News Release - 地域経済活性化支援機構(REVIC)

News Release
地域経済活性化支援機構
2016年11月9日
【高知県観光活性化ファンド】
持株会社型 DMO ものべみらいを経由した「株式会社香北ふるさとみらい」への投資実行について
~高知県香美市香北町アンパンマンミュージアム周辺地域の観光活性化を推進~
株式会社地域経済活性化支援機構(以下「機構」という。)のファンド運営子会社であるREVICキャピタル
株式会社(以下「REVICキャピタル」という。)が、株式会社四銀地域経済研究所と共同で運営する「高知県
観光活性化ファンド(以下「本ファンド」という。)」は、本年9月12日に投資実行した株式会社ものべみらい
(以下「ものべみらい」という。)に対して、本日、追加の投融資を実行しものべみらいは、当該資金を原資に、
持株会社型DMO機能の第1号として、株式会社香北ふるさとみらい(以下「香北ふるさとみらい」という。)へ
の投融資を実行いたしました。併せて、REVICキャピタル及びものべみらいから香北ふるさとみらいに対し
て取締役を派遣しましたので、お知らせいたします。
機構は、昨年10月8日に高知県及び株式会社四国銀行との間で締結した「『高知県における観光による
地域活性化』に関する連携協定」に基づいて、「物部川地域(南国市・香南市・香美市)」をパイロット地域と
設定し、子育て家族層等をターゲットとした一大観光エリアとして活性化すべく、活動しております。
ものべみらいは、本ファンドからの追加投融資を用いて香北ふるさとみらいに投融資し、併せて、専門家
による経営支援を実行することで、物部川地域全体の観光活性化戦略において、香美市香北町を観光客
周遊促進の要の一つとして、物部川地域の観光資源や農産物の6次化商品等の情報発信を強化し、物部川
地域の観光活性化を推進してまいります。
香北ふるさとみらい(旧商号:株式会社香北ふるさと公社)は、1991年に旧・香北町や地元住民などの出
資により設立されて以来、アンパンマンミュージアム(香美市立やなせたかし記念館)に隣接するホテル等
の公共施設等の管理・運営を主な事業としてまいりました。香美市香北町(以下「当エリア」という。)
は、アンパンマン等の漫画や絵本作家として著名な、やなせたかし氏を輩出した土地として知られ
ており、雄大な物部川の景観や歴史深い集落風景、アンパンマンミュージアム等、地元のみならず、
県外客にも訴求力のある観光資源を多数有しています。今後、香北ふるさとみらいは、香美市立やなせ
たかし記念館の指定管理者であり、やなせたかし氏の作品を所有する公益財団法人やなせたかし記念ア
ンパンマンミュージアム振興財団、地域の関係者、事業者及び香美市等の協力を得ながら、当エリアの活
性化に連携して取り組んでまいります。また、当エリアの観光活性化の取組みに係る経営・事業推進ノウハ
ウを地域の方々や若者に指導・育成してまいります。
なお、今回の投融資において、ものべみらいは、香美市宛に普通株式を割当て、香美市から出資を受け
たことにより、ものべみらいの発行済株式の約97%を本ファンド、約3%を香美市が保有することとなります。
今後も、ものべみらいは、地元行政や地元資本により経営される会社を目指し、活動を進めてまいります。
今後も、本ファンドは、高知県における観光を軸とした地域活性化を追求するとともに、物部川地域にお
ける「観光産業」と「6次化産業」の統合による経済活性化モデルの実現を目指してまいります。
投融資先の概要は以下のとおりです。
会社名
所在地
代表者
事業内容
株式会社香北ふるさとみらい
高知県香美市香北町
代表取締役 池尻 申
 地方公共団体から委託をうけた公園、キャンプ場、健康センター、宿泊施設、その他諸
施設等での保健、食事、宿泊等のサービス提供事業、その他委託事業
 観光土産品の開発及び加工並びに販売
ものべみらいの概要は以下のとおりです。
会社名
所在地
代表者
事業内容
株式会社ものべみらい
高知県南国市
代表取締役 古川 陽一郎
 物部川流域に所在する観光及び生産・加工事業者に対する投資、経営支援
 インターネットを通じた観光商品、地域産品・加工品のマーケティング・企画・販売
 事業者や団体に対するマーケティング等の集客ソリューションの提供
以 上
【参考資料】
1. 周辺の景観
香北町周辺の様子
アンパンマンミュージアム
©やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV
2. 出資形態(投融資実行後)
<お問い合わせ先・ご相談の連絡先>
株式会社地域経済活性化支援機構
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル9階
代表:TEL 03-6266-0310
地域活性化支援部: TEL 03-6266-0590