業務委託仕様書 1.業務名 「豊岡市インバウンド受入体制整備計画策定」業務 2.委託期間 契約締結日から平成 29 年 3 月末まで 3.事業目的 本市を訪れる外国人観光客は、城崎温泉を中心に年々増加しており、平成 27 年の外国人宿泊者数 は 34,318 人と前年比約 2.3 倍と大幅に増加している。市は、東京オリンピック・パラリンピック大会が開 催される 2020 年に、「外国人宿泊者数 10 万人(年間)」と「高い受入満足度」の達成という目標を設定 しており、これを実現するためには、質の高い受入体制を整備する必要がある。 このため、現在の受入体制を、ソフト・ハードの両面から調査・分析し、課題等を整理した上で、受入 体制整備計画を策定する。 4.業務内容 下記4つの手順により、受入体制整備計画を策定するものとする。 (※下記以外の内容を追加することは可) (1)受入体制整備における課題分野・項目の選定 2020 年の受入体制において必要な課題分野・項目を、下記2カテゴリーごとに、ソフト面とハー ド面に分けて選定する。 ① 外国人観光客共有の一般的な課題分野・項目 → 不便・不満等を解消するための体制整備 ② 当市のターゲット(欧米豪 FIT)や独自資源(温泉等)において、特に必要な課題分野・項目 → ニーズや要望に応えるための体制整備 ※課題分野・項目は、「JNTO 等の既存統計データ」や「観光庁の受入環境整備水準評価ガイ ドライン」、「独自の調査データ及び経験則等」により選定し、その根拠を明確に示すこと。 (2)受入体制の現状把握 (1)で選定した課題分野・項目について、ソフト・ハード両面の調査を実施し、現在の整備状況を 把握し、目標(2020 年の状況)とのギャップを明らかにする。 ・ソフト面:市内サービス提供事業者向けアンケート調査、外国人観光客向けインタビュー調査 ・ハード面:専門家によるフィールド調査、外国人モニターによる調査、 -1- ※上記以外の調査でも可。 最も効果的と思われる調査方法を、サンプル数とともに具体的に提案して下さい。 (3)課題評価 (2)で明らかになったギャップを解決するために、インバウンドマーケティングの経験を活かし、 費用対効果、難易度等の視点からプライオリティを設定する。 (4)企画 (3)で設定したプライオリティに基づき、「即時実施事項」・「中期的に実施する事項」等に分け て、整備計画に落とし込む。 5.成果品 ・業務内容(1)~(4)を盛り込んだ業務報告書(受入体制整備計画書)を、冊子として 10 部、 PDF・PowerPoint データとして各 1 部を提出すること。 ・結果報告会の実施(会場:豊岡市) 6.その他 (1)委託業務の実施に際しての詳細な事項及び本仕様書に記載のない事項については 別途協議の上決定する。 (2)業務を処理するために個人情報を取扱う場合は、個人情報及びプライバシーの保護 に努めること。 7.契約 (1)委託契約の締結 選定された候補者については、業務内容・その他必要事項について市と協議を行い、委託契 約を締結する。なお、実際の契約金額は、必ずしも見積額と一致するものではない。 (2)留意事項 ①契約締結に関する協議において委託することが著しく不適当と認められる事情が生じたとき は、契約を締結しないことがある。その場合において業務受託準備のために支出した費用 については補償しない。 ②契約後において、業務運営の適正を期すために本市が行う指示に従わないときその他業務 を継続することができないとき、又は不適当と認められるときは、業務委託を取り消し、又は 停止することがある。 ③委託の取消し又は期間を定めて業務の全部若しくは一部を停止したことによって損害が生 じた場合においても、その賠償の責めは負わない。 -2-
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