2017年3月期 中間決算説明会

大平洋金属株式会社
2017年3月期 中間決算説明会
2016年11月18日
お問合せ先:総務部(IR担当) 03-3201-6681
ホームページ: http://www.pacific-metals.co.jp
もくじ
I.
17.3期 中間決算
1.
2.
II.
**
2
中間決算実績
連結経常損益分析
4
5
ニッケル需給について
1.
2.
3.
4.
LMEニッケル価格・ニッケル在庫数量の推移
世界のステンレス生産とニッケル需給見通し
地域別ステンレス生産・ニッケル需給見通し
中国NPI生産の動向
7
8
9
10
III. 17.3期 通期見通し
1.
2.
3.
通期決算見通し
国別販売見通し
連結経常損益分析
12
13
14
IV. 経営課題への取り組み
1.
2.
中期経営計画「PAMCO-30」の活動状況
鉱石長期購入契約・調達割合の動向
【参考データ】中期経営計画「PAMCO-30」と実績値(見通し値)との比較
16
19
20
**
3
Ⅰ 17.3期 中間決算
17.3期
タイトル 中間決算
**
4
1. 中間決算実績
【概要】
(単位:百万円、%)
16.9予想
15.9実績
金額
16.9実績
(8/10発表)
利益率
金額
利益率
金額
対
前年同期比
利益率
対
8/10発表
予想比
売上高
27,520
―
17,507
―
17,589
―
△36.1
0.5
営業利益
△6,186
△22.5
△2,904
△16.6
△2,404
△13.7
―
―
経常利益
△4,014
△14.6
△2,243
△12.8
△1,629
△9.3
―
―
親会社株主に帰属する
四半期純利益
△4,456
△16.2
△2,835
△16.1
△2,144
△12.2
―
―
282
―
―
―
78
―
△72.3
―
2,816
―
―
―
189
―
△93.3
―
(投資額)
(減価償却費)
【ニッケル事業】
15.9実績
16.9予想
対
前年同期比
16.9実績
(8/10発表)
(単位:%)
対
8/10発表
予想比
(単位:%)
生産数量(Niトン)
18,357
17,115
16,425
△10.5
△4.0
販売数量(Niトン)
17,347
16,586
16,447
△5.2
△0.8
適用LME($ / トン)
12,302
8,774
9,193
[適用LME($ / lb)]
[ 5.58 ]
[ 3.98 ]
[ 4.17 ]
△25.3
4.8
適用為替(¥ / $)
120.91
109.70
107.18
△11.4
△2.3
17.3期
タイトル 中間決算
**
5
2. 連結経常損益分析
20
0
(単位:億円)
15.9実績
△ 40億円
16.9実績
△ 16億円
24億円の改善
△4
△ 11
+ 36
△ 20
△0
△ 40
△ 13
+ 23
△ 60
△ 80
△ 54
+ 53
△ 100
△ 21
△ 120
+ 15
△ 140
15.9実績
販売数量
LME価格
為替
フェロニッケル売上高要因
△88億円
販売数量
原料価格等 フェロニッケル たな卸資産 フェロニッケル
償却費
評価
販管費
フェロニッケル売上原価要因
+127億円
持分益
その他
その他 △15億円
16.9実績
**
6
Ⅱ ニッケル需給について
ニッケル需給について
タイトル
**
7
※当社調べ
1. LMEニッケル価格・ニッケル在庫数量の推移
LMEニッケル価格(単位:$/トン)
LMEニッケル在庫
SHFEニッケル在庫
LME/SHFEニッケル在庫
(単位:千Niトン)
LMEニッケル価格
600
60,000
世界的なステンレス需要の好調と
中国の飛躍的増産
500
50,000
LMEニッケル価格の高騰による
ステンレスの在庫調整と減産
40,000
400
30,000
300
欧米・中国の経済不安と
ニッケル在庫高
200
20,000
世界同時不況
EU圏の財政危機
100
10,000
インドネシア新鉱業法施行と
ウクライナ情勢不安
0
業績の推移
売上高
(百万円)
営業利益
(百万円)
2007
2008
07.3
2009
08.3
2010
09.3
2011
10.3
2012
11.3
2013
12.3
フィリピン鉱山環境規制問題に
よる一時的な鉱石供給懸念
2014
13.3
2015
