パブリックコメント資料 丸亀市市庁舎等複合施設 整備基本計画 【素案】 平成28年 丸亀市 月 ― 目 次 ― はじめに ..................................................................................................................... 1 第1章 1-1 1-2 1-3 1-4 1-5 基本計画の位置付けと検討経緯 .................................................................. 2 基本計画の位置付け ................................................................................................................ 2 検討経緯 .................................................................................................................................. 3 関連計画との整合 ................................................................................................................... 7 協創のまちづくりについて ................................................................................................... 11 基本計画における前提となる方針と今後の課題 .................................................................. 12 第2章 機能整備の方針 ......................................................................................... 13 2-1 基本理念と基本的機能 .......................................................................................................... 13 (1) 市民交流、協働のスペースの確保 ............................................................................... 14 (2) 情報発信と共有の場の整備 .......................................................................................... 16 (3) 親しみやすい議場等の整備 .......................................................................................... 18 (4) 利用しやすい環境の整備 ............................................................................................. 19 (5) わかりやすさの向上 ..................................................................................................... 21 (6) 優れた耐震性能の確保 ................................................................................................. 23 (7) 防災拠点機能の確保 ..................................................................................................... 25 (8) 利用者の利便性の向上 ................................................................................................. 27 (9) プライバシーに配慮した相談スペースの確保............................................................. 29 (10) 執務環境の整備 ............................................................................................................ 30 (11) 長期的な経済効率を意識した整備 ............................................................................... 32 (12) グリーン庁舎化の推進 ................................................................................................. 33 (13) 施設の長寿命化 ............................................................................................................ 