臨時レポート 2016年11月10日 ハリス グローバル バリュー株ファンド 朝日ライフ アセットマネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 301号 加入協会/一般社団法人投資信託協会 一般社団法人日本投資顧問業協会 (年4回決算型) 米国大統領選挙の結果を受けて ~ハリス・アソシエイツ社の現在の投資スタンス~ 1. ハリス社からのコメント 現段階において、今回の選挙結果が及ぼす経済的・政治的影響には不確実な要素が多くあり、当初株式市場が 下落したのはこの不透明感を反映したものと考えられます。 今後は、新政権のグローバル貿易に対するスタンスと米国法人税改革が投資家の主要テーマの一つとなるでしょう。 税制改革が行われる可能性は高いと思われますが、確実というわけではありません。 ホワイトハウスと議会を共和党が支配することが、どのような変化をもたらすかも、現時点では不確実です。 6月の欧州連合離脱に係る英国国民投票の際にも見られた通り、一時的に株式市場のボラティリティが高まっても、 投資家が長期的な影響を消化していくにつれ、通常ボラティリティは低下します。 ハリス社では、現在ポートフォリオにおいて保有している銘柄は、長期的に良好なリターンをあげることができると確信し ています。 今後も一貫した投資哲学・運用プロセスのもと、短期的なボラティリティの高まりを利用して「優秀な経営陣が率いる 良いビジネスの企業の株を、割安な価格で買う」というスタンスで、ポートフォリオをより魅力的にしていきたいと考えて います。 ● 基準価額の変動状況(2016年11月10日) 基準価額(円) 前日比(円) 8,407 騰落率(%) +317 +3.92% ●ポートフォリオの状況(10月末時点) 国別構成比 オーストラリア 韓国 3.1% 1.9% スイス オランダ 業種別構成比 保険 メディア 4.9% 14.7% 2.0% 運輸 その他 ソフトウェア・ 2.5% 9.7% サービス 14.6% 7.5% イタリア 4.6% 素材 ドイツ 12.6% アメリカ イギリス 9.9% 資本財 7.9% 51.2% テクノロジー・ ハードウェアおよ 銀行 14.0% 自動車・自動 各種金融 車部品 9.4% 12.0% 9.3% び機器 8.3% ※各構成比はマザーファンドの現物株式ポートフォリオに占める比率。 ※業種はGICS(世界産業分類基準)に基づく24産業グループ。 1/3 臨時レポート 2016年10月作成 情報提供用資料 2016年11月10日 2. 大統領選を振り返る 大統領選の結果も米国株式市場の動きも予想外! 現地時間11月8日に投票が行われた米国大統領選挙は、大方の予想に反しトランプ氏が勝利しました。 併せて行われた議会選挙においても共和党が上下両院で過半数を占め、10年ぶりに共和党がホワイトハウスと議 会を支配することになりました。 投票結果は11月9日のアジア市場での取引時間中にトランプ氏が勝勢となり、不確実性の高まりを懸念してアジア の株式市場が大幅に下落しました。 その後取引が始まった欧州株式市場は2%超下落してのスタートとなったあと値を戻し、欧州時間の午後に取引が 始まった米国株式市場は小幅安で寄り付いたあと上昇に転じ、前日比プラス圏で推移しました。 結局、欧米株式市場は前日比上昇して9日の取引を終えました。 当初、トランプ候補の勝利は不確実性の高まりからリスク回避の動きが加速し、株安の展開が想定されていました が、米国株式市場が上昇に転じたのは、 (1)トランプ新大統領が、減税やインフラ関連支出の拡大など、経済成長を促すためにリフレ的な財政政策を 採るとの政策を発表していたこと (2)民主党政権と比べ、よりビジネスにフレンドリーな政策が期待できること、などのポジティブな面に投資家が注 目したことによるものです。 9日の米国株式市場では、規制が緩和されるとの期待から金融セクターが上昇し、ヘルスケア・セクターでは、オバマ ケアの存続に対する不透明感から病院経営会社の株式が大きく下げる一方、政府による価格統制リスクが後退し た薬品株が上昇しました。 一方、長期金利が上昇したことが悪材料となって、公益事業、不動産などのセクターの株価が下落しました。 主要株式指数は、オーストラリア:ASX200指数、日本:TOPIX、香港:ハンセン株価指数、イギリス:FT100指数、ドイツ:DAX指数、アメリカ:S&P500種。 