第97号 - てとてと

編集・発行 2016/10/31
第97号
在宅介護・家事支援センター
名古屋市千種区萱場2-15-25
Tel:052-722-3982
Fax:052-722-3983
E メール:[email protected]
ホームページ http://www.tetoteto.jp
(有)てとてと
第十回公開食養セミナー
健康にこだわり
生活習慣を見直そう
食育サポートあいち
伊世子
先生
平成二十八年九月二十四日︵土︶﹃ ウインク
あいち﹄にて講演会を開催しました。
認知症・うつ予防
あしかりクリニック院長
∼脳と心の栄養セラピー∼
芦刈
認 知 症 と 老化 の 予 防 につ い て 五 つの 視 点 が
重要です。
︵ Ⅰ ︶ 運 動 有 酸 素運 動 、 筋力 ア ッ プ 、柔 軟 性
運動が大事です。
︵Ⅱ︶栄養 重要な点は次の三つです。
①抗酸化︵錆びない︶
活性酸素を除去しよう
②抗糖化︵焦げない︶
A G E ︵糖 化 最 終 生成 物 ︶ を 少な く し よ
う
③抗硬 化︵固ま らな
い︶
全身の 細胞、脳 神経
細胞を柔 らかく、 血管
もしなや かにして イキ
イキとさ せよう。 トラ
ンス脂肪 酸をなる べく
摂らないようにしよう。
具体的 には、野 菜、
魚、バラ ンスのよ い多
す ぎ な い 食 、精 製 さ れ てい な い 糖 質が お 勧 め
で す 。 た だ し七 十 才 を 越え た ら 良 質な 肉 も 重
要になります。
︵ Ⅲ ︶ス ト レ スか ら 解 放さ れ る心 ネ ガテ ィ ブシ ン
キングのストップの訓練・鍛錬、自我の強さ、
徹
先生
自 我理想の創 造、生き 甲斐・使 命感・社 会性の
ある活動をすることです。
︵ Ⅳ︶脳ト レ 楽しいこ とをする 、探す、 自分が
選 ぶ、自分で 作る。人 との交流 。たとえ ば、囲
碁 、将棋、麻 雀は特効 薬、琴、 ピアノ、 カラオ
ケ 、パソコン 教室、お しゃれと 身だしな みを完
璧に、など。
︵ Ⅴ︶医療 病院・診療 所に行っ て、検査 はしま
し ょう。しっ かり自分 で研究し 、治療、 維持管
理に努めることが大事です。
その他、生 活上の工 夫として は、禁煙 、短時
間 の昼寝のす すめ、規 則正しい 就寝と一 日七時
間 の睡眠、よ く噛む、 歯磨きし っかりを 心がけ
ると良いことが診療効果からわかります。
健康生活は免疫力アップから
新潟大 学名誉 教授
安保
現 代社会は 医学や 医療が 進んでい るとい って
も、 病人は増 え続け 、医療 の進歩だ けでは 解決
できないことがわかります。
人 は多くの 能力を 持って いますが 、限界 もあ
りま す。毎日 遅くま で仕事 をして睡 眠時間 を削
るよ うな生活 を続け ている と、つい には病 気に
な って しま いま す。 多く
の 病気 は生 き方 の無 理で
発 症し ます 。忙 しさ や心
の 悩み やそ の他 の原 因が
そ の人 を交 感神 経緊 張に
導 き、 交感 神経 緊張 の体
調 で暮 らし てい ると 、交
感 神経 刺激 は心 臓や 血管
に 負担 がか かる ので 、狭
心症、心筋梗塞、脳出血、
く も膜 下出 血な どの 病気
に つな がり ます 。本 当に
自 分の 健康 を守 るた めに
は自分の生き方に注意を払う必要があります。
あいくるデイサービスだより
︱ある日の会話より︱
スタッフ﹁おはようございま∼す!﹂
Aさん﹁おはよう! あなた何年生?﹂
スタッフ﹁私一年生です!﹂
Aさん﹁へェ、ちょっとふけてるわねェ﹂
スタッフ﹁ちょっとでよかったァ!
ありがとう!﹂
一日の始まりです。
ご利 用者 作詞
﹃て と てと の歌 ﹄
の大合唱
︵田舎のバスの替歌︶
ボランティアの学生さんと1対1の勝負!!
