仕様書 1.業務名 下関港における大型クルーズ客船寄港に係る基礎資料

仕様書
1.業務名
下関港における大型クルーズ客船寄港に係る基礎資料作成業務
2.業務概要
下 関 港 長 州 出 島 へ の 大 型 ク ル ー ズ 客 船 の 誘 致 に 係 る 基 礎 資 料 (報
告 書 )を 作 成 す る も の ( 以 下 、「 本 業 務 」 と い う 。) で あ る 。
3.業務内容
下 関 港 長 州 出 島 公 共 岸 壁 ( - 1 2m ) へ の 大 型 ク ル ー ズ 客 船 の 入 出
港に係る門司海上保安部との事前協議基礎資料を作成する。
以 下 の 入 出 港 を 予 定 し て い る 船 舶 に 関 し て 、長 州 出 島 の 港 湾 施 設 、
水 域 施 設 が「 港 湾 の 施 設 の 技 術 上 の 基 準・ 同 解 説( 20 0 7 年 版 )」
(以
下 、「 技 術 基 準 」 と い う 。) を 満 た し て い る か 等 の 基 礎 検 討 を 行 い 、
報告書を作成する。
4.検討項目等
( 1) 対 象 船 舶
別紙1のとおり
( 2) 検 討 項 目
ア)受入計画の概要
・対象船舶及び受入施設(岸壁、係船柱、防舷材)の概要を
調査する。
イ)港湾の施設の技術上の基準による検討
・ 技 術 基 準 に よ る 、水 域 施 設 (通 航 路 水 深 、通 航 路 幅 員 、泊 地
水 深 、 泊 地 の 広 さ )、 係 留 施 設 ( 岸 壁 の 長 さ 、 岸 壁 の 水 深 、 係
船柱の配置)について、その妥当性を検討する。
ウ)入出港の安全性に関する基礎検討
・入出港の安全性に関する基礎検討として、船舶の着離岸操
船に必要な制御力を試算し、妥当性を検討する。
・ 防 舷 材 強 度 (吸 収 エ ネ ル ギ ー )と 接 岸 速 度 の 関 係 を 、 対 象 船
舶が3度程度の接岸速度を持った状態で接岸する際に、対象
岸 壁 (- 12m) に お け る 防 舷 材 の 吸 収 エ ネ ル ギ ー と 対 象 船 舶 の 接
岸エネルギーの関係を検討する。
エ)係留の安全性の検討
・岸壁に係留中の対象船舶に作用する風荷重を算出し、風荷
重と係留力が静的につり合うものと想定した場合の係留可能
風速を求め、係留中の安全性について検討する。
・対象船舶の係留図(左右舷着岸共)を作成する。
オ)接岸時の荷役施設との離隔距離の検討
・平 成 2 9 年 に 設 置 が 予 定 さ れ て い る ガ ン ト リ ー ク レ ー ン ( 1
基 )と の 離 隔 距 離 に つ い て 検 討 す る 。
カ)検討結果のまとめ
・ ア )か ら オ ) の 検 討 結 果 を 元 に 、 対 象 船 船 舶 の 安 全 性 の 判 断
を行う。
・対象とする船舶が入出港の際に技術基準を満たしていない
場合は、検討事項を満たす入出港(案)を検討する。
5.契約期間
契 約 締 結 日 か ら 平 成 2 9 年 3 月 1 5 日 ( 水 )ま で と す る 。
6.成果品
成 果 品 と し て 、報 告 書( 各 船 舶 毎 )5 部 を 提 出 す る 。ま た 、報 告
書 及 び 関 連 資 料 を 電 子 デ ー タ と し て 取 り ま と め 、デ ー タ を C D - R
等の記憶媒体3部によって提出する。
7.業務実施に当たっての留意点
(1 ) 受 託 者 は 、 本 業 務 に 関 し 十 分 な 知 識 ・ 経 験 を 有 す る 者 を も っ て
適切に業務を行うこと。
( 2 ) 受 託 者 が 本 業 務 の た め に 作 成 し た 各 種 資 料 等 の 著 作 権 、版 権 は 、
下関市に引き渡した時点で、下関市に帰属するものとする。
ま た 、他 の 個 人 ・ 団 体 等 の 著 作 に 係 る 文 献 や 資 料 等 を 引 用 す る
場 合 は 、受 託 者 に お い て 著 作 権 者 の 了 解 等 を 得 た 上 で 、引 用 し た
文献等の名称を明記すること。
(3)業 務 完 了 後 、 受 託 者 の 責 め に 帰 す べ き 事 由 に よ る 成 果 品 の 不
良箇所等が発見された場合は速やかに訂正等の措置を行うもの
とし、これに要した費用は、すべて受託者の負担とする。
8.検査
本 特 記 仕 様 書 に 定 め る 事 項 に 従 い 業 務 が な さ れ 、前 記 6 の 成 果 品
の完納をもって検査とする。
9.その他
(1)対 象 船 舶 の 諸 元 等 、 検 討 に 必 要 な 情 報 は 下 関 市 よ り 提 供 す る 。
(2)本 仕 様 書 に 記 載 さ れ て い な い 事 項 に つ い て は 、
「山口県業務委託
共 通 仕 様 書 」及 び 国 土 交 通 省 港 湾 編 集「 港 湾 設 計 ・ 測 量 ・ 調 査 等
業務共通仕様書」の定めによる
(3)成 果 品 は す べ て 下 関 市 の 所 有 に 帰 属 す る も の と し 、 下 関 市 の 承
認を得ずして、公表・貸与・使用等してはならない。
(4)仕 様 書 に 記 載 さ れ て い な い 事 項 で 、 疑 義 が 生 じ た 場 合 は 速 や か
に下関市の指示を受けること。
(5)こ の 業 務 に 伴 い 受 託 者 に 貸 与 し た 資 料 ・ 情 報 に つ い て は 、 下 関
市の許可なく第3者に流布してはならない。
(6)別 紙 2 か ら 別 紙 4 の 特 記 仕 様 書 に 従 う こ と 。 な お 、 特 記 仕 様 書
中 の 「 甲 」 は 「 下 関 市 」、「 乙 」 は 「 受 託 者 」 と す る 。
別紙1
No.