36 (14) 丸亀城歴史エリアにふさわしい景観形成 .................................................................... 37 (15) にぎわい空間の演出 ..................................................................................................... 38 第3章 3-1 3-2 3-3 3-4 3-5 3-6 3-7 3-8 第4章 4-1 4-2 4-3 4-4 設計に向けた諸条件 .................................................................................. 39 敷地の概要 ............................................................................................................................ 39 建物配置の考え方 ................................................................................................................. 43 動線計画の考え方 ................................................................................................................. 43 市庁舎の規模 ......................................................................................................................... 44 市庁舎等複合施設の空間構成 ............................................................................................... 45 市民交流活動センターの規模 ............................................................................................... 46 駐車場・駐輪場 ..................................................................................................................... 46 外部機関空間 ......................................................................................................................... 47 事業計画.................................................................................................... 48 事業方式 ................................................................................................................................ 48 概算事業費 ............................................................................................................................ 49 財源計画 ................................................................................................................................ 50 整備スケジュール ................................................................................................................. 50 第5章 今後の課題について .................................................................................. 51 5-1 生涯学習センターのあり方について .................................................................................... 51 5-2 新市民会館の整備について ................................................................................................... 51 はじめに パブリックコメント終了後、追加します。 1 第1章 基本計画の位置付けと検討経緯 1-1 基本計画の位置付け 丸亀市市庁舎等複合施設整備基本計画(以下「基本計画」という。)は、丸亀市市庁舎等整備 基本構想(以下「基本構想」という。 )で決定した市庁舎・市民交流活動センター複合施設(以 下「市庁舎等複合施設」という。 )の整備について、市庁舎と市民交流活動センターの基本的な 理念や機能を整理し、基本設計で反映すべき具体的な整備方針や設計における諸条件を示すも のです。 