14.3
15.3
2016
16.3
100,283
116,420
72,976
58,490
74,786
48,330
58,489
56,408
61,225
47,649
44,455
52,251
16,169
11,774
18,495
154
2,168
△4,080
△7,788
△15,358
0
業績の推移
売上高
(百万円)
営業利益
(百万円)
ニッケル需給について
タイトル
**
8
※当社調べ
2. 世界のステンレス生産とニッケル需給見通し
ニッケル需給(単位:千Niトン)
ステンレス生産(単位:千トン)
55,000
2,800
2,600
2,400
2,200
50,000
電磁材料等
31%
ニッケル
需要先
45,000
ステンレス
69%
40,000
2,000
35,000
1,800
30,000
1,600
25,000
1,400
20,000
1,200
15,000
1,000
10,000
2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020
ニッケル供給
ニッケル需要
ステンレス生産
ニッケル需給について
タイトル
**
9
※当社調べ
3. 地域別ステンレス生産・ニッケル需給見通し
ステンレス生産見通し
その他
中国
韓国・台湾
北米
インド
欧州
日本
(単位:千トン)
ニッケル需要見通し
(単位:千Niトン)
その他
中国
韓国・台湾
50,300
3,400
43,400
1,100
北米
インド
2,290
欧州
日本
300
ニッケル供給見通し
アフリカ
欧州
南北アメリカ
インドネシア(NPI)
他アジア・オセアニア
中国(NPI)
中国
日本
1,960
1,920
130
80
26,300
(単位:千Niトン)
2,220
90
430
400
22,700
320
1,150
1,050
310
340
90
3,500
3,600
2,400
2,500
3,400
3,700
7,300
140
300
350
150
130
40
140
50
350
290
7,700
330
340
200
200
3,000
3,100
140
160
190
200
2016年
2020年
2016年
2020年
2016年
2020年
ニッケル需給について
タイトル
10
**
※当社調べ
4. 中国NPI生産の動向
中国NPI生産量の推移
中国のNi鉱石調達量の推移
LMEニッケル価格
(単位:$/トン)
生産量
(単位:千Niトン)
600
40,000
調達量
(単位:千トン)
80,000
LMEニッケル価格
(単位:$/トン)
40,000
70,000
35,000
60,000
30,000
50,000
25,000
40,000
20,000
30,000
15,000
20,000
10,000
10,000
5,000
500
30,000
400
300
20,000
200
10,000
100
0
0
NPI生産量
LMEニッケル価格
0
0
フィリピン
インドネシア
その他
LMEニッケル価格
11
**
Ⅲ 17.3期 通期見通し
17.3期
タイトル 通期見通し
12
**
1. 通期決算見通し
【概要】
(単位:百万円、%)
16.3実績
金額
利益率
17.3予想
17.3通期見通し
(8/10発表)
(11/11発表)
金額
利益率
金額
対
前期比
利益率
対
8/10発表
予想比
47,649
―
37,499
―
36,643
―
△23.1
△2.3
営業利益
△15,358
△32.2
△5,706
△15.2
△5,054
△13.8
―
―
経常利益
△12,284
△25.8
△4,263
△11.4
△3,377
△9.2
―
―
親会社株主に帰属する
当期純利益
△38,370
△80.5
△4,990
△13.3
△3,999
△10.9
―
―
(投資額)
1,086
―
―
―
590
―
△45.7
―
(減価償却費)
5,538
―
―
―
377
―
△93.2
―
売上高
【ニッケル事業】
17.3
予想
16.3実績
17.3通期見通し
対
前期比
(11/11発表)
(8/10発表)
上期実績
下期予想
通期予想
36,692
32,915
16,425
15,971
32,396
△11.7
△1.6