業種別指数は、GICS(世界産業分類基準)11業種分類。当社が信頼できると判断した情報に基づき作成。 2/3 ■本資料は、朝日ライフ アセットマネジメント(以下、当社といいます)が、市場動向等についての情報提供を目的として作成した ものであり、特定の有価証券の勧誘を目的としたものではありません。特定の有価証券の勧誘を目的としたものではありません。ま た、法令に基づく開示資料ではありません。■資料の記載事項については資料作成時のハリス・アソシエイツ エル・ピー社および当 社の見解であり、将来予告なく変わることがあります。■ファンドは価格変動リスクや流動性リスク等を伴う証券等に投資します(外 貨建資産に投資する場合には為替リスクもあります。)ので、市場環境等によって基準価額は変動します。したがって投資元本が 保証されているものではありません。運用による損益はすべて投資家のみなさまに帰属します。■ファンドの取得の申し込みにあたっ ては、投資信託説明書(交付目論見書)をお渡ししますので、必ず内容についてご確認の上、お客様ご自身でご判断ください。 ■ファンドは、金融機関の預金または保険契約ではありませんので、預金保険、保険契約者保護機構の保護の対象ではありませ ん。また、登録金融機関でご購入いただいた場合は、投資者保護基金による支払いの対象にはなりません。 ● 当ファンドの投資リスクについて ファンドは値動きのある有価証券等を投資対象としますので、組入有価証券等の値動きなどの影響により、基準価額が下落 することがあります。したがって、投資元本は保証されているものではなく、基準価額の下落により、これを割り込むことがありま す。ファンドは預貯金と異なります。信託財産に生じた利益および損失は、すべて投資者に帰属します。 当ファンドの基準価額の変動要因としては、主に「株価変動リスク」、「為替変動リスク」、「信用リスク」、「カントリーリスク」など があります。基準価額の変動要因は、これらに限定されるものではありません。 ※ その他の留意点、リスクの管理体制と併せ、詳しくは投資信託説明書(交付目論見書)の「投資リスク」をご覧下さい。 ● ファンドの費用 ◆投資者が信託財産で直接的に負担する費用 購 入 時 手 数 料 信託財産留保額 購入価額に3.24%(税抜3.0%)を上限として販売会社が個別に定める率を乗じて得た額 ※詳しくは、販売会社へお問い合わせください。 換金申込受付日の翌営業日の基準価額に0.3%の率を乗じて得た額 ◆投資者が信託財産で間接的に負担する費用 運 用 管 理 費 用 ( 信 託 報 酬 ) その他の費用・手数料 ファンドの日々の純資産総額に年1.944%(税抜1.8%)の率を乗じて得た額 以下の費用などがファンドから支払われます。これらの費用は、運用状況等により変動するものであり、 事前に料率、上限額等を表示することができません。 ・ファンドの監査費用(ファンドの日々の純資産総額に年0.005%(税抜)の率を乗じて得た額。た だし年40万円(税抜)を上限とします。) ※別途消費税等相当額がかかります。 ・有価証券売買時の売買委託手数料 ・先物・オプション取引等に要する費用 ・資産を外国で保管する場合の費用 ※ファンドの費用(手数料等)の合計額については、投資者がファンドを保有される期間等に応じて異なりますので、表示することはできません。 ≪税金≫ 当ファンドは、課税上は、株式投資信託として取り扱われます。 公募株式投資信託は税法上、少額投資非課税制度および未成年者少額投資非課税制度の適用対象です。 原則として、個人の受益者については、収益分配時には普通分配金に対して課税され、ご換金(解約)時および償還時に は解約価額および償還価額から取得費(申込手数料および当該申込手数料にかかる消費税相当額を含みます。)を控 除した差益(譲渡所得)に対して課税されます。 詳しくは投資信託説明書(交付目論見書)の「ファンドの費用・税金」をご覧ください。 設定・運用は 商号等/朝日ライフ アセットマネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 301号 加入協会/一般社団法人投資信託協会 一般社団法人日本投資顧問業協会 外貨建資産の運用は ハリス・アソシエイツ・エル・ピー 1611117 3/3
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