart Solutions」をご提案し、お客様工場の自動化・省人化・効率化のお手伝いを行ってまいり ます。 ◆特長 (1)新開発の3Dヘッドユニットで高精度な3D検査を実現 投影にDLP方式(DLPプロジェクター)を採用したことにより、液晶・ピエゾなどの他方式に比べ、にじみのない鮮明な縞模様の 投影が可能な上、投影画像切り替えの応答性にも優れ、高速投影を実現します。 同方式を4方向に配置し、ひとつのプロジェクターから8パターン、合計32パターンの投影を行うことにより、高さ測定精度が向 上し、高精度な3D検査を実現します。 (2)業界トップクラスの高速3D検査を実現 1秒間に140画像の撮像ができる“高速度カラーカメラ”、画像キャプチャーと演算処理を実現する新開発の“高速画像処理 ボード”、高速投影を実現する“DLPプロジェクター”で構成された、新開発の「高速画像処理システム」で検査速度が従来機 に比べて34%向上、業界トップクラスの検査タクト22㎠/秒を実現しました。 (3)新開発 三次元検査アルゴリズムによる高精度検査を実現 三次元で形状を比較する検査アルゴリズムを新開発しました。はんだ量の判定やリード浮き検査が簡単な上、高精度検査を 可能にしました。(特許申請中) (4)長寿命、消費電力削減 DLPプロジェクターの採用により消費電力を削減できます。また、約10万時間使用できるため、ランニングコストを削減できま す。 ◆発売日 2016年11月22日 ◆希望小売価格 【 国内 】(消費税抜き) 3D基板外観検査機(AOI) RV-2-3D 15,100,000円 ■当リリースに関する問合せ先 JUKIオートメーションシステムズ株式会社 営業推進部 上田 裕司 TEL:042-357-2293 JUKI株式会社 総務部 総務・広報グループ TEL:042-357-2398 林 桐子
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