17,178
34,525
33,000
16,447
16,553
33,000
△4.4
0.0
12,302
9,259
10,803
9,678
9,193
10,340
9,766
△9.6
[適用LME($ / lb)]
[ 5.58 ]
[ 4.20 ]
[ 4.90 ]
[ 4.39 ]
[ 4.17 ]
[ 4.69 ]
[ 4.43 ]
0.9
適用為替(¥ / $)
120.91
119.02
119.97
109.65
107.18
104.22
105.70
△11.9
△3.6
上期
下期
通期
生産数量(Niトン)
18,357
18,335
販売数量(Niトン)
17,347
適用LME($ / トン)
(単位:%)
対
8/10発表
予想比
(単位:%)
17.3期
タイトル 通期見通し
13
**
2. 国別販売見通し
前期実績
(単位:Niトン)
5/10発表 今期予想
11/11発表 今期予想
インド
34,525
中国
台湾
3,981
韓国
国内
33,000
33,000
3,800
3,593
6,400
6,184
6,155
17,347
17,178
2,135
1,846
3,261
2,894
6,652
6,545
1,400
1,498
3,900
4,395
16.3
上期実績
16.3
下期実績
13,197
2,897
8,295
16.3
通期実績
16,500
16,500
1,900
1,900
3,200
3,200
6,050
6,200
1,000
1,000
4,350
4,200
17.3
上期予想
(5/10発表)
17.3
下期予想
(5/10発表)
12,250
2,000
8,550
17.3
通期予想
(5/10発表)
16,447
16,553
1,693
1,900
3,084
3,100
11,325
1,996
5,625
5,700
996
1,000
5,050
4,853
17.3
上期実績
(11/11発表)
17.3
下期予想
(11/11発表)
9,903
17.3
通期予想
(11/11発表)
17.3期
タイトル 通期見通し
14
**
3. 連結経常損益分析
20
0
(単位:億円)
16.3実績
△ 123億円
17.3予想
△ 34億円
89億円の改善見込み
△ 20
△4
△ 13
+ 42
△ 40
+2
△ 60
△ 80
+ 46
△ 100
△ 120
△ 20
△ 140
+ 88
△ 31
△ 160
△ 180
△ 46
△ 200
+ 25
△ 220
16.3実績
販売数量
LME価格
為替
フェロニッケル売上高要因
△96億円
販売数量
原料価格等 フェロニッケル たな卸資産 フェロニッケル
償却費
評価
販管費
フェロニッケル売上原価要因
+200億円
持分益
その他
その他 △15億円
17.3予想
15
**
Ⅳ 経営課題への取り組み
経営課題への取り組み
タイトル
16
**
1. 中期経営計画「PAMCO-30」の活動状況①
PAMCO-30の
主な重点施策
目標
フェロニッケルの生産・販売施策の強化
・最適な生産量・販売量を設定し、収益構造の改善
・環境の変化に応じて機動的に対応できる体制づくりの整備
生産
販売
<コスト削減>
<販売活動、CS活動>
・鉱石品位低下傾向に応じた操業方法の確立
・市場立地の優位性を活かした販売活動
・乾燥効率改善等、高効率操業の実施
・より良い製品の供給、さらなる付加価値の
創造・追求
・消費電力削減、設備稼働時間・方法の見直し
<最適生産、設備耐久>
・最適な生産量・生産性の増大を検討
・電気炉の長寿命化・高効率構造化の検討
・設備耐久性の向上
・「顧客要望への対応」から「改善」へ
・CS活動の充実による顧客要望迅速対応体制
の確立
<機動的な販売政策>
・収益性改善のための最適販売数量
・物流コストの見直し、削減
経営課題への取り組み
タイトル
17
**
1. 中期経営計画「PAMCO-30」の活動状況②
PAMCO-30の
主な重点施策
目標
ニッケル資源調達の安定化
・資源国との連携強化および確実な鉱石調達を行うための
長期安定策検討・実施
・鉱石調達のトータルコストを見定め、新規ソースの開拓
・海外事業展開の基盤づくりのため、海外事業タスクフォースを
立ち上げ、検討・評価を進める
フィリピン
ニューカレドニア
インドネシア
新規ソース
