資料2-2-1 すみだ障害者就労支援総合センター(就労移行支援施設)事業計画(平成 28 年度) 1 基本方針 ⑴ 利用者の一般企業への就職や在宅就労・起業等に向けた職業訓練及び就労支援を実 施し、利用者の社会的、経済的自立を目指す。 (平成28年度の新規就労者20人を目標とする。) ⑵ 利用者の希望・状況・経緯に即し、実際の職場を意識した職業訓練を実施する。 ⑶ 施設内外において効果的な訓練と様々な社会資源を活用した職場実習等をプログ ラムに導入する。 ⑷ 適切な職業能力評価に基づく就労支援を実施する。 ⑸ 墨田区の地域特性を考慮した職場開拓と利用者支援を実施する。 ⑹ 雇用情勢等にあわせて、適切な支援や訓練の実施を心掛ける。 2 事業内容について ⑴ 実施日及び実施時間 月曜日から金曜日までの午前9時00分から午後5時00分まで (ただし、祝日、年末年始12月29日から1月3日までを除く) 職業訓練時間は、午前9時から午後4時までとする。 ① 日課及び週間予定 時 間 月 火 水 8:30∼ 9:00 職員出勤・職員会議・事業準備・利用者通所 9:00∼ 9:15 全体朝礼 9:15∼12:00 (休憩あり) 職業訓練(PC、事務補助、清掃、幕張ワークサンプル 就職活動(応募書類作成、面接練習 昼休み 13:00∼13:10 体操 13:10∼16:00 (休憩あり) 等) セミナー(SST、JST、グループワーク 16:00 全体終礼・利用者退所 16:15∼ 職員報告・会議等 17:30 職員退勤 年間スケジュール 月 行事 内容 5月 会社見学 障害者雇用企業等の見学 6月 全都合同面接会 東京全都の障害者合同面接会参加 7月 会社見学 障害者雇用企業等の見学 ~1~ 等) 等) 職業訓練(PC、事務補助、清掃、幕張ワークサンプル 就職活動(応募書類作成、面接練習 金 等) セミナー(SST、JST、グループワーク 12:00∼13:00 ② 木 等) 等) 8月 9月 10月 11月 1月 2月 3月 ⑵ 生活支援共同事業 スキルアップ講座等の参加 会社見学 障害者雇用企業等の見学 イベント見学 国際福祉機器展見学 地区面接会 城東、中央地区合同面接会参加 就労支援フェア 障害者就労支援フェアへの参加 みどりピアまつり みどりピアまつりへの参加 会社見学 障害者雇用企業等の見学 全都合同面接会 東京全都の障害者合同面接会参加 生活支援共同事業 スキルアップ講座等の参加 会社見学 障害者雇用企業等の見学 実施場所 すみだ障害者就労支援総合センター2階多目的室・3階・4階訓練室 その他施設外訓練実施場所等 ⑶ 利用対象者 利用対象者は、次のいずれかに該当する者とする。 ① すみだ障害者就労支援総合センター条例第7条に規定する者 ② 施設利用が適当であると区長が認める者 ⑷ 利用定員 利用定員は20人(ただし定員の125%の受け入れを可能とする。) ⑸ 利用可能期間 2年間(ただし1年間の利用延長あり。) ⑹ 利用料 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく自己負担金 ⑺ 職業訓練及び就職支援等 アセスメントにより利用者のニーズや課題を把握し、本人の意向を確認しながら個 別支援計画を作成する。作成した個別支援計画に基づき、職業訓練及び就職支援等を 実施する。なお、個別支援計画は、3ヶ月ごと、あるいは目的や目標が変わるごとに 見直しを行う。 また、就労系障害福祉サービスの利用を検討する障害者や特別支援学校在校生等の 暫定支給決定に基づく受入れを行い、進路選択の一助となるアセスメントを実施する。 ① 職業訓練 利用者の希望・障害特性・健康状態等に配慮し、就労に向けて無理なく適応でき る訓練を提供する。また、企業等での職場実習や委託訓練等の外部訓練やより実践 に近い訓練を積極的に導入し、利用者の早期就労を図る。 訓練分類 職業訓練 内 容 パソコン操作訓練(ワード・エクセル・タイピング等)・データ入力・ 事務補助・清掃・接客・幕張ワークサンプル(数値チェック・作業日 ~2~ 報・ピッキング・プラグ・重さ・物品請求書・OAワーク) セミナー ② プレワーク・SST・JST・グループワーク 他 他 就職支援及び職場定着支援 利用者の心身状況、適性等に配慮し、本人及び保護者並びに関係機関の意見、要 望等を取り入れ、個々の利用者に適した職種の選定と支援を行う。 就職準備支援は、履歴書や職務経歴書の作成・模擬面接等の支援を実施する。 就職支援については、企業面接会・ハローワーク・就職面接会等への同行支援を 実施する。 また、職場定着支援は、6ヶ月を目途に支援を実施し、ジョブコーチの活用や就 労障害者生活支援事業等と連携し、円滑な職場定着のための支援を行う。 ③ 生活支援 各利用者の能力や健康状態、家庭の状況等を把握し、福祉サービスの利用支援等 の個別的な支援を行う。また、利用開始後に必要に応じて生活支援施設に登録し、 余暇支援・仲間作り等の集団的な支援を行う。 ④ 健康管理 利用者の健康状態の把握等のため、年一回の健康診断を実施するとともに、嘱託 医等と連携して利用者の健康管理上の支援を行う。 ⑤ ⑻ その他 ア 利用者に対して工賃等の支給は行わない。 イ 自宅から施設までの通勤交通費の支給を行う。 ウ 就職活動に伴う交通費等の実費については、利用者負担とする。 職業評価 企業等への就労を検討する障害者に対して、職業準備性や職業適性等を把握するた めに、暫定支給に基づく受け入れを行い、2週間程度の職業評価実習を実施する。 ⑼ 職場開拓 墨田区内の法定雇用率未達成企業や中小企業に対して、ハローワーク等と連携し、 利用者の職場開拓を実施するとともに、墨田区の地域特性を勘案した新たな職域開拓 の方法を検討し、実施する。また、法人自体の持つ独自のノウハウとネットワークを 生かして職場開拓、職場実習先の開拓を行う。さらに、在宅就労を希望する利用者に 対して、在宅就労支援事業団と連携し、就労先を開拓する。 ⑽ 利用者開拓 墨田区や福祉作業所、ハローワーク等と連携し、就労移行支援事業所についてのP R活動やこまめな利用状況の報告を行い、新規利用者の開拓を実施する。利用希望者 に対しては3日程度の体験利用を実施し、速やかな利用へとつなげるとともに、目的 別の利用や、他施設との併用利用等、多様化するニーズに合わせて柔軟な受け入れを 行う。 ⑾ 在宅就労 墨田区や特別支援学校と連携し、在宅訓練、在宅就労の対象者の掘り起しを実施す ~3~ るとともに積極的な受け入れを行う。また、法人や在宅就労支援事業団の協力を得な がら、在宅訓練後にスムーズに就労に結び付けられるよう調整を行う。 ⑿ 権利擁護の対応 利用者に対し公平・平等を旨として基本的人権を尊重した支援を行う。 緊急事態等でやむを得ない場合を除き、利用者に対しての身体拘束による精神的・ 身体的苦痛を与えることはしない。 ⒀ 個人情報保護 各種法令関係を遵守し、個人情報を適法かつ適正な方法で取得するとともに、利用 目的の範囲内で使用する。また、個人情報は事前に本人の同意を得ることなく、第三 者への提供を行わない。 ⒁ 苦情対応 当事業が提供する各種サービスに関する利用者からの苦情を適切に対処解決するた めに相談、調査、助言等を行う体制(苦情処理受付担当者・苦情解決責任者・第三者 委員会)を整備する。 苦情処理の体制 ⒂ 苦情処理受付担当 ○○○○・○○○○ 苦情解決責任者 ○○○○ 第三者委員会 墨田区障害者団体連合会に選任依頼 危機管理 すみだ障害者就労支援総合センターの消防計画に基づき、年2回の利用者避難訓練 を実施するとともに、職員向けの研修等を実施し、災害への備えを図る。 3 支援体制 職種/項目 4 常勤専従職員数 勤務時間 管理者 1人 8:30∼17:30 サービス管理責任者 1人 8:30∼17:30 職業指導員 2人 8:30∼17:30 生活支援員 2人 8:30∼17:30 就労支援員 2人 8:30∼17:30 関係機関との連携 利用者の早期の一般就労を実現するために、障害者就労に関する各種機関との連携を 積極的に図る。 連携する就労支援機関例 ・公共職業安定所 ・墨田区障害者福祉課 ・墨田区本所・向島保健センター ・東部地域特別支援学校 5 支援会議等 利用者支援や事業運営に関する会議を開催するとともに、関係機関との連携を図る会 ~4~ 議等に参加する。 ・ 6 主となる会議 ① センター内連絡会(1回/月) ② 各種委員会(1回/月∼随時) ③ 墨田区障害者地域自立支援協議会(3回/年) ④ 利用調整会議(随時) ⑤ ハローワーク墨田連絡会(1回/2か月) 職員研修等 サービス管理責任者研修や職場適応援助者養成研修、その他の障害別の専門研修や、 権利擁護に関する研修等に出席し、職員の能力向上を図る。 参加研修例 ・サービス管理責任者研修(東京都) ・職場適応援助者養成研修(障害者雇用支援機構) ・障害者就労支援基礎研修(東京都・職業センター) 7 地域交流及び啓発事業 利用者の職業訓練等において、地域のボランティアを活用するとともに、みどりピア まつりや障害者就労支援フェア等で区民に対して就労支援事業 PR 及び障害者雇用への 啓発並びに就労移行支援事業利用者の掘り起こし等を行う。 また、特別支援学校生徒の体験実習の受入や福祉専門職の育成等のために福祉系大学 の学生等の研修受け入れを行う。 ~5~
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