平成 28 年度予算総則 (収入支出予算) 第1条 使用済燃料再処理機構

平成 28 年度予算総則
(収入支出予算)
第1条 使用済燃料再処理機構(以下「機構」という。)の平成28年度収入支
出予算は、別紙「収入支出予算」に掲げるとおりとする。
(債務を負担する行為)
第2条 機構が、
「使用済燃料再処理機構の財務及び会計に関する省令」
(平成2
8年経済産業省令第93号。以下「省令」という。)第7条の規定により平成
28年度において債務を負担する行為ができるものは、次のとおりとする。
再処理等勘定
事項
車両
リース経費
限度額
(百万円)
7
年限
理由
平成 28 年度~
平成 33 年度まで
複数年にわたる
リース契約を締
結する必要があ
るため
(流用等の制限)
第3条 次に掲げる経費は、省令第8条第2項に規定する予算総則で指定する
経費とし、機構は、再処理等勘定内において、当該経費の金額と他の経費との
間に相互に流用する場合又は当該経費の金額に予備費を使用する場合は、経
済産業大臣の承認を受けなければならない。ただし、当該勘定内における事業
管理費の役職員給与と一般管理費の役職員給与との間の流用は除く。
再処理等勘定
事業管理費
役職員給与
一般管理費
役職員給与
1
(繰越しの制限)
第4条 次に掲げる経費は、省令第9条第1項後段に規定する予算総則で指定
する経費とし、機構は、その経費の金額を翌事業年度に繰り越して使用する場
合は、あらかじめ経済産業大臣の承認を受けなければならない。
再処理等勘定
事業管理費
役職員給与
一般管理費
役職員給与
(給与等の制限)
第5条 機構は、支出予算の範囲内であっても役職員の定員及び給与をこの予
算において予定した定員及び給与の基準を超えてみだりに増加し又は支給し
てはならない。
2
<別紙>
平成28年度 収入支出予算
(単位:百万円)
支 出
科 目
収 入
合 計
再処理
再処理等
関連加工
勘定
勘定
科 目
再処理等費
140,302
140,302
- 拠出金収入
事業管理費
178
178
役職員給与
91
91
-
管理諸費
87
87
- その他収入
- 余裕金運用収入
雑収入
一般管理費
207
207
-
108
108
-
管理諸費
99
99
-
その他支出
19,150
19,150
-
雑支出
19,150
19,150
-
150,000
150,000
-
翌事業年度への繰越額 2,070,112 2,070,112
-
役職員給与
予備費
合 計
2,379,952 2,379,952
-
合 計
合 計
再処理
再処理等
関連加工
勘定
勘定
2,190,858 2,190,858
-
5,911
5,911
-
183,182
183,182
-
183,182
183,182
-
2,379,952 2,379,952
-
(注1) 計数については、百万円未満を切り捨てて表示しているため、表上の合計額とは必ずしも一致していない。
(注2) <->の表記は、計算上ゼロあるいは該当数字なしを示し、<0>の表記は、単位未満を切り捨てた場合のゼロを示す。
(注3) 再処理関連加工勘定については、拠出金収入がなく、事業開始前であることから計上がない。
使用済燃料再処理機構
平成28年度事業計画
「原子力発電における使用済燃料の再処理等の実施に関する法律」第 48 条に基づ
き、2016(平成 28)年度における使用済燃料再処理機構(以下「機構」という。)の
事業計画を次のとおり定める。
平成28年10月
使用済燃料再処理機構
理事長 井上
茂
【はじめに~当機構設立の経緯~】
再処理等事業はこれまで、「使用済燃料の再処理やプルサーマル等の核燃料サイク
ルを推進する」(2014 年 4 月閣議決定「エネルギー基本計画」)という政府の基本的
な方針の下、原子力事業者が設立した共同子会社(日本原燃株式会社)により実施さ
れてきた。また、事業の実施に必要となる資金は、「原子力発電における使用済燃料
の再処理等のための積立金の積立て及び管理に関する法律」
(以下、
「積立金法」とい
