省エネルギーとCO2排出量削減 スコープ3※1データの開示 38

環 境 と 調 和した
事業活動の基盤
安 全 を 実 現し 、
事 業 活 動 を 目 指して
多 様 な ス テ ークホ ル ダ ー と の
安 心 を お 届けする た めに
か か わり
サイトレ ポ ート
デ ータ 集
環境パフォーマンス エネルギー使用量や CO 排出量を着実に減らす
2
スコープ3※1データの開示
省エネルギーとCO2排出量削減
当社グループでは、サプライチェーン全体での CO2 排出
当社の省エネルギー活動は、環境負荷低減委員会の省エ
ネルギー部会を中心に推進しています。
量の把握が重要度を増してきていることから、昨年から当社
国内事業所では、2015年度は CO2 排出量、エネルギー
グループ国内事業所のサプライチェーンにおけるスコープ3
使用量ともに減少しました。また、エネルギー原単位はほぼ
の算定と開示を開始しました。
前年並み、CO2原単位はやや小さくなりました。
2015年度は、昨年の5つのカテゴリに加え、カテゴリ2「資
海外事業所は、Vaupellグループの影響によりCO2排出
本財」、カテゴリ5「事業から出る廃棄物」、カテゴリ15「投
量、エネルギー使用量ともに増加となりましたが、原単位は
資」の実績について開示し、カテゴリ8「リース資産(上流)」、
ともに小さくなりました。
カテゴリ13「リース資産(下流)」、カテゴリ14「フランチャ
イズ」について対象外であることを確認しました。今回開示
■ エネルギー使用量および原単位
(千 kL)
(千
kL)
(千 80
kL)
(千 80
kL)
国内事業所
80
80
60
60
60
60
40
40
40
40
20
20
20
20
0
0
0
0
74
74
74
74
0.65
0.65
0.65
0.65
50
50
50
50
0.61
0.61
0.61
0.61
49
49
49
49
0.60
0.60
0.60
0.60
47
47
47
47
0.60
0.60
0.60
0.60
2005
2005
2005
2005
2013
2013
2013
2013
2014
2014
2014
2014
2015
2015
2015
2015
■ CO2排出量および原単位
(千t-CO2)
2)
(千t-CO
2)
(千t-CO
150
2)
(千t-CO
150
150
150
100
100
100
100
50
50
50
50
0
0
0
0
138
138
138
138
1.21
1.21
1.21
1.21
2005
2005
2005
2005
105
105
105
105
1.27
1.27
1.27
1.27
2013
2013
2013
2013
102
102
102
102
1.26
1.26
1.26
1.26
2014
2014
2014
2014
海外事業所
80
80
60
60
60
60
40
40
40
40
20
20
20
20
0
0
0
0
68
68
68
68
0.76
0.76
0.76
0.76
2015
2015
2015
2015
2005
2005
2005
2005
2013
2013
2013
2013
71
71
71
71
0.68
0.68
0.68
0.68
2014
2014
2014
2014
0.64
0.64
0.64
0.64
2015
2015
2015
2015
■ CO 排出量および原単位
(千 t-CO2) 2
(千 t-CO
t-CO22)
)
(千
160
2)
(千 t-CO
160
160
160
120
120
120
120
80
80
80
80
40
40
40
40
0
0
0
0
2005
2005
2005
2005
降、引き続き他カテゴリの算定・開示と今回開示したカテゴ
リの算定精度の向上を進め、サプライチェーン全体の排出量
削減への取り組みを進めていきます。
※1 P.79用語集参照
(計画)
■ スコープ3の CO2排出状況と
各カテゴリの排出状況
(国内事業所)
(t /百万円)
(t
/百万円)
(t
/百万円)
1.80
(t
/百万円)
97
97
97
97
1.24
1.24
1.24
1.24
66
66
66
66
が大きな排出量を占めていることがわかりました。来年度以
1.00
1.00
0.75
0.75
46
0.75
46
0.75
46
46
0.50
0.50
0.50
0.50
0.25
0.25
0.25
0.25
0.00
0.00
0.00
(年度)
2016 (年度)
0.00
2016 (年度)
(計画)
2016
(年度)
(計画)
2016
(計画)
1.80
1.80
1.80
95
1.20
95
95
1.20
1.20
95
1.20
0.60
0.60
0.60
0.60
0.00
0.00
0.00
2016 (年度)
0.00
(年度)
2016
(計画)
2016 (年度)
(年度)
(計画)
2016
(計画)
152
152
152
152
145
145
145
145
143
143
143
143
1.60
1.60
1.60
1.60
1.46
1.46
1.46
1.46
1.36
1.36
1.36
1.36
2013
2013
2013
2013
2014
2014
2014
2014
2015
2015
2015
2015
No.
