ケーススタディ Accenture 社が顧客の条件に 合ったクラウドを提供 目的 ITの動向の変化と新しいビジネス モデルを求める声に対応するソリ ューションで顧客をサポートし、そ の成長を支える HPE Helion のプライベートクラウドが Accenture 社の 革新的なハイブリッドソリューションに適した基盤を提供 アプローチ HPE Helionのプライベートクラウ ドとHPEフレキシブルキャパシテ ィを活用し、パブリッククラウド の利用モデルに倣ったハイブリッ ドクラウドソリューションを構築し て展開 ITの成果 • HPE の強力なプライベートクラ ウドハードウェア製品により、顧 客のソリューションを最適化 • HPE の Operations Orchestration ソフトウェアを活 用し、 複数の顧客に提供するサー ビスや機能の自動化を推進 • HPE フレキシブルキャパシティ により、顧客が大規模な設備投 資を行うことなくテクノロジーを 利用できるモデルを実現 ビジネスの成果 • 顧 客や業 界 の動 向に合わせて バンドルソリューションを提供 • 大 規 模 な 設 備 投 資を行うこと なく自社のソリューションポート フォリオを拡張 • 新しい顧客や業界にとって手頃 な価格の利用しやすいテクノロ ジーを提供 「 私 た ち は、HPE Helion の プライベートクラウドを Accenture のハイブリッドク ラウドと ACP のハイブリッ ドクラウドソリューションを セットに直接統合していま す。これにより、パブリック クラウドを組み合わせた強力 なプライベートクラウドソ リューションをお客様に提供 できる、非常にパワフルな機 能が手に入りました。 」 –Accenture 社 HPE ソリューション / 市場開拓責任者、Chip McCullough 氏 120 ヶ国と 40 種の業界でビジネスを展開す る Accenture 社 は、 急 速 に 進 化 す る 今 日 の テクノロジー市場の第一線で活躍する企業で す。グローバルなプロフェッショナルサービ ス企業として、ストラテジー、コンサルティン グ、 デ ジ タ ル、 テ ク ノ ロ ジ ー、 お よ び オ ペ レーションズの各領域で幅広いサービスとソ リューションを提供する同社は、ここ数年、主 にパブリッククラウドの普及に伴って、顧客が 求めるテクノロジーの利用方法が大きく変化 しつつあることを実感していました。ハード ウェアとソフトウェアを個別に購入していた 時代は過去のものとなり、Accenture 社の担当 である HPE ソリューション / 市場開拓責任者 の Chip McCUllough 氏は、 「顧客はアプリケー ション、ビジネスプロセス、およびインフラス トラクチャのすべてが統合された、テクノロ ジーソリューションを購入したいと考えてい ます。」と 述べています。 ケーススタディ Accenture社 P2 業界 テクノロジー しかしこれは、ごく一部でしかなく、テクノロジー ソリューションに加え、多くのビジネスリーダー、 さらには IT 組織自体が「クレジットカードを通 す。」だけで簡単にテクノロジーを購入したいと 考えています。こうした状況を受け、Accenture 社は現在、自社で保有する HPE Helion のプラ イベートクラウドとそこに含まれる業界屈指の ハードウェア、ソフトウェア、およびサービスを 活用して、顧客のニーズに合ったハイブリッドク ラウドソリューションを提供しています。 ハイブリッドを重視̶万能のクラ ウドは存在しない IT 組織が個々のビジネスを強化できるよう、ハ イブリッドクラウド分野に重点を置く Accenture た と え ば、Accenture Dealer Management System (ADMS) は、Caterpillar 社のディーラー に SAP ホスティングサービスを提供するもので すが、HPE のソリューションは透過的な拡張が 可能なため、Accenture 社はプラットフォーム にディーラーを追加する際に、インフラストラク チャをスムーズにスケールアップできます。 HPE のソリューションは、バランスの取れたサー バー、ストレージ、およびネットワーク機器の ビルディングブロックとともに、統合管理ソフト ウェアを提供します。また、複数のハイパーバイ ザーをサポートし、クラウドの管理が可能な実 績ある単一のソリューションとして展開される、 クラス最高レベルの仮想化インフラストラクチャ も提 供します。HPE Data Protector と新しい Recovery Manager Central (RMC) データ保護 ソリューションはいずれも、顧客のユースケース に合わせて、Accenture 社のソリューションの 一部として利用できます。 社は、それぞれのビジネスが異なることを認識し ています。パブリッククラウドに重点を置く組織 もあれば、プライベートクラウドを重視する組織 もあるため、最適な組み合わせを実現するには、 McCullough 氏 は、Accenture 社 が 保 有 す る 各自のビジネス要件に合わせてカスタマイズで HPE Helion のプライベートクラウドが、「それ きるハイブリッドモデルが必要です。そこで同社 ぞれの顧客のために構築するサービスやソリュー は、Accenture Cloud Platform と Accenture Hybrid Cloud という、極めて重要な 2 つのソ ションに組み込むことができる、すべてが最先 リューションに期待を寄せていますが、これらは 端のテクノロジーを提供してくれるものである。」 と述べるとともに、次のように付け加えています。 いずれも、顧客がそれぞれのニーズに合わせて 利用できるハイブリッドクラウドソリューション 「私たちはそれを、Accenture のハイブリッドク ラウドと ACP のハイブリッドクラウドソリュー となっています。これについて McCullough 氏 ションセットに直接統合しています。これにより、 は、次のように述べています。 「お客様が最初に パブリッククラウドを組み合わせた強力なプライ パブリッククラウドとプライベートクラウドのど ベートクラウドソリューションをお客様に提供で ちらに重点を置くのかによって内容が変わるた め、最終的には、それぞれのニーズに合った別 きる、非常にパワフルな機能が手に入りました。」 のソリューションが導入されることになります。」 強力なテクノロジーと柔軟な利 Accenture 社 は HPE Helion 用モデル を基盤にソリューションを構築 それぞれの顧 客のニーズの変化に対応するソ リューションを実現するため、Accenture 社は 自社が保有する HPE Helion のプライベートク ラウドを最大限に活用しています。これについて McCullough 氏は、「ヒューレット・パッカード エンタープライズのソリューションを活用する目 的の 1 つは、Accenture の社内にプライベート クラウド環境を構築することにあります。」と述 べています。HPE Helion OpenStack を活用す る同社のプライベートクラウドソリューションは、 簡単かつ迅速に配備してアプリケーション環境 をサポートできる、事前構成済みのコンバージド・ インフラストラクチャを ベースとしています。 HPE Helionソリューションの 3 つのコンポーネン トにより、Accenture 社はこれまでより容易に 顧客のニーズに合ったソリューションを構築でき るようになりました。 1 つの目のコンポーネントは、同社が多くのソ リューションの基盤として使用している、HPE の 業界をリードするハードウェアで、McCullough 氏はこれについて、次のように述べています。 「Gartner 社や他のアナリストの見解を見ると、 HPE のハードウェアソリューションは明らかに群 を抜いており、この非常にパワフルなハードウェ アセットを利用することで、顧客のソリューション を最適化できます。」 ケーススタディ Accenture社 業界 テクノロジー ソリューション一覧 HPE Helionクラウドソリュー ション • プライベートクラウド ハードウェア • HPE ConvergedSystem 700 • HPE 3PAR ストレージ • HPE StoreOnce System • HPE ConvergedSystem for SAP HANA (CS500 および CS900) ソフトウェア • HPE Helion OpenStack • Windows Server 2012 • Red Hat Linux • SUSE Linux HPEサービス • HPE フレキシブルキャパシティ • HPE データセンターケア 2 つ目は、運用、監視、自動化機能を中心とす ま た McCullough 氏 は、 こ の 点 に つ い て る HPE の管理ツールセットで、McCullough 氏 「Accenture は従来、多くの資産を持たない企 は HPE Operations Orchestration に つ い て、 業であるため、一般的にソリューションの一部と 「すぐに使 用できる機 能と社内にある HPE の して、大規模な資産に資金を投じようとは考え ツールや外部のツールセットが統合されるため、 ません。しかし、フレキシブルキャパシティを利 Accenture にとって非常に有効なソリューション 用すれば、多額の先行投資を必要とすることな である。」と評しています。また同氏は、 「それぞ く、そうした資産を as-a-Service ソリューション れの顧客に提供するサービスや機能の自動化を に移 行できます。」と語っています。当然のこ 進めるため、いくつかのソリューションで HPE とながら、Accenture 社にとってのメリットは、 Operations Orchestration を広く活用していま HPE のメリットでもあり、同氏は「フレキシブル す。」と付け加えています。 キャパシティプログラム自体が、Accenture で ヒューレット・パッカード エンタープライズのソ そして 3 つ目は、Accenture 社の成功を支える、 リューションを導入する他ならぬ契機となった。」 極めて重要なコンポーネントである HPE フレキ ことを認めたうえ、 「このプログラムを活用し続 シブルキャパシティサービスです。同社は、顧客 ける中で、大きな成長が見られる。」と述べてい に大規模な事前の設備投資を強いることなく、 ます。 プライベートクラウドのハードウェアとソフトウェ アを中心とした、パブリッククラウドのような消 クラウドへと向かうネットワーク 費モデルを提供できることから、このサービス 環境 を導入しました。これについて McCullough 氏 は、 「顧客はこのサービスにより、パブリックク ラウド環境と同じように、まさにクレジットカー 変革を進める Accenture 社は、ヒューレット・ ドを通すような感覚でオンプレミスのハードウェ パッカード エンタープライズとのパートナーシッ プを通じて顧客に提供できる革新的なソリュー アとソフトウェアを取得できます。」と述べてい ションに期待を寄せています。特にネットワーク ます。 分野に重点を置く同社は、McCullough 氏が「市 場において確実に差別化要因になる。 」と述べ クラウドの普及 ている、次世代のソフトウェア・デファインド・ ネットワークを中心としたソリューションを開発 テクノロジーがソリューションの 非 常に 重 要 しています。HPE Helion のプライベートクラウ なコンポーネントであるのと同 様に、 革 新 的 ドは、こうしたソリューションを構築するための なビジネスモデルと消費モデルも重要であり、 Accenture 社のソリューションのコンポーネント 基盤を提供していますが、これについて同氏は、 次のように付け加えています。 「ほぼすべてのネッ である HPE フレキシブルキャパシティは、すべ トワーク機能を実行する Helion OpenStack ソ ての関係者(同社、同社の顧客、および HPE) リューションは、ネットワークの基盤となってい にメリットをもたらします。Accenture 社の専務 ます。私たちは今後数年間にわたり、HPE との 取締役である Eric Brown 氏によると、フレキシ パートナーシップによって、このネットワークの ブルキャパシティは、同社がより多くの機能を 分野で大きく成長できることを心から願っていま 顧客に提供するうえで役に立っており、これにつ す。」 いて同氏は「利用した分の料金のみを支払うモ デルを導入したことで、これまで顧客が購入で きなかった機能を提供することが可能になりま した。」と述べています。 詳細情報 hpe.com/helion(英語) hpe.com/jp/Datacentercare(日本語) hpe.com/jp/flexiblecapacity(日本語) メールニュース配信登録 © Copyright 2016 Hewlett Packard Enterprise Development LP. 本書の内容は、将来予告なく変更されること があります。 ヒューレット・パッカード エンタープライズ製品およびサービスに対する保証については、当該製品お よびサービスの保証規定書に記載されています。本書のいかなる内容も、新たな保証を追加するものではありま せん。本書の内容につきましては万全を期しておりますが、本書中の技術的あるいは校正上の誤り、省略に対して は責任を負いかねますのでご了承ください。 4AA6-6745JPN、2016年7月
© Copyright 2024 ExpyDoc