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PCT-SAFE を用いた特許協力条約に基づく国際出願の受付終了
に伴う関係告示の一部改正等(案)について
平成 28 年 11 月
特
許
庁
1.告示改正案の趣旨
従来、インターネット回線を利用して英語の国際出願を行うためには、国際
事務局(特許協力条約(PCT)第 2 条(xix)の国際事務局をいう。以下同じ。)
が交付する電子計算機ソフトウェア(以下「PCT-SAFE」という。)を利用する
必要があったところ、特許庁長官が交付する電子計算機ソフトウェアの機能の
拡充により、当該ソフトウェアを利用して英語の国際出願を行うことが可能と
なったことから、平成 28 年 12 月 31 日をもって PCT-SAFE を用いた国際出願の
日本国特許庁での受付を終了するため、工業所有権に関する手続等の特例に関
する法律施行規則(平成 2 年通商産業省令第 41 号)の規定に基づく関係告示
の一部改正等を行う。
2.告示改正案の概要
(1)電子計算機の技術的基準を定める告示の改正
a.題名
「工業所有権に関する手続等の特例に関する法律施行規則第10条の2、
第23条の5及び第34条の4の規定に基づく電子計算機の技術的基準を定
める件の一部を改正する件(案)」
b.内容
電子計算機ソフトウェアの交付主体から国際事務局を削除するとともに
特許庁の所掌事務範囲の変更に伴う改正を行う。
(2)電子証明書を定める告示の改正
a.題名
「工業所有権に関する手続等の特例に関する法律施行規則第 13 条第 3
号に規定する電子証明書を定める件の一部を改正する件」(案)
b.内容
インターネット出願に際して出願等の情報と併せて送信する必要があ
る電子証明書を定める当該告示について、国際事務局から入手した電子
証明書を削除する改正を行う。
(3)電子計算機の届出を必要としない場合を定める告示
a.題名
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「工業所有権に関する手続等の特例に関する法律施行規則第 10 条の 2
第 2 項ただし書の規定に基づき特許庁長官が定める場合」
b.内容
特例法施行規則第 10 条の 2 第 2 項ただし書に規定する特許庁長官が定
める 場合 ( 使 用す る 電子 計算 機の 届出 を 要 しない 場合 ) とし て 、
「PCT-SAFE を用い、国際事務局から入手した電子証明書を使用して国
際出願をする場合」を定めている本件告示を廃止する。
2.施行期日
公布日 平成28年12月下旬(予定)
施行日 平成29年1月1日(予定)
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