(計画)
■ エネルギー使用量および原単位
(千 kL)
(千
(千 kL)
kL)
(千 80
kL)
80
した範囲でも、昨年同様カテゴリ1[購入した製品・サービス]
(kL/百万円)
(kL/百万円)
(kL/百万円)
1.00
(kL/百万円)
1.00
73
73
73
73
(kL/百万円)
(kL/百万円)
(kL/百万円)
1.00
(kL/百万円)
1.00
1.00
1.00
0.75
0.75
0.75
0.75
0.50
0.50
0.50
0.50
0.25
0.25
0.25
0.25
0.00
0.00
0.00
2016 (年度)
0.00
(年度)
2016
(計画)
(年度)
2016
(計画)
2016 (年度)
(計画)
2
資本財
12
3
Scope1、2 に含まれない燃料
及びエネルギー関連活動
12
4
輸送、配送(上流)
17
5
事業から出る廃棄物
1
6
出張
2
7
雇用者の通勤
2
8
リース資産(上流)
対象外
13
リース資産(下流)
対象外
14
フランチャイズ
対象外
15
投資
Scope3 計
(t /百万円)
(t /百万円)
/百万円)
(t
2.00
(t
/百万円)
2.00
住友ベークライト株式会社 CSR レポート 2016
Scope2(エネルギー起源の間接排出)
53
2.00
2.00
1.50
1.50
1.50
1.50
1.00
1.00
1.00
1.00
0.50
0.50
0.50
0.50
0.00
0.00
0.00
2016 (年度)
0.00
(年度)
2016
(計画)
(年度)
2016 (年度)
(計画)
2016
(計画)
(計画)
38
8
411
44
※ 集計対象は P.3記載の国内全事業所。
※ CO2排出量の原単位は、次式より求めた生産評価高原単位です。原単位=CO2排出量/(生産量×販売単位)
357
Scope1(直接排出)
※ エネルギー使用量の原単位は次式より求めた生産評価高原単位です。原単位 =エネルギー使用量/ (生産量×販売単価)
※ 集計対象については、P.3の対象組織の記載をご参照ください。
排出量(千 t-CO2 /年)
購入した製品・サービス
(計画)
154
154
154
154
カテゴリ
1
環 境 と 調 和した
安 全 を 実 現し 、
多 様 な ス テ ークホ ル ダ ー と の
2005 年度比
サイトレ ポ ート
デ ータ 集
(千
事 業 活 動 を 目 指して
安 心 を お 届けする た めに
か か わり
2005 年度
15% 削減
2005
2005
年度比
2005
年度比
年度比
(千t)
(千t)
(千t)
(t)(t)(t)
(千t-CO
(千t)
2005
2005
年度比
2005
年度比
年度比2)
41%
削減
25%
25%
削減
25%
削減
削減
25 25 25
160 160
160
600 600
600
200 176
35 30
36%36%
削減
36%
削減削減
512
512512
138
138138
21 21 21
2005
2005
年度比
2005
年度比
年度比
30
149
20
20
20
80%80%
削減
80%
削減削減25
120 120120 102102102
450 450450
150
16 16 16
16 16 16
97 97 95
97 95103
95103103
14
14
14
13 13 13
15 15 15
20
80 80 80
300 300300
100
※2 ※2 ※2
15 29
202202
202
10 10 10
163 143 152
171171
171146146
154
146
139
10
102102102
40 40 40
150 150150
50
18
17
5 5 5
15
5
0 0 0
0 0 0
0 0 0
0
0
(年度)
(年度)
(年度) 2005
(年度)
(年度)
(年度)
(年度)
(年度)
(年度)
(年度)
2014
2014
2015
2014
2015
2016
2015
2016
2020
2016
2020
2020
2014
2014
2015
2014
2015
2016
2015
2016
2020
2016
2020
2020
2005
2005
2005
2005
2005
2005
2005
2005
2014
2014
2015
2014
2015
2016
2015
2016
2020
2016
2020
2020
2005 2014
2005 2014 2015 2016 2
2015
2016
2020
当社グループは、
環境負荷低減は収益向上の機会と捉え
実績実績
計画
実績計画
目標
計画
目標託業者との契約の関係で一時的に外部焼却が増加しました。
目標
実績実績
計画
実績計画
目標
計画
目標目標
実績実績
計画
実績計画
目標
計画
目標目標
実績 計画
目標
実績 計画 目
事業活動の基盤
2(千t-CO
千t-CO
(千t-CO
