性能と扱いやすさを両立させた 共軸二重円筒回転粘度計型レオメータ 当社レオメータの3大特徴 1. ガラス外筒 + 上部保持 + 外筒回転二重円筒 【試料の観察、セッティングが簡単】 2. ボイスコイルモータ方式、フィードバックトルクセ ンサー 【高感度・広ダイナミックレンジ】 3. 弾性ヒンジ式のトルク測定軸受け 【エアベアリング不要 → 扱いやすさ向上】 産総研技術移転ベンチャー (株)大菜技研 菜嶋健司 64th レオロジー討論会(大阪大) 1 弾性ヒンジ式軸受け 平行バネ機構を複数個利用することで、 「弾性ヒンジ式軸受け」が生れました。 エアベアリングに代わる高感度トルク測定用の軸受けとなる。 空気圧供給が不要 設置場所の制限が大幅に緩和 故障が減り、メンテナンス等の総合的な経費削減 電子天秤の様な扱いやすさの高感度トルク測定技術になりました。 (株)大菜技研 ※実際に搭載しているものとは異なります。 64th レオロジー討論会 2 レオメータ 開発コンセプト 信頼性 再現性 気泡の残存を 確認できます。 操作性 上方から外筒を掴 む方式の採用 恒温槽の自由度 素早い測定操作 さらに、世界初の 測定者 に依ら ないデ ータ 良さを提供 透明なガラス外筒は、測定時の試料の 状態を確認できる 外筒回転・内筒トルク検出(VCM)方式 で、測定系がシンプル 共軸二重円筒方式は内筒の上下面に働く応力が相 対的に小さく、試料量が厳密でなくても良い。 弾性ヒンジ軸受け 機構が取り回しの 恒温槽に直接浸けるので温度の制御性が良い 揮発性の試料でも比較的長時間の測定が可能 63th レオロジー討論会(神戸大) 3 オーバ-ラップモード ・ その他の特徴 shear 13.2 → 0 CTAB 0.6mM, NaSal 0.72mM, KBr 1mM オーバーラップ(重畳)モード測定事例 G', G" / mPa 測定条件:1 Hz、ひずみ振幅=1 40 サリチル酸-CTAB系の希薄紐状ミセル溶液の ずり流動停止 G" G' 30 測定例です。途中からオーバーラップ流動を停止 しています。動的弾性率が流動の開始によりゆっ くりと上昇し、流動を停止すると低下することが観 測されています。 20 10 ずり流動開始 0 28 30 32 34 36 38 time / 1000 s ※産総研プロトタイプ機での測定例です。 その他の特徴 • 内筒に温度計を内蔵しており、温度制御の信頼性が高い。 • 半球状底面の内外筒は、サンプル量を少量にすると共に、二次流れの発生を抑えます。 大菜技研 (産総研型) レオメータ ONRH型 外筒回転共軸二重円筒方式の高感度レオメータ ◆低粘度液体のレオロジー測定 ◆コストも重視したレオロジー手法による製品開発 ◆高精度な装置で製品の安定性をテスト 63th レオロジー討論会(神戸大) 4 希薄分散系の凝集による粘度増大 PS-ラテックス分散系の塩(NaCl)添加による凝集 20℃、 60s-1 1.16 particle conc. 0.063% 0.044% viscosity / mPas 1.14 1.12 1.10 1.08 1.06 1.04 0 5 10 15 time / h ☆高感度 ☆長時間測定が可能 (株)大菜技研 0.063%測定後 64th レオロジー討論会 5 コーヒーフレッシュ(creamy portion)の定常流粘度 100 creamy portion new aged viscosity / Pas 10 古くなると粘度が 増大 1 0.1 0.01 0.1 1 10 100 1000 shear rate / s-1 ※保存時の安定性は? <定常流を使うと流動状態での測定になる> (株)大菜技研 64th レオロジー討論会 6 コーヒーフレッシュ(creamy portion)の動的粘弾性 古くなると剛性率 が増大 creamy portion G' G" 1.0 Hz, 5oC 10 rigidity modulus, G', G" / Pa rigidity modulus, G', G" / Pa 100 1 10 0.1 0.01 0.1 creamy portion <new> <aged> G' G" strain: 0.01, 10oC 1 1 0.1 1 10 frequency / Hz shear strain 小変形で壊れる もろい構造 (株)大菜技研 64th レオロジー討論会 7 コーヒーフレッシュ(creamy portion)の動的粘弾性測定 による安定性試験 Aging of Creamy portion G' G" 1Hz, 1%, 20oC 5 G', G" / Pa 4 3 2 1 0 6 12 18 24 time / h ご覧頂き、有り難うございました (株)大菜技研 64th レオロジー討論会 8
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