Japanese version 北朝鮮の人権状況: 新国連特別報告者の北東アジア初訪問 ジュネーブ/ソウル/東京(2016 年 11 月 14 日)朝鮮民主主義人民共和国 (DPRK)の人権状況に関する国連特別報告者に新しく任命されたトーマス オ ヘア キンタナ氏が 2016 年 11 月 16 日から 22 日にかけて韓国を、11 月 23 日 から 26 日にかけては日本を初めて訪れます。 オヘア キンタナ氏は 2016 年の 8 月に国連人権理事会によって新しい特別報 告者に任命されました。10 日間に及ぶ北東アジアへの訪問は、関係者から直接 情報を収集し、DPRK をめぐる最近の情勢を検討することが主な目的です。 「韓国と日本への訪問では、政府関係者、脱北者の方々、拉致被害者のご家族、 市民団体やメディア関係者等との面談を通し、DPRK の人権状況改善のための具 体案を探りたいと思います」 2004 年に北朝鮮人権状況に関する国連特別報告者が国連人権理事会によって初 めて任命されてから、オヘア キンタナ氏の前任者は DPRK へ訪問の要請を行 いましたが、DPRK 政府は訪問を拒否し続けています。しかしながら、前国連特 別報告者はこれまでに、日本、韓国、タイを含むアジア各国を訪問しました。 オヘア キンタナ氏は 2016 年 11 月 22 日(火)午後 5 時から 6 時(現地時間) にソウルで、11 月 25 日(金)午後 4 時から 5 時(現地時間)に東京の国連大 学で、それぞれ記者会見を行います。記者会見の出席は記者の方々のみに限ら せていただきます。東京での記者会見ご出席希望の方は、11 月 23 日(水)ま でに、国連人権高等弁務官ソウル事務所([email protected])へご連絡下 さい。 特別報告者は日本訪問の結果及び勧告を 2017 年 3 月の人権理事会で報告する 予定です。 ***** トーマス オヘア キンタナ氏 (アルゼンチン)は 2016 年に国連人権理事 会により、朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)の人権状況に関する特別報告者に 任命されました。米州人権委員会での活動や、アルゼンチンの市民団体 AbuelasdePlazadeMayo の弁護士として軍事政権下での児童誘拐の件に関わ Office of the High Commissioner for Human Rights Palais des Nations CH-1211 Geneva 10 Switzerland www.ohchr.org Email: [email protected] Tel: +41 22 917 9310 Tel: +41 22 917 9383 る等、人権弁護士としての活動を 20 年以上も続けています。また、ボリビア における国連人権高等弁務官事務所のプログラム代表や、2008 年から 2014 年 まではミャンマーの人権状況に関する国連特別報告者を努めました。詳しくは 下記をご覧下さい。 http://www.ohchr.org/EN/HRBodies/SP/CountriesMandates/KP/Pages/SRDPRKorea.aspx 特別報告者は、人権理事会のいわゆる「特別手続き」の一部となっています。 国連人権システムで最大の独立専門家集団を構成する「特別手続き」は、具体 的な国の状況、または、世界全体のテーマ別問題のいずれかに取り組む人権理 事会独自の事実調査・監視メカニズムを総称するものです。特別手続きの専門 家はボランティア・ベースで活動しているため、国連の職員ではなく、活動に 対する報酬も受け取っていません。また、いかなる政府または組織からも独立 し、個人としてその任務にあたっています。 国連人権高等弁務官事務所国別 web ページ–DPRK: http://www.ohchr.org/EN/countries/AsiaRegion/Pages/KPIndex.aspx 国連人権高等弁務官ソウル事務所:http://seoul.ohchr.org/EN/Pages/HOME.aspx さらに詳しい情報と取材に関する質問は、下記にお問い合わせください。 英語:Tarek Cheniti (+82 10 2746 3522/ [email protected]) 韓国語:YounKyo Ahn (+82 10 4230 3523 / [email protected]) 日本語:Yu Kanosue (+82 10 2809 3524 / [email protected]) その他の特別報告者等に関する質問は、下記にお問い合わせ下さい。 Xabier Celaya – Media Unit (+ 41 22 917 9383 / [email protected]) 国連の人権活動は、ソーシャルメディアでもフォローできます。 Twitter: @UNHumanRights Facebook: unitednationshumanrights Instagram: unitednationshumanrights Google+: unitednationshumanrights Youtube: unohchr
© Copyright 2024 ExpyDoc