"楽しく、美味しい食事"
ゆっくり よく噛んで
維勢子
在宅介護の開拓から
幕引きまで
てとてと代表
熊代
一介の主婦がまさか経営者になるとは思っ
てもみませんでした。
一九八一年︵昭和五 十六年︶から名古 屋
市の委嘱による寝たき り者訪問看護指導 員
として活動しました。 この経験は後に在 宅
介護・家事支援グルー プを作るにあたっ て
大いに役立ちました。
一九八七年︵昭和六 十二年︶七月、木 原
孝久先生を招いて﹁福 祉の仕事さがし﹂ と
いう講演会を開催しま した。私は参加し た
人達に福祉の仕事作り の基本として①措 置
の公的制度で対応しき れない、多種多様 な
要望を満たすにはボラ ンティア活動では 賄
いきれない②子育て後 の余暇を社会に役 立
てる③生き甲斐として 福祉の仕事に携わ る
との考えを話し、在宅 福祉活動への参加 を
呼びかけました。日常 生活を維持するた め
の、家事・介護を支援 する組織を作るに は
知識と技術が必要であ ると考え、賛同し た
人を対象に、一九八八 年︵昭和六十三年 ︶
十月に介護教室︵六日 間の介護講座と一 週
間の施設実習︶を開催 し、在宅福祉の仕 事
に携わりたい希望者に 会員登録していた だ
きました。シニアハウ スを拠点に周辺の 独
居老人、老人世帯、寝 たきり者等に家事 と
介護を有料で提供しま した。利用者が安 心
してサービスが受けら れるよう質の向上 を
図るため毎月一回の定例会と研修会を行い、
また会員相互の親睦と 意見交換の場作り に
努めました。
仕事として責任をも って継続すること が
利用者のためになるこ とを説き、利用し て
くださる方からはお金 をいただいて、対 等
の立場で活動させてい ただこうと思い、 有
料化を実践しました。 その頃はまだ有料 で
介護を提供す るグループは少な かったもの
です。近い将 来、超高齢者社会 が来ること
だけは判って いましたが、多く の人達は自
分が老いてい くなどと考えても いない頃で
した。高齢化 社会の事を話すと 笑いものに
なったり、福 祉でお金を取るな んてと言わ
れることもあ りました。在宅介 護・家事支
援グループ﹁ てとてと﹂は愛知 県の住民互
助団体として 活動し、一九九六 年︵平成八
年︶四月一日 有限会社にしまし た。二〇〇
〇年︵平成十 二年︶四月介護保 険制度が施
行されるまで 、有料で介護をす ることを理
解していただくには苦労の連続でした。
私は子供の 頃から近所に住む 半身麻痺の
おばあちゃん の所へ遊びに行く のが常でし
た。いろいろ お話をしたり、麻 痺した足に
草履を履く手 伝いをしたり、一 緒に散歩に
出掛けたり、 土手へ土筆を取り に行くこと
もありました 。おばあちゃんに とってはリ
ハビリになり 、私はおばあちゃ んに守り育
てていただい たのだと思います 。在宅福祉
の仕事は今に 始まったものでは なく、子供
の頃から現在に至っていることを感じます。
てとてとの 理念は︵一︶誠心 ︵二︶健康
︵三︶技術で す。心が通じ合え ば信頼関係
が生まれます 。そして、介護者 自身が健康
であれば、誠 心誠意、事に当た ることがで
き、相手の方 に満足してもらえ る良質のケ
アが提供でき ます。同じ立場で おたがいに
尊重し合いな がら信頼関係を大 切にして、
皆様が安心し て心豊かに住みな れた地域で
生活できるよ うにという願いで 、この仕事
をやらせてい ただいてきました 。同時に私
は訪問した家 庭の皆様から、気 持のいい介
護の受け方、 老い方を学ばせて いただきま
した。私自身 、素直で愛される 老人になり
たいと、日々 思う次第です。お かげを持ち
まして足掛け 三十年間地域の方 々に育てら
れ、助けられ て、ここまでくる ことができ
ました。あり がとうございまし た。
感謝
ヘルパーの一言
○日々教えを 乞うて自然体に過 ごせた。
感謝です
︵瀬谷 恵美︶
○ありがとう ございます。こち らで勉強し
た事は私の財産です
︵加藤 龍輔︶
○沢山の方と 出逢い、さまざま な人生を知
る事が出来 ました。楽しかっ たです。あ
りがとうございました。 ︵丹羽 文江︶
○子ども二人 を皆様に育てて頂 き、感謝し
きり!!
︵川口 多津︶
○六十歳から の第二人生はてと てとがすべ
てでした。心より感謝です︵高木 光子︶
○勉強させて いただき有難うご 座いました
︵高田 通子︶
○とても楽し いお仕事をありが とうござい
ました
︵黒澤 千恵︶
○﹁天職﹂に 携わった二十余年 を感謝しま
す
︵稲元 紀代子︶
ヽ ヽ ヽ ヽ
○てとてと取 りあって過ごして 下さったす
べての人々に感謝!! ︵鬼頭 啓子︶
○仕事を通し て多くの事を学び 感謝の気持
ちでいっぱいです
︵佐々木 恵美子︶
○出逢えた仲間に感謝
︵小谷 和枝︶
○制約がある 私を使っていただ いて感謝に
つきます
︵佐藤 敏子︶
スタッフ勢ぞろい
○生活のハリ を与えてくれた介 護の仕事に
感謝
︵中島 務︶
○感謝!感謝 で二十三年間のて とてとから
の旅立ちです!
︵小澤 冨美子︶
○終の仕事が 介護であった事を 感謝します
︵安部 孝子︶
○てとてとに お世話になって十 余年身体の
不調もなく 元気に過ごすこと が出来、本
当に有難う ございました。あ とは無理せ
ず一歩一歩 納得いくように歩 いて行こう
と思っています
︵樋口 規佐子︶
○仕事と仲間 の笑顔に元気をも らいました
︵井戸田 とみ︶
○出会いと経 験の幾多。宝物で す。感謝!
︵増田 淑子︶
○生き方を習 い学ぶ貴い日々に 感謝
︵竹内 光代︶
○出合いと学 びの場を与えてい ただき感謝
です。コロ リをめざし頑張り ます
︵藤田 千津江︶
○色々な経験 をさせて頂き全て に感謝しま
す
︵岡田 文乃︶
○﹁我以外皆 師なり﹂本当にあ りがとうご
ざいました
︵坂本 あけみ︶
○感謝の心で 新しい出発を楽し みたい
︵小崎 たか子︶
○健康生活を 学び、ありがとう ございます
︵村瀬 嘉夫︶
︻編集後記︼
一九九二年︵平成四年︶十月、大好きな
コスモスが咲く季節に第一号を発行しまし
た。走馬灯のようにその時々が思い浮かび
ます。期せずしてコスモスの咲く時期が最
終号となりました。お蔭様の積み重ねの二
十四年間でした。感謝の言葉しか思いつき
ません。ありがとうございました。
︵坂本あけみ︶