船舶名
Oasis of the Seas
船社名
ロイヤル・カリビアン・
1
(オアシス・オブ・ザ・シーズ)
Norwegian Joy
インターナショナル
ノルウェージャンクル
2
(ノ ル ウ ェ ー ジ ャ ン ・ ジ ョ イ )
ーズライン
MAJESTIC PRINCESS
3
プリンセスクルーズ
(マジェスティック・プリンセス)
COSTA SERENA
4
コスタクルーズ
(コ ス タ ・ セ レ ナ )
COSTA ATLANTICA
5
コスタクルーズ
(コ ス タ ・ ア ト ラ ン チ カ )
COSTA VICTORIA
6
コスタクルーズ
(コ ス タ ・ ビ ク ト リ ア )
別紙2
特記仕様書(環境編簡易)
甲 は 、「 し も の せ き エ コ マ ネ ジ メ ン ト プ ラ ン 」 に 基 づ い た 環 境 マ ネ ジ
メ ン ト シ ス テ ム を 構 築 し 、「 下 関 市 環 境 方 針 」 に 基 づ き 、 甲 の 組 織 が 行
う事業活動における環境配慮及び環境保全に関する行動を適切に実行
することとしている。この取り組みには乙の協力が不可欠であり、業
務 関 係 者 の 業 務 の 管 理 や 業 務 の 実 施 な ど に 当 た り 、 乙 は 、「 し も の せ き
エコマネジメントプラン」の趣旨を理解し、次の項目について実施す
ること。
1
環境関連法令について
乙 は 、 業 務 の 実 施 に 際 し て は 、環 境 関 連 法 令 を 遵 守 し 、常 に 適 切 な
管理を行うこと。
2
事故発生時の対応
乙 は 、業 務 の 実 施 中 に 事 故 が 発 生 し た 場 合 は 、必 要 な 処 置 を 講 ず る
と と も に 甲 へ 報 告 し 、そ の 指 示 に 従 う こ と 。な お 、詳 細 な 報 告 は 、文
書で後日行うこと。
3
苦情発生時の対応
乙 は 、業 務 に 関 す る 苦 情 を 受 け 付 け た と き は 、応 急 的 な 措 置 が 必 要
な 場 合 は 応 急 処 置 を 講 ず る と と も に 甲 へ 報 告 し 、そ の 指 示 に 従 う こ と 。
なお、詳細な報告は、文書で後日行うこと。
4
配慮事項
乙は、業務の実施に際しては、次の各号に配慮すること。
(1)使用する車両から排出するガス及び騒音振動を低減するよう
できる限りエコドライブを励行すること。
(2)業務の報告書の作成に当たっては、可能な限り再生紙等を利
用すること。
(3)業務の報告書の作成に当たっては、可能な限り両面印刷に努
めること。
(4)環境ラベリング制度(エコマーク・グリーンマーク)の対象
となっている製品を可能な限り積極的に使用すること。
(5)使用する物品は、可能な限り再生品を使用すること。
(6)リサイクル(分別)可能な製品を積極的に使用すること。
(7)公共交通機関の利用及び効率的に車を使用すること。
(8)業務の実施箇所周辺の環境に与える負荷の抑制及び周辺地区
の環境美化に努めること。
別紙3
個人情報取扱特記事項
(基本的事項)
1
乙は、個人情報の保護の重要性を認識し、この契約による業務の
実施に当たっては個人の権利利益を害することのないよう、個人情
報の取扱いを適正に行わなければならない。
(秘密の保持)
2
乙は、この契約による業務に関して知り得た個人情報をみだりに
他に漏らしてはならない。この契約による業務が終了し、又はこの
契約が解除された後においても、同様とする。
(収集の制限)
3
乙は、この契約による業務を行うために個人情報を収集するとき
は、業務を達成するために必要な範囲内で、適法かつ適正な方法に
より行わなければならない。
(目的外利用及び提供の禁止)
4
乙は、甲の指示又は承認があるときを除き、この契約による業務
に関して知り得た個人情報を契約の目的以外のために利用し、又は
第三者に提供してはならない。
(適正管理)
5
乙は、この契約による業務に関して知り得た個人情報の漏えい、
滅失、き損の防止その他の個人情報の適切な管理のために必要な措
置を講ずるよう努めなければならない。
