平成 28 年 10 月 28 日 教育委員会教育支援課 市政記者各位 就学援助費の支給漏れについて 1 概要 教育委員会から支給する就学援助費の支給項目のうち,修学旅行費,校外活動費, 社会科見学費の平成 27 年度分について支給漏れが見つかりました。 ご迷惑をおかけしました皆様に深くお詫びするとともに,今後このようなことの ないよう,再発防止に努めてまいります。 2 発見の経緯 平成 27 年度の決算資料作成のため,支給データを確認していたところ,修学旅 行費1名分の支給漏れが見つかりました。そのため,全小中学校の支給データを再 度精査したところ,複数の学校において支給漏れが見つかりました。 さらに,就学援助費の支給対象となる社会科見学等について実施報告書が提出さ れていなかった学校に対し,実施の有無について確認したところ,実際には社会科 見学を実施していたにも関わらず,教育委員会へ報告書を提出していなかった学校 があったことから,この分も支給漏れになっていることが判明しました。 3 支給漏れになった就学援助費(すべて平成 27 年度分) (1)修学旅行費(1校1名分) 中学校2年生1名 57,290 円 (2)校外活動費(2校4名分) 小学校5年生2名 3,702 円 中学校1年生,2年生各1名 4,950 円 (3)社会科見学費(3校 34 名分)小学校5年生 34 名分 計 6校 39 名分 72,192 円 金額 138,134 円 4 支給漏れの原因 就学援助費の支給項目のうち,修学旅行費や校外活動費,社会科見学費等は,学 校毎に金額が異なり,また対象者が実際に参加したかどうかの確認が必要であるた め,学校の報告書に基づき,教育委員会で支給金額等を入力しています。 今回の支給漏れのうち,修学旅行費1校1名,校外活動費2校4名,社会科見学 費1校2名の計7名分については,就学援助システムに対象者や金額を入力する際 に,入力ミスをしたため,未支給となったものです。 また,残りの社会科見学費2校 32 名分の支給漏れは,学校が提出すべきであった 社会科見学の実施報告書を提出しておらず,教育委員会が対象者を把握できなかっ たことが原因です。 <参考>就学援助について 就学援助とは,経済的な理由によって就学が困難と認められる児童生徒等の保護者に 対して,給食費や学用品費など就学に必要な援助をするものです。 平成 28 年度就学援助費の支給項目及び支給金額 支給項目 給食費 学用品費等 対象学年 (宿泊を伴うもの) 対象学年 通常月4,200円 全学年 実費 実費 1年生 1学期 6,990円 1年生 1学期 14,030円 2~6年生 1学期 9,220円 2・3年生 1学期16,260円 2学期 3,750円 全学年 3学期 2,250円 支給方法 福岡市口座に直接振り込みます。 学期ごとに分けて,各学期末に 支給します。 2学期 6,600円 3学期 3,960円 20,470円 4月からの認定者に支給 1年生 23,550円 4月からの認定者に支給 1学期末に支給します。 6年生 対象経費の実費 上限額21,490円 2年生 対象経費の実費 上限額57,590円 5年生 対象経費の実費 参加後に学校の報告を受けてから 支給します。(約3~4ヶ月後)__ 6年生 対象経費の実費 上限額4,300円 3年生 対象経費の実費 上限額4,300円 3学期末に支給します。 全学年 対象経費の実費 上限額3,620円 全学年 対象経費の実費 上限額6,100円 参加後に学校の報告を受けてから 支給します。(約3~4ヶ月後) 全学年 実費 上限額7,510円 3学期末に支給します。 必要と認められる額の 1/2 通学距離 2km以上4km未満 公共交通機関利用 必要と認められる額の 1/2 通学距離 3km以上6km未満 公共交通機関利用 必要と認められる額 通学距離4km以上 公共交通機関利用 必要と認められる額 通学距離6km以上 公共交通機関利用 必要と認められる額 学用品等再購入費 必要と認められる額 学用品等再購入費 (柔道着のみ) 災害給付金 備考 通常月5,000円 1年生 体育実技用具費 通学費 中 学 校 支給額 備考 全学年 全学年 入学準備金 修学旅行費 社会科見学費 卒業記念品費 校外活動費 小 学 校 支給額 全学年 全学年 全学年 全学年 学期ごとに分けて,各学期 修了後に支給します。 事実発生後に,支給します。 5 対応 支給対象者に対し,お詫びするとともに,現在,支給の手続きを進めております。 6 再発防止策 (1)支給処理時のチェックの強化 今回の事例は,支給データ作成までのほとんどの事務を,担当者ひとりが入力・ 確認を行っていたため,支給漏れに気づくことができなかったものでした。 今後は,学校からの報告書と支給明細の内容を複数の者が確認することとし, 支給漏れがないかのチェックを徹底します。 (2)学校からの報告漏れのチェック これまで,修学旅行費については,全ての学校から報告書の提出を求めていま したが,社会科見学費など一部の項目については,実施がなかった場合は特に報 告を求めておらず,報告がなければ実施していないものとして取り扱っていまし た。 今後は,全ての学校から,実施の有無を含めて報告を求めるように変更し,支 給漏れがないように徹底します。 【お問合せ先】 教育委員会 教育支援課 竹中 711-4635(内線 3701)
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