中央公民館だより11 月号

中央公民館だより 11 月号
発 行 鹿児島市中央公民館
〶 892-0816 鹿児島市山下町 5-9
発行日 平成28 年 11 月1日
TEL 224-4528 FAX 224-4529
(公民館だよりは,鹿児島市のホームページでもご覧になれます。
)
すべては子どもたちの幸せのために
主幹兼主任指導主事 山本 省吾
10 月 14 日に「中央地域家庭教育研究会」が幼稚園から中学校までの保護者,市民約 200 人が集まり
開催されました。
「食育」
「親子のコミュニケーション」「家庭教育学級の運営」等をテーマに.事例発
表や具体的な実践についての意見交換がなされました。子どもの成長に果たす親の役割,子どもとの向
き合い方,子どものよさを認める褒め方など,それぞれの家庭で取り組んでいることや心がけているこ
とが紹介され,有意義な時間となりました。
話は変わりますが.10 月は運動会シーズンで各学校の様子を見に行ってきました。その中で印象的な
シーンがありました。子どもたちの競技や演技に地域の方が声援を送るのはよく見る光景ですが.ある
小学校の体育祭で.地元の女性の方でしょうか,「○○ちゃんがんばれ」「○○くんもう少し」,目の前
を通り過ぎる子どもたち一人ひとりの名前を呼びながら応援しているのです。次々と名前が出てくるの
に感心するとともに,この方が.日頃からこの学校の子どもたちと親密に接していることを想像すると.
少しほっこりとした気持ちになりました。
将来のある子どもたちを守り育てていくのは我々大人の大きな役割です。家庭では保護者の方に愛さ
れ,地域では地元の方に見守られ,中央地域の子どもたちはとても幸せです。
まどいに和み
学びを生かす
城南校区運動会
城南小学校
10月16日(日)に第28回城南校区大運動会
が開催されました。
この校区大運動会は「校区民の親睦,青少年の健
全育成,校区民の健康づくり」を主な趣旨として毎
年実施しています。
雨が心配されましたが校区民の熱意もあり,運動
会の趣旨が十分に発揮できた素晴らしい運動会に
なりました。
まさに城南校区の一体感が感じられた1日でし
た。
伝統と文化の館
第41回中央地域総合文化祭に向けて
10月11日(火),第41回中央地域総合文化
祭に向けて文化祭関係者団体代表者会が開催され
ました。
最初に,山本主幹兼主任指導主事が第41回中央
地域文化祭の骨子について提案・説明をしました。
昨年度の反省に基づき計画案を説明し,話し合いに
入りました。
その後,舞台発表部門と展示部門に分かれ,世話
係を選出し,全体会を受けて文化祭に向けての細や
かな確認事項について審議しました。
父親セミナーによる緑門作り
坂元中学校
坂元中学校では,毎年父親セミナー(おやじの会)
を中心に緑門づくりを行っています。特徴は,地域
有志の温かい御指導と御支援があることです。毎年
杉を提供してくださる元PTA会長,緑門制作の安
全を祈願して足場等を調達してくださる元PTA会
長,また,今年で13回目となる緑門制作を毎年御
指導してくださる地域有志の皆様等々。
おかげさまで第38回体育祭テーマ「質実剛健~
刻め最高のパフォーマンスを~」の実現に生徒・職
員が一体とになって取り組み,お世話になった方々
に対し,頑張る姿で感謝の気持ちを伝えることができました。
【緑門制作過程の様子】
10 月 14 日(金),平成 28 年度中央地域家庭教育研究会が開催されました。中央地域の幼稚園・小学校・
中学校の保護者等 209 名が参加し.
「心豊かにたくましく生きる子どもたちをはぐくむための家庭教育の
あり方について~子どもの成長に果たす親の役割と具体的実践事項~」をテーマに熱心な協議が行われ
ました。
全体会では,大谷幼稚園の古賀美穂子さんが「幼児期からの食育~家庭,幼稚園での取り組みを通し
て~」
,名山小学校の榎田朝陽さんが「すべては子どもの幸せのために~親自身の成長を培う家庭教育学
級の運営~」
,坂元台小学校の柳生幸子さんが「子どもの成長に果たす親の役割~ノーテレビデーの取り
組みを通して~」,清水中学校の前田春美さんが「清水中学校家庭教育学級の取組と課題」と題して事例
発表をしました。
その後,幼稚園・小学校(小 1)部会,小学校(小 2~小 5)部会,小学校(6 年)
・中学校部会に分か
れて話し合いが行われました。どの分科会でも事前の打合せ会で検討されて協議内容の柱に基づき,学
校・園・家庭,地域で実施されるさまざまな活動の特性を生かしながら,家庭でどのように向き合って
いくか,親としてのどのように働きかけていくかが協議されました。
幼稚園・小学校部会では,子ども園になり共働きの保護者が多くなった中で保護者間のコミュニケー
ションをどのようにとっていくかが話題になり,各園の実態に応じた手立てが紹介され,保護者間のつ
ながりを深めることに力を入れていくことを確認しました。小学校における家庭教育学級では親自身の
成長を促すという視点からもっと家庭教育の原点に返る活動の掘り起こしが必要ではないかという意見
も出されました。
小学校部会では,子どもの成長を考えるとき,子どもをどのように見つめ,共感しながら,親の思い
を子どもに分かりやすく伝えていく手立てが多く出されました。子どもの成長のきっかけの瞬間を共有
することができました。
小学校・中学校部会では,家庭教育学級の充実を目指して,運営等について活発な意見交換が行われ
ました。開催日や開催時間の工夫,講師の選定,講座内容,出席者を増やす取組などが話題になりまし
た。趣味や親子体験活動だけでなく,家庭教育そのものを学ぶ講座の重要性も再確認されました。
全体会では,大谷幼稚園の古
全
体 会 の 様 子
分科会の様子