平成28年度第2次補正予算の事業執行方針について

Press Release
平成28年10月26日
配布を持って解禁
平成28年度第2次補正予算の事業執行方針について
1.補正予算の概要
平成28年度第2次補正予算については、「未来への投資を実現する経済対策」(平成
28年8月2日閣議決定)に基づき、「1億総活躍社会の実現の加速」「21世紀型のイ
ンフラ整備」「地方の支援」「熊本地震や東日本大震災からの復興や安全・安心、防災対
応の強化」の4本柱について、各項目の実施に必要な経費を積み上げて計上されたところ
です。
◎H28第2次補正予算規模(北陸地方整備局):857億円
(直轄事業 243億円、補助事業等 614億円)
2.補正予算の執行におけるポイント
平成28年度第2次補正予算の執行にあたっては、公共工事の品質確保やその担い手の
中長期的な確保・育成とともに、地域企業の活用にも配慮しつつ、円滑かつ適正な執行に
努めます。
【工事関係】
1)総合評価落札方式タイプの選定
事業を円滑かつ適切に執行するため、二極化した総合評価落札方式において、施工能
力評価型Ⅱ型の適用を拡大
2)一括審査方式の活用
複数の同種工事を同時期に発注する場合、工事の品質確保と受発注者の負担軽減のた
め、提出する技術資料の内容を同一とすることができる一括審査方式を活用
3)自治体実績評価型の活用
当該地域における工事発注状況からみて、競争性を確保することが困難な地域におい
ては、地方自治体の工事成績を評価できる、自治体実績評価型を活用
4)概算数量発注の活用
設計数量が確定していない案件については、概算数量発注の活用
5)適切な工期の設定
工期については、工事の性格、地域の実情、自然条件、建設労働者の休日等によ
る不稼働日等を踏まえ、同工種の過去の類似実績を参考に確認し、工事施工に必要
な日数を確保するなど適切に設定する
6)適切な工期の変更
円滑な工事の推進にあたっては、工事円滑化推進会議における工程調整部会の活
用を図る。工期変更が必要な場合は適切な工期変更に努める。
7)余裕期間制度の活用
余裕期間制度については、柔軟な工期の設定等を通じて、建設資材や建設労働者
などが確保できるよう積極的に活用
8)ICT活用工事の推進
原則、1000m3 以上の土工がある工事(舗装工事を含む)はICT活用工事として推進
9)コンクリート工の規格の標準化
コンクリート工の生産性向上のためプレキャスト製品の活用について、既に発
刊されている「プレキャストコンクリート製品活用事例」などを参考に、積極
的な推進を図る
10)完全週休2日モデル工事の実施
就労環境を改善し、若手労働者の確保・育成に資するため、受注者が安心して完
全週休2日を実施できるよう、発注者が支援する完全週休2日実施支援モデル工事
の試行を行う
【業務関係】
1)ヒアリングの省略
総合評価落札方式(簡易型1:1)に該当する業務のうち、定型的な業務等で、「ヒ
アリングによる業務内容を確認しなくても品質の確保が可能である」と判断できる場
合は、ヒアリングを不要とすることができる。
2)適切な履行期間の設定
品質確保の観点から、必要な履行期間の確保に留意するとともに、履行期限が年度末
に集中することが無いよう平準化に取り組むこと。
【同時資料配付先】
・日刊建設通信新聞社 新潟支局
・建設ジャーナル
・北陸工業新聞社 新潟支局
・日本工業経済新聞社 新潟支局
・産業新聞社 信越支局
・新潟建設工業新聞社
【問合せ先】
国土交通省 北陸地方整備局 企画部
技術管理課長
技術検査官
・日刊建設工業新聞社 北陸総局
・鉄鋼新聞社 新潟支局
・(株)建設速報社
TEL : 025-280-8880(代)
土田 稔
(内線3311)
佐々木 利幸 (内線3124)