北洋新聞

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北洋新聞
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日高線は昨年1月の高波被害により、鵡川―様似間で
不通が続いている。JR北海道は復旧後の鉄道を持続的
に維持するために、列車の運行はJR、鉄道施設や車両
などの保有と維持管理は自治体側が受け持つ「上下分離
方式の導入」か、「年間費用16.4億円のうち13.4
平成28年10月25日(火)発行
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発行所 ㈱パンダ不動産
編集発行人 田口宗勝
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億円の地元負担」を7町に提示していた。
報道によると、日高、平取、新冠、浦河、様似、えり
も、新ひだか町の7町長が10月17日に非公式に協議し、
地元負担の受け入れは困難で、鉄道の存続は難しいとの
認識で一致した。今後、JR北海道からの提案を待って
バス転換などの議論に入るが、鉄道の部分再開を求める
町もあり、具体的な廃線区間は今後協議する見込み。
一方、JR苫小牧駅ビル商業施設「苫小牧エスタ」は
今年3月に閉鎖されたまま。平成26年に閉鎖された商業
ビル「エガオ」についても、苫小牧市主導で再開発を目
指しているが、具遺体的方針は決まってない。さらに、
期待されていた日高線再開が絶望的となったことで、苫
小牧駅周辺の衰退が加速しそうだ。
ただし、日高管内から苫小牧への人口移動で、苫小牧
経済は成長するとの見方もある。特に、通院で苫小牧に
通っている高齢者は移動手段が減るため、移住を検討す
るケースもありそうだ。苫小牧の高校や専門学校へ通学
する学生についても、下宿や一人暮らしで楽になる。バ
ス転換の具体策が注目される。
苫小牧駅前も衰退
昨年1月から不通が続いているJR日高線について、
日高管内7町長が一部廃線もやむを得ないとの認識で一
致した。産経新聞が報じた。
第858号
|経済
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平成28年10月25日(火)
北洋新聞
ニトリ苦戦
2ヶ月連続マイナス
ニトリが発表した10月度(9月21日~10月20日)の月次売上高
によると、既存店の売上高は前年同月比3.0%減。2ヶ月連続の
マイナスだった。客数も1.6%減で2ヶ月連続のマイナス。客単
価も1.5%減だった。
同社の発表によると、前年より祝日が2日少なくなっているた 定。消費者心理を好転させたが長続きしなかったようだ。ただし、
めマイナス6.5ポイントの影響を受けた一方、気温の低下が進み、 マイナス幅は小さく、11月以降に回復する可能性もある。
布団や枕等の寝装品が売上を牽引したほか、食器や調理用品等の
キッチン・ダイニング用品が引き続き好調だったという。
中国経済の減速が表面化し、中国人観光客による「爆買い」が
終了しつつある。外国人向けに設備投資をした企業は、苦戦が目
2017年4月に予定されていた消費再増税は、2年半の延期が決 立っている。
アベノミクスで
増えない輸出
財務省が発表した9月の貿易統計速報によると、貿易収支は4,
983億円の黒字となった。輸出が12ヶ月連続で減少したが、輸
入が21ヶ月連続で減少したことから、貿易収支は2ヶ月ぶりに黒
字に転じた。
輸出は前年同月比6.9%減の5兆9,684億円で、12ヶ月
連続の減少。数量ベースでは4.7%増で2ヶ月連続のプラス。
一方の輸入は、原油価格の下落を背景に、前年同月比16.3%
減の5兆4,701億円で21ヶ月連続の減少だった。
アベノミクスが始まって3年以上経過したが、輸出数量は期待
されたほど増えず、民主党の野田政権時ピーク(平成24年6月)
を一度も上回っていない。輸出数量指数年平均は88.93で、5月
に記録した政権発足後最低値に迫っている。
また、原油価格の下落は経済にプラスの影響を与えているはず
だが、経済指標では目立っていない。中国経済の減速も目立って
いる一方、輸出を増やすための政策は検討されていないことから、
厳しい状況が続きそうだ。
|不動産
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平成28年10月25日(火)
北洋新聞
マンションにかかる固定資産税は、土地の公示価格や
建物の時価などを基にマンション全体の税額を計算した
うえで、それぞれの部屋の床面積に応じて割りふり、所
有者に課税する仕組みになっている。マンションの部屋
がどの階にあっても、床面積が同じならば税額は同じ。
しかし、高層階と低層階で販売価格が大きく違うタワー
マンションが増える中、一律に同じ税額を課税するのは
不公平ではないかという指摘が出ていた。NHKの報道
によると、政府は、タワーマンションの固定資産税につ
いては、建物全体の税額は変えずに上の階ほど税額が高
くなるよう制度の見直しを検討することになった。
今後、新築される高さが60メートルを超え、おおむね
20階建て以上の高層マンションを主な対象とする方向で、
与党の税制調査会と調整し、来年度の税制改正に盛り込
みたい考えだ。
税制改正が実現すれば、相続税の節税効果を前面に出
したタワーマンションの販売手法は、来年度以降は使え
なくなる。しかし、来春以降に完成する物件についても、
すでに契約を終えている住戸があり、節税効果をあてに
していた購入者から不満の声が出そうだ。。
南向きとかも考慮されるのでしょうか?ブランドそ
の他のプレミアム(プレミアム部分に何をどれだけ課
すべきかはともかく)はどうでしょうか?
いくら得したとか、時価とか、評価が必要である限
り、どこかで線引きをするより仕方がないのかもしれ
ません。
評価の必要がない課税方
法は、一国だけで行っても
支障があるでしょうし。
(税源流失等)
節税に終止符
タワーマンション評価額
上の階ほど高くなる
|娯楽
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平成28年10月25日(火)
り、2002年の「ハリー・ポッターと秘密の部屋」の173
億円を超えると見られるが、2014年に、254.8億円とい
う脅威的な記録を残した「アナと雪の女王」を超える
のは難しそうだ。
8月26日に封切られてから話題が絶えず、累計では1
64億円を突破。2009年のヒット作「アバター」を超え、 アナ雪の公開9週目(2014年5月10日)時点では、
歴代9位となった。ただし、興収ペースは鈍化してお 累計興収は170億円を超えていた。さらに、公開10週目
以降も1位をキープし、13週目に動員44万1,540人、興
収5億9,206万円とやや失速。16週目には、動員20万4,
445人、興収2億7,438万4,350円とピークの3割程度に
落ち込んだ。17週目には3位に転落。19週目で公開が
終了した。
当面の目標は、2003年の「踊る大捜査線 THE MOVIE2
レインボーブリッジを封鎖せよ!」が」記録した173.
5億円を超え、歴代7位にになること。一方、現時点で
DVD化の予定は未公表。年内の発売がなければ、さ
らに興収が伸びるとの見方もある。リピーターの動向
もポイントになりそうだ。
ついに歴代9位
10月22日から23日の全国映画動員ランキングトップ1
0が興行通信社より発表され、新海誠監督作「君の名は。」
が9週連続でトップに輝いた。
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