海外安全対策情報(リトアニア) 1 社会・治安情勢 在留邦人や邦人観光客を取り巻く環境は概ね安定していますが、2015年 の犯罪発生件数統計では、人口10万人あたりの犯罪の発生件数が日本の約3 倍となっており、十分な注意が必要となります。特に、殺人、強盗、強姦等の 凶悪犯罪の発生件数が日本と比較し、非常に多くなっています(殺人は約8倍、 強盗は約23倍、強姦は約10倍)。 2 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向 リトアニア内務省が発表した2016年1月から9月の犯罪発生件数統計に よれば、総件数42,634件(前年同期比-23.0%)となっております。犯罪 種別の内容、主要都市別の犯罪件数は以下のとおりです。 犯罪件数 1~9月 件数 総件数 前年同期比 42,634 -23.0% 殺人 113 -13.1% 傷害 119 -21.7% 強姦 136 -29.5% 窃盗 17,048 -13.4% 強盗 996 -16.2% 1537 -15.8% 麻薬犯罪 主要都市別犯罪件数 1~9月 ビリニュス 10,421 カウナス 5,271 クライペダ 2,781 シャウレイ 1,440 パネベージス 1,430 合計 21,343 3 犯罪発生事例 (1)観光地であるシャウレイにおいて、邦人観光客を対象としたスリ事件が多 数発生しております。 3~4人組の男が邦人観光客に近付き、1人が邦人観光客に話しかけるな ど気を引いている間、他の者がリュックやカバンから貴重品を抜き取る、と いう手口です。 現金、パスポート等の貴重品を、抜き取りにくい箇所に入れておくことで、 被害を防ぐことができます。 (2)ビリニュス駅及びバスターミナルでも、邦人観光客を対象とした置き引き 事件が発生しております。 荷物から目を離した隙に、荷物を持ち去るという手口ですので、荷物から は決して目を離すことのないよう、ご注意下さい。
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