常勤役員は報酬有、非常勤役員は無報酬(費用弁償)の場合の規程例 平成 28 年 10 月 14 日 全社協地域福祉部 役員等の報酬等に関する規程例(案) 本規程例は、法人社会福祉協議会モデル定款に付随する規程の例としてお示しするもので、 具体的な記載方法は、各法人の状況にあわせて検討して頂く必要がある。 1 つの参考例であり、法令に反しない範囲で法人の判断で追加・削除・変更を行って差し支 えない。 名称についても、それぞれの法人の他の各種規程、規則等と整合性をもった名称とすること。 <参考>社会福祉法施行規則第 2 条の 42 法第 45 条の 35 第 1 項に規定する理事、監事及び評議員(以下この条において「理事等」とい う。)に対する報酬等の支給に基準においては、理事等の勤務形態に応じた報酬等の区分及びその 額の算定方法、並びに支給の方法及び形態に関する事項を定めるものとする。 (趣旨) 第1条 この規程は、社会福祉法人○○○社会福祉協議会(以下「本会」という。) の定款第 22 条の規定に基づき、役員等の報酬及び費用弁償に関し必要な事項を定 めるものである。 (役員等) 第2条 この規程において、役員等とは、理事及び監事をいう。 (報酬等の支給) 第3条 役員等には、勤務形態に応じて次の通り報酬等を支給する。 (1)常勤役員等については、報酬、賞与及び退職手当を支給する。 (2)非常勤役員等については、報酬を支給しないこととし、法人業務を行う場合に別 表1の通り費用を弁償する。ただし、交通費の実費が別表 1 の費用弁償額を超える 場合には、<旅費規程>に基づき、旅費を支払うことができる。この場合、別表1 の費用弁償は行わない。 2 常勤役員等に対する退職手当は、役員として円満に任期を満了、または辞任、死 亡により退任した者に支給するものとし、死亡により退任した者については、その 遺族に支払うものとする。 (解説) 「法人業務を行う場合」について、理事会及びその他会議への出席、監事監査への出席など、 具体的に記載してもよい。 1 旅費規程については、職員と共通の規定を使用することも可能である。 (常勤役員等の報酬等の算定方法) 第4条 常勤役員等に対する報酬等の額は、次の各号による報酬等の区分に応じて定 めるものとする。 (1)報酬については、別表2に定める額 (2)賞与については、別表3に定める額 (3)退職手当については、別表4に定める算式により算出される額 (4)通勤手当については、<職員給与規程第○条>の規定に準ずる額 2 常勤役員等が職務のため出張したときは、別に定める<旅費規程>に基づき、旅 費を支給する。 (解説) 本規程例では、通勤手当の支給(第 4 条(4))や報酬の支給日の取扱い(第 5 条(2))について、 職員給与規程と共通の規定とする構成としている。 (報酬等の支給方法) 第5条 常勤役員等に対する報酬等の支給時期は、次の各号による報酬等の区分に応 じて定める時期とする。 (1)報酬については、毎月○日とする。ただし、その日が休日にあたるときは、<職 員給与規程第○条>に準じた日とする。 (2)賞与については、毎年〇月及び○月とする。 (3)退職手当については、任期の満了、辞任又は死亡により退職した後○か月以内に 支給する。 2 報酬等は、通貨をもって本人に支給する。ただし、本人の指定する本人名義の金 融機関口座に振り込むことができる。 3 報酬等は、法令の定めるところにより控除すべき金額及び本人から申し出があっ たときには、立替金、積立金等を控除して支給する。 (公 表) 第6条 本会は、この規程をもって、社会福祉法第 59 条の 2 第 1 項第 2 号に定める報 酬等の支給の基準として公表するものとする。 (改 廃) 第7条 この規程の改廃は、評議員会の決議を経て行う。 2 (補 則) 第8条 この規程の実施に関し必要な事項は、理事会の決議を経て、会長が別に定め るものとする。 附 則 この規程は、平成○年〇月○日から施行する。 別表1 日額 非常勤役員等の費用弁償額 ○○円 別表2 常勤役員等の報酬 (例)・会長 月額 ・副会長 月額 ・常務理事 月額 ○○円 ○○円 ○○円 別表3 常勤役員等の賞与 (例)○月の賞与 報酬月額×○か月分 ○月の賞与 報酬月額×○か月分 別表4 常勤役員等の退職手当の算定式 (例)最終報酬月額×在任年数×支給率 3
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