) 2) 2)
マテリアルロス低減の推進
資源の有効活用率の向上に取り組んできました。MFCA へ
引き続き MFCAによる工程におけるロスの解析をもとに、
2005
2005
年度比
2005
年度比
年度比
■ Vaupell グループの
の取り組みを通じて、
廃棄物のみならず、
有価物も含めたマ
より一層の削減を推進していきます。
2005
2005
年度比
2005
年度比
年度比
15%15%
削減
15%
削減削減 (千t)
影響による見直し分
2(千t-CO
千t-CO
(千t-CO
) 2) 2)
(千t)
(千t)
(t)(t)(t)
2010
2010
年度比
2010
年度比
年度比
41%41%
削減
41%
削減削減
200 200
200
35 35
350 350350
176
176
176
303530 30
テリアルロスの削減を推進しています。
50%50%
削減
50%
削減削減
290290290
30 30 30
300 300300
149149149
150 150150
25 25 25 埋立や単純焼却
250 250250
国内では廃棄物の環境負荷低減のため、
■
国内ゼロエミッション対象物の推移
17
17
17
20 20 20
200 200200
144144144
100 100100
15 15
1529 29する取り組み
150 150150
することなく、
再資源化
(ゼロエミッション化)
29
163163
163
■ 278
342 278
278
152154139
154139139
(t)
143143152
143152154
■ 外部焼却 ■ 内部焼却 ■ 埋立
10 10 10
100
100
50 50 50
1 164164
948100■
18 15 17
17
17 17 18
17 18 15
164147147
147
147147138
147138138
15 171,000
5 5 5
50 50■50
605
も推進しています。2012年度に国内すべての生産事業所
0 0 0
0 0 0
0
0
0
750
(年度)
(年度)
(年度) 2005
(年度)
(年度)
(年度) 2010
(年度)
(年度)
(年度)
■
45
2005
2005
2005
2005
2005
2010
2010
2014
2014
2015
2014
2015
2016
2015
2016
2020
2016
2020
2020
2014
2014
2015
2014
2015
2016
2015
2016
2020
2016
2020
2020
2014
2014
2014
2016
2015
2016
2020
2016
2020
でゼロエミッション化を達成
(社内認定)
し、
この状態を維持
■
7 2020
■2015
7 2015
■5
実績実績
計画
実績計画
目標
計画
目標目標
実績実績
計画
実績計画
目標
計画
目標目標
実績実績
計画
実績
目標
計画
目標目標
■
0 計画
500
■0
■0
■0
しています。
■ Vaupell
■ Vaupell
■ グループの
Vaupell
グループの
グループの
「ゼロエミッション対象物」
の基準年である2005年度と最
影響による見直し分
影響による見直し分
影響による見直し分
0
近の推移をグラフに示します。2015年度は西部樹脂を集計
対象とした影響で、埋立廃棄物が増加しました。また、処理委
2005
17
24
2013
2014
■ 53
■ 44
97
1
1
(千
50
2015
2016(年度)
(計画)
※ ゼロエミッション対象物としてカウントしているのは、埋立量、内部焼却量、外部焼却量の
合計です。2012 年度以降は、国内事業所では内部焼却を実施していません。
※ 集計対象は P.3記載の国内全事業所。
■ 342
■ 342
(t)(t)(t) ■ 342
■ 外部焼却
■ 外部焼却
■ 内部焼却
■ 内部焼却
■ 内部焼却
■ 埋立
■ 埋立
■ 埋立
■
1 ■ 1■ ■
1 外部焼却
948948
948
1,000
1,000
1,000
■ 605
■ 605
■ 605
(t)(t)(t)
大気への放出
750 750750
-CO2)
■ 16
■ 13
250
(千t-C
(
2005 年度比
(千t)
■ 45■ 45■ 45
削減
■7■
■ 7■ 7
■ 5 ■ 525%
■■
57
257 ■ 7
(千 kL
25
25
(t)
(t)25
(t)
8
20 20 20
20 20 20
160 138
600
19 19 19
30
45
18
18
18
20
20
20
■
0
■
0
■
0
512
(千 t-C
(
39
500 500500
2005
年度比
■ 0 ■ 0 ■21
0
■ 0 ■ 0 ■■
0 0 ■ 0■ 0
16
16
16
24
36
6
■ 53■ 53■ 53 20
1
22
33 80%32
■ 44■ 44■ 44
16■ 16
13■ 13■■
1316■103