耐震診断 建物の耐震性を確認するための診断(大手町地区の公共施 設の多くで耐震性能の不足が指摘されました) 基本方針 大手町地区における公共施設の基本的な整備の進め方を 示すもの 反映 基本構想 基本方針に基づきながら、現状の課題を整理して、新市庁 舎の目指すべき方向性を示すもの 具体化 基本計画 基本構想を受け、関連計画を考慮しながら、整備に対す るより具体的な整備方針を示し、設計の指針となるもの 基本設計 基本計画などで示された条件を整理し、建物の配置・平面 計画・空間構成・デザイン、建築設備などをまとめるもの 実施設計 基本設計に基づき、最終的な材料や仕様などを整理し、建 設工事に必要な設計図書一式(実施設計図書)としてまと めるもの 図 1-1 2 基本計画の位置付け 1-2 検討経緯 ■平成 24 年度 耐震診断 市庁舎(本館・別館・西館) 、市民会館、生涯学習センター、資料館の 4 施設の耐震診断を実 施した結果、いずれも震度 6 強規模の地震の振動及び衝撃に対して倒壊し、又は崩壊する危険 性があるとされるIS値*10.6 を下回りました。 表 1-1 施設名 構造 延床面積 対象施設の概要と耐震診断結果 建築年度 IS 最低値 本館 鉄筋コンクリート造 5 階 地下 1 階 6,717 ㎡ S39 年 0.27(3 階部分) 別館 鉄筋コンクリート造 5 階 2,905 ㎡ S56 年 0.43(1 階部分) 西館 鉄筋コンクリート造 6 階 地下 1 階 836 ㎡ S45 年 0.36(2 階部分) 南館 鉄骨造 2 階 1,406 ㎡ H7 年 新耐震基準 鉄筋コンクリート造 2 階 地下 1 階 7,052 ㎡ S43 年 0.195(ホール 1 階) 鉄筋コンクリート造 5 階 地下 1 階 6,559 ㎡ S49 年 鉄筋コンクリート造 2 階 地下 1 階 2,168 ㎡ S47 年 市庁舎 市民会館 生涯学習 本館 センター 3 階ホール 資料館 0.101(1 階部分) 0.215(3 階部分) 0.43(地下部分) *1 IS 値:構造耐震指標 0.3 未満…震度 6 強規模の地震の振動及び衝撃に対して倒壊し、又は崩壊する危険性が高い 0.3 以上 0.6 未満…震度 6 強規模の地震の振動及び衝撃に対して倒壊し、又は崩壊する危険性がある 0.6 以上…震度 6 強規模の地震の振動及び衝撃に対して倒壊し、又は崩壊する危険性が低い ■平成 26 年度 市庁舎等の整備における基本方針の策定 耐震診断により危険性が指摘されたため、平成 25 年度に、市において「大手町地区公共施設 整備検討会議」を、市議会においては「市庁舎整備等特別委員会」を設置し、市庁舎等の整備 について検討を進めてきました。その結果、「市庁舎等の整備における基本方針」(以下「基本 方針」という。 )においては、次のように整備方針をまとめました。 施設名 整備方針 建て替えによる整備。 市庁舎 市民会館 生涯学習センター 資料館 新市庁舎の建設地は基本構想で最も適切な場所を選定。 基本構想で建て替え、または他施設との複合化、あるいは廃止かの整備の方向性を決定。 耐震補強し使用を継続。(ただし、使用年数経過後の施設のあり方については、基本構 想の議論における様々な機能の複合化の可能性も踏まえ、再度検討。) 耐震補強し使用を継続。 3 ■平成 27 年度 市庁舎等整備基本構想の策定 平成 26 年度からは、学識経験者や公募による市民等で構成された「丸亀市市庁舎等整備審議 会」を設置し、 「丸亀市総合計画」や基本方針に基づきながら市庁舎及び市民会館整備に関して 検討を進め、基本構想としてまとめました。 基本構想では、市庁舎の建て替えに併せて、協創のまちづくりの実現に向け、時代のニーズ に配慮した文化・市民活動の場となる市民交流活動センター機能を市庁舎に複合することとし、 その建設場所を次のように決定しました。 建設場所 市民会館敷地、丸亀警察署跡地および旧消防庁舎の敷地を一体的に利用 また、次のとおり市庁舎等複合施設の整備に向けた基本理念を定めました。 丸亀市総合計画 将来像 『自然と歴史が調和し 人が輝く田園文化都市』 基本理念 『協創でつながるまち Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ 丸亀』 身近な自然と歴史文化を未来に伝えるまちを創る 日常生活が営みやすくにぎわいと活力のあるまちを創る 誰もが健康で安心して暮らせるまちを創る 心豊かな人が育ち誰もが生きがいを感じるまちを創る 自治・自立のまちを創る 丸亀市市庁舎等整備基本構想 市庁舎等複合施設整備の基本理念 ■ ■ ■ ■ ■ ■ 親しみやすく、市民が集える施設 誰もが利用しやすい、人にやさしい施設 安全・安心の拠点として市民の暮らしを守る施設 機能性と効率性を兼ね備えた施設 地球にやさしい環境に配慮した施設 景観に配慮し、まちづくりにつながる施設 4 基本構想では、新市民会館の整備のあり方についても併せて検討しましたが、次のとおり 3 つの課題を引き続き検討することとしました。 新市民会館整備の着手にあたっては、次の3つの課題を引き続き検討する ① 財政状況(財政の見通し) ② 生涯学習センターの統合を視野に入れた検討 ③ 音響水準、演目内容、施設のメンテナンス性等の詳細な検討 また、生涯学習センター機能についても、市庁舎等複合施設の具体の機能を議論する基本計 画において、市民交流活動センター機能との統合を課題として位置付けました。 ■平成 27 年度~ 市庁舎等複合施設整備基本計画の策定 基本構想の策定を受けて、 平成 27 年度からは市庁舎等複合施設の整備に向けた設計の指針と なる基本計画の策定に着手しました。その検討経緯は次のとおりです。 