文書指摘事項、指導事項を含めて多く見られた事項 内 容 ①監事監査は

文書指摘事項、指導事項を含めて多く見られた事項
指摘事項等
内 容
1.法人運営事項
理事会等運営について
代表者の互選について
理事、評議員の出席状況につ
いて
役員、評議員の選任手続きに
ついて
苦情解決の取組みについて
書面表決について
理事会、評議員会の議事録に
ついて
情報公開について
評議員の欠員について
①監事監査は決算理事会開催当日に実施するのではなく、期間の余裕
をもって事前に実施するよう改めること。
②監事監査を実施する際は、基本財産及びその他の事業用財産につい
て、最新の登記簿謄本で資産の権利変動の有無と内容を確認するこ
と。
③監事監査を実施する際は、チェックリストを利用するなど適正かつ
十分な監査を実施するよう努めること。
代表者は、定款の定めに従い互選するとともに記録に残すこと。
出席状況の良くない理事、評議員がいるので事情を確認して改めるこ
と。
役員、評議員は、定款の定めに準拠し適正に選任すること。
①苦情解決規程を整備し、苦情解決の手続きを明確にすること。
②苦情解決責任者、苦情受付担当者、第三者委員を任命すること。
③制度の概要を利用者に周知すること。
書面表決書は議案ごとの意思表示とともに欠席理由を記載すること。
議事録は、実際の議事に即して正確に記録すること。
事業報告書、財産目録、貸借対照表、収支計算書、監事監査意見書
は、社会福祉法第44条の規定に基づき、閲覧請求があった際には最新
のものを閲覧できるよう、閲覧用のファイルを用意し、事務所内に備
え付けておくこと。
評議員に欠員が生じているので、補充すること。
2.施設運営事項
苦情解決の取組みについて
雇用契約書について
消火および避難訓練について
①制度の概要を利用者に周知すること。
②苦情を受け付けた際は、第三者委員への報告の要否、話し合いの立
会い・助言の要否について、苦情申し立て者の意向を確認し記録に残
すこと。
③理事長は苦情の内容、処理結果について把握すること。また理事会
に報告して審議するなど、法人のサービスの質の改善につなげるこ
と。
①有期で雇用する場合は、更新の有無、更新する場合の判断基準を明
示すること。
②賞与・退職金・昇給の有無等必要な項目について明示すること。
①消火及び避難訓練を年2回以上(児童福祉施設では毎月1回以上)行
うこと。
②訓練後の実施報告書には、参加者の感想や反省点、次回訓練に向け
た改善点などを詳細に記録するとともに、全職員に周知すること。ま
た、そのため報告書の様式を工夫すること。
雇入れ時の健康診断について
労働安全衛生法第66条、労働安全衛生規則第43条に基づき、検査項目
に漏れのないよう雇入れ時の健康診断を実施すること。
労働基準法第36条及び第32条
の4協定の届出について
労働基準法第36条に基づく「時間外労働及び休日労働に関する協定
届」及び同法第32条の4に基づく「1年単位の変形労働時間制に関する
協定届」は、期間満了前に労働基準監督署に届け出ること。
防災計画について
利用者の心身の特性、当該施設の周辺地域の環境等を踏まえ、地震、
風水害等の非常災害の種類に応じた利用者の安全確保のために必要な
具体的な計画を策定し、避難、連携体制等の対策を講ずること。
文書指摘事項、指導事項を含めて多く見られた事項
指摘事項等
衛生推進者について
給与規程について
育児・介護休業規程について
消火及び避難訓練について
給与決定について
消防用設備の点検及び報告に
ついて
職員の健康診断について
内 容
衛生推進者を選任すること。
給与規程を明確、適正に規定すること。
最新の法改正に合わせて、育児・介護休業規程を改めること。
①消火及び避難訓練は年2回以上実施すること。
②訓練後の実施報告書には、参加者の感想や反省点、次回訓練に向け
た改善点などを詳細に記録するとともに、全職員に周知すること。ま
た、そのため報告書の様式を工夫すること。
給与支給は給与規程等、明確な算定根拠に基づき行うこと。
消防用設備等の総合点検を1年ごとに、また機器点検を6ヶ月ごとに実
