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総
調査事案名
省庁名
(23)日本年金機構の運営費交付金の見直し
厚生労働省
組織
-
括
調査対象
予 算 額
会計
調
査
票
平成 27 年度:119,370 百万円
平成 26 年度:128,950 百万円(参考:平成 28 年度:112,874 百万円)
年金特別会計(業務勘定)
調査区分
本省
取りまとめ財務局
-
① 調査事案の概要
【平成 27 年度予算】
【事業の概要】
)は、
○ 日本年金機構運営費交付金(以下「運営費交付金」という。
国が、日本年金機構(以下「機構」という。)に対して事務委託して
いる国民年金事業や厚生年金保険事業等の円滑な実施のために必要
な運営費であり、人件費や一般管理費の財源となっている。
○ 運営費交付金の大宗は、機構の職員給与が占めている。職員給与
については、機構職員給与規程に基づき、基本給及び諸手当が支給されている。
また、定員の管理については、
「日本年金機構の当面の業務運営に関する基本計画」
(平成 20 年 7 月 29 日閣議決定)に基づき、人件費の適正化を図
ってきているところ。
○ 機構は、平成 27 年 12 月に業務改善計画を取りまとめ、組織の一体化・内部統制の有効性の確保のため、3 年以内に給与のあり方の見直し
)を行うこととしている。
(管理職と一般職との給与逆転現象の解消に向けた見直し(管理職手当と一般職の時間外手当との関係のあり方)
【業務改善計画(抜粋)
】
Ⅳ 業務改善計画
1.組織の一体化・内部統制の有効性の確保について
(2)人事改革① ~人事制度のあり方・職員の活性化~
②希望とやりがい
b)給与のあり方の見直し
○管理職と一般職との給与逆転現象の解消に向けた見直し(管理職手当と一般職の時間外手当との関係のあり方)
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総
調査事案名
括
調
査
票
(23)日本年金機構の運営費交付金の見直し
②調査の視点
機構の業務改善
計画における管
理職と一般職の
給与の状況等に
つき、実態調査を
行った。
○ 管理職と一般
職で給与の逆転
現象は起きてい
るのか。
○ 管理職直前の
高位グレードに
集中していない
か。
③調査結果及びその分析
④今後の改善点
・検討の方向性
【表 1】
○ 一般職の給与の状況等について(総論)
平成 27 年度の一般職と管理職の基本給、地域調整
手当、時間外勤務手当、管理職手当、賞与の総額(以
下「年間給与等総額」という。)の平均は、一般職
5,615,457 円、管理職 8,032,725 円であり、平均的
に逆転現象が生じている訳ではないが、管理職の平
均額よりも高い給与を受けている一般職員が、26 年
度 197 名、27 年度 251 名いることが分かった。
【表 1】
また、時間外勤務手当額に焦点を絞り、東京 23 区
内と地域調整手当非支給地域内の比較を行ったとこ
ろ、東京 23 区内において多く時間外勤務が発生して 【表 2】
いることも分かった。また、全国の年金事務所(全
国 312 か所)と各種届出等の審査、入力、通知書等
の作成・発送の業務を担う事務センター(39 か所)
の比較を行ったところ、事務センターにおいて多く
時間外勤務が発生している。
【表 2】
こうした上記分析の結果、地域間又は部署間にお
いても、長時間の時間外勤務を行う職員の割合に差
が生じている。
○ 管理職直前の高位グレードについて(要因分析)
管理職直前の C2 グレードを見たところ、国家公務
員 25.2%に対して、機構 27.3%という結果となった
【表 3】
【表 3】
。この結果から、管理職にならず、一般職に留
まっている職員がいるのではないかと考えられる。
また、管理職手前の C2 グレードの高位号俸と、管
理職最低位の M1 グレードの低位号俸の基本給にはほ
ぼ差が無いことから、管理職手当を超える時間外勤
務手当を支給されることで、M1 管理職との間で給与
の逆転現象が発生している可能性がある。
管理職と一般職の給
与の状況等については、
特定の職員が、長時間の
時間外勤務を行うこと
で、時間外勤務手当の金
額が管理職手当の金額
を上回ることによるも
のであるため、拠点の業
務量調査を実施し、適切
な人員の配置を行うこ
とや、業務の効率化を図
るとともに管理職のコ
スト意識を高め、時間外
勤務の適正化を図って
いくことを検討する必
要があるのではないか。