(複写又は複製の禁止)
6
乙は、甲の承認があるときを除き、この契約による業務を処理す
るために甲から引き渡された個人情報が記録された資料等の複写、
複製、又はこれらに類する行為をしてはならない。
(再委託の禁止)
7
乙は、この契約による業務を行うための個人情報の処理は、自ら
行うものとし、甲の承認があるときを除き、第三者にその取扱いを
委託又はこれに類する行為をしてはならない。
(資料等の返還等)
8
乙は、この契約による業務を処理するために甲から引き渡され、
又は乙自らが収集し、若しくは作成した個人情報が記録されている
資 料 等 は 、業 務 完 了 後 直 ち に 甲 に 返 還 し 、又 は 引 き 渡 す も の と す る 。
ただし、甲が別に指示したときは、その指示に従うものとする。
(事故発生時における報告)
9
乙は、この特記事項に違反する事態が生じ、又は生ずるおそれの
あることを知ったときは、速やかに甲に報告し、甲の指示に従うも
のとする。
別紙4
下関市暴力団排除条例による措置に係る特記事項
(総則)
第1条
甲と乙は、下関市暴力団排除条例(平成23年条例第42号)第3条に規定
する基本理念に基づき、同条例第6条の規定による措置として、この特記事項を設
ける。
(暴力団排除に係る契約の解除)
第2条
甲は、乙が次の各号のいずれかに該当するときは、乙に対しなんらの催告を
要せず、この契約を解除することができる。
(1) 役員等(乙が個人である場合にはその者を、乙が法人である場合にはその役員
又はその支店若しくはこの契約を締結する事務所の代表者をいう。以下同じ。)
が、暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第77号。
以下「暴力団対策法」という。)第2条第6号に規定する暴力団員(以下「暴力
団員」という。)であると認められるとき。
(2) 暴力団(暴力団対策法第2条第2号に規定する暴力団をいう。以下同じ。)又は
暴力団員が、経営に実質的に関与していると認められるとき。
(3) 役員等が、自己、自社若しくは第三者の不正の利益を図る目的又は第三者に損
害を加える目的をもって、暴力団又は暴力団員を利用するなどしたと認められる
とき。
(4) 役員等が、暴力団又は暴力団員に対して資金等を供給し、若しくは便宜を供与
するなど直接的若しくは積極的に暴力団の維持及び運営に協力し、又は関与して
いると認められるとき。
(5) 役員等が、暴力団又は暴力団員と社会的に非難されるべき関係を有していると
認められるとき。
(6) 下請契約又は資材、原材料等の購入契約の締結に当たり、その相手方が前各号
のいずれかに該当することを知りながら、当該者と契約を締結したと認められる
とき。
(7) 乙が、第1号から第5号までのいずれかに該当する者を下請契約又は資材、原
材料等の購入契約の相手方としていた場合(第6号に該当する場合を除く。)に、
甲が乙に対して当該契約の解除を求め、乙がこれに従わなかったとき。
2
前項の規定により契約を解除した場合の契約保証金の帰属及び損害賠償につい
ては、この特記事項が付加される契約(以下「本契約」という。)の規定による。
(関係機関への照会等)
第3条
甲は、暴力団を排除する目的のため、必要と認めるときは、乙に対して、役
員等についての名簿その他の必要な情報の提供を求め、その情報を管轄の警察署に
提供して、乙が前条第1項各号に該当するか否かについて、照会できるものとする。
2
乙は、前項の規定により、甲が当該警察署に照会を行うことについて、承諾する
ものとする。
(本契約の履行の妨害又は不当要求の際の措置)
第4条
乙は、自ら又は本契約の下請若しくは受託をさせた者(この条において「下
請事業者等」という。)が、暴力団又は暴力団員から、本契約の適正な履行の妨害
又は本契約に係る不当要求を受けたときは、き然として拒否し、その旨を速やかに
甲に報告するとともに、管轄の警察署に届け出なければならない。
2
甲、乙及び下請事業者等は、前項の場合において、管轄の警察署と協力して、本
契約の履行の妨害又は本契約に係る不当要求を排除する対策を講じるものとする。