施すること。
労働安全衛生法第66条、労働安全衛生規則第44条に基づき、検査項目
に漏れのないよう職員定期健康診断を実施すること。
3.会計事項
契約手続きについて
固定資産の管理について
積立金について
補助簿の整備について
①競争入札に付すべき高額な工事契約が合理的な理由もなく、随意契
約により行われているので改めること。
②契約手続きを行う場合の権限者について、専決規程等で規定し、稟
議書を作成すること。
③100万円を超える契約を締結する際は契約書を作成すること。
固定資産の現物管理を行うため、固定資産管理台帳を整備し、固定資
産の保全状況及び異動について所要の記録を行うこと。
積立金は、長期的に安定した経営を確保するために、将来の特定の目
的のために積み立てるものであることから、積立金の使用計画は事業
計画に基づき具体的に策定すること。
未収金および未払金など、各勘定科目の内容および残高を明らかにす
る必要がある勘定科目については補助簿を整備し、資産・負債・純資
産、収入・支出等の適正な管理に努めること。
財務諸表について
「社会福祉法人会計基準」で定められている財務諸表を適正に作成す
ること。
資金の繰入れについて
資金の繰入れにかかる収入支出は、予算に基づき適正に行い、繰入れ
た資金の使途目的を明らかにすること。
資金収支計算書について
資金収支計算書に備考欄を設け、決算の額と予算の額の差異が著しい
勘定科目については、その理由を記載すること。
予算の管理について
現金の管理について
証憑の整理保存について
全ての収入及び支出について予算を編成し、予算に基づいて事業活動
を行うこと。また、年度途中で予算との乖離等が見込まれる場合は、
必要な収入及び支出について補正予算を編成すること。
現金出納帳等を作成するなど、適切な現金管理に努めること。
証憑は会計記録との関係を明らかにして整理保存すること。
附属明細書について
作成すべき附属明細書を漏れなく作成し、財務諸表とともに理事会に
提出し、承認を得ること。
財産目録について
財産目録は、当該会計年度末現在におけるすべての資産及び負債につ
き、その名称、数量、金額等を詳細に表示すること。
文書指摘事項、指導事項を含めて多く見られた事項
指摘事項等
寄附金品の受入手続について
会計処理について
内部取引について
決算手続きについて
経理規程について
本部会計区分の収支について
内 容
寄附金品を受け入れた場合には、会計責任者は、寄附者が作成した寄
附申込書に基づき、寄附者、寄附金額及び寄附の目的を明らかにして
統括会計責任者に報告するとともに、理事長又は理事長から権限委譲
を受けた者の承認を受けること。
会計伝票は、証憑に基づいて作成し、会計責任者の承認を受けるこ
と。また、証憑は会計記録との関係を明らかにして整理保存するこ
と。
拠点区分間の内部取引を「未収金」「その他の未払金」に計上してい
るが、新・社会福祉法人会計基準では拠点区分間における内部貸借取
引の残高は事業区分貸借対照表内訳表において相殺消去することと
なっているので、勘定科目は「拠点区分間貸付金・借入金」を用い、
相殺消去すること。
財務諸表等の不整合及び作成漏れが認められた。財務諸表及び附属明
細書並びに財産目録の確定にあたって理事長は、これらの書類が正確
に作成されていることを十分に点検したうえで、監事の監査を受け、
理事会で承認を得ること。
①会計基準に基づいて、適切に拠点区分・サービス区分を定めるこ
と。
②勘定科目の別表を整備すること。
③作成が必要な財務諸表の名称を明記すること。
法人本部に係る経費については、理事会、評議員会の運営に係る経
費、法人役員の報酬等その他の拠点区分又はサービス区分に属さない
ものであって、法人本部の帰属とすることが妥当なものとすること。
4.処遇管理事項
◆高齢者施設関係
落薬・誤薬等の事故が散見されるので、看護・介護スタッフの記録様
医薬品の使用介助につい
式や確認体制を今一度点検し、適切な服薬管理に努めること。
て
虐待防止研修について
全従業者に対し,虐待防止研修を実施すること。
◆障害者施設関係