15 450
15 15
削減
120
31
16
16
102 ■97
95
14
250 250250
※1
20
30
13
4
97 97 97501550 50
国内事業所では、
2004年度から継続してボイラーの使用
SOx
10 300
10やばいじんの排出量は低いレベルで推移しています。
10
1
17 17 17
24 24 24
80
202※2
10 2
0 0 0
10
※2
171
5
5
5
146
10
15
転換
(重油から都市ガスへ)
を進めてきました。都市ガスが
NOx
(年度)
(年度)
(年度)
2005
2005
2005
2013
2013
2013
2014
2014
2014
2015
2015
2015
2016
2016
2016
102
40
150については、都市ガス等の燃焼状態の変動等により
5 (計画)
(計画)
(計画)
0 0 0
供給されている地域での燃料転換は2013年でほぼ終了し、
やや変動していますが、
低い水準で推移しています。
(年度)
(年度)
(年度)
2011
2012
2012
2012
2013
2013
2013
2014
2014
2014
2015
2015
2015
0
0
0 2011
0
0 2011
(年度)
2005 2014 2015 2016 2020(年度)
2005 2014 2015 2016 2020(年度)
(年度)
20112005
2011 2012 2013
20122014
20132015
20142016
20152020
実績 計画 目標
実績 計画 目標
実績 計画 目標
2005 年度比
36% 削減
■ NOx 排出量
-CO2)(t)(t)(t)
■ SOx 排出量
2005 年度比
15% 削減
(千t)
200 45
17645 45
150
100
50
0
35
(t)(t)(t)
■ ばいじん排出量
2005 年度比
41% 削減
(t)
350
290
300
250
20 20 20
30 30 30
17
20
200
11 10
15 29
15010
10 10 11
10 11 10
163 143 152 154 139
278
10 10 10
15 15 15
10
100
18
17
17
164
15
5
50
0
0
0 0 0
0 0 0
(年度)
(年度)
2005
2005 2014
2010
2014
2015
2016
2020
2015
2016
2020
(年度)
(年度)
(年度)
(年度)
(年度)
(年度)2014
2011
2011
2011
2012
2013
2014
2015
2011
2011
2011
2012
2013
2014
2015
2012
2013
2012
2014
2013
2015
2014
2015
2012
2012
2013
2013
2014
2014
2015
2015
実績 計画 目標
実績 計画 目標
39 39 39
36 36 36
30
149 33
32 32 25
31 31 33
31 33 32
30 30 30 30
24 24 24
22 22 22
(t)(t)2010
(t) 年度比
1.6 1.6
1.6
1.4
1.4 1.4
50%
削減
1.2 1.2 1.2 1.0 1.0 1.0
0.8 0.8 0.8
144
0.4
0.4 0.4
147
147
0.3 0.3 0.3
0.2 0.20.2
0.20.2 0.2
138
15
10
5
0.0 0.0 0.0
(年度)
2015
2016
2020
(年度)
(年度)
(年度)
2011
2011
2012
2011
2013
2014
2015
2012
2012
2013
2013
2014
2014
2015
2015
実績 計画 目標
※ 集計対象は P.3記載の国内全事業所。
※1、2 P.79用語集参照
■ Vaupell グループの
影響による見直し分
(千t-CO
(千 kL
8
6
水域への排出
4
2
(t)
1,000
■ COD負荷量
■ 外部焼却 ■ 内部焼却 ■ 埋立
■1
排水、
生活排水など)については、高精度フェノール回収装
■ 605
948
750
(t)
25
置、■
活性汚泥処理装置などの処理施設の設置と、
監視装置
■ 45
■7
■7
5
500
250
0
工場から排出される排水のうち、
汚水系(生産工程からの
■ 342
18
97
50冷却水を含む雨水系への漏洩
の順守に努めています。また、
17
24
10
12
5
8
0
(計画)
グラフに示すとおり、代表的な水質の指標である COD ※3
(t)
33
32
31
住友ベークライト株式会社 CSR
レポート 2016
30
20
2012
2013
2014
※3 P.79用語集参照
(t)
39
2011
※ 集計対象は P.3記載の国内全事業所。
負荷量は減少傾向で推移しています。
30
20
15
2005
2013
2014
2015
2016(年度) 突発的な負荷の上昇