市庁舎整備ワークショップ 開催回 第1回 第2回 開催日 内 容 H28.5.22 ねらい:現市庁舎等の問題点や機能面の課題の洗い出し 概 要:基本構想の説明 最近の市庁舎事例の紹介 現市庁舎・市民会館の現地確認 グループワーキングⅠ 参加人数:28 名(うち市職員 9 名) H28.5.29 ねらい:基本理念ごとに必要な機能や視点等の掘り下げ 概 要:第 1 回ワークショップのまとめ 《基本理念に沿って意見を仕分け》 グループワーキングⅡ・Ⅲ 参加人数:26 名(うち市職員 10 名) ※結果については資料編参照 大手町地区公共施設整備検討会議 開催回 開催日 第 19 回 H28.7.4 第 20 回 H28.7.19 第 21 回 H28.8.15 第 22 回 H28.8.30 第 23 回 H28.9.21 第 24 回 H28.10.14 内 容 ・中讃広域行政事務組合情報センターの移転について ・ワークショップの結果について ・市議会へのアンケート・ヒアリング結果について ・公文書館の取り扱いについて ・市庁舎等複合施設の規模について ・大手町地区 4 街区*1 再編の方向性について ・市庁舎等複合施設の整備手法について ・専門委員会について ・市民活動団体等へのヒアリング結果について ・整備ケースの検討について ・市の方針について ・基本計画公表までのスケジュール ・基本計画素案について ・生涯学習・市民活動と市庁舎等の整備について ・南館の取扱いについて *1 大手町地区 4 街区:現市庁舎、市民会館、市民ひろば、生涯学習センターがある街区。 5 市庁舎整備等特別委員会 開催回 開催日 第 22 回 H28.4.11 第 23 回 H28.7.13 第 24 回 H28.7.28 第 25 回 H28.9.1 第 26 回 H28.9.28 第 27 回 H28.9.30 第 28 回 H28.10.6 第 29 回 H28.10.11 第 30 回 H28.10.17 第 31 回 H28.10.28 第 32 回 H28.11.2 内 容 ・新庁舎の施設規模について ・税務署・中讃広域行政事務組合情報センターについて ・広域水道事業体ブロック統括センターについて ・市議会関連の所要スペースについて ・ワークショップの結果について ・公文書館の取り扱いについて ・大手町地区 4 街区再編の方向性について ・市庁舎等複合施設の整備手法について ・専門委員会について ・市民活動団体等へのヒアリングについて ・市民交流活動センターについて ・南館・保健福祉センターの取り扱いについて ・整備スケジュールについて ・市庁舎等複合施設の機能空間について ・事業費・構造形式・駐車場の検討について ・基本計画(素案)・公表までのスケジュールについて ・委員間討議 ・市庁舎等複合施設整備に関する情報の公開について 6 1-3 関連計画との整合 市庁舎等複合施設の整備にあたっては、本市が掲げる以下の計画などの趣旨を踏まえて検討を 行うとともに、各種計画との整合を図っていきます。 図 1-2 丸亀市の関連計画との整合性 ■丸亀市総合計画後期基本計画(平成 24~28 年度) ○将来像 『自然と歴史が調和し、人が輝く田園文化都市』 ~協創でつながるまち 丸亀~ ・人と人の協創:地域に住む一人ひとりが、自らの知恵や能力、技術を提供し 合い、お互いに協力し、助け合いながら、いきいきとした元気のあるまちを 目指します。 ○基本理念 ・自然や歴史、まちの協創:自然・歴史・文化・まちの賑わいなど、各地域の 財を生かし、それらをつなぎ交流を図ることで、個性と魅力にあふれたまち を目指します。 ・市民と行政の協創:市民、地域コミュニティなどと、行政が互いに役割と責 任を自覚し、力を合わせて暮らしやすく快適なまちを目指します。 ■丸亀市都市計画マスタープラン(平成 19~38 年度) ・身近な自然と歴史文化を未来に伝えるまちを創ります。 ○都市づくりの 基本的な方向 ・日常生活が営みやすくにぎわいと活力のあるまちを創ります。 ・誰もが健康で安心して暮らせるまちを創ります。 ・自治・自立のまちを創ります。 7 ○大手町地区の 整備方針 ・大手町地区では、本市の都市機能が集積したシビックゾーン*1 として、公共 公益施設の郊外移転を防止し、機能の集積と適切な維持、更新、再編を促進 します。 ■丸亀市景観計画(平成 23 年~) ・丸亀市のシンボル丸亀城を核に、これを取り巻く内濠および旧城下町武家屋 敷街(番丁)、また市役所等の公共施設が集まるシビックゾーンなどの一体 的な景観形成をすすめ、市民や来訪者が丸亀らしさを共感する景観を守り、 ○丸亀城歴史 エリア さらに優れたものに育てていきます。 ・周囲から丸亀城への眺望を確保し、新しい都市景観を調和させながらつくる ことによって丸亀のシンボル景観の強化をすすめます。 ・ゆとりある歩行者空間の整備をすすめるとともに、人が集まり楽しめるにぎ わい空間を創出し、風格、親しみ、シンボル性のある景観をつくっていきま す。 ■丸亀市緑の基本計画(平成 23~38 年度) ・中心市街地・公共性の高い場所の緑化: ○重点的計画 市役所、学校、駅前広場などの公共施設は、地域の人々の目に触れる機会が 多いため、積極的な緑化に取組みます。 ・中心市街地: ○地域別方針 ヒートアイランド現象に対応する「緑」として官公庁、学校、駅前広場など の敷地内の緑、商店街の緑、駐車場の緑を増やし、ビルの壁面や屋上を緑化 することに努めます。 ■丸亀市環境保全率先実行計画(平成 24~28 年度) ・グリーン購入の推進 ・省エネルギー化 ○行動指針 ・水道水使用量の削減 ・可燃ごみ排出量の削減 ・公共工事における環境配慮の推進 ・持続可能な自然エネルギー活用 ■丸亀市環境基本計画(平成 19~28 年度) ・気温の上昇を防ぎ、水路や下水への負荷を小さくするためにも、地下浸透ま すや浸透性舗装などにより、雨水の地下浸透を促進します。 ・電力と熱の同時供給システムの導入を促進して、エネルギーの効率的な利用 を進めます。(コージェネレーションシステム) ○環境施策 ・市役所の施設、設備の省エネルギー化を促進します。 ・太陽熱温水器、太陽光発電など太陽を活用したエネルギー供給システムの活 用を促進します。 ・庁舎の省エネルギーの取り組みを進めます。 ・新エネルギーの利用を推進します。 8 ・歴史的まち並みの保存整備を進めます。 ・誰にでもやさしいバリアフリーの道づくりを進めます。 ・環境分野のボランティアや市民活動団体を育成するための情報提供や活動支 援を推進します。 ・環境保全活動に関わる人や団体の交流と情報交換の機会を増やしていきます。 中心市街地ゾーン: ・城下町の歴史と都市の活気とが共存する都市環境の創造 ・丸亀城や周辺の旧武家屋敷の歴史的なまち並みを大切にした街づくりへの積 ○地域別配慮指針 極的な協力 ・緑豊かな潤いのある公園、歩いて楽しい快適な通りの環境向上 ・徒歩や自転車、公共交通機関を利用するよう心がけ、環境負荷の少ないまち づくり ■丸亀市耐震改修促進計画(平成 26~27 年度) ○市有施設の 耐震化 ・地震など大規模な災害が発生した場合に、救援、救護等の災害応急活動の拠 点となる防災対策上重要な施設を優先的に、耐震化を促進します。 ■丸亀市地域防災計画(平成 27 年修正) ・市は、県が行う耐震化事業に準じて、自らが管理する公共施設について、耐 ○建築物等災害 予防計画 震診断、耐震補強浩二などを推進するとともに、市有施設の天井材、照明器 具、外壁、窓ガラス等の非構造部材の耐震性の点検と確保に努めます。 また、震災時に避難所となる公共施設の周辺について、緑化の推進、緑地の 整備を行い、避難所の安全性を確保します。 ■丸亀市第 2 次地域福祉計画・地域福祉活動計画(平成 28~32 年度) ○基本理念 『みんながつながり、みんなで支え合い、誰もが安全に安心して暮らせるまち 丸亀』 ・みんなで支え合う「しくみづくり」 ○基本目標 ・地域福祉を支える「ひとづくり」 ・地域で安全に安心して暮らせる「まちづくり」 ・ユニバーサルデザインを意識した環境の整備 ・多様な居場所づくり ○行政の役割 ・地域活動・ボランティア活動への支援と普及啓発 ・相談窓口の充実と総合的な相談支援体制の構築 ・交流やふれあいの場・機会づくり など ■丸亀市協働実行計画(平成 27~29 年度) ○目指すまちの姿 ○基本方針 『市民の力が活かせる協働のまち・いきいきとした個性豊かで活力あふれるま ち』 ・市民活動や協働事業を実施するにあたっては、活動を行う各主体の「自主性 と自発性」を尊重します。 9 ・透明性の高い、開かれた関係性をつくるため、積極的に情報を公開・共有し ながら、まちづくりの企画段階からの参画(参加)など、各主体が連携した 取組を進めます。 ・お互いの立場の違いを理解し、信頼を育みながら、対等なパートナーとして、 多様化する地域の課題や社会的課題に協力して対応します。 ・人材の育成: 市民活動に対する市民の関心を深め、市民活動を担うリーダーの養成講座や 研修会の開催、また市民活動の第一歩を支援する取組など、人材の育成に努 ○基本施策 めます。 ・活動基盤の整備: 協働の担い手である市民や市民活動団体の活動を支援し、市民活動をさらに 活性化するため、市民活動を担う各主体が相互に情報交換・共有できる環境 の整備や、相談できる体制など、活動基盤を整備します。 ■丸亀市第 2 次生涯学習推進計画(平成 24~28 年度) ・子どもから高齢者まですべての市民が、いつでも、どこでも学べる機会を充 ○基本理念 実させること ・個人や団体の学びの成果がボランティア活動等を通して地域社会に還元され ること ○将来像 ・市民が学習活動の主体となり、楽しみながら学びを深めています。 ・市民の学習成果が地域社会で生かされています。 ■丸亀市文化振興基本計画(平成 19~28 年度) くらしと文化 ○基本目標 潤い豊かな文化のまち丸亀: ・人が輝く田園文化都市の創造を目指し、丸亀市の文化の更なる発展を図りま す。 ・市民が生涯を通じて文化芸術と親しむため、自主的で活発な文化活動が行え る土壌づくりが必要です。 ・活動の場の提供及び情報の提供など、市民の文化意識の醸成に努めます。 ・文化施設等の整備とともに、日常的に文化活動を行うことができる場を確保 ○基本計画 することが必要です。 ・市民及び文化の担い手としての青少年が、多様な文化に接する機会を拡充す ると共に、自ら求めて文化活動を行うことができるように、環境整備を図る ことが重要です。 ・将来にわたって独自の文化を創造していくために、残された自然を後世に引 き継いでいくことが重要です。 *1 シビックゾーン:行政施設や市民利用の公共・公益施設が集積した地域のこと。 10 1-4 協創のまちづくりについて 基本構想で掲げた市民参画と協働によるまちづくりの推進に向け整備する市民交流活動セン ターは、本市の協創のまちづくりの拠点となることを念頭に、市民が気軽に集える場など、交 流や憩い、学びの空間を備えた施設として整備する必要があると考えています。 この市民交流活動センターが、市民と市民、市民と行政、市民とNPO、行政とNPO等の 結びつきや交流を深める場となることで、互いに協力し、助け合う機運も高まるものと考えて います。 このことが、市民力、地域力、そして市民協働の発展を促進し、将来の本市を担う人づくり につながると考えています。 市民交流活動センター 市民一人ひとりの知恵と力がまちづくりに活かされる「市民力」 地域の個性を活かした「地域力」 市民と行政が対等な立場でまちづくりに汗を流す「市民協働」 丸亀市を担う「人」づくり 11 1-5 基本計画における前提となる方針と今後の課題 基本計画においては、大きくは次のような方針を前提に、次章から市庁舎等複合施設の設計 に向けた具体の整備方針や諸条件をまとめています。 前提となる方針 (1) 市庁舎の想定規模は、13,900 ㎡とする。 (2) 市民交流活動センターの規模は、5,000 ㎡を上限に、基本設計で詳細な検討を加える。 また、基本計画をまとめるにあたり、次のような課題が残りました。 今後の課題 (1) 生涯学習センターの今後のあり方については、大手町地区 4 街区の再編計画で検討する。 (2) 新市民会館の整備については、課題の検討など整備に向けた具体の作業に着手する。 12
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