CO2 排出削減に寄与する石炭ボイラ制御高度化システムの

2016 年 11 月 7 日
記 者 各 位
出光興産株式会社
郵船商事株式会社
日本郵船株式会社
CO2 排出削減に寄与する石炭ボイラ制御高度化システムの
共同開発・販売について
―石炭ボイラ制御最適化システム ULTY(アルティ)と高効率燃焼技術の融合―
出光興産株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:月岡 隆、以下出光興産)
、
郵船商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:宝納 英紀、以下郵船商事)、日本郵
船株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:内藤 忠顕、以下日本郵船)の 3
社は郵船商事が所有する石炭ボイラ制御最適化システム(以下 ULTY)の共同販売、およ
び出光興産が保有する石炭高効率燃焼技術を取り入れた新型 ULTY の共同開発に合意しま
した。
発電所や工場で使用されているボイラは、様々な要因により運転状態が変化し、投入す
る燃料の一時的な過不足により、ボイラ制御が不安定となります。ULTY はボイラ燃焼制
御の最適化をはかり、安定したプラント運転で燃料消費の削減を実現するシステムです。
これまで ULTY 販売は郵船商事が日本国内を主体に行っておりましたが、アジア諸国に
おいて石炭火力発電所の新設計画が相次ぐ状況に鑑み、海外を含めた石炭販売網や石炭高
効率燃焼技術を有する出光興産が加わり、郵船商事、日本郵船、出光興産の 3 社で共同販
売を行い、世界的な省エネルギー推進へ貢献することに合意しました。
また 3 社はボイラのさらなる効率運転に資するべく現行の ULTY に石炭高効率燃焼技術、
IoT 技術を導入した新型 ULTY の共同開発も決定しました。
昨年 11 月、12 月に COP21 がパリで開催され、世界の環境問題に対する意識は一段と高
まっており、化石燃料使用に際してはより一層の効率化が求められています。ULTY は時
代の要請に応える省エネ技術商品であり、3 社は、国内外における石炭火力発電所へ ULTY
の普及を通じた省エネルギーの推進で CO2 排出削減による地球温暖化防止と持続可能な社
会の実現に貢献していきます。
以上
~
お問い合わせ先 ~
出光興産株式会社
広報 CSR 室広報課
TEL:03-3213-3115(小林)
郵船商事株式会社
広報室
TEL:03-5408-7105(赤星)
広報 CSR グループ
TEL:03-3284-5197(北村)
かkk
日本郵船株式会社
―参考資料―
【ULTY の概要】
・ボイラ燃焼制御最適化システム
(ボイラマスタと負荷要求量の 2 点から補正を算出するシステム)
・対象設備:ドラム型ボイラ、循環流動層ボイラ
・対象燃料:石炭専焼、石炭/バイオマス混焼、石炭/副生燃料混焼、重油/副生燃料混焼
・導入実績:主に国内向けに約 50 台(2016 年 11 月 7 日時点)
・燃料削減率:約 1.0%(2016 年 11 月 7 日時点)
【調印式風景および ULTY 外観】
左から順に
日本郵船 経営委員 土屋恵嗣
出光興産 執行役員石炭事業部長 萩原栄治
郵船商事 代表取締役社長 宝納英紀