コーポレート担当役員メッセージ 多様なステークホルダーとの対話を通じて、社会に役立つ事業価値を追求 経済価値 財務情報のみならず、 Environment(環境) 代表取締役 常務執行役員 コーポレート担当役員 (広報、総務、環境・CSR、法務、人事)、 チーフ・コンプライアンス・オフィサー 1980 年三菱商事入社(人事第一部) 。1989 年欧阿 三菱商事会社 (ロンドン) 。1995 年社長室会事務局。 1997 年広報部。2001 年広報部長。2006 年総務部 長。2010 年執行役員。2014 年 6 月取締役常務執 行役員 コーポレート担当役員(広報、総務、環境・ CSR、法務、人事) 。2016 年 4 月より現職。 Social(社会) 事業を通じて 三つの価値を 同時に実現 Governance(企業統治) 社会に役立つ 事業価値 に関する積極的な情報開示を 含めたステークホルダーとの 継続的な対話 社会価値 環境価値 Our Vision ESG は三菱商事の持続可能な成長を支える重要な根幹 サステナビリティ重要課題への取り組みを通じて 「社会に役立つ事業価値」を追求します チーフ・コンプライアンス・オフィサーからのメッセージ 連結・グローバルベースのコンプライアンス強化 三菱商事は、企業理念である「三綱領」に基づき、コンプライアンスを実践し、グローバルベースで公明正大な事業活動を推進 三菱商事グループのコンプライアンスは、三綱領の中でも「処事光 することを通じて、社会の持続可能な発展への貢献を図っています。「中期経営戦略 2018」においても、経済価値・環境価値・社 明」――公明正大で品格のある行動を旨とし、活動の公開性、透明性 会価値の同時実現を通じた持続性のある付加価値の創出が、当社の成長にとって不可欠であるとの考えを改めて示しました。 を堅持する――という歴史的な価値観の大切さを役職員一人ひとりが この三価値の同時実現に向けて、今般、内外環境の変化も踏まえ、持続可能な成長のための経営上の重要な課題として特定した 認識し、法令遵守はもとより、社会規範に照らして恥ずかしくない企 ものが「サステナビリティ重要課題」 (マテリアリティ)です。これら重要課題に対処、挑戦することで持続可能な成長を確実なも 業行動を取ることにあります。 のにするとともに、社会に役立つ事業価値をさらに積極的に追求していきます。また、この担い手となる人材に関しては、その多 この当社グループ共通の価値観の下、各国の法令や社会環境の変化 様性が尊重され、個々人が活かされる職場環境の整備や経営人材の育成を推進していきます。 に対応するべく、連結・グローバルベースのコンプライアンス体制を さまざまなステークホルダーからの期待も含め、企業を取り巻く地球環境や社会の持続可能性をめぐる状況が加速度的に変化し 構築し、また国内外でさまざまな社員教育に取り組んでいます。国内 ています。当社は、国連グローバル・コンパクト* を支持し、これら外部環境をしっかりと受け止め、今後も環境・社会等への当社 外のさまざまな領域への事業展開上、高い倫理観を持った経営人材を の取り組みに関する非財務情報の開示をはじめとしたステークホルダーとの対話と、さらには経営の健全性、透明性、効率性を確 育成し、日々のコンプライアンス対応を積み重ねることが、当社グルー 保する基盤としてのコーポレート・ガバナンスの強化に継続的に取り組んでいく所存です。 プの企業価値を高めることは言うまでもありません。今後も社内外の コンプライアンスの重要性 法 令 社内規程 社会規範 環境変化に対応するべく、当社グループにおけるコンプライアンスの * 国連が提唱する「人権」「労働基準」「環境」「腐敗防止」等から成る 10 原則の実践に取り組む、企業等のイニシアチブであり、当社は 2010 年から支持を表明。 他にも、 「持続可能な開発のための世界経済人会議(WBCSD)」に 1995 年の設立当初から加盟する等、外部団体への参加をステークホルダー・エンゲージメ ントの重要な活動の一つと位置付けています。 30 MITSUBISHI CORPORATION INTEGRATED REPORT 2016 徹底を図っていきます。 ⇒コンプライアンス関連データ(社内規程、体制図等)につきましては P.109 をご覧ください。 MITSUBISHI CORPORATION INTEGRATED REPORT 2016 31
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