2016 年度第 2 四半期決算説明 ネットカンファレンス質疑応答要旨 日時 2016 年 11 月 1 日 17:00~18:00 説明者 コーポレートコミュニケーション部 IR グループリーダー 吉田 修 説明資料 2016 年度第 2 四半期決算の概要 及び 2016 年度業績予想の概要 Q&A ■モビリティセグメント Q1.第 2 四半期営業利益について、第 1 四半期比で減益となる要因を説明してほしい。 A1.販売数量面では、いずれの製品も堅調に推移しているものの、円高を主因とした交易条件面での悪化がありました。 下期についても、引き続き堅調な販売を見込んでいます。 Q2.PP コンパウンドの地域別販売動向について説明してほしい。 A2.各地域とも、引き続き堅調な販売が継続しています。 Q3.PP コンパウンドの増強計画について、足下の進捗状況を説明してほしい。 A3.各地域での増強工事は既に着工しており、計画どおり進捗しています。 ■ヘルスケアセグメント Q4.下期の営業利益について、上期比増益の要因を説明してほしい。 A4.ビジョンケア材料の拡販及び新製品上市、不織布の需要回復、歯科材料における販売の季節差等が主な要因で す。 Q5.歯科材料事業の再構築の進捗状況、及び、不織布事業における在庫調整局面からの立ち上がりの確度を説明 してほしい。 A5.販売体制再構築等により、北米における歯科材料事業の販売は回復軌道に乗っており、更なる販売体制の強化を 図っています。不織布事業における顧客の流通在庫調整については、年明けからの回復に期待しています。 ■フード&パッケージングセグメント Q6.営業利益について、上期が直近見通しよりも上振れたにも関わらず、通期で前回予想比減益を見込んでいる理 由は何か。 A6.下期においては、円高を主因とした交易条件面での悪化、固定費の偏りを織り込み、通期ではやや減益予想として います。 ■基盤素材セグメント Q7.第 2 四半期営業利益について、第 1 四半期比で減益となる要因を説明してほしい。同じく、上期から下期にかけ て減益となる要因を説明してほしい。 A7.第 1 四半期から第 2 四半期にかけては、第 2 四半期における定期修繕の実施を主因に減益となっています。下期に かけては、定期修繕明けによる増益要因はあるものの、原料上昇局面での交易条件の悪化や市況要因等による減 益要因がやや上回り、上期比で減益となる予想です。 Q8.オレフィンのアジア市況見通しと、国内ナフサクラッカーの稼働への影響について説明してほしい。 A8.アジア圏における供給側のトラブル解消により、エチレン需給のタイト感は緩和方向に向かう想定です。当社のナフサク ラッカーは自消比率が高く、また堅調な国内需要に支えられており、足下も高い稼働率を継続しています。 1/2 Q9.主要製品の第 2 四半期及び下期の稼働率を教えてほしい。 A9. クラッカー 2Q:定期修繕を除きフル稼働 下期:フル稼働 ポリオレフィン 2Q:概ねフル稼働 下期:概ねフル稼働 フェノール 2Q:90%程度 下期:90%程度 TDI 2Q:定期修繕明けからフル稼働へ 下期:概ねフル稼働 Q10.フェノール及び TDI の需給環境、並びに、市況の見通しを説明してほしい。 A10.フェノールの需給環境については、上期は、他社のトラブルや定期修繕が重なったことにより、ややタイトに推移しまし た。下期は、トラブルからの回復、あるいは定期修繕明けの影響で需給は緩和方向に向かうと想定され、当初想定並 みのスプレッド見通しとしています。 TDI の需給環境についても、上期は、他社のトラブル影響により需給はタイトとなりました。足下も他社のトラブル影響 が継続する中、年内は需給のタイトな状況が継続する見通しであり、下期の市況については、当初想定よりも一定程 度の改善を織り込んでいます。 Q11.シンガポールにおける原料調達ネックにより、上期の業績はどの程度影響を受けたのか。 A11.代替策の実施により、業績への悪影響は当初想定よりも縮小できました。 Q12.下期の営業外損益について、上期比で悪化を見込んでいるが、その主因は何か。 A12.持分法投資損益については、中国持分法関連会社での交易条件悪化を見込んでいます。 ■全社関係 Q13.所々で交易条件の悪化が見られるが、全般的にマージンがピークアウトした、という認識か。 A13.事業・製品によって状況は異なります。 Q14.台湾プラスチックス社との電解液 JV について、立ち上がりは順調か。 A14.立ち上がりは順調です。中国市場における幅広いニーズに対応していきます。 以 上 2/2
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