平成28年11月決算特別委員会 平成27年度 佐賀県工業用水道事業決算概要説明 平成27年度佐賀県工業用水道事業会計の決算につ きまして、その概要をご説明申し上げます。 佐賀県工業用水道の事業運営につきましては、昭和 42年の事業開始以来、県東部地域の産業振興のため、 工業用水の安定供給に努めているところであります。 まず、平成27年度の本工業用水道の事業内容であり ますが、 給水事業所数は 33 か 所 、 年間総給水量は 1,428 万 6,534 一日平均給水量は 、 3 万 9,034 となっております。 これを前年度と比較しますと、 給水事業所数は 増減なし、 年間総給水量で 43 万 9,794 一日平均給水量で 1,098 となっております。 1 増加、 増加 次に、工業用水道事業の収益的収支につきましては、 事業収益 4 億 4,648 万 5,972 円 事業費用 4 億 1,076 万 8,205 円 となっており、これから消費税額及び地方消費税額を 整理するなどしまして、最終的に 純利益 3,159 万 3,659 円 となっております。 この主な要因としましては、給水量の増加により給水 収 益 が 前 年 度 と 比 べ て 1,141 万 8,784 円 増 加 し た こ と 、 また、費用では修繕費や動力費などの維持管理費が 701 万 4,322 円 減 少 し た こ と 、 及 び 減 価 償 却 費 が 218 万 4,848 円 減 少 し た こ と 等 に よ る も の で あ り ま す 。 次に、資本的収支でありますが、収入はありませんで した。 一方、支出は建設改良費 5,552 万 4,815 円 と なっており、 収入がないことから不足する 2 5,552 万 4,815 円 は 、 消費税及び地方消費税資本的収支調整額 411 万 2,949 円 、 建設改良積立金 5,141 万 1,866 円 で補填しております。 なお、建設改良費の主なものとしましては、 調圧水槽電気設備等更新工事 3,256 万 4,160 円 となっております。 本工業用水道事業は、累積欠損が昭和61年度に解消 し、その後、順調に推移してまいりました。 しかしながら、当事業の経営環境につきましては、 近年の産業構造の変化や環境対策による企業の水需要の 減少などにより、厳しい状況にあります。 こうした中、施設設備の経年による老朽化で工業用水 の安定供給に支障を来たすことがないよう、今後とも、 施設設備の改修、更新及び修繕等をより計画的に実施 3 するなど、施設の延命化を図りながら万全の措置を講じ てまいりますとともに、さらに経営の効率化を進め、 健全経営に努めてまいる所存であります。 以上をもちまして、工業用水道事業会計の決算の概要 についてご説明申し上げましたが、何卒よろしく御審議 を賜りますようお願い申し上げます。 4
© Copyright 2024 ExpyDoc