についてもリスクアセスメン
トを実施し、
36
19
20
を予防しています。
45
20
■0
■0
■0
■0
■ 53 国の排水基準、条例および地域協定
による常時監視により、
■ 44
■ 16
■ 13
(t)
24
1.6
22
39
1.2
1.4
1.0
16
2015(年度)
(千 t-CO
16
4
環 境 と 調 和した
事業活動の基盤
安 全 を 実 現し 、
事 業 活 動 を 目 指して
多 様 な ス テ ークホ ル ダ ー と の
安 心 を お 届けする た めに
サイトレ ポ ート
か か わり
デ ータ 集
水資源の保全
当社の工場等の拠点で使用する水には、地下水(井戸水)、
■ 水リスク評価
上水道、工業用水があります。国内は地下水の使用比率が
地域
大きく、海外では上水道の使用比率が大きくなっています。
日本
また、国内の使用比率が全体の81%を占めています。
当社グループでは過去から冷却水の循環使用を進めるな
極めて高
拠点数
リスクレベル
高
中-高 低-中
8
水使用量
(千 m³)
(千 m³)
■国内
国内水使用量
■ 海外水使用量
度は2005年度比で、
・ 海外全体で43%の水使用量の
12,000
5
2
352
85
437
拠点数
4
1
水使用量
(千 m³)
5
53
126
削減となりました。
拠点数
1
3
5
11カ所、
海外24カ所)の立地流域の水リスクについて把握
6,000
北米
水使用量
(千 m³)
1
88
261
欧州
拠点数
3
水使用量
(千 m³)
114
8,082
を用いた調査結果を基
を開始しました。WRI
6,127 Aqueduct
5,439
※
5,140
3,000
4,636
に当社グループが展開する地域別のリスクを表にまとめまし
1,881
1,194
2005
2012
956
993
1,091
0
た。この調査結果を参考に、
より効果の高い水資源の保全に
取り組んでいきます。
2013
2014
4,623
7
東南アジア
2005 年度比
43% 削減
9,000
また、2015年度より当社グループの主要な拠点
(国内
11
1,270 3,353
拠点数
中国
( 台湾含む) 水使用量
(千 m³)
ど、継続的に水の使用量の削減に努めてきました。2015年
3
計
低
179
9
350
3
114
2015(年度)
※ WRI(World Resources Institute:世界資源研究所)が開発し公開している水リスクの情
報提供ツール。
■ 2015年度 水使用種別比率
■ 水使用量推移
上水道
4%
工業用水
15%
地下水
17%
国内
■ 国内水使用量
(千 m³)
工業用水
2%
12,000
2005 年度比
43% 削減
9,000
海外
6,000
8,082
6,127
3,000
地下水
81%
上水道
81%
0
■ 海外水使用量
1,881
1,194
2005
2012
5,439
5,140
956
2013
4,636
993
2014
1,091
2015(年度)
(注)集計対象については、P.3の対象組織の記載をご参照ください。
土壌・地下水汚染対策
リサイクル
当社グループは、発見された汚染の浄化対策に取り組ん
資源の有効活用のため、リサイクルを推進しています。製品
上水道
工業用水
の製造工程でのフェノール樹脂反応廃液からのフェノール回
工業用水
でいます。また、国内外事業所で化学物質の漏洩リスクアセ
4%
2015年度は、重大な漏洩事故はありませんでした。
■ 土壌、
地下水調査結果と処置およびモニタリングの状況
サイト
尼崎工場
秋田住友ベーク
調査結果
処置、モニタリング
2009 〜 2010 年、 土 壌
含 有 試 験 で 鉛 を 検 出( 最
大 500mg/kg( 基 準 値
150mg/kg 以下))。なお、
地下水汚染はない。
土壌汚染対策法の基準値
を超えて重金属等が検出
された左記事業所で地下
水のモニタリングを毎年
継続実施しており、いずれ
も基準値以内であること
を確認している。
2005年、土壌溶出試験で
鉛を検出(最大0.032mg/L
( 基準値0.01mg/L))。な
お、地下水汚染はない。
住友ベークライト株式会社 CSR レポート 2016
2%
15%
収再利用や、
フェノール樹脂積層板 ・メラミン樹脂化粧板の
スメントを行い、予防的対応の仕組み作りをすすめています。
地下水
端材微粉砕によるフェノール樹脂成形材料用充填材としての
17%
国内
使用、成形品副生物(スプルーランナー)を成形材料用原料
に戻しての再利用などのほか、活性汚泥排水処理装置の余剰
地下水
汚泥のコンポスト(有機肥料)としての再利用も行っています。
81%
フェノール製品のリサイクルについては、付加価値の高い化
学原料として再利用するケミカルリサイクルプロセスを実用化
しています。超臨界流体技術を応用したフェノール樹脂製品
のケミカルリサイクル手法は、当社が世界で初めて成功させた
技術です。
40
海外