シ ス テ ム 障 害 に 係 る コンティンジェンシー・プラン ( 緊 急 時 対 応 計 画 ) 株式会社 東京商品取引所 2016年10月31日 当社は、当社の売買システム又は関連する他のシステムにおける障害の発生により、当社市場における立会を継続することができない状況又は立会を 継続することが適当でないと判断される状況が発生した場合に備え、以下のとおりシステム障害に係るコンティンジェンシー・プラン(緊急時対応計画) を定める。 1.想定される障害ケース及び当社の対応等 障害発生箇所 1 当社の売買システム 想定される障害ケース (1)すべての商品(上場商品構成物品ごと、取引の 当社の対応 ・すべての商品の立会を停止する。 考え方 ・売買システムの障害等により、売 主な根拠規定 ◇ 業務規程第 80 条(売買 種類ごとのものをいう。以下同じ。)において 買システムが稼動しなくなった システム障害時等の 立会が困難となった場合 場合は、売買システム以外の代替 措置) 手段がないため。 (2)一部の商品において立会が困難となった場合 ・障害となった商品の立会を停止する。 ・売買システムの障害等により、売 ・障害となった商品に関連するスタンダ 買システムが稼動しなくなった ード・コンビネーション注文(SCO)に 場合は、売買システム以外の代替 よる限月間スプレッド取引、商品間ス 手段がないため。 プレッド取引及びテイラーメイドコン ・SCO によるスプレッド取引及び ビネーション注文(TMC)の種類も停止 オプション取引は、現物先物取引 する。 の派生商品であるため。 ・障害となった商品が金の現物先物取引 ・現金決済先物取引(ミニ取引及び (金標準取引)の場合、金のオプション 限日取引)の商品は、原商品の代 取引も停止する。 替としての取引機会を提供する ・障害となった商品が金の現物先物取引 (金標準取引)以外の場合、原則、障 1 ため立会を継続する。 障害発生箇所 想定される障害ケース 当社の対応 害となった商品と異なる取引の種類の 考え方 主な根拠規定 ◇ 立会は停止しない。 業務規程第 80 条(売買 システム障害時等の ・ただし、障害状況等を総合的に勘案し、 措置) 当社が必要と認めたときは、他の取引 の種類又は商品の立会を停止すること がある。 (3)スタンダード・コンビネーション注文による限 ・限月間スプレッド取引の場合、障害と 月間スプレッド取引又は商品間スプレッド取 なった商品の全限月の立会を停止する。 引の障害により立会が困難となった場合 商品間スプレッド取引の場合は、関連す る商品の全限月の立会を停止する。 (4)ある商品の一部の限月(オプション銘柄を含 む。 )において立会が困難となった場合 ・障害となった商品の全限月の立会を停 止する。金の現物先物取引(金標準取 引)の場合、金のオプション取引も停止 する。 ・障害となった商品に関連するスタンダ ード・コンビネーション注文による限 月間スプレッド取引及び商品間スプレ ッド取引も停止する。 ・上記以外、原則、障害となった商品と ◇ 業務規程第 80 条(売買 異なる取引の種類の立会は停止しな システム障害時等の い。 措置) ・ただし、障害状況等を総合的に勘案し、 2 障害発生箇所 想定される障害ケース 当社の対応 考え方 主な根拠規定 当社が必要と認めたときは、他の商品 の立会を停止することがある。 ・なお、現物先物取引の納会日における 当月限の取引、現金決済先物取引及び オプション取引の取引最終日におけ る当月限の取引において立会を停止 し、その後、日中立会中に立会再開が 困難な場合であっても、当該限月の立 会を 翌計算区域以 降 に延期しな い。 (※1) (5)注文受付、注文取消又は約定等の通知ができな くなった場合 ・不具合が発生した商品の全限月の立会 を停止する。 ・本不具合により商品の立会を停止した ・市場参加者が取引状況を把握でき ないことにより、混乱を招くおそ れがあるため。 場合における他の商品の扱いは、上記 (2)又は(4)に準じる。 (6)当社の相場情報の配信処理(当社ホームペー ・障害状況等を総合的に勘案し、当社が必 ・相場状況が十分に伝達されない中 ジを除く。)に障害等が発生し、相場情報の提 要と認めたときは、立会を停止すること で取引が行われることにより、公 供が困難な場合 がある。 正な価格形成が損なわれるおそ れがあるため。 2 取引参加者側システム ・取引参加者(業務規程第 6 条第 1 項に定める取 ・市場参加者に取引機会を提供する 引参加者をいう。以下同じ。)の参加者側シス ・ただし、参加者側システムに障害等が発 ため可能な限り取引の継続を図る システム障害時等の テムに障害等が発生し、取引参加者が注文発注 生し、注文発注が困難となった取引参加 が、相当規模の取引参加者が取引に 措置) 3 ◇ 業務規程第 80 条(売買 ・原則、立会を継続する。 障害発生箇所 想定される障害ケース 困難な場合 当社の対応 考え方 者が相当規模になったと当社が認めた 参加できないことにより、公正な価 市場については、立会を停止する。 格形成に支障を来すおそれがある 主な根拠規定 ため。 ※1 別紙「システム障害等の発生時における当月限の建玉の処理に関する取扱要領」参照。 2.システム障害等発生時における取引参加者への通知・連絡体制 システム障害をはじめとする緊急事態発生時には、障害の状況(発生状況、取引の規制状況、復旧見通し等)及び今後の取扱い(立会再開に関する指 示、立会再開後の運用スケジュール等)について、取引参加者及び情報ベンダー(ISV 接続業者を含む。)に対し、メール及び当社ホームページによる 公表又はその時点で利用可能な方法を用いて通知又は連絡するほか、上記以外の関係諸機関に対しても併せて障害状況等を通知又は連絡する。 附則 表紙の変更は、商号変更に係る定款変更の施行日(平成 25 年2月 12 日)に施行する。 附則 1.具体的な対応策及び根拠規定等の変更は、施行日(2015 年5月7日)に施行する。 附則 前文の変更、1.具体的な対応策及び根拠規定等の削る及び1.想定される障害ケース及び当社の対応等の新設は、施行日(2016 年5月9日)に施行す る。 附則 1. 具体的な対応策の変更は、施行日(2016 年9月 20 日)に施行する。 附則 1. 具体的な対応策及び2.システム障害等発生時における取引参加者への通知・連絡体制の変更は、施行日(2016 年 10 月 31 日)に施行する。 以 4 上
© Copyright 2024 ExpyDoc