知っていますか? 注意したい感染症[PDF:648KB]

知っていますか? 注意したい感染症
他人事では
ありません!
■問い合わせ:保健センター母子保健グループ☎ 64-1039
ノロウイルスはおう吐・下痢・腹痛などを起こすウイルスです。近年は年間を通して流行していますが、
特に秋から冬にかけて本格的な流行を繰り返します。
感染しないようにするには
85℃で
1分以上!
①食品は十分に加熱処理して食べるようにしましょう。
ノロウイルスは、85℃で1分以上加熱することによって感染力が失われます。
②食事や調理をする前、トイレに行った後は必ずよく手を洗いましょう。
③調理器具は常に清潔に保ちましょう。
まな板や包丁などは洗剤でよく洗った後、消毒液(下記B)に浸して消毒し、その後水で洗い流しましょう。
④感染者が使用したものや触れたものは消毒しましょう。
消毒にはビニール手袋などを着用しましょう!
食器・トイレのふた・ドアノブなども消毒液(下記B)で消毒し、10 分後には水拭きしましょう。
とくに、排泄物や吐物の処理には注意が必要です。オムツや拭き取ったペーパータオルなどはビニー
ル袋に密封して廃棄しましょう。吐物は、乾燥するとノロウイルスが空中にただよい、これが口に入っ
て感染することがあります。
消毒液(次亜塩素酸ナトリウム)の作り方
市販の塩素系消毒液や漂白剤は、6%くらいの濃度(使用前に表示確認)
です。空ペットボトル(2ℓ)などを使って、簡単に消毒液が作れます。
種類
濃度
消毒対象
A
1000ppm
(0.1%)
排泄物や吐物が付着した床など
B
200ppm
(0.02%)
食器・衣類・トイレの便座や
ドアノブ、手すりなど
◦麻しん(はしか)は感染力が強い感染症です。
今年は国内でも感染がありました。高熱・発疹
などの症状とともに、気管支炎・肺炎・脳炎な
どの重い合併症を引き起こします。
◦風しんは、「三日はしか」とも呼ばれ、麻しん
に似た症状がでます。妊娠中に感染すると、赤
ちゃんの目・耳・心臓に障害が生じる「先天性
風しん症候群」を引き起こす恐れがあります。
どちらもワクチンで予防できる病気です。お子
さんは予防接種を2回(1歳・就学前の1年間)
無料で受けられます。詳細は保健センター年間予
定表4~5ページをご覧ください。妊娠している
女性はワクチン接種できません。
特に 20 ~ 40 歳代で予防接種を受けたことがない
方、麻しん(はしか)・風しんにかかったことがない
方、どちらも不明な方は予防接種をご検討ください。
ペットボトルキャップ
1杯は約5㎖です
作り方
ペットボトルキャップ8杯強の原液を水で2ℓに希釈する
ペットボトルキャップ2杯弱の原液を水で2ℓに希釈する。
ただし、衣類が色落ちしたり、金属が腐食したりすることが
ありますのでご注意ください。
梅毒は、感染者との性的な接触などで感染しま
す。陰部に潰瘍ができたり、リンパ節の腫れ・発
疹などの症状が出ます。進行すると脳や心臓にも
症状が出ることがあります。また、梅毒にかかっ
ている人が妊娠すると、早産や死産になったり胎
児に重篤な異常をきたすことがあります。
最近では特に、男性は 20 ~ 40 歳代、女性は
10 ~ 20 歳代の罹患者が多くなっています。コン
ドームの利用などで感染のリスクを減らすことが
できます。
もし、感染が心配なときは、パート
ナーと一緒に検査・治療を進めてい
きましょう。
竜ケ崎保健所で無料・匿名で検査
できます。予約制ですので詳細は竜
ケ崎保健所保健指導課☎ 62-2367 へ
お問い合わせください。
平成 28 年 11 月前半号 - 4 -