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将来、動くと考えられる断層が
「活断層」
れが生じた状態を指します。特に数十万年前以降に繰り返し
活動し、将来も活動をすると考えられる断層のことを「活断
層」と呼んでいます。断層のずれによる衝撃が地表まで伝わ
ることにより、地震が発生します。
現在日本には二千以上の活断層が確認されていますが、地震調査研究推進
本部ではこれのうちの97断層帯を「主要活断層帯」としています。
ふ た が わ
ひ
な
ぐ
2016 年熊本地震は、主要活断層帯である「布 田川断層帯・日奈久断層帯」
の活動によると考えられています。この地震は、前震と本震のいずれにおいて
も最大震度 7 を観測し、建物倒壊
サロベツ断層帯
をはじめとする大きな被害をもたら
しました。
黒松内低地断層帯
庄内平野東縁断層帯
櫛形山脈断層帯
砺波平野断層帯・呉羽山断層帯
森本・富樫断層帯
琵琶湖西岸断層帯
奈良盆地東縁断層帯
上町断層帯
安芸灘断層群
警固断層帯
雲仙断層群
日奈久断層帯
布田川断層帯
新庄盆地断層帯
山形盆地断層帯
高田平野断層帯
十日町断層帯
高山・大原断層帯
糸魚川−静岡構造線断層帯
三浦半島断層群
阿寺断層帯
中央構造線断層帯
六甲・淡路島断層帯
周防灘断層群
別府−万年山断層帯
塩沢断層帯・平山−松田北
断層帯・国府津−松田断層帯
富士川河口断層帯
境峠・神谷断層帯
木曽山脈西縁断層帯
主要活断層帯
※地震調査研究推進本部ホームページ「主要活断層の評価結果」を元に作成
OYO では、これまでに数多くの活断層調査を手がけてきました。このよう
な調査は、地震被害想定調査への反映に加えて、長大トンネル等の建設工事の
際にもその結果が反映されています。
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地 震
断層とは、地下の岩盤中に大きな力が加わって割れて、ず