う。)に基づいて原子力事業者が自ら外部に積み立てることで確保してきた。
しかし、2016 年 4 月に電気事業の小売全面自由化が実施され、全ての消費者が電
力会社を自由に選択できるようになるなど、今後競争が進展する中で、原子力事業者
の経営状況が悪化し、必要な資金を安定的に確保することができなくなる等により、
再処理等が滞るおそれが生じた。
こうした状況を踏まえ、競争が進展した環境下においても再処理等事業を着実かつ
効率的に実施する体制を構築するため、2016 年 10 月に積立金法が「原子力発電にお
ける使用済燃料の再処理等の実施に関する法律」
(以下、
「法」という。)に改正され、
当機構は、本法に基づき使用済燃料の再処理等業務を行う認可法人として設立した。
当機構は、こうした設立の経緯を踏まえ、使用済燃料の再処理等の業務を実施して
いくため、2016(平成 28)年度の事業計画を次のとおり策定する。
【平成28年度の事業計画】
1.使用済燃料の再処理等の業務の実施
(1)使用済燃料再処理等実施中期計画の策定
法第45条第1項の規定により、エネルギー政策や関係する事業全体の状況等
を勘案し、使用済燃料再処理等実施中期計画を策定する。
(2)再処理等を実施する事業者の選定等
再処理等の業務の実施にあたっては、法第42条に規定する適切な事業者に委
託することを念頭に、委託契約の締結に向けて速やかに準備を進める。
1
2.拠出金の収納等
法附則に規定する積立金法に関する金銭の収納を行う。また、法第4条第4項に
規定する拠出金単価の算定に必要な諸準備を行う。
なお、収納した金銭については、安全かつ効率的に運用・管理する。
3.その他業務運営に関する重要事項
業務の実施体制の早期確立に向け、立地自治体等へも十分配慮しつつ、以下のと
おり効率的かつ適切な業務運営を図る。
(1)効率的な業務体制の確立
機構の全ての役職員が、効率的な業務運営の意識を徹底し、早期に適切な業務
実施サイクルを構築することにより、健全かつ効率的な業務遂行を図るよう努め
る。
(2)内部統制・ガバナンスの整備
業務を適正に実施するための体制の構築に向け、役職員の行動規範やコンプラ
イアンスの推進に関する規程等を整備し、役職員への浸透を図る。
(3)適切な情報発信
適切な情報発信に努め、業務運営の透明性を確保し、信頼性を高めていく。
(4)人材の活用
事業の着実かつ効率的な遂行のため、人員を適材適所で活用するとともに、業
務を通じて、再処理等事業に幅広く対応できる人材の早期育成を図る。
(5)情報セキュリティ対策
サイバー攻撃や情報漏えい等の情報セキュリティに関する情報収集を行い、役
職員への周知徹底を図る。
以
2
上
平成28年度 資金計画
(単位:百万円)
支 出
科 目
収 入
合 計
再処理
再処理等
関連加工
勘定
勘定
科 目
再処理等費
140,302
140,302
- 拠出金収入
事業管理費
178
178
役職員給与
91
91
-
管理諸費
87
87
- その他収入
- 余裕金運用収入
雑収入
一般管理費
207
207
-
108
108
-
管理諸費
99
99
-
その他支出
19,150
19,150
-
雑支出
19,150
19,150
-
150,000
150,000
-
翌事業年度への繰越金 2,070,112 2,070,112
-
役職員給与
予備費
合 計
2,379,952 2,379,952
-
合 計
合 計
再処理
再処理等
関連加工
勘定
勘定
2,190,858 2,190,858
-
5,911
5,911
-
183,182
183,182
-
183,182
183,182
-
2,379,952 2,379,952
-
(注1) 計数については、百万円未満を切り捨てて表示しているため、表上の合計額とは必ずしも一致していない。
(注2) <->の表記は、計算上ゼロあるいは該当数字なしを示し、<0>の表記は、単位未満を切り捨てた場合のゼロを示す。
(注3) 再処理関連加工勘定については、拠出金収入がなく、事業開始前であることから計上がない。