5 これからも地震は起きる 地 震 国の地震調査研究推進本部が作成した「確率論的地震動 予測地図」があります。地震調査研究推進本部は、最新の 地震調査研究の成果を取り入れながら、どのくらいの大きさ の地震がいつごろ発生するのかを「長期評価」しています。 そして、これらの地震が発生したときに各地で生じる揺れ の強さを予測する「強震動評価」を実施して、その結果を公表しています。 さらに、 「長期評価」と「強震動評価」の成果をあわせて、将来の地震によ る強い揺れに見舞われる確率やその揺れの強さを地図にまとめ、 「全国地震動 予測地図」として公表しています。 確率論的地震動予測地図 今後 30 年間にその値以上の揺れに 見舞われる確率が 3%の震度分布 (今後 30 年間にその値(震度)以上の揺 れに見舞われる確率が 3% の震度とは、 大まかには約 1000 年に 1 回見舞われる 3 以下 揺れの強さに相当します。) 4 5弱 5強 震度 6弱 6強 7 出典: 「全国地震動予測地図 2016 年版」 (地震調査研究推進本部) 全国の都道府県では、 「地震被害想定調査」を実施して、想定される地震の 規模や位置を検討し、地震動や津波による被害の予測を行い、地域防災計画 に反映しています。地震発生確率のもとになる地震を具体的に想定することで、 対策をより具体的に進めることができます。 7
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