施設障害福祉サービス計画の作成に関する業務はサービス管理責任者
の担当業務であり、サービス管理責任者が作成者であることを明示す
個別支援計画の作成につ
ること。また、個別支援計画案策定後は利用者またはその家族に対し
いて
て説明し、その合意を得ること。
◆児童養護施設等関係
預り金について
児童からの預り金については、適正に管理すること。
5.栄養・衛生管理事項
◆高齢者施設関係
非常時の備蓄について
非常時の対応について、訓練などを通じて、非常食の保管場所、内
容、量(3日分以上の備蓄が望ましい)、各階への運搬、提供方法など
について具体的に検討し、職員間で情報共有すること。また、あわせ
て、給食業務委託会社の非常時の対応についても確認すること。
①厚生労働省の「大量調理施設衛生管理マニュアル」に基づき衛生管
理を行うこと。
調理室の衛生管理につい ②各ユニットのキッチン、ユニット内の食堂の管理責任者を明確に
て
し、作業手順、チェック項目等マニュアルを整備し、標準化をはかる
こと。
厚労省ホームページレジオネラ対策「循環式浴槽におけるレジオネラ
循環式浴槽水の衛生管理
症防止対策マニュアル」に沿って衛生管理をすること。
について
文書指摘事項、指導事項を含めて多く見られた事項
指摘事項等
内 容
給食業務の委託契約内容と現状に齟齬が生じているので、契約内容を
給食委託会社との契約内
見直すこと。
容について
◆障害者施設関係
最新版の食事摂取基準(2015年版)に基づく策定ができていないので
施設栄養基準量、食品構
改めること。また、基準の策定及び基準に基づく給与量について不十
成の策定及び給与栄養量
分な点があるので改めること。
について
「循環式浴槽におけるレジオネラ症防止マニュアル」に基づき適正な
循環式浴槽の衛生管理に
衛生管理を行うこと。
ついて
施設基準栄養量、食品構成について不十分な点があるので改善するこ
施設栄養基準量の策定及
と。
び食事計画について
◆児童養護施設等関係
除去が必要な食品やアナフィラキシーの既往歴、発症時の症状など緊
食物アレルギー対応につ 急時に必要な項目を入れた書面を作り、職員の役割分担等、体制を整
いて
備すること。
◆幼保連携型認定こども園・保育所関係
①給与栄養量について、不足している栄養素があるので、改めるこ
と。
②献立から算出される分量と発注量に差があり、給与栄養量について
子どもへの実際の提供量で評価されていないので改めること。
③最新版日本人の食事摂取基準(推奨量・目標量)に基づいた施設基
食事の計画・実施・評価
準になるよう見直すこと。
について
④施設基準栄養量について、最新版日本人の食事摂取基準(推奨量・
目標量)に基づくよう見直すこと。
⑤食事計画(施設基準食品構成)について施設基準栄養量に基づくよ
う改めること。
①献立内容について、予定から変更した場合は、その内容を記録し、
栄養評価へ反映させること。
②弁当持参日が多いので改めること。
③献立内容のうち、土曜日の献立について、簡易な内容での食事提供
献立作成と内容について
とならないよう改めること。
④離乳期の弁当持参は、衛生上の観点から好ましくないので改めるこ
と。
①非常勤雇用の調理従事者についても、適切に検便を実施すること。
②調理業務に従事する職員については、調理室入室前に健康チェック
を行い、記録に残すこと。
③前日調理を行わないよう改めること。
衛生管理の状況について ④加熱調理食品の中心温度について、手作りおやつについても適宜計
測・記録すること。
⑤調理室の扉には、網戸等を設置し、外部から異物が入らないよう配
慮すること。
食品の管理状況について
食材料の発注(量)が献立表に基づいていないので、改めること。
①プールの水質管理について、入水時に遊離残留塩素濃度が適正濃度
となるよう、改めること。
施設内共通衛生管理につ
②プールの安全対策として、指導者と監視者は別の担当者とし、その
いて
記録を作成しておくこと。
油脂類を使用しているのに給与栄養量に反映されていない日が数日あ
給与栄養量の評価につい
るので、確認し、正しい数値で評価すること。
て