8 将来、動くと考えられる断層が 「活断層」 れが生じた状態を指します。特に数十万年前以降に繰り返し 活動し、将来も活動をすると考えられる断層のことを「活断 層」と呼んでいます。断層のずれによる衝撃が地表まで伝わ ることにより、地震が発生します。 現在日本には二千以上の活断層が確認されていますが、地震調査研究推進 本部ではこれのうちの97断層帯を「主要活断層帯」としています。 ふ た が わ ひ な ぐ 2016 年熊本地震は、主要活断層帯である「布 田川断層帯・日奈久断層帯」 の活動によると考えられています。この地震は、前震と本震のいずれにおいて も最大震度 7 を観測し、建物倒壊 サロベツ断層帯 をはじめとする大きな被害をもたら しました。 黒松内低地断層帯 庄内平野東縁断層帯 櫛形山脈断層帯 砺波平野断層帯・呉羽山断層帯 森本・富樫断層帯 琵琶湖西岸断層帯 奈良盆地東縁断層帯 上町断層帯 安芸灘断層群 警固断層帯 雲仙断層群 日奈久断層帯 布田川断層帯 新庄盆地断層帯 山形盆地断層帯 高田平野断層帯 十日町断層帯 高山・大原断層帯 糸魚川−静岡構造線断層帯 三浦半島断層群 阿寺断層帯 中央構造線断層帯 六甲・淡路島断層帯 周防灘断層群 別府−万年山断層帯 塩沢断層帯・平山−松田北 断層帯・国府津−松田断層帯 富士川河口断層帯 境峠・神谷断層帯 木曽山脈西縁断層帯 主要活断層帯 ※地震調査研究推進本部ホームページ「主要活断層の評価結果」を元に作成 OYO では、これまでに数多くの活断層調査を手がけてきました。このよう な調査は、地震被害想定調査への反映に加えて、長大トンネル等の建設工事の 際にもその結果が反映されています。 10 地 震 断層とは、地下の岩盤中に大きな力が加わって割れて、ず
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