• 鉱業環境規制厳格化による
一部鉱山操業停止処分も、
現時点で当社調達における
大きな影響なし
• 緊急対応が可能な体制を
整備する
• 資源ナショナリズムの影響が
あるものの、メインソースの
一つとして調達量増量を
進める
• 2014年1月以降、未加工
鉱石輸出は再開されず
• 今後も情報収集を継続
• 鉱石価格の高止まりが継続
しており、他エリアから調達
する際の総調達コストを
比較・検討
• 既にテスト鉱石入荷済み
(グアテマラ産)
ニッケル鉱石の安定調達へ
経営課題への取り組み
タイトル
18
**
1. 中期経営計画「PAMCO-30」の活動状況③
PAMCO-30の
主な重点施策
目標
販売・購買
製造
総コスト
投資
収益性の強化
・物流コスト見直し、省エネ活動、乾燥効率アップ等の操業改善、
投資・修繕予算の見直し・削減、設備寿命延長のための操業検討、
その他諸費用の削減等
・これらの既存の踏み込んだ合理化をベースに、新しいアプローチも検討
•物流コストの合理化(段階別横持費用、積載率等アップ)
•たな卸資産の保管に関する管理体制見直し、強化
•最適還元率等による高効率生産の追求
•設備稼働時間等の方法見直しによる電力コストの削減
•製品の高付加価値化の可能性追求
•一般管理費他、諸経費の圧縮
•修繕サイクル見直し等による維持コストの削減
収益構造の
新ステージへ
•法令順守に関するもの等、影響度合いを判断し、継続・
削減・繰り延べの決定
従来の観点にこだわらず、スピード感をもって推進するため、
収益性強化を目指した《ワーキンググループ》を設置
経営課題への取り組み
タイトル
19
**
2. 鉱石長期購入契約・調達割合の動向
16年
3月期
購入先
17年
3月期
18年
3月期
<フィリピン>
リオ・チバ・ニッケル社(36%出資)
2016年1月~2020年12月(5年間)
<フィリピン>
タガニート社(33.5%出資)
2016年1月~2020年12月(5年間)
<フィリピン>
カグジャナオ社
2016年1月~2020年12月(5年間)
<ニューカレドニア>
モンタニア社
<ニューカレドニア>
MKM社
19年
3月期
2016年4月~2026年3月(10年間)
2014年1月~2023年12月(10年間)
100%
80%
60%
40%
20%
0%
(年度)
2013
2014
ニューカレドニア
2015
インドネシア
フィリピン
PAMCO-30
2016予想
グアテマラ
2016
通期見通し
20年
3月期
【参考データ】中期経営計画「PAMCO-30」と実績値(見通し値)との比較
タイトル
PAMCO-30
17.3計画
PAMCO-30
18.3計画
PAMCO-30
19.3計画
計 画 値
生産数量(Niトン)
32,885
34,893
37,270
販売数量(Niトン)
33,000
35,000
37,000
9,722 [ 4.41 ]
12,037 [ 5.46 ]
14,132 [ 6.41 ]
適用為替(¥ / $)
109.90
118.82
119.48
売上高(百万円)
37,525
52,065
65,607
営業利益(百万円)
△5,792
△1,800
2,541
経常利益(百万円)
△4,181
552
5,964
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)
△4,382
192
5,286
投資額(百万円)
920
1,997
2,712
減価償却額(百万円)
394
409
559
適用LME($ / トン) [$ / lb.]
実績値(見通し値)
17.3通期見通し
(11/11発表)
18.3実績
生産数量(Niトン)
32,396
販売数量(Niトン)
33,000
適用LME($ / トン) [$ / lb.]
9,766 [ 4.43 ]
適用為替(¥ / $)
105.70
売上高(百万円)
36,643
営業利益(百万円)
△5,054
経常利益(百万円)
△3,377
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)
△3,999
投資額(百万円)
590
減価償却額(百万円)
377